料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、「らっきょうの甘酢漬け」の美味しい食べ方をご紹介します。
保存が利いて、1年中いろんな料理に使える
「らっきょうの甘酢漬け」のつくり方をご紹介してから約1か月が経ち、私のらっきょうも食べごろを迎えました。
漬け汁がほんのり飴色になって、そのまま食べると、ぱりっ、しゃきっと、なんともいい食感! ほんのりとした甘みと酸味、塩気も強すぎず薄すぎず、パーフェクト!
時間をかけて美味しさをたくわえてくれたんだなと思うと、愛おしくなってしまいます。
以前の記事で、1か月後にらっきょうの食べ方をご紹介するとお伝えしましたので、参考にしていただけたらうれしいです。
手づくりはもちろん、スーパーなどで買ったらっきょう漬けでも応用可能ですので、ぜひ試してみてください。
そのまま食べても、薬味にしても。
漬かり具合を確かめるためにも、まずはそのままポリポリと食べてみてください。止まらない美味しさです。
そしてらっきょう漬けは、薬味としても大活躍。刻んでカツオなどのお刺身と一緒に食べるのもとても美味しいです。ネギやみょうがのように使えます。
タルタルソースや豚肉の生姜焼きにも
エシャロットや玉ねぎの代わりに使うのもありです。ザクザクと刻んでポテトサラダに入れても美味。
また、刻んだゆで卵とパセリ、みじん切りにしたらっきょうをマヨネーズと合わせてタルタルソースにして、フライなどにかけて食べるのもおすすめ。
豚の生姜焼きにはスライスしたらっきょうを一緒に焼いてみてください。このとき、らっきょうの漬け汁を少し加えると味に奥行きが出ますよ。
麻婆豆腐や夏野菜のトマト煮込みにも
今回つくって美味しかったのが麻婆豆腐。やわらかい豆腐とひき肉の歯ごたえに、刻んだらっきょうを加えるとシャキシャキした食感がプラスされて、とてもいいアクセントに。
それから、私はトマトやなすなどの夏野菜の煮込み料理にも加えます。らっきょうの酸味は、トマトの酸味と甘みを引き立ててくれますよ。
1年中楽しめる保存食「らっきょうの甘酢漬け」。ぜひ自分の好きな食べ方を見つけてみてください。
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