料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、舌も体も喜ぶ「水キムチ」のつくり方をご紹介します。
韓国の発酵食がこんなに簡単につくれる!
水キムチってご存じですか? 韓国料理ではおなじみの、辛味のないキムチのこと。
透き通ったスープが特徴で、韓国冷麺のスープの素としても親しまれています。
驚くほど簡単で漬け時間も短く、誰でもチャレンジできる手軽さがいいところ。しっかり冷やして、毎日いただきたい発酵食品です。
水キムチ
野菜はもちろん、漬け汁が本当に美味しいので、残さず召し上がってくださいね。
冷麺のスープにしたり、冷や汁や酸辣湯にアレンジしたりするのもおすすめです。
<材料(つくりやすい分量)>
・玉ねぎ…1/2個
・きゅうり…2本
・しょうが…1片
・にんにく…1個
・砂糖…小さじ1
・塩…小さじ1
・水…400cc
<つくり方>
1. ファスナー付きビニール袋に水と塩、砂糖を入れる(ボウルの中でビニール袋のファスナーを開いて材料を入れると簡単にできる)。
2. 玉ねぎは5㎜厚さにスライスし、きゅうりは輪切りにする。しょうがは細切り、にんにくは薄切りにする。
3. 材料すべてを1のファスナー付きビニール袋に入れ、砂糖と塩を溶かすように揉む。ファスナーをしっかりと閉じて常温で1〜2日置き、小さな泡が出て発酵してきたら食べごろ。
<ポイント>
常温で発酵させたら、冷蔵庫で保存して1週間を目安に食べ切りましょう。
きゅうりや玉ねぎのほか、大根やプチトマト、人参、みょうがなど、いろんな素材でつくることができますよ。
唐辛子を入れると少し辛味とすっきり感が足されます。また今回、砂糖はきび糖を使っているので漬け汁が薄い茶色をしていますが、上白糖を使うと透明になります。
昨今の発酵ブーム、おうちでこんなに手軽に発酵食品がつくれるのは嬉しいですよね。暑い毎日に、ぜひ取り入れてみてください。
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