「うちはロボット掃除機を置いても、使い物にならないと思うんです……」
いきなりこう語るのは、ROOMIE編集部のタナカ。話を聞くと、家の床掃除担当としてはロボット掃除機を導入したい気持ちはあるものの、子どもが2人いることで常時おもちゃが散らかっていたり、床に食べこぼしがあってちょっと吸引したくらいではとれなかったりするだろう……と考えているようなのです。
そんなタナカが、今回お試ししてみることになったのがRoborock(ロボロック)のロボット掃除機。「掃除に、知性を。」をコンセプトに、日本の住環境にあった掃除を追求した「Roborock S7 MaxV Ultra」というモデルです。
国際的な賞も受賞した「Roborock S7 MaxV Ultra」

Roborock S7 MaxV Ultra(画像提供:Roborock)
Roborockは、さまざまな家庭のニーズに応え、生活をより快適にすることを理想に掲げて2014年に設立。以来、ロボット掃除機や掃除機の開発・製造を続け、特にハイエンドモデルの販売台数が世界的に伸びているブランドです。
なかでもこの「Roborock S7 MaxV Ultra」は、家電大賞2022-2023のロボット掃除機部門で銀賞を獲得。国際的なプロダクトデザイン賞「Red Dot Design Award 2022」も受賞するなど、機能もデザインも高く評価されているモデル。
機能が充実した最新のロボット掃除は、すごく大きいというイメージがあったので、うちには置けないだろうと選択肢から外していました。でも、置いてみるとうちのリビングにも意外と馴染んでいますよね。マットなブラックの落ち着いたデザインもカッコよくて、気に入りました。(タナカ)
先進テクノロジー満載で、吸引掃除も水拭きも超パワフル!
「Roborock S7 MaxV Ultra」は、床の吸引掃除と水拭きができる2in1ロボット掃除機。フローリングやカーペットなどの床材を問わず、裏面にある3D稼働メインブラシがゴミやほこり、微細なハウスダストまで取り込み、5,100Paという高い吸引力で吸い込みます。

5,100Paの吸引力で超パワフルにゴミを吸い込む。
うれしいのが、家具などへの接触がソフトなこと。ガツンとぶつかったりしないので、大事な家具のまわりやお気に入りの壁紙を貼った壁際の掃除も安心です。ソファやチェストの下もスイスイと走り、しっかりときれいにしてくれます。

ソファの下などもスイスイと入り込んできれいにお掃除してくれる。
今まではコードレスのスティック掃除機を使っていましたが、落ちているほこりや髪の毛が吸えれば、細かなチリなどによる多少のザラザラ感は残っても仕方ないとあきらめていたんです。
でも、Roborock S7 MaxV Ultraで掃除をしたあとは、裸足で歩いても小さなゴミくずが足裏につかなくなって、すごく快適。正直、ビックリしました。
しかも、「サイレントモード」などの動作音が静かなモードに設定すれば、夜中でも問題なく稼働できます。タナカも「仕事中に掃除してもらっていても、あまり気にならないほどでした」と話します。

高速振動と高加重のモップでしっかり水拭き。これが「サラサラの床」につながっている。
もちろん、水拭きもパワフル。最大毎分3,000回高速振動するモップを搭載しており、汚れの程度に合わせて「ソフト・標準・強力」の3つのモードが選択可能。人が体重をかけて雑巾がけをするように600gという高加重で、こびりついた汚れもしっかりと落とします。
これまで水拭きというルーティンは我が家にはなくて、子どもの食べこぼしなどをスポットで拭くぐらいしかしてこなかったんです。だから、床がサラサラしているとこんなに気持ちがいいんだって、今回初めて知りました。
吸引と水拭きができる2in1だと「モップがカーペットやラグを濡らしてしまうのでは……」と不安になりますが、その心配も無用です。
毛足が4mm未満のカーペットなら、カーペットを自動で検知してモップをリフトアップする機能が活躍。ただリフトアップは5mmまでなので、4mm以上のカーペットのときは進入しないように回避するモードもちゃんと搭載しています。

カーペットを検知してモップをリフトアップ。

カーペットの上では吸引のみをおこない、水拭き機能で濡れることはありませんでした。
3way全自動ドックで、モップ洗浄と給水、ゴミ収集までお任せ!
さらにすごいのが、3way全自動ドックにはモップ洗浄と給水、ゴミ収集が全自動でおこなえる機能を備えているので、手でモップを濡らして絞ったり、外して洗ったりといった手間が一切不要なこと。

掃除が終われば自分でドックに戻り、ゴミ収集やモップ洗浄、給水を勝手にやっておいてくれる。
「Roborock S7 MaxV Ultra」のドックは、水拭き終了時にモップを自動で洗浄。毎分600回転するブラシがモップの汚れをきれいにします。
また、水拭き中にもドックに戻ってモップ洗浄をするように9段階(10~50分の5分間隔)で時間を設定することも可能です。こまめに雑巾を絞るように定期的にモップを洗浄できるということなので、汚れたモップをそのままにして汚れを床に塗り広げる事態を避けられます。

ドックの清水タンクに水を入れておけば、それを使ってロボット掃除機本体への給水やモップ洗浄をしてくれる(画像提供:Roborock)。
また、ダストボックスのゴミはドック内の紙パックに収集されますが、この紙パックは2.5Lの大容量。交換は60日(※1)に一度で済むというのだから驚き。
紙パックは0.3μmまでの微粒子(花粉など)を99.7%吸引し、排気を清浄化。交換するときにほこりが舞い散ることもありません。
ダストボックスに溜まったゴミを片付けるのは、けっこう手間ですよね。紙パックの交換が60日(※1)に一度でいいというのは、余計なストレスがかなり軽減されそうです。
見て、判断して、避ける。「掃除に、知性を。」ってこういうことか!
床にモノが多い家では「ロボット掃除機は宝の持ち腐れになる」と思っていたというタナカ。かくいうタナカ家は、子どもが2人いることもあり、床にはおもちゃや学校で使う道具など、何かしらがいつも転がっている状態です。
子どもはいくら言っても床にモノを置きっぱなしにするし、そこはもうあきらめてます(苦笑)。でも、ロボット掃除機をかけるために片付けや掃除をしなくてはいけないなら本末転倒だし、せっかくの機能も我が家では生かしきれないのはもったいないと思っていたんですよね……。
そんなタナカの心配を払拭するのは、「Roborock S7 MaxV Ultra」が備える2種類のカメラ。顔認証技術の原理を活用したストラクチャードライト&カメラと、画像から物体の特徴を捉えるRGBカメラをかけあわせた先進の識別テクノロジーで、障害物を避けながら(※2)最短ルートを選択して掃除をします。

家具やおもちゃ、その他いろいろなモノが散乱していても、適切に避けて(※2)できる限りの床掃除をしてくれる。
「見て、判断して、避ける(※2)」が自分でできるなんて、ほとんど人間並みの認識力。「掃除に、知性を。」をコンセプトに掲げる理由がここにもあるのですね。
独自のアルゴリズムとAIで部屋の環境を学習し、往復する回数が最少になるように走行するため、掃除は短時間に。24種・32個のセンサーが連携し、カーペットや敷居の有無、家具や壁なども検知します。
また、毎分300回転するLDSレーザーセンサーで、室内を素早く正確に把握。実際の間取りとの一致率が99%(※3)というのは頼もしい限りです。
専用スマホアプリを通じて最大4枚までのマップを記憶、最大10カ所の進入禁止エリアなどが設定できます。

スマホで自由自在に操作でき、現在の掃除状況も一目でわかる。
遊び心と安心感で、掃除をもっと楽しいものにしてくれる!
さらにこのカメラは、頼れる見守りカメラとしても活躍してくれます。カメラを通してスマホで部屋の様子をリアルに映してくれるだけでなく、リモート操作で本体を動かして留守番中の子どもやペットの様子を確認することも可能。内蔵マイクで双方向通話することもできます。

ロボット掃除機のカメラを通してペットの様子を確認することもできる(画像提供:Roborock)
小学生の長女がひとりで留守番をするときもありますし、まだスマホを持たせていないため、部屋の様子を確認するだけでなく会話もできるというのは、すごく安心できますね。
また、タナカ家の子どもたちが気に入ったのは音声アナウンス。掃除をはじめるときなどの音声案内のパターンはいくつか内蔵されていますが、タナカ夫妻は関西出身ということもあって「関西弁の女性」を選択。
スマホで清掃モードをオンにすると、元気な声で「掃除をはじめるで!」と言われるので、すごくほっこりします(笑)。幼い次女は、はじめはロボット掃除機を少し怖がっていたのですが、この声にしてからはおもしろがって、掃除を催促されることもあります。
これまでは仕方なくやっていた床掃除が、大人にとっても子どもにとっても「掃除=楽しいこと」に変わったとか。「Roborock S7 MaxV Ultra」を試すうち、いつしか「ロボット掃除機はうちには向かない」という考えは消えていったそうです。
Roborockは選べるモデルがほかにも! 自分に合う1台がきっと見つかる
Roborockには、「Roborock S7 MaxV Ultra」の他にも、家族構成やライフスタイルに合わせて選べるモデルが多数ラインナップしています。たとえば以下の2タイプも高性能で使いやすい人気のモデルです。
スマート自動ゴミ収集ドックを備える「Roborock S7+」

Roborock S7+(画像提供:Roborock)
「Roborock S7+」は、進化した水拭きと強力な吸引掃除を両立できる1台。
最大毎分3,000回で高速振動する水拭きモップでこすりながら、皮脂や花粉、コーヒーなどのしつこい汚れまで強力に除去します。
また、この機種にもモップのリフトアップ機能があり、水拭き中にカーペットを検知するとモップが自動的に5mmリフトアップして、吸引掃除のみに切り替わります。
毛足が4mm以上の長いカーペットの場合は、「Roborock S7 MaxV Ultra」と同様に、カーペット回避モードを選択すると、カーペットへの進入を防げます。
さらに、このモデルも約60日分(※1)のゴミを自動で収集。水洗い可能なサイクロン式と、ホコリの舞い散らない紙パック式の2通りから収集方法を選べます。

画像提供:Roborock
ミドルクラスでは驚きの4,200Paの吸引力を誇る「Roborock Q7 Max」

Roborock Q7 Max。上が黒で、下が白(画像提供:Roborock)
「Roborock Q7 Max」も2in1モデルですが、特筆すべきは吸引力の高さ。ミドルクラスとしては驚きの4,200Paの吸引力を実現しています。
高精度レーザーセンサーにより、効率よく部屋をきれいに。また、アプリで30段階の水量調整ができるため、床の状況に応じた繊細な水拭きを実現します。
470mlの大容量ダストボックスと水タンクが一体化しているので、一度にお手入れが済ませられるというメリットもあります。
自分たちの住まいに寄り添ってくれるRoborockを見つけよう
ロボット掃除機の使い心地の良さと、掃除を経て得られる「サラサラの床」の快適さに、「もっと早く導入しておけばよかった」とタナカ。それぞれの住まいに合ったロボット掃除機があるということを、「Roborock S7 MaxV Ultra」を試して実感したようです。
自分の暮らしに寄り添ってくれるロボット掃除機を使ってみませんか?
※1 部屋の環境などにより、収集できる日数は変わります。
※2 障害物の認識精度は環境要因によって異なる場合があります。100%の認識・回避を保証するものではありません。幅5cm高さ3cm以上の物体を回避します。
※3 Roborock調べ。
Photographed by Hiroki Obara