年々進化を続ける「お掃除家電」。さまざまなモデルが登場していますが、掃除のやり方自体は昔と変わらなかったり、掃除の効率化につながる機能が十分ではなかったりして、床掃除のストレスはあまり変わっていないのではないでしょうか。
そこで、テクニカルライターであり、ハウスクリーニングアドバイザーの資格を持つ私(小暮ひさのり)が、「掃除機がけのコツ」をお伝えすると同時に、「効率のいい掃除につながる賢い掃除機」をご紹介します。
部屋を効率よく(=ラクに)キレイにするにはコツがある
「掃除機なんてどうかけても同じでしょ」などと思われるかもしれません。しかし、掃除機を正しくかけたのとそうでないのとでは、掃除の仕上がりは大きく変わります。掃除のクオリティを高め、効率よく(=ラクに)キレイを手に入れるコツがあるんです。
最初のステップとして大事なのは観察と順序付け、そして整理。最初に部屋全体を遠目から眺め、掃除の順番をイメージしてから作業をはじめます。
そして、部屋の掃除の基本は上から下へ。棚の上などは先にモノを整理してから、ワイパーやコードレスのハンディ掃除機で細かなホコリやチリを掃除していきます。
床掃除も順序が大事。掃除機は部屋の奥から部屋の入り口へとかけていく順序がオススメです。掃除し終えた場所を歩かずに済むので、ホコリの舞い散りや再付着も防げるからです。

ソファの下もホコリが溜まりやすい場所なので入念に。
また、ホコリは部屋の隅や家具の下へと吹き溜まっていく特性があるので、これらの場所へのアプローチは入念に。これはハウスダスト・アレルギー対策としても大事なポイントです!
また、フローリング、畳、絨毯などさまざまな床材が入り交じる日本の家庭の掃除機には、吸引力に加えて効率よくゴミをかき出す力が求められています。

フローリングや畳は目に沿って掃除機をかけていくと集塵効率がアップ!
これには掃除機のヘッドをしっかりと床に密着させることが大事。素早く押し引きするのではなく、ゆっくりとかけるほうが労力も少なく、効率よくゴミを取ることができますよ。
ちょっとしたコツですが、これらを実践するのとしないのでは、掃除の仕上がりは段違い。「キレイを維持」するためにも、ぜひ試してみてください。
効率のよい掃除を叶えるコードレス掃除機とは?
基本的な掃除のコツをいくつか紹介しましたが、これらをすべて意識して、色々考えながら掃除するのは結構大変ですよね。でも、実は使うだけで勝手に「効率のいい掃除」につながる掃除機もあるんです。
私が今、注目する1台。それがShark(シャーク)のコードレス掃除機「CleanSense iQ+」です。
最新のセンサーテクノロジーを搭載した、「楽に徹底的にキレイに」を実現する、まさに「賢い」コードレス掃除機。高い吸引力に加えて、最新のテクノロジーで構成されたヘッドと本体は、軽快な掛け心地を実現しています。
自動ゴミ収集ドッグによって、充電と毎回のゴミ捨てという掃除をはじめるときの億劫さからも解放してくれる、「掃除のトータルコーディネーター」といえる存在です。
実際に使ってみると、理にかなった掃除へのアプローチと、「賢さ」という新しい掃除機の能力には納得の二文字。もちろん、スティックとしてもハンディにも使える 2in1タイプです。
これはコードレス掃除機に訪れるべくして訪れた進化であり、掃除機がけを効率化してラクにする最短ルート。そう確信できるほどの仕上がりだったのです。
「賢い」掃除機CleanSense iQ+が備える4つのセンサー
「CleanSense iQ+」の掃除の特徴を一言でいうと「賢い!」です。
センサーによって状況やゴミを検知・判断。掃除機自体が「どうすればキレイに掃除できるのか?」を理解して、賢く掃除してくれるレベルに達したんだと感心させられました。
部屋の角を識別して、自動で吸引力をアップ!
例えば掃除のコツとして紹介した、ゴミの溜まりやすい部屋の隅。
掃除として大事な場所ながらも、掃除しにくく何度も掃除機を当てる必要がありますが、「CleanSense iQ+」ではこの問題を解決する「エッジセンサー」を搭載。
壁際や部屋の角を識別して、自動で吸引力を最大2.5倍までアップするんです(※)。ポイントとなる壁際や部屋の隅のゴミも、一度のアプローチでしっかり吸いきってくれるので、掃除の時短にもつながります。
※自社テストによる。エコモード時の吸引力との比較。
汚れに合わせて吸引力を自動調整してくれる
効率的な掃除には、ゴミや汚れに合わせて吸引力を調整することができるとベスト。これを自動でやってくれるのが「iQセンサー」。
ゴミの多いところではハイパワーでしっかりと吸引。ゴミの少ないところではパワーを抑えてバッテリーを長持ちさせるなど、普通に掃除するだけでも、自然と効率的なお掃除になるんです。
センサーは非常に優秀で、カーペットなどに隠れた目に見えないゴミも検知しますし、ヘッド部分とハンディ部分の両方のスクリーンでゴミの量(=吸引力)を可視化(緑:ゴミ少ない/オレンジ:ゴミ中位/赤:ゴミ多い)してくれるのもポイントですね。
「かけはじめは赤色でゴミの量が多かったのに、緑色になった!」と、キレイに掃除できたことが視覚的に伝わるのは、モチベーションアップにもなりますよ!
床材を見極めてブラシの回転スピードを自動調整
ゴミの量に応じて吸引力を自動調整するiQセンサーに加え、フローリング、カーペット、畳などの床材を見極めてブラシの回転スピードを調整する「フロアセンサー」も搭載。
たとえば、ゴミの残りやすいカーペットにさしかかると、まるで意志を持ったかのように回転スピードをアップ! パワフルにゴミをかき出してくれます。
周囲の暗さを検知して自分で点灯
明かりの少ない階段の踊り場、ウォークインクローゼットなど、室内には昼間でも暗めのスペースはありますよね。
こうした暗がりでは、どの程度ゴミがあるのか、ちゃんと掃除できているか判断できません。そんな時に活躍するのが「ライトセンサー」です。
周囲の明るさを検知して、暗い場所ではヘッドライトを明るく調整。掃除箇所周辺を照らし、隠れたゴミやホコリも見えるようにしてくれるので、掃除しやすくなり、取り残しも防げるのです。
「CleanSense iQ+」は、これら4つのセンサーを使って掃除機自体が賢く最適な掃除アプローチを取ってくれるんです。掃除機はただゴミが吸えればいい、という時代は終わったのかもしれません。
これは便利! 掃除効率化につながるボディ設計
機能面やボディの設計でも、素晴らしいアイデアと技術が詰め込まれています。
見てください。ボタン1つでパイプが曲がる「FLEX機能」、すごくないですか? これなら家具の下も、無理のない姿勢でお掃除できます。
家具の下は掃除のコツとして挙げたように、特にゴミやホコリが溜まりやすい場所。しかし掃除機をかけにくい場所でもあるので、こうした冴えた解決法が用意されているのは、さすがとしか言えません。
しかも、家具下をのぞきこまなくても(ハンディ部分の)iQセンサーでゴミの有無を確認することもできます。ゴミがなければ吸引力も上がらず、ランプも変わりませんから、さっさと次の箇所の掃除に移ることができるのです。
ヘッドのローラーも特徴的。
パワーフィンとソフトローラー、この2種類の素材を組み合わせたShark独自のヘッド構造「ハイブリッドパワークリーン」は、大きなゴミから小さなホコリまで、オールマイティーに対応。
隙間なく床へ密着することで、部屋の隅やカーペットに潜むゴミも効率よくかき出してくれるんです。
また、これまでのブラシローラーと違って、髪の毛が絡みにくいのが最高です! メンテナンスの手間が圧倒的に減るので、髪の毛の長い方やペットを飼っている方には特にオススメですね。
握りやすい形状で、ハンディ掃除機としても使いやすいのも便利なポイント。
棚やテーブルの上を掃除するときにも利用できるので、掃除のはじまりから終わりまで、この1台だけで済ませられます。付属のノズルを装着しなくてもハンディ形態で利用できるのも、よく考えられていますね。
たとえば「掃除の途中、机の上のゴミに気がついた……」といったこともあると思います。このときノズルなどのアクセサリーを取りに戻らずとも、素早くハンディクリーナーとして吸引可能なので、掃除の手を止めません。
掃除機がけが億劫に感じてしまうのは、ゴミ捨ての面倒さもありますよね。
吸引力を保つためにはダストカップがいっぱいになる前に、こまめにゴミ捨てをすることが理想的です。このストレスをほぼゼロにしてくれるのが、「CleanSense iQ+」に備わった自動ゴミ収集ドック。
掃除が終わったらドックに装着。本体の充電と同時に、ダストカップに溜まったゴミを自動でドックへと回収してくれるんです。
掃除頻度によっても異なりますが、約30日分(※)のゴミをドックに溜めておくことができます。しかも紙パック不要で経済的! ダストボックスのハンドルを引き上げて中のゴミを捨てるだけでOKです。
※30日分に相当する容量は部屋の状況、掃除頻度および広さによって異なります。
掃除機にゴミが溜まりっぱなし。という方は、ぜひこの自動ゴミ収集ドック付きの「CleanSense iQ+」を選んでください。掃除の楽しいところだけ、気持ち良いところだけを手に入れられます。
一方で、毎回のゴミ捨ても手間じゃない方は、自動ゴミ収集ドックなしの「CleanSense iQ」を選んでもいいですね。Sharkのスティッククリーナーは、ボタン1つでダストカップが大きく開くので、手動のゴミ捨てでもラクですよ。
賢さを備えた掃除機があれば、掃除はぐっとラクになる
このように、「CleanSense iQ+」には、掃除のコツを抑えた賢い機能と、便利な機能が満載。このコードレス掃除機を選ぶことで掃除の効果はさらにアップするとともに、掃除にかかる時間も短縮できると感じました。

シックで落ち着いた4つのカラーバリエーション(画像提供:Shark)。
ラインナップとしても、自動ゴミ収集ドック付きの「CleanSense iQ+」とドックなしの「CleanSense iQ」が用意されていて、共にライト系・ダーク系の2カラーから選べます。
部屋のインテリアにもマッチしやすいデザインとカラーで、「見せる家電」として、常に手の届くところに置ける(=すぐに取り出して掃除できる)。これもまた、清潔な環境を作るために大事なポイントと言えますね。
そんな毎日の床掃除から、ちょっと汚れたときのスポット掃除まで。
賢さが詰め込まれたシャーク会心のフラッグシップモデル、「CleanSense iQ+」「CleanSense iQ」によって、部屋の掃除はこれまで以上にラクに、キレイに、快適に。
より心地よい暮らしを実現できること、間違いありません。
Photographed by Kenya Chiba