標準体型の大人が2人で寝られる、ダブルマットレス。幅の広いベッドに1人でゆったり寝たい人にもおすすめ。
2人で使う場合は「揺れ」を考慮することが大切。ポケットコイルや、低反発などの揺れにくい素材を選べば、寝返りのときに相手の振動が伝わりにくいです。
今回は睡眠健康指導士の田口里奈さんが、ダブルマットレスの選び方をわかりやすく解説します。また、編集部おすすめのダブルマットレスをランキング形式でご紹介。記事終盤には気になるQ&Aも用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
睡眠健康指導士・インテリアコーディネーター
田口里奈さん
医療従事者として働きつつ、これまでに300件以上のインテリアコーディネートを行う。医療的知識も取り入れ、睡眠の質、生活の質を上げる論理的なコーディネートを提案している。睡眠/健康/暮らし系ライターとして大手検索サイト内等での記事作成やウェブメディア記事の作成協力も行う。
HP:https://www.med-interior.com/
インスタグラム:@rin_interior_sleep
ダブルマットレスとは。どんな人向き?
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ダブルマットレスは、2人で寝ることを想定して作られたマットレスです。サイズはセミダブルとクイーンの間。ワイドな1人用マットレスのセミダブルよりも20cm幅が広く、クイーンよりも20cm狭い、幅140cm×長さ195cmのマットレスです。
向いているのは、普通体型の方が2人で寝る場合。また、1人でもゆったりと寝たい方に向いています。
2人でぴったりのサイズ感のため、大柄な方や寝返りをよく打つ方がいる場合は窮屈に感じるかもしれません。
寝返りのしにくさは睡眠の質の低下の原因になるため、2人でゆったりと寝たい方は、クイーンを検討するとよいでしょう。
サイズ | サイズ(横幅×長さ) |
---|---|
シングル | 97cm × 195cm |
セミダブル | 120cm × 195cm |
ダブル | 140cm × 195cm |
クイーン | 160cm × 195cm |
キング | 180cm × 195cm |
シングル2台とダブル、どっちを選べばいい?
2人用のマットレスを探す際、ダブルにするかシングルを2台にするかで悩む方もいるでしょう。お部屋の広さやマットレスの好みに合わせて、どちらにするかを検討するのがおすすめです。
ダブルのメリットは、省スペースなこと。シングルを2台置くよりも、お部屋が狭くなりません。デメリットは、マットレスの好みが分かれると、どちらかの妥協か必要になること。また、振動が伝わりやすい素材の場合は相手の揺れが気になることがあります。
シングルを2台並べて使う場合は、寝返りのときに相手の振動が伝わりにくく、快適に寝やすいです。ただし、ダブルよりも高額な傾向があります。また、幅が広いため狭い部屋の場合は、設置スペースを考慮する必要も。
必要な部屋の広さは? 2人用ベッドの快適な配置
2人用のベッドは、両サイドから出入りできるよう配置すると使いやすいです。目安として、両脇に30~40cmくらいのスペースがあれば大丈夫です。
また、小さめのお部屋に設置する際、壁に寄せて出入りを片側にすることもありますが、このとき窓に注意してください。窓ガラスの結露により、マットレスの劣化を早めてしまう恐れがあるので、窓から30~40cm離すのが好ましいです。
まずは知りたい!自分に合ったマットレスの条件
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マットレスは、「硬さ」が自分に合っているかが重要なポイントになります。
最初のチェックポイントは、「立っているときと同じ姿勢を、寝たときにキープできるかどうか」です。たとえば、パッと仰向けに寝転んだときにふわりと包み込まれるようで気持ちがよいと感じたとしても、マットレスが柔らかすぎて、お尻付近が極端に沈んで体が「くの字」になると、寝返りが打ちづらくなり腰痛や肩こりの原因になる可能性も。
逆にマットレスが硬すぎると、仰向けに寝たときに腰とマットレスの間に隙間ができ、体圧が分散されずに体に負担を与えてしまいます。横向き寝も同じく、背骨がまっすぐにならないマットレスは、あなたの体に合っていません。
2人で使用する場合は最適な硬さが異なることもあります。その時は、シングルを2つ並べて使うことも検討するとよいでしょう。同じ高さのマットレスであれば、隙間パッドを使ってマットレス同士を結合させることもできます。
ダブルマットレスの選び方
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ここからは、ダブルマットレスの選び方のポイントを5つに絞って解説。
1.価格
2.素材と構造
3.厚さ
4.硬さ
5.メンテナンスのしやすさ
1.【価格】1万円台から10万円超まで
ダブルマットレスは、1万円台の安価なものから、10万円を超える高級品まであります。価格と耐久性はある程度比例します。短期間の使用であれば安価なものでもよいですが、長く使うつもりであれば、ある程度奮発したほうが結果的にコストパフォーマンスは高くなります。
また素材に関して、低価格帯はウレタン素材が主になりますが、価格が上がればウレタンに加え、ポケットコイル、ボンネルコイル、ファイバー、ラテックスなど、様々な素材から選べるようになります。以下ではダブルマットレスの価格ごとの特徴をご紹介。
・1~2万円
この価格帯は耐久性が低いので、短期使用に向いています。素材はウレタンが中心となります。ウレタンは、硬さも高反発と低反発があり自分の好みに合ったものが選べます。
・3~5万円
睡眠の質の満足度が上がってくるのが、この価格帯からです。「人間工学に基づいた設計」など、体への負担を考慮した商品が選べるようになります。
・5~10万円
長く使いたいなら、このあたりの価格帯から選ぶとよいでしょう。引越しの予定が無い、お気に入りを見つけて10年以上使いたい、などの方に向いています。耐久性が高いので寿命が長く、品質もよいのでしっかりと眠れます。
・10万円以上
老舗メーカー、有名ブランドのマットレスは10万円を超えてくるものがあります。高級ホテルの客室でも採用されるマットレスもあり、あらゆる体型の方が満足できる品質。
2.【素材と構造】6タイプのメリット・デメリット
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マットレスの素材・構造は、主に以下の6つのタイプがあります。寝心地、寝返りのしやすさ、通気性、価格などを考慮して注目してみましょう。
また、2人用で使う場合は、就寝時間が違う、夜中のトイレの回数が多い、寝相が悪いなどに備え、揺れにくいマットレス選びが必要です。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ポケットコイル | コイルは一つずつ不織布で包まれ ており、それらが全体に敷き詰め られている。柔らかな寝心地。 |
・体へのフィット感がよい ・寝返りの振動が少ない |
・価格が高め ・体重が重いと沈み込む可能性も |
ボンネルコイル | コイルをすべて連結させ、全体を つなげてひとつにまとめている。 硬めの寝心地。 |
・寝返りが打ちやすい ・通気性がよい |
・寝返りの際の揺れやきしみ音が気になることも |
低反発ウレタン | 人が寝るとゆっくりと沈み込み、 ベッドから出ると元の形状に戻る。 |
・フィット感がよい ・寝返りの振動が少ない |
・寝返りがしにくい ・通気性が低く、熱がこもりやすい |
高反発ウレタン | 圧力に対して反発する力が強く、 人が寝ても沈み込まずに体を支え てくれる。 |
・硬さがあるので寝返りしやすい ・低反発ウレタンより耐久性が高い |
・反発力が強すぎると硬いと感じる人もいる。 |
ファイバー | ポリエチレンやポリエステルをフ ァイバー(繊維)状にして編み込 んでつくられている。 |
・通気性がよいので夏でも快適 ・丸洗いができる ・硬めなので寝返りが打ちやすい |
・薄めのものが多く、底つき感があることも ・通気性がよく冬が寒いことも |
ラテックス | ゴムの木から採取された樹脂を原 材料にしたマットレス。 |
・体圧分散性&耐久性に優れる ・天然ゴム100%の場合はダニやバクテリアなどが発生しづらい ・天然素材なので廃棄時に燃やしてもダイオキシンが発生しない。 |
・非常に重い ・高額 ・ゴム臭を感じることも |
コストパフォーマンス重視ならウレタンがおすすめ。硬い寝心地が好みなら高反発、柔らかい寝心地が好みなら低反発を選ぶとよいでしょう。
2人で使用する場合は、寝返りした時の揺れを考慮することが大切。ポケットコイルや低反発ウレタンは相手への振動が伝わりにくいです。ベッドへの出入りや寝返りの際に振動が伝わりにくいので、相手を起こしてしまうのを防ぐことができます。
ボンネルコイルは、コイルがつながっているため、振動が伝わりやすいです。2人で使用する場合は、ベッドへの出入りや寝返りするときに、揺れやきしみ音が気になりやすいので注意が必要。
ファイバーは通気性が抜群。2人で寝る時も通気性がよいため、夏でも快適に過ごしやすくなりますよ。なお、素材・構造を通気性の高い順に並べると、以下の通り。
ファイバー ◎通気性を重視する方におすすめ。
ボンネルコイル
ポケットコイル
ウレタン、ラテックス
3.【厚さ】素材によって異なる、底付き感のない厚み
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マットレスの厚みが薄いと、厚みが足りない底付き感を覚えることがあります。体重が重い人は沈み込みやすいので、その分しっかり厚みがあった方がよいということになります。理想的な厚みは素材によって異なります。以下の厚みを目安にしてください。また、厚みにはベッドに出入りしやすい高さが気になる人も、注目するとよいでしょう。
・コイル:25cm以上
・ウレタン:10cm以上
・ファイバー:5cm以上
・ラテックス:8cm以上
4.【硬さ】ニュートンとは? 硬め・柔らかめが向いている人
ウレタンマットレスを選ぶ際、スペック表などにニュートンの値が書かれていることがあります。これは硬さや反発力の単位。数値が高いと硬め、低いと柔らかめということになります。
110ニュートン(11重量kg)以上 | かため |
75ニュートン(7.5重量kg)以上110ニュートン(11重量kg)未満 | ふつう |
75ニュートン(7.5重量kg)未満 | やわらかめ |
参考:消費者庁
ただ、この数値だけで硬さを比較することはできません。なぜなら、ウレタン以外のカバーなどでも硬さの印象が変わるからです。数値を気にしすぎるより、メーカーがだしている「柔らかめ」「硬め」などの説明を優先させる方がいいでしょう。
また、仰向け寝か横向き寝かで最適な硬さは、異なります。仰向け寝であれば、体は比較的フラットのため硬め向き。一方、横向き寝の場合は肩や腰などで凹凸が大きくなるので、柔らかいフィット感がないと背骨がまっすぐになりません。自分は、仰向け寝なのか横向き寝かなのかは、寝付きの際の姿勢で判断してください。
【硬めが向いている人】
・仰向け寝の方
・体重が重めの方
・腰痛が気になる方
【柔らかめが向いている人】
・横向き寝が主な方
・体重が軽めの方
・女性や筋肉質など体の凹凸が大きい方
5.【メンテナンスのしやすさ】洗いやすいのはファイバー
マットレスを清潔に保ちたい方は、洗えるマットレスを選ぶとよいでしょう。また、一緒に寝ていたお子さんがおねしょで汚してしまっても、手軽に洗えれば楽ですよ。
最も洗いやすい素材はファイバーです。シャワーで丸洗いでき、洗剤を使うこともできます。また、通気性もよいので乾かすのも簡単です。
他にも一部ウレタン素材で洗える商品はありますが、洗いづらかったり、洗うことで劣化が早まったりすることがあります。ファイバー以外に関しては、吸水性の高い敷きパッドや、必要に応じておねしょシーツ(防水シーツ)を併用するとよいでしょう。
また、折りたたみマットレスなら、立てかけやすく干すのが簡単。安価なものは耐久性が低い傾向がありますが、メンテナンス性重視なら検討してもよいでしょう。
ダブルマットレススおすすめランキング12選
ここからは編集部によるダブルマットレスのおすすめランキングをご紹介。田口里奈さんにお聞きした選び方、人気・コスパなどを評価のポイントとしました。
順位 | 商品 | 価格(税込) |
---|---|---|
1位 | GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス | 28,980 |
2位 | アイリスプラザ 高密度ポケットコイルマットレス PKMTN-D | 15,998 |
3位 | 西川 アフィット NC27336664BE | 24,260 |
4位 | New コアラマットレス ダブル | 85,600 |
5位 | タンスのゲン ボンネルコイルマットレス | 18,999 |
6位 | モットン 高反発マットレス | 59,800 |
7位 | フランスベッド TW-100α | 71,973 |
8位 | シモンズ ビューティーレストプレミアム ゴールデンバリュー | 225,500 |
9位 | エアウィーヴ スマートZ01 | 110,000 |
10位 | ニトリ ダブルマットレス( NスリープハードH1-02CR VH) | 66,900 |
11位 | 無印良品 高密度ポケットコイルマットレス | 79,900 |
12位 | サータ ペディック65アニバーサリーDX | 100,000 |
※価格は執筆時現在のもの。Amazon・楽天を参考に記載
1位:GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス
低価格でコスパが高い! 予算を抑えたい方に
ポケットコイルなので振動が伝わりにくい。また、マットレスの外周に強度の高いコイルが敷き詰められているので、ベッドの端によく座る方も安心。低価格でコストパフォーマンスが高く、予算を抑えたい方におすすめです。
重さ | 31kg |
構造・素材 | ポケットコイル(コイル713数個)・高反発ウレタン |
厚さ | 20cm |
硬さ | やや硬め~硬め |
2位:アイリスプラザ 高密度ポケットコイルマットレス PKMTN-D
コイルだけど、表面が柔らかい
表面が2層のウレタン構造で、コイルの硬さが気になる方にも優しいクッション性がある。ダブルサイズのポケットコイルマットレスで、1万円台というコストパフォーマンスに優れた商品。
重さ | 22.4kg |
構造・素材 | ポケットコイル(コイル数726個) |
厚さ | 20cm |
硬さ | やや硬い |
3位:西川 アフィット NC27336664BE
清潔さをキープしやすい、3つ折りタイプ
外して洗えるカバー付き。加えてカバーには抗菌防臭加工がされています。3つ折りなので、N字に立てかけて干しやすい。お手入れ、清潔面にこだわる方におすすめです。
重さ | 9kg |
構造・素材 | 高反発ウレタン |
厚さ | 8cm |
硬さ | 硬め |
4位:New コアラマットレス ダブル
ふつう・かため、硬さが変えられるウレタンマットレス
上層のウレタンフォームが分離し、ひっくり返して硬さを変えることができます(硬めとふつう)。実際に寝てみて、どっちの硬さが自分好みかが確認できる。購入後に硬さを変更したい方におすすめ。
重さ | 30.59kg |
構造・素材 | 低反発・高反発ウレタン |
厚さ | 23cm |
硬さ | 硬め・ふつう |
5位:タンスのゲン ボンネルコイルマットレス
1万円台の高コスパ! 体を面で支えるボンネルコイル
全てのコイルが連結したボンネルコイル。体全体を面で支えるため安定感が得られる。また通気性も高いので寝汗をよくかく方にもおすすめ。価格は1万円台という高コストパフォーマンス。
重さ | 23kg |
構造・素材 | ボンネルコイル |
厚さ | 17cm |
硬さ | 硬め |
6位:モットン 高反発マットレス
体圧分散に優れ、腰痛対策に
寝返りをサポートする反発力と、体への負担を低減する体圧分散性が特徴。腰痛対策・腰痛予防を重視したい方へ。カバーは取り外して洗濯可能。清潔さを保ちたい方にもおすすめです。
重さ | 10.7kg |
構造・素材 | 高反発ウレタン |
厚さ | 10cm |
硬さ | ふつう |
7位:フランスベッド TW-100α
日本製、耐久性が高いので長く愛用したい方に
両面使用タイプなので上下に加えて裏表のローテーションも可。通気性の高いボンネルコイルで、湿気が溜まりづらく劣化を防いでくれます。日本製のマットレスで、長く使いたい方におすすめです。
重さ | 24kg |
構造・素材 | ボンネルコイル |
厚さ | 24cm |
硬さ | やわらかめ |
8位:シモンズ ビューティーレストプレミアム ゴールデンバリュー
高級ホテルの寝心地、質実剛健なマットレス
創業150年を超える老舗ベッドメーカーによるポケットコイルマットレス。一流ホテルの客室で多く採用され、あらゆる体型のお客様を快眠に導いています。負荷の高い腰回りには高弾性ウレタンを搭載し、自然な寝姿勢をサポート。長く使いたい高品質なマットレスをお求めの方におすすめです。
重さ | 35.5kg |
構造・素材 | ポケットコイル |
厚さ | 28cm |
硬さ | ふつう |
9位:エアウィーヴ スマートZ01
3つ折りマットレス、お部屋を広く使いたい方におすすめ
畳やフローリングの上でも、これ一枚で使えます。3つ折りタイプなのでお部屋が広く使えるのがメリット。汚れたときはカバーを丸洗い、中材もファイバー素材なのでシャワーで洗えます。
重さ | 13kg |
構造・素材 | ファイバー |
厚さ | 9cm |
硬さ | ふつう |
10位:ニトリ ダブルマットレス( NスリープハードH1-02CR VH)
2層のポケットコイルで、背骨のS字をキープ
上下が分離する2層構造、上段と下段にそれぞれ特徴を持たせ、体圧分散を発揮しながら、体をしっかりと支えてくれます。コイルが多い分重量が重いですが、上段のみを回転させることができるのでローテーションも容易です。
重さ | 42kg |
構造・素材 | ポケットコイル(コイル数合計1570個) |
厚さ | 25cm |
硬さ | 硬め |
11位:無印良品 高密度ポケットコイルマットレス
硬めのポケットコイルを探している方へ
コイル数を増やすことで、硬さと体圧分散を兼ね備えたポケットコイルマットレス。体の凹凸に沿ってコイルが連動し、安定した姿勢を保ちます。カバーを外しての丸洗いも可能です。
重さ | 31kg |
構造・素材 | ポケットコイル(コイル数1152個) |
厚さ | 19cm |
硬さ | 硬め |
12位:サータ ペディック65アニバーサリーDX
通気性が高いポケットコイル
側面に通気口があるので、マットレスに乗るたびに排気され湿気がたまりにくいのが特徴。お尻・腰あたりのコイルがしっかり強化され、姿勢が保ちやすく、耐久性が高い。長く使えるポケットコイルを探している方におすすめ。
重さ | 34.2kg |
構造・素材 | ポケットコイル(コイル数870個) |
厚さ | 23cm |
硬さ | 硬め |
Q&A
Q.マットレスカバーは必要?
A.丸洗いできないマットレスには特に必要。マットレスカバーがあることで、汗や皮脂の汚れ、ほこり、花粉などを、洗濯で簡単に洗い流すことができます。マットレスを清潔に保つことは、マットレスの劣化防止にもなります。
Q.マットレスカバーを選ぶ時に気を付けることは?
A.マットレスカバーは、ボックスシーツとフラットシーツの2つのタイプがあります。
ボックスシーツは、周囲にゴムが入っているので装着しやすく、はずれにくい。ただし、マットレスの厚みにあったものを選ぶ必要があります。
フラットシーツは、平らなシーツで、マットレスの下に入れ込むので装着に少し手間が掛かります。洗濯時は、一枚の布なので干しやすいのがメリット。
洗濯をするペースは、1週間に1度が目安。洗いにくい素材だと洗濯頻度が減ってしまうので、洗いやすい素材を選んでおくとよいでしょう。
Q.ベッドフレームの選び方は?
A.ベッドフレームとマットレスのサイズは合わせる必要があります。また、シングルやセミダブル用のベットフレームにダブルマットレスは敷けません。それぞれに合うサイズで作られています。
Q.マットレスのお手入れ方法は?
A.汗をかく量やお部屋の換気状況にもよりますが、一般的には「1~2ヶ月に1回、立てかけて干す」と推奨されています。
Q.定期的に上下に入れ替えたほうがいい?
A.ローテーション可能なマットであれば、裏表・上下をローテーションするとよいでしょう。同じ箇所へ負担が軽減されるので、マットレスの寿命が長くなります。
Q.マットレスの買い替えのタイミングは?
A.いつも寝ている場所が、へこんでいる・へたっているときは買い替えのタイミングです。また、カビが発生してしまったときも買い替えを検討しましょう。
Q.マットレスの処分方法は?
A.基本は粗大ゴミです。各自治体の処分方法をご確認ください。
ウレタンだと自分で切り刻んで家庭ゴミとして出せる自治体もありますが、あまり現実的ではありません。長年使ったマットレスの内部は清潔な状態ではないので、部屋を汚してしまったり、カビなどを吸い込んでしまったりするリスクがあります。
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取材・執筆協力:北野啓太郎