撮影:伏見早織

コスパ抜群で便利だけれど、傷みやすいのがネックのもやし。料理研究家のきじまりゅうたさんが、もやし2袋分を一気に作ってストックしておける「つくりおきおかずの素」を教えてくれました。

前回の「甘酢漬け」に続き、今回は「しょうゆ漬け」バージョンをお届けします。

「しょうゆ漬け」にすれば和食にアレンジ自在


火の通りが早く、切らずに使える「もやし」のおいしいレシピが、61品も掲載されている、きじまりゅうたさんの『ぜんぶ もやしレシピ』(世界文化社)

遅く帰宅した日にもぴったりなお役立ち食材ですが、きじまさんのアイデア「おかずの素」にすると5~7日まで保存期間が延び、さらに便利に使えます。

「おかずの素 しょうゆ漬けもやし」のつくり方

(本書110ページより)

<材料(つくりやすい分量)>

  • もやし…2袋
  • 【A】

  • しょうゆ…大さじ4
  • みりん…大さじ1
  • 酢…大さじ1
  • 砂糖…大さじ1
  • <つくり方>
    1. 鍋に湯を沸かし、もやしを入れて約3分ゆでる。ざるに上げ、広げて冷ます。

    2. 保存用ポリ袋にAを入れて混ぜ合わせる。1のもやしを入れてしっかりもみ、空気を抜いて袋を閉じる。冷蔵庫で半日以上おく。

    (『ぜんぶ もやしレシピ』111ページより引用)

    しょうゆベースのおかずの素は、「味がたっぷり染み込んだ漬け物のよう」ときじまさん。

    レンチンしたブロッコリーにのせて温野菜サラダにしたり、厚揚げと煮合わせたりと、和食の副菜として大活躍してくれます。

    「もやし入りチャーハン」のつくり方

    (本書113ページより)

    高菜漬けの代わりに「おかずの素 しょうゆ漬けもやし」を使えば、おいしい卵チャーハンがチャチャッとつくれます。しっかりめに炒めてもシャキシャキ感が残る、もやしの底力に驚くはず。

    <材料(2人分)>

  • しょうゆ漬けもやし…1/4量(80~90g)
  • 温かいご飯…茶碗2杯分
  • 卵…2個
  • サラダ油…大さじ1
  • 塩…小さじ1/4
  • こしょう…少々
  • <つくり方>
    1. ボウルにご飯と卵を入れて混ぜる。

    2. フライパンにサラダ油を熱し、1を入れて炒める。ご飯がパラパラになったら、しょうゆ漬けもやしの汁けをよくきって加え、炒め合わせる。

    3. 塩、こしょうで調味する。

    (『ぜんぶ もやしレシピ』112ページより引用)

    筆者の場合、チャーハンをつくるのは「ひと皿でおなかにたまるものを、とにかく手早くつくりたい」とき。正直、ネギを切る時間も惜しい……と思っていました。

    そんなときも「しょうゆ漬けもやし」があれば、まな板いらずでもやしのシャキシャキ感が楽しいチャーハンが完成! もやしに味がしっかり染み込んでいるので、調味料も塩・こしょうだけでOKなんです。

    あらかじめご飯と卵を混ぜてから炒めるので、テクニックなしでパラッと仕上がるのも嬉しいところ。慌ただしいランチタイムのお助けメニューとして、これからどんどんつくっていこうと思います!

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