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撮影:佐山裕子(主婦の友社)

焼肉店では、お肉と同じくらい締めのビビンバが楽しみです。カリッとしたおこげのごはんとナムルをよく混ぜて食べるのが至福……。そんな極上ビビンバが、「フライパンシート」を使えば家でも手軽につくれるんです。

教えてくれたのは、『禁断の爆速ごはん ここまでやっちゃう100レシピ』(主婦の友社)の著者・およねさん。すべての工程がフライパンの上で片付いてしまう、驚きのスゴ技をご紹介します。

「シュッ!と引けばフライパンビビンバ」は、およねさんの「紙ワザ」が炸裂

本書の冒頭には「私の調理には『うそだろぉ!?』と突っ込みたくなるものもたくさんあると思いますが……」というおよねさんの言葉がありますが、「シュッ!と引けばフライパンビビンバ」はおっしゃる通りの一品。

レシピの要は「フライパンシート」。耐熱温度250度の便利アイテムを使いこなす、およねさんの「紙ワザ」がまさに神技でした。

<材料(2人分)>

  • 豚ひき肉…150g
  • にんじん…1/3本
  • 小松菜…1束
  • もやし…50g
  • ごはん…350g
  • ごま油…小さじ1+大さじ1/2
  • 鶏がらスープのもと…小さじ1/2
  • 塩…少々
  • いり白ごま…適量
  • 焼き肉のたれ…大さじ1/2
  • 卵…1個
  • キムチ…50g(適量でOK)
  • 好みで韓国のりフレーク…適宜
  • (『禁断の爆速ごはん ここまでやっちゃう100レシピ』13ページより引用)

    <つくり方>

    (本書12ページより)

    まずはフライパンにシートを敷き、中火で4~5分ほどひき肉を炒めます。シートのおかげでくっつきにくいので、ここでは油を使いません。

    (本書12ページより)

    ひき肉を半面によせて、にんじん(スライサーでせん切り)、小松菜、もやしを投入。小松菜はフライパンの上で、キッチンばさみでカット。中火で2~3分炒めます。

    (本書13ページより)

    野菜にごま油 小さじ1、鶏ガラスープのもと、塩、いり白ごまをかけます。ひき肉には焼肉のたれをかけて、これで調味は完了。

    (本書13ページより)

    ここでスゴ技! いったん火を止め、やけどしないように気をつけつつ具材をシートごとフライパンから取り出します。フライパンはすっきりきれい。

    (本書14ページより)

    同じフライパンにごま油 大さじ1/2、ごはんを入れて、ごはんを平らにしておきます。

    (本書14ページより)

    ここで再びスゴ技が炸裂具材をのせたシートをフライパンの上にのせて、シュッとシートだけ引き抜き、具をごはんの上にのせます。

    (本書15ページより)

    まんなかにくぼみをつけて卵を割り入れ、キムチをのせて、ふたをして中火で7分加熱

    (本書15ページより)

    お好みで韓国のりフレークをトッピングしたら、焼肉店で出てくるようなビビンバが完成! よく混ぜていただきます。

    面倒なことは省きつつ、ちゃんとおいしい「禁断」のレシピ

    本書の著者・およねさんは、InstagramTikTokで大人気の爆速レシピクリエイター

    調理工程や面倒なことは極力省きつつ、ちゃんとおいしい「禁断」のレシピで注目を集めています。

    筆者は「フライパンシート」を購入するのが今回はじめて。大技の「シュッと引き抜いてごはんに具材をのせる」が上手にできるか心配でしたが、意外と簡単でホッとしました。

    最後にふたをして7分加熱するので、カリカリのおこげがしっかりできます。フライパンごと食卓に運び、思いっきり食べるのが楽しい! 「無限(に食べられる)ビビンバ」と、家族にも大好評でした。

    驚きあふれる料理が評判を呼び、SNSの総フォロワー数は約28万人というおよねさん。次回は人気レシピのなかでも堂々の第1位に輝く、「食べたら絶対しいたけシューマイ」をご紹介します。

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