lifehackerより転載

こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。

近年、さまざまな機能を持つ電子レンジが登場して注目を集めていますが、「いくら機能性に優れていてもキッチンのインテリアに馴染まないタイプはちょっと・・・」と敬遠される方も多いのではないでしょうか。

現在販売されている電子レンジには、スタイリッシュなタイプから北欧風のレトロかわいいタイプ、キッチンインテリアと馴染みやすいシンプルなタイプまで、個性豊かな製品が揃っています。

今回は、家電ライターとしてご活躍中の秋葉けんたさんにご協力いただき、おすすめの電子レンジ&オーブンレンジをご紹介します。また、電子レンジの種類や選び方のコツなども分かりやすく解説していきますので、ぜひ購入を検討する際の参考にしてみてくださいね。

なお、以下の表示価格は変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

秋葉けんたさんのイメージ

秋葉けんたさん
編集プロダクションマイカに所属。雑誌や専門誌のライターとして活躍。 家電やIT全般の執筆を得意とし、書籍、新聞、業界誌やWebコンテンツ、オウンドメディアなど多方面にコンテンツを提供。

■ 目次

電子レンジの種類|オーブンレンジやスチームレンジとの違いとは
 -単機能電子レンジ
 -オーブンレンジ
 -スチームオーブンレンジ

電子レンジのタイプ別・おすすめ7選
 -電子レンジ3選
 -オーブンレンジ1選
 -スチームレンジ3選

マメ知識・電子レンジの機能にも注目

まとめ

電子レンジの種類|オーブンレンジやスチームレンジとの違いとは

電子レンジは、加熱方式によって「単機能電子レンジ」「オーブンレンジ」「スチームオーブンレンジ」の3つに分けることができます。まずは、それぞれの特徴、メリット・デメリット、ニーズについて見ていきましょう。

単機能電子レンジ

Image: Shutterstock

マイクロ波が搭載されている、一般的な電子レンジです。多くの機能が搭載されているわけではないため、リーズナブルな価格帯で購入できます。主に温めのみを使用する方であれば、機能面に物足りなさを感じることも少ないでしょう。

メリット
・シンプルで使いやすい
・無駄な機能がない
・リーズナブル

デメリット
・微調整や細かな調節ができないことがある
・機種自体が減少傾向
・東日本地域(50Hzモデル)と西日本地域(60Hzモデル)に分かれているケースもある

オーブンレンジ

Image: Shutterstock

オーブンレンジは、温め機能だけでなく、オーブン・グリル機能も備わっているのが特徴です。マイクロ波とヒーターが搭載されています。トーストやグラタン、ピザを焼きたい方、肉の解凍をしっかりしたい方などに向いているタイプと言えるでしょう。

メリット
・トースト、グラタン、冷凍ピザなど調理の幅が広がる

デメリット
・オーブン機能を使った直後は、中の温度が下がるまで他の機能が使えない

スチームオーブンレンジ

Image: Shutterstock

タンクや角皿に水をセットし、水蒸気を発生させるタイプのオーブンレンジです。ごはんや饅頭などの蒸し物を美味しく温めたい方向きと言えます。庫内にスチームを噴射するタイプのほか、200℃以上の高温蒸気を発生させて素材を焼き上げる過熱水蒸気タイプも人気です。

スチームの方式は、一般的に「角皿式」と「水タンク式」の3つに分けることができます。角皿式は、オーブン調理で使用するタイプの角皿に水を入れることでスチームを発生させる仕組みのレンジです。

一方の水タンク式は、専用のタンクに水を入れてセットする方式です。角皿式に比べ、より高音のスチームを発生させることができます。そして、減塩・脱油をうたうタイプは、全て水タンク式です。

メリット
・スチームで食材の乾燥を防ぎながら調理が可能
・肉や魚の解凍時、表面の乾燥を防ぎながら加熱ムラを防ぐ
・過熱水蒸気を使用する場合は、脂や塩分を減少させたヘルシーな調理が可能

デメリット
・他の電子レンジに比べると、高価格


電子レンジのタイプ別・おすすめ7選

電子レンジのおすすめ3選

●ツインバード DR-D278B

モノトーン調のモダンなキッチンやオープンキッチンに映える、ミラーデザインの電子レンジです。調理中のみ庫内が点灯。使っていないときはキッチンの風景に溶け込みます。温め機能に特化したシンプルな一台です。ヘルツフリーのため、引っ越しや転勤にも問題なく対応できます。

サイズ 約 460 × 350 × 275 mm
機能 レンジ機能
扉の開き方 よこ開け
容量 20L

●アイリスオーヤマ IMB-RT17

スペイン語で”おいしい“を意味する「rico」と、“たのしい”を意味する「party」を組み合わせて誕生した「ricopa」。北欧家具やホワイト、アイボリーの家具と相性抜群のレトロでかわいい雰囲気が特徴の電子レンジです。カラーはアッシュピンク、アイボリー、アッシュブルーの3色。

ターンテーブルサイズは温めに適した直径25.5cmで、出力は強・弱・解凍の3段階です。ご飯のあたためや煮込み料理、冷凍した魚や肉の解凍まで、基本料理に必要な機能をしっかり網羅しています。

また、電子レンジ以外にも、オーブントースターやミニホットプレート、IH鍋セット、ケトルといったラインナップが並ぶ「ricopa」。同シリーズで揃えるのも、おすすめです。

サイズ 幅440×奥行325×高さ258mm
機能 レンジ機能
扉の開き方 よこ開け
容量 約17L

●パナソニック NE-FL221

一人暮らしのキッチンにも馴染む、シンプルな外観デザイン。落ち着いたトーンのメタルブラックは、上質な雰囲気。フラット構造な庫内は幅321mm。サッと拭けば汚れが落ちるため、お手入れも簡単。

スクリューアンテナ搭載で、解凍ムラを抑えてくれます。お茶碗1杯のごはんなら、約1分であたため完了。忙しい朝の強い味方です。

サイズ(外形) 幅488×奥行380×高さ298mm
機能 レンジ機能
扉の開き方 よこ開き
容量 22L

おすすめのオーブンレンジ

●バルミューダ BALMUDA The Range

高いデザインセンスが世界中に定評のあるバルミューダ。2018年度にはグッドデザイン賞を受賞するなど、シンプルかつ高級感のある雰囲気を漂わせているのが特徴の電子レンジです。ブラック、ホワイト、ステンレスの3種類からお好みのカラーを選ぶことができます。

発酵・余熱もOKのオーブンレンジは、100℃~250℃の間で、10℃単位に設定できます。細かな温度調節が必要な料理にも大活躍です。

サイズ 幅450× 奥行き 412× 高さ 330mm
機能 オーブンレンジ、発酵モード、音(ギターの音色)
扉の開き方 たて開き
容量 18L

スチームレンジのおすすめ3選

●シャープ AX-XA10

ハイグレードな性能と使いやすさを併せ持つ、たっぷり30Lタイプ。大人数の家族も、しっかり調理したい方にもおすすめです。解凍・軽量が不要の「まかせて調理」機能は使い勝手も○。凍った魚と生の野菜の同時調理もおまかせできます。

シャープオリジナルの「COCORO KITCHEN」を搭載。AIとの自然対話で献立相談ができ、毎日の献立決めも楽々。レッド・ブラックの2種類。

サイズ 幅490mm × 奥行430mm × 高さ420mm
機能 自動調理機能「まかせて調理」、トリプルセンサー(赤外線ムーブセンサー、らくチン!センサー、温度センサー)、無線LAN機能
扉の開き方 たて開き
容量 30L(2段調理)

●日立 MRO-W10X

ハンドルとドアが一体化したシンプルなデザインの電子レンジです。カラーはメタリックグレーの1色のみですが、あたたかみのあるマット仕上げで木目調のインテリアとも調和しています。セラミック製のテーブルプレートは、取り外して丸洗いできるため、お手入れが楽々なのも嬉しいポイントですね。ちなみに、2019年度にはグッドデザイン賞を受賞しています。

また、専用のスマホアプリ「ヘルシーシェフアプリ」を使えば、スマホから本体の操作を行うことも可能です。さらに、2020年10月14日の本体アップデートでは、本体に搭載されるクックパッドのオートメニュー数が50個に増えたので、これまで以上に料理のバリエーションを増やすことができるでしょう。

サイズ 幅497×奥行442×高さ375mm
機能 レンジ機能、オーブン機能、グリル機能、スチーム機能(給水タンク式)
扉の開き方 たて開け
容量 30L

●東芝ライフスタイル ER-VD7000

東芝石窯ドーム搭載のプレミアムモデルです。2020年度のグッドデザイン賞を受賞したシンプル+スタイリッシュのデザインは、上質なキッチンインテリアとも見事に調和しています。カラーはグランブラックとグランホワイトの2種類です。

左右背面ピッタリ設置(上方は10cm以上開けること)が可能で、設置場所の自由度が高い点もポイントです。「石窯おまかせ焼き」機能で、本格的なオーブン料理もおまかせフルオートで行えます。

また、「手間なしお手入れコース」を使えば、スチームによって汚れを落としてくれるため、お手入れの負担が大きく軽減されます。時間や手間をかけずに、いつも清潔に保っておくことができるのは大きな魅力ですね。

サイズ 幅498mm×奥行399mm×高さ396mm
機能 レンジ機能、オーブン機能、グリル機能、スチーム機能(給水カセット式)、IoT機能(スマホ連携・アプリ対応)
扉の開き方 たて開け
容量 30L

マメ知識・電子レンジの機能にも注目

必要な機能

オーブン機能の有無
電子レンジを選ぶ際のポイントのひとつとなるのが、オーブン機能の有無です。機能が多ければ多いほど、調理できるジャンルの幅が広がります。ただし、機能が増えれば価格も高くなるため注意しましょう。

・「温め」のみ → 単機能レンジ
・「温め」+「焼く」 → オーブンレンジ
・「温め」+「焼く」+「蒸す」 → スチームオーブンレンジ

最新機能
2023年最新版の電子レンジには、さまざまな機能が搭載されています。家族構成や普段使う内容に合わせて、必要な機能を選びましょう。

・小さなお子さんがいるご家庭 → ロック機能
・時短料理を作りたい → 自動調理モード
・細かな設定をせずカンタンに作りたい → 食品の温度を感知して火加減を自動で調整してくれる高機能センサー
・新しいメニューを覚えたい → スマホアプリ連携、Wi-Fi接続でメニューが増える機能
・最新機能を楽しみたい → AI搭載(声でのメニュー操作)

お手入れサポート
毎日使うものだからこそ、電子レンジはいつも清潔に保っておきたいですよね。そのため、スチーム機能で汚れを落としてくれる東芝の「手間なしお手入れサポート」や、シャープ・ヘルシオの「庫内クリーン機能」といった、手軽に清潔感を維持できる機能も、購入時に注目すべきポイントと言えるでしょう。

ちなみに一人暮らしの場合は、ターンテーブルタイプよりもフラットタイプの庫内がおすすめです。中が拭きやすく、汚れがつきにくいタイプを選びましょう。

まとめ

各メーカーからは、デザイン性と機能性を両立させた電子レンジ・オーブンレンジが数多く販売されています。自分好みのデザイン家電を使うことで、日々の料理もさらに楽しくなるはずです。ぜひ、使う目的や予算に合わせて選択してみてください。

また、一人暮らし向けの電子レンジをお探しの方や、幅広いおすすめ製品をお探しの方は以下の記事も併せてご覧ください。


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