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撮影:廣江雅美

高たんぱくで低カロリー、なのに「脂肪分がほとんどゼロ」という奇跡の食材・鶏ささみ。でもいざ料理すると「あっさりしすぎ」と言われることが多く、夕食には使いづらいなぁと思っていました。

ところがここへ来て、ついに鉄板レシピとの出会いが! 『シゲパピのすご旨チキンレシピ』(宝島社)から、ふわっふわの食感がうれしい「ささみのチーズピカタ」をご紹介します。

ささみの「筋」はフォークで引き抜くとカンタン!

キッチンペーパーとフォークで簡単に取れる(筆者撮影)。

「鶏肉料理のレパートリーを増やしたい」という人は、ぜひ手元においてほしい 『シゲパピのすご旨チキンレシピ』。部位ごとに177品、鶏ささみだけでも15品のレシピが掲載されていて、副菜からメインまで食べごたえのバリエーションも豊富です。

鶏ささみは下処理として、口当たりを損なう「筋」を取る必要があります。今までは小さめの包丁でやっていましたが、シゲパピさんのおすすめは「キッチンペーパーとフォーク」を使うやり方。

フォークのすき間に「筋」を通して、滑らないようにキッチンペーパーで「筋」をつまみます。

そのままグッと筋を引っ張るだけでOK。スーパーでは処理済みの鶏ささみ肉も売られていますが、筋付きよりも少し高かったりするので、自分でできるとお得です。

「ふっくら旨い ささみのチーズピカタ オーロラペッパーソース」のつくり方

(本書64ページより)

<材料(2人分)>

  • ささみ…6本
  • 酒…大さじ1
  • 塩、こしょう…各少々
  • 薄力粉…大さじ2
  • サラダ油…大さじ1
  • あらびきブラックペッパー…適量
  • 【A】

  • 溶き卵…2個分
  • 粉チーズ…大さじ2
  • 【B】

  • ケチャップ、マヨネーズ…各大さじ1
  • <つくり方>
    1. ささみは筋を取ってひと口大のそぎ切りにし、酒をふって軽く揉み10分ほどおく。
    2. 1のささみに塩、こしょうをする。ポリ袋に入れて、薄力粉を加え、袋の中で全体にまぶす。
    3. ボウルにAを入れて混ぜ合わせる。
    4. フライパンにサラダ油を入れて中火にかける。2のささみを3の卵液にくぐらせ、フライパンに並べて両面をしっかりと焼く。卵液が余ったらささみの上にかけて使い切る。
    5. Bを混ぜてオーロラソースをつくり、盛り付けたピカタにかけ、ブラックペッパーをふりかける。

    (『シゲパピのすご旨チキンレシピ』64ページより引用)

    自分でつくるのは初めてだった「チキンピカタ」。フライパンからひとつ味見してみて、その「ふわっふわ」感にびっくり!

    下処理としてお酒で揉んだせいなのか、小麦粉と粉チーズと卵液でコーティングしたからなのか、はんぺんに近いぐらいふっくら、ふわふわしているのです。

    そこに甘酸っぱいオーロラソースが絡むと、なんだかすごく幸せな気分になります。グリーンサラダと相性が抜群なので、ひと皿に一緒に盛り付けるのがおすすめ。

    「鶏ささみはテンションが上がらない」と言っていた家族の反応が、食べ進めるほど「これはおいしいね…!」と右肩上がりになっていったのも、つくる側としては快感でした。

    シゲパピのすご旨チキンレシピ

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