焼きたての食パンを自宅で手軽につくれる、ホームベーカリー。使い方は材料を入れてスイッチを押すだけでとっても簡単。
機種によっては「おもち」「ヨーグルト」「ピザ生地」などのパン以外のメニューもつくれるので、調理の幅を広げるアイテムとしても便利です。ただ、さまざまな商品があるので、最初の一台を買うときはどれを選べばいいか悩んでしまう人も多いでしょう。
そこで今回は、ホームベーカリーのテストを数十台してきた料理研究家の森崎友紀さんが選び方を初心者向けにわかりやすく解説。また、初心者におすすめの商品や、焼くときに失敗しないコツなども教えていただきました。
「ホームベーカリーは高額なモデルほど高機能になります。少し値は張りますが、初心者はイースト・具材自動投入機能付きのモデルが使いやすいです。また、食べる量に合わせて容量を選ぶことが大切。すぐに食べきる使い方なら、4人家族でも容量は1斤で十分でしょう」
また、編集部が初心者におすすめのホームベーカリーを人気商品から厳選してピックアップして「高機能」「安い」「おしゃれ」とタイプ別にご紹介します。
森崎友紀さん
管理栄養士・製菓衛生師・中医薬膳指導員の経験を生かし、「アンチエイジング」「ダイエット」「妊婦・授乳婦」の簡単レシピを考案。身近な食材でお洒落な食卓を演出。料理研究家として各種メディアへ出演。「ママがんばらないで離乳食」(TWJ books) を出版。3児の母。
▼おすすめ商品紹介▼
料理研究家おすすめNO.1の初心者向けのホームベーカリー
ホームベーカリーの選び方
1.価格
2.容量
3.静音性
4.自動メニューの数
5.機能
6.メーカー
▼おすすめ商品紹介▼
初心者におすすめのホームベーカリー8選
【高機能】
【安い】
【おしゃれ】
▼Q&A▼
失敗せず焼くコツ、買い替え・寿命など
料理研究家おすすめNO.1の初心者向けのホームベーカリー
まずは最初に、料理研究家の森崎友紀さんのおすすめNO.1機種をご紹介。
初心者おすすめNO.1:パナソニック ホームベーカリー SD-SB4
「こちらの機種には、初心者におすすめの機能のイースト・具材自動投入が付いています。
イースト自動投入があると、パン作りに不慣れでも確実にパンがつくりやすいです。また、具材自動投入があるので、具材を入れ忘れる心配がありません。
自動メニューが多く搭載された上位機種もありますが、初心者ではじめからすべて使いこなす人は限られます。普通に食パンを焼くだけなら、このくらいの価格帯のモデルがおすすめ。
ホームベーカリーで気になりがちな稼働音も静かなのも魅力です」
ホームベーカリーの5つの魅力
Image: Shutterstock
ここからは、ホームベーカリーの魅力や選び方を順を追って解説していきます。
■ ホームベーカリー5つの魅力
1.焼きたてのパンが食べられる
2.初心者でも簡単にパンがつくれる
3.乳・卵アレルギーの人も食べられるパンを焼ける
4.タイマー機能付きで、忙しい朝にも焼きたてを食べられる
5.パン以外のメニューもつくれる
「ホームベーカリーの最大のメリットは焼きたてのパンが食べられること。焼きたてはとってもおいしいので、はじめて食べる人は、今までのパンはなんだったんだろう……と驚くかもしれません。私が小学生のときに、はじめてホームベーカリーで焼いたパンを食べたときの感動は今でも忘れられませんね。
使い方は簡単で、材料を入れて、スイッチを押すだけ。初心者でもラクにおいしい食パンがつくれます。使う材料を選べるので、卵・乳アレルギーがある方でも、安心して食べられるパンを焼けます」
▼ホームベーカリーの使い方の例▼

▼動画:実際に作っている様子▼
ホームベーカリーの選び方
Image: Shutterstock
ここからは、ホームベーカリー選び方を6つのポイントに分けて解説。
1.価格
2.容量
3.静音性
4.自動メニューの数
5.機能
6.メーカー
1.価格
ホームベーカリーは安いモデルで1万円以内、高いモデルで4~5万円前後の商品があります。予算と機能のバランスを考慮して、注目してみてください。
「高機能なモデルほど高額になります。まず、価格に大きく違いが出るのが、イースト・具材自動投入機能の有無。それから、自動で作れるメニューの数が多いものや、稼働音が静かなモデルほど高額になる傾向があります。
安いモデルだからといって、味が劣るわけではありません。シンプルな機能でよいなら、1万円以下の安い製品を選んでも問題はないでしょう。ただ
あとで説明しますが、初心者の場合は少し金額が上がったとしてもイースト・具材自動投入機能はあったほうがよいです。
また、自動メニューがたくさんあっても使わないことも多いので、極端に高額なものよりも2~3万程度の中間ぐらいの価格帯のモデルを選ぶのがおすすめ」
▼イースト・具材自動投入付きで2~3万円台のおすすめ商品はこちら▼
2.容量

ホームベーカリーで一度に焼ける容量は主に「1斤」「1.5斤」「2斤」の3種類。一般的に「1斤」は重量340g以上のパンのことを指します。ちなみに、6枚切りの食パン1枚が60g程度。
「容量が大きいモデルほどスペースを取ります。容量が大きすぎると、収納して使わなくなることがあるので、適切なサイズを選ぶことが大切。
ホームベーカリーで食パンをつくるときは、基本的に保存料を入れないので、劣化が非常に早いです。また、焼きたてのほうが圧倒的においしいので、焼いたあとすぐに食べきれる分を考慮して容量を選ぶとよいでしょう。
すぐに食べきる使い方なら、4人家族でも容量は1斤で十分。1.5~2斤のモデルは、たくさんパンを食べるご家庭や、多めに焼いて冷凍保存したい人におすすめ」
3.静音性
ホームベーカリーは、パンの生地をこねる時にモーターや振動による音がでます。音が大きいと、早朝に稼働音で目が覚めてしまったり、近所迷惑になったりする可能性も。
「音が大きいモデルは機械がブルブル揺れて、結構な音がします。静音性はパナソニックの製品が高いです。こねている時にも、微動だにしないレベルなので、音が気になりにくいですよ。
また、ホームベーカリーはドライイーストや具材を自動で投入するときに、バーンという音が1秒ほどします。この音は、メーカーや製品に関係なく大きいですよ」
▼音が静かなホームベーカリーは以下の記事でご紹介▼
4.自動メニューの数

ホームベーカリーには「おもち」「ヨーグルト」「甘酒」「ピザ生地」など、食パン以外にも自動でつくれるメニューが搭載されています。また、なかには薄力粉でパンが焼けるメニューを搭載しているモデルもあります。何をつくりたいかを考慮して注目してみてください。
「初心者はとくに作りたいものがなければ、メニューの種類にはこだわらなくてもよいでしょう。
いろいろな自動メニューが付いていても、結局プレーンな食パンだけをつくる人が多いです。高額な機種にはブランパンや低糖質パンメニューが付いていますが、使う粉が高額なので、頻繁には使わなくなってしまいがち。
基本的にホームベーカリーで放っておいて焼けるパンは食パンだけ。バターロールやフランスパンなどのメニューがあっても、成形とオーブンで焼く工程は手動で行う必要があります。ただ、こねと発酵まではできるので、つくる手間は大分減ります。
ヨーグルトや甘酒をつくれる機種もありますが、一度につくれる量は限られるので、購入前にチェックしてみてください」
5.機能
「初心者にはイースト自動投入、具材自動投入機能搭載のモデルがおすすめ」と森崎さん。ここでは初心者におすすめの機能、さらに、付いていると便利な機能について解説します。
・イースト自動投入機能

イーストはパン生地を膨らませるのに必須の食材。イースト自動投入機能があれば、専用容器にイーストをセットしておくだけで、自動でイーストを投入してくれます。
「イースト自動投入機能がないと、パンをうまく焼けない可能性が少し高くなります。
自動投入機能がない場合は、塩・粉・水・バターなどを入れる最初の工程のときにイーストも一緒に入れることになります。イーストは、塩やバターに触れると発酵が妨げられる性質があるので、最初の工程で塩やバターに触れると、うまく膨らまないことも。
イースト自動投入機能があれば、適切なタイミングでイーストが投入されるので、初心者でも確実においしいパンを焼きやすいです。
ただイースト自動投入機能があると、専用容器を洗う手間があります」
・具材の自動投入機能
「具材自動投入機能がない場合は、スタートしてから15分~20分後くらいに音が鳴り、そのタイミングで具材を手動で投入する必要があります。
具材自動投入機能があると、放ったらかしておけるので便利。また、具材の入れ忘れや、入れすぎを防止できるので初心者にはおすすめの機能」
▼その他、あると便利な機能▼
予約タイマー | ほとんどの製品に搭載。夜セットしておけば、朝に焼きたてが食べられる。 |
早焼き | 通常は一斤焼くのに4時間ほどかかるが、早焼きモードなら60~120分ほどで焼くことも可能。 |
焼き加減調節 | 焼き加減を薄め・普通・濃いなど調整できる。 |
マニュアル機能 | 「こね」「発酵」「焼き」の各工程で、細かい設定の調整が可能になる。発酵時間などを調整して好みの味を追求したい方にはおすすめ。 |
6.メーカー
「厳密にはメーカーごとに味の違いはあるが、おいしさのレベルは大差ない印象。そのため、メーカーごとの価格帯の傾向、機能の特徴を目安にすると選びやすいです」
・ パナソニック:高価格&高機能
「高機能で静音性が高いです。イースト・具材自動投入機能がスタンダードに搭載されているので、初心者にもおすすめ。比較的高額なモデルが多いですが、日本製で故障も少なく、長く使いやすいです」
・シロカ:シンプル&安価
「機能がシンプルで、価格が安いのが特長。イーストや具材は自分で計量して入れる必要があります。デザインがシンプルなので、場所を選ばず置きやすいです」
・象印:機能・価格ともに標準的
「価格はシロカとパナソニックの中間くらいで、機能も標準的といった印象。炊飯器のようなデザインが特徴です」
初心者におすすめのホームベーカリー8選
初心者におすすめのホームベーカリーを人気商品から厳選してご紹介。Amazon・楽天などの通販サイトの売れ筋商品、口コミ評価の高い商品から、森崎さんにお聞きした選び方のポイントを踏まえて選出しました。
初心者におすすめの高機能なホームベーカリー
象印 パンくらぶ ホームベーカリー BB-ST10
イースト自動投入機能付きで、比較的お手頃
象印の人気モデル。ホームベーカリーの中では中間くらいの価格帯。
イースト・具材自動投入機能が付いているモデルのなかでは、比較的安いのが魅力です。
搭載メニューは26種類。「ハーフ」コース搭載で、少なめの材料でパンが焼けるので、1斤が多いと感じる人にもおすすめ。
「薄力粉パンコース」は、強力粉不要で、薄力粉でもパンが焼けるのが特長。薄力粉は、コスパがよい粉で、日頃から料理に使うことも多いため、気軽にパンを焼きやすくなります。
「プレミアムリッチ」コース搭載で、人気の食パン専門店「地蔵家」監修のミミまでやわらかい食パンを焼けます。ミミをパリッとかために焼ける「ハード」コースも搭載。
本体のフタにすべてのコースの番号が記載されているので、コースの選択がしやすいです。
容量:1斤
イースト自動投入:有
具材自動投入:有
予約タイマー:有
自動メニューの数:26
パナソニック ホームベーカリー ビストロ SD-MDX4
パナソニックの最上位モデル。43種類の豊富なメニュー
パナソニックの最上位モデルで高額ですが、高機能なモデルを購入していろいろなメニューを試したい人にはおすすめ。静音性の高さも評判です。
43種類の豊富な自動メニューを搭載。なかでも、しっとりきめ細かくやわらかい生食パンを焼ける「リッチパン・ド・ミ」メニューや、糖質約60%オフのヘルシーなパンが作れる「低糖質パン」メニューを搭載しているのが魅力。
「ねり」「発酵」「焼成」の工程の時間などを個別に調整できる、マニュアル機能を搭載。また、自分で設定した「ねり」パターンを5個まで記憶することが可能。上級者向けのつくり方にも挑戦したい人に向いています。
容量:1斤
イースト自動投入:有
具材自動投入:有
予約タイマー:有
自動メニューの数:43
パナソニック ホームベーカリー ホームベーカリー SD-BMT2000
高機能な2斤モデル
一度に1.5斤・2斤が焼ける大容量モデル。一度にたくさん作って冷凍しておきたい人にもおすすめ。
自動メニューの数は40種類と豊富。人気の「パン・ド・ミ」が焼けるコース搭載で、もちもちからふんわりまで食感の調整もできます。
「80分パン」コース搭載で、通常コースよりもふくらみが小さくなりますが、80分という短い時間でパンを焼き上げることが可能。
焼き色は、濃・標準・淡の3段階で調整可能。「粗混ぜ機能」搭載で、ベーコンなどのやわらかい具材も形を残したまま焼き上げられます。
容量:2斤
イースト自動投入:有
具材自動投入:有
予約タイマー:有
自動メニューの数:40
初心者におすすめのリーズナブルなホームベーカリー
ホームベーカリーは「価格が安くてもおいしいです」と森崎さん。ここでは、すべてイースト・具材自動投入を搭載していないモデルをご紹介しますが、なるべく予算を抑えてホームベーカリーをほしい人にはおすすめ。
シロカ おうちベーカリー SB-1D151
低価格&コンパクト。糖質オフ食パンを焼ける
コンパクトなサイズ感が特長のホームベーカリー。一般的な炊飯器に近いサイズ感で、狭いキッチンにも置きやすいです。
メニューは20種類と比較的少なめですが、「糖質オフ食パン」や、マルコメが監修した「糀甘酒」などの健康志向の人向きのメニューも搭載。
「生食パン」「もち」なども作れます。焼き色は3段階の調整が可能。
容量:1斤
イースト自動投入:無
具材自動投入:無
予約タイマー:有
自動メニューの数:20
エムケー精工 ホームベーカリー ふっくらパン屋さん HBS-100W-W
シンプル機能で価格が安い
「エムケー精工」は、1987年にホームベーカリーを開発した老舗メーカー。こちらのホームベーカリーは、機能がシンプルで非常に価格が安い1斤モデル。おいしく焼けると口コミでも評判で、食パンが焼ければ機能はそれほど必要としない人にはおすすめ。
自動メニューの数は18種類。焼き芋コースは「ほっくり焼き芋」「蜜甘焼き芋」の2種類を搭載。焼き芋屋さんのような本格的な味わいの焼き芋がつくれます。マルコメとコラボした「塩糀パンメニュー」も搭載。
「ねり」「発酵」「焼き」の単独メニュー搭載で、渦巻きパンなどのアレンジパンも作りやすいです。
容量:1斤
イースト自動投入:無
具材自動投入:無
予約タイマー:有
自動メニューの数:18
ツインバード ホームベーカリー PY-E635W
非常に安く、1.5斤まで焼ける
圧倒的な価格の安さが魅力。本体サイズは大きめですが、最大1.5斤焼くことが可能。1斤も焼けるので、食べる量に合わせて使い分けがしやすいです。
搭載メニューは16種類と比較的少なめ。おもち・甘酒・全粒粉パンがつくれます。「こね」「発酵」「焼き」の独立モードも搭載で、アレンジパンをつくりやすいです。
15時間タイマー搭載で、夜セットしておけば朝の忙しい時間に焼きたての食パンが食べられます。
容量:1.5斤
イースト自動投入:無
具材自動投入:無
予約タイマー:有
自動メニューの数:16
アイリスオーヤマ ホームベーカリー ブラック IBM-020-B
価格が安い、2斤対応モデルがほしい人におすすめ
アイリスオーヤマの1斤・2斤対応のホームベーカリー。一度にたくさん焼きたい人にはおすすめ。サイズは大きめで、幅25×奥行36×高さ29cmほどあります。
イースト・具材自動投入機能はありませんが価格は安いです。操作パネルがすっきりしていて、使いやすいですよ。
うすい・こい・ふつうの3段階の焼き色調整機能や、10分単位で設定できる13時間タイマーを搭載。「こねる」「発酵」「焼く」の単独機能も搭載しています。
容量:2斤
イースト自動投入:無
具材自動投入:無
予約タイマー:有
自動メニューの数:19
初心者におすすめのおしゃれなホームベーカリー
レコルト コンパクトベーカリー RBK-1
業界一スリムで、デザインがおしゃれ
スタイリッシュ調理家電ブランド「レコルト」のホームベーカリー。幅約20cmで狭いスペースにも置きやすいです。
パンケースに蓄熱効果の高い厚釜を採用したことで、コンパクトな外観を実現。スッキリとシンプルなデザインで、インテリアになじみやすいです。カラーはクリームホワイト・ブラックの2種類。
イースト・具材自動投入機能はなく自動メニューの数は12種類と少なめ。焼き色調整機能搭載で、薄い・標準・濃いから選べます。
容量:1斤
イースト自動投入:無
具材自動投入:無
予約タイマー:有
自動メニューの数:12
Q&A|失敗せず焼くコツ、買い替え・寿命など
Q.初心者が失敗しないで焼くコツは?
A.「初心者はレシピをアレンジしないことが大切。パンをつくるときは材料が1g違うだけで、膨らみが悪くなったり、陥没したりします。デジタルスケールで計量して、レシピ通りにつくるとよいでしょう。
パンをつくるときの基本的な材料は、強力粉・お水・塩・砂糖・イースト・バターですが、計量が面倒な人はパンミックスを使うとよいでしょう。割高にはなりますが、パンミックス・水・イーストだけでパンが焼けます」
▼定番人気のデジタルスケール▼
Q.あまったパンの保存方法は?
A.「ラップでぴったり包み、密封保存袋に入れて、冷凍保存するとよいでしょう。密封できる容器に入れないとパサパサになります。水分が飛ばないようにラップは何枚かピタッと重ねるとよいでしょう。
冷凍しても味は落ちるので、なるべく早く食べきるのがおすすめ。長くても2週間くらいを目安にして食べきるとよいでしょう」
Q.おすすめの具材は?
A.「オレンジピールがおすすめ。オレンジの皮を砂糖漬けにしたもので、すごく高級感のある味わいです。あと、フリーズドライのイチゴやブルーベリーもおいしいですね。
手ごねの場合は、具材によってはつくるのが難しくなることもありますが、ホームベーカリーならどの具材でも簡単につくりやすいです」
Q.おすすめの簡単レシピは?
A. 「慣れてきたら、水をミルクにしてミルク風味にしたり、バターの量を増やしてコクを出したりするのはおすすめ。少し変えることで、自分好みの味に近づけられますよ」
Q.こね機としても便利に使える?
A.「使えます。こねたり、発酵させたりするのは面倒なので、自動でできるのはとても便利。ただ、ホームベーカリーの場合は、自分でつくるのと違って、つくれる容量が決まっているのがデメリット」
Q.あまったパンの活用方法は?
A.「うちの場合は、赤ちゃんがいるので離乳食のパンがゆにしています。あまったパンを細かく手で割いてお鍋に入れて、水や牛乳を加えて加熱するだけで簡単につくれます。あとはちょっと手の込んだところでいえばパンプディングや、パングラタンもつくっていますね」
Q.寿命・買い替え時期は?
A.「ホームベーカリーの寿命は5~6年程度といわれています。10年レベルで使うことも可能ですが、新しい製品のほうがおいしく焼きやすいです。買い替え時期の目安は6年ほどですね」