こちらは(株)メディアジーンのメディアコマース・チームが編集・執筆した記事です。
Text and Photographed by Hirokazu Tanaka
いきなりですが、『2022年買ってよかったもの』って何かあります?と、編集部から聞かれたとき、真っ先に思い浮かんだ「ロボット掃除機 SwitchBot S1」が、今回のネタです。
ロボット掃除機を買うかどうか悩んでいる人も少なくないでしょうし、時間がない人のために、とりあえず私が「SwitchBot S1」を選んだ理由と、買ってよかったと思う点をサクっと書いてみます。
・SwitchBotのスマートガジェットと一元管理できる
・安さ最優先、でもちゃんと使えるものが欲しい人に
・Botちゃん(坊っちゃん)と名付けてしまったくらい、健気な働き者
SwitchBotでスマートホーム化したい人へ
いろいろなメーカーから類似スペックのロボット掃除機がリリースされている中、私が「SwitchBot S1」一択で迷いがなかった理由は、他にもSwitchBot製のプロダクトを使っていたからです。
では、SwitchBotと縁がない人にはオススメできないのかと言われたら、もちろんそんなことはないのですけど。

Image: SwitchBot
スマートカーテンやスマート温湿度計、スマートロック、見守りカメラなどなど、SwitchBotはスマートガジェットを多数ラインナップしているので、これらを一元管理できる(エコシステムを形成している)という点は、間違いなく他のロボット掃除機メーカーには無いアピールポイントだと言えます。
もちろんアレクサなどをハブにすれば、他メーカー同士でも同様のシステムを実現することができるはずですが、動作の安定性やセットアップの難易度などを考えると、少しばかり有利なのかなという印象があります。
先進機能よりコスパ優先
ロボット掃除機の代名詞となっているメーカーなど、業界で先行する他社には、障害物を認識できるカメラを搭載したものなど、最先端機能を搭載したハイクラスモデルもリリースされています。
一方の「SwitchBot S1」は、レーザーセンサーで障害物を探知しつつ、素早く間取りマップを作成、無駄のない動きで掃除してくれる仕様。第2世代ロボット掃除機(※)として求められる機能を搭載し、拭き掃除にも対応できる2wayになっています。
(※)本記事では、行き当たりばったりに動くタイプを第1世代、マッピングして効率的に動くタイプを第2世代と定義しています
類似機能を搭載したライバル機が多いミドル・ベーシッククラスですが、「SwitchBot S1」は、中でもローエンドな価格帯で頑張っていると思います。
“安物買いの銭失い” は避けたいけど、出来るだけ出費を抑えたいと考えているなら、悪くない選択だと言えるでしょう。
床掃除が本当にラクになった
いろいろなロボット掃除機のレビューを読むと、“あらかじめ片付けが必要” と書かれていたり、あえて触れられていなかったりしますが、事実、ロボット掃除機は完全無欠ではありません。
他メーカー製のハイエンドモデルでも、障害物を移動させてから掃除してくれることはありませんし、意外な場所で動けなくなっていたりもします。
それでも好感を抱いてしまうのは、不完全ながらもロボット掃除機が面倒な床掃除をほぼほぼやっておいてくれるから。
ある程度の部屋数があるファミリー世帯にお住まいなら、1時間近く時短してもらえることのありがたさは、私がここで長々と書くまでもないでしょう。
定期的にロボット掃除機のクリーニングを
良いことばかり書かれたレビューは読み飽きたという人のために、実際に使っていて気になっている点も書いておきます。
当然といえば当然なのですが、床を掃除してくれるロボット掃除機には、自分自身を掃除するための機能が付けられていません。
上位機種の「SwitchBot S1 Plus」など、毎回のごみ捨てをしなくていいように、ホームベースに集塵機が装備されている機種もありますが、これらもダストボックス内のゴミを数回分溜めてくれるというだけです。(もちろん、それだけでもかなり楽になりますが)
気になるのは、本体上部や各種センサー部に積もるホコリですね。せっかく床がキレイになったのに、ロボット掃除機がホコリまみれではちょっとガッカリですし、センサーの汚れは誤作動の原因にもなります。
というわけで、たまにハンディモップなどで本体をキレイにしてあげるのをお忘れなく。
まあ、そうやって手間がかかるところも、これまたカワイイと思ってしまうくらいにはペットっぽい感じがありますし、やっぱりオススメしたくなるんですけどね。
・SwitchBotのスマートガジェットと一元管理できる
・安さ最優先だけど、ちゃんと使えるのが欲しい人にピッタリ
・Botちゃん(坊っちゃん)と名付けてしまったくらいには、健気な働き者
なお、以下の表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。
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