Sponsored by ブラザー工業株式会社
“人生のいちばん幸せな瞬間”というと、何を思い浮かべますか?
筆者の場合は、小学生のころに初めてお呼ばれした、いとこのお姉さんの結婚式。手作りのウェルカムボードは、絵本作家を目指していたお姉さんのお手製で、やさしい色調の絵がすごく素敵だったことをよくおぼえています。
久しぶりにあのときの気持ちを思い出せたのは、ブラザーの企業広告「ブラザーが結婚式つくってみた。」のおかげ。
結婚式を控えた社内カップルのために、ウェディングパーティで使う237点ものアイテムを、ぜんぶ自社製品で手作りする──という、ほほえましくも壮大な動画です。

CSR&コミュニケーション部 CSR・ブランドグループ シニア・チーム・マネジャー岩田俊夫さん
実はブラザーさん、このほかにも奇想天外なコマ撮りアニメや、総重量約3.5トンの巨大なからくり装置など、PR動画の枠を超えたチャレンジをいろいろと行っているのだそう。
ひと目で“本気”が伝わる動画制作に秘められた思いを、ブランド推進チーム シニア・チーム・マネジャーの岩田俊夫さんに聞きました。
2012年に海外営業の部署からCSR&コミュニケーション部に異動し、今年の12月で10年目という岩田さん。若い世代とブラザーのタッチポイントをいかに増やすかを考え、2019年から動画制作に取り組んでいるといいます。
結婚式を彩る237アイテムを自社製品で手作り
秋晴れのある日、ROOMIE編集部が訪れたのは、名古屋市瑞穂区にあるブラザーミュージアム。
創業から114年にわたる歴史の中で、ミシン、タイプライター、ファクス、プリンターと時代の変化に合わせて商品を開発してきたブラザーの歩みと、モノづくりへの情熱を体感できる施設です。
「1人でも多くの方に、ブラザーのファンになっていただくのが私の仕事」と話す岩田さん。
ブラザーブランドと聞くと、ミシン、家庭やオフィスで使うプリンター、ラベルライターなどをイメージする人が多いかもしれません。しかし現在は工作機械や産業用プリンターなど、BtoBの製品も幅広く手掛けているのだとか。
たとえば、衣類(ガーメント)に印刷可能な「ガーメントプリンター」という製品があります。Tシャツやバッグ、スニーカーなど、さまざまなものに自分の好きなデザインを印刷することができるんですよ。
その「ガーメントプリンター」を使って作ったのが、「ブラザーが結婚式つくってみた。」という動画に登場する大きなウェディングタペストリー。結婚する二人が大好きだという黄色が日の光に透けて、会場を明るく彩っていました。
結婚指輪の繊細な彫刻は、自動車部品などの加工をする工作機械で施したもの。花嫁の美しさを引き立てる白いお花のヘッドドレスは、職業用の刺しゅうミシンで。
出席者の顔写真を「レーザーマーカー」で印字したスチールプレートは、プロジェクトに参加した社員にとっても思い出の品になったそう。「うれしくて、家にずっと飾っています」と岩田さん。
「ガーメントプリンター」で印刷した布をくるみボタンで巻いて、「テープクリエーター」で作ったオリジナルのリボンをつけたというロゼットは、まねしたくなるグッドアイディア! 編集スタッフにも大人気でした。
“At your side.”──誰かの想像/創造力を応援したい
普段はそれぞれの持ち場で働いている社員が、「結婚式のアイテムを自社製品でどれだけつくれるか」と協力し合い、237点をブラザー製品で制作して実現したというウェディングパーティー。

アルミプレートにレーザーマーカーで印字したビンゴカード、ろうそくに巻いたテーブルナンバー、ロゼットなど、すべてブラザー製品を使用して制作した結婚式用の小物たち。
一般的に「レーザーマーカー」や「工作機械」と聞いて、それでどんなものが作れるのかわかる人は少ないと思います。そこで、結婚式というテーマで身近なものを作ることで、ブラザー製品をもっと理解してもらえるようにと考え、この企画にたどり着きました。
作品中に出てくるカップル、そしてすべての出演者も、リアルなブラザーの社員。洗練されてはいないかもしれませんが、自ら汗をかくことを尊ぶ伝統や、あたたかみのある社風も表現できたかなと思っています。
続いて岩田さんが見せてくれたのは、ブラザー製品で作ったペーパークラフトや金属の造形物。「想像力のそばに」という企業CM動画のコマ撮りアニメで使われたものです。
1カットごとに手作業で人形や模型を動かし、1ヵ月にわたって総カット数2,800枚を超える撮影を敢行したという超大作! モノづくりにおける「想像力の大切さ」をテーマにしたというこの動画を見ていると、あふれるイメージを形にするブラザー製品の多彩な技術に驚かされます。
主役の兄弟のペーパークラフトは、タッチパネルの操作で紙や布、薄いプラスチックシートなどをカットできるカッティングマシン「スキャンカット」で制作したもの。
頭や手が動くのはもちろんのこと、額の“想像力の扉”も開けたり閉めたりすることができます。「額がパカッと開くのは、僕はちょっと怖かったんだけど……」と笑う岩田さん。
夢見る世界だけではありません。メカ好きな人にぜひ見てほしいのは、縦・横約5メートル、高さ約4メートル、総重量約3.5トンの巨大な装置が登場する「ブラザーからくり」という動画。
実はミシンや工作機械など、ブラザー製品を組み合わせて作ったものなのです。からくりが最後に印刷するメッセージを「自分が入力した言葉」に変更して、その動画を誰かに送ることができる、というインタラクティブな仕掛けもたまりません。
そして「ラベルなら、ブラザー」は、ブラザーの業務用ラベルプリンターを使った倉庫業務の様子を、クールなBGMにのせて表現した作品。ラベルに印刷してあるQRコードのデータを読み込んで複雑な動きをスイスイ自動でこなしていく荷物たちと、テキパキとしたスタッフの動きが気持ちよくて、繰り返し見たくなる中毒性の高い動画です。
1908年にミシンの修理業をスタートさせてからずっと、精緻な技術をプリンティングや産業用の領域へと横展開しながら、人々の“モノづくりの力”を応援してきたブラザー。
どれだけ時代が変わっても、「世界中の“あなた”の生産性と創造性をすぐそばで支えられるようなブランドでありたい」という思いが、「“At your side.”──あなたのブラザーでいたい」というコーポレートメッセージに表現されているんですね。
本年度第1弾の動画は「中学受験を控えた家族」のストーリー
11月1日に発表されたばかりの企業CM「家族の挑戦」は、息子の中学受験を控えた家族の姿を描いたストーリー。暮らしの中で、「挑戦する人」を製品を通じて応援したいというブラザーの思いが詰まった作品です。
「十分がんばったよ、と何度も言いそうになった。でもたぶんそれは……」というお母さんのモノローグには、ぐっときてしまいました。
公開後の2週間でノーカット篇が146万回も視聴されていて、話題になっている様子……! さりげなく登場するブラザーの家庭用A3プリンターが、実は受験勉強に大活躍、というアイディアも必見です。
「こうなりたい」「あんなものをつくってみたい」という夢を叶えるためには、少しの勇気が必要なもの。
“いつもそばにいるよ”と言ってくれるブラザーの製品と一緒なら、気持ちよく一歩を踏み出せる気がしました。
あわせて読みたい:
Photographed by Kenya Chiba