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Sponsored by 福島県商工会連合会

自分へのご褒美やちょっとした贈り物を選ぶときにECサイトをよく利用するのですが、最近選ぶ物がマンネリしてきちゃって……。そんな折、先日友人から「シオクリビト」というECサイトを教えてもらったんです。

どんな商品が並んでるのかな〜と思ってアクセスしてみたら、いきなり生産者さんであろう人のページが開いてびっくり。しかも、商品一覧ページがあるわけでもなくて、出てくるのはとにかく「人」なんです。

商品よりも生産者さんが目立つECサイトなんて見たことない! とはじめは驚きましたが、購入までの過程が楽しくて、いつの間にかハマっていることに気づきました。

まずは人と出会う

「シオクリビト」サイト

サイトにアクセスして最初に表示される画面。ランダムで表示されるので、毎回違った「人」のエピソードをみることができます。

シオクリビト」は福島県の生産者さんの商品が集ったECサイトで、愛情を込めて生み出された商品達はどれも“逸品”と呼べるものばかり。

一般的なECサイトと大きく異なるのは、商品情報よりも先に人のエピソードが表示されるところ。生産者さんの人柄を感じてから商品を購入できるような流れとなっているため、商品を買うまでの過程がかなり興味深いのです。

「シオクリビト」のサイト 名場面と名台詞について

名場面・名台詞から直感的に選ぶこともできます。運命的な出会いがあるかも……!?

載っている生産者さんのエピソードも幅広く、商品の制作秘話だったりプライベートな話だったり、人によってさまざま。

それに同じ生産者さんのページでも、更新するたびに表示されるエピソードが変わるから、「この人なんだか素敵だな!」と思ったら何回もページを更新しちゃう。そうすると違ったエピソードが表示されて、「こんな一面もあるのか〜」と、その人のことがもっと気になってしまうわけです。

届いた商品7つ

一般的なECサイトにはない、生産者さんとの偶然の出会いをきっかけに「この人がつくる商品ならきっといいものに違いない!」と商品を注文できる感覚はとても新鮮。そこで今回、実際に注文した商品が手元に届いたので、ひとつずつご紹介します。

一番いい状態で届く卵とマヨネーズのセット(やますけ農園・山口英則さん)

「家族セット(たまご2種類、マヨネーズ2種類)」

「家族セット(たまご2種類、マヨネーズ2種類)」 7,140円(税込み、配送料込み)

まずはこちら、山口英則さんが経営するやますけ農園の2種類の卵と、マヨネーズがセットになった「家族セット」。注文時に鶏の産卵状況をチェックして、一番いい状態の卵を一番いいタイミングで送ってもらえるところが嬉しい!

卵を割ってみると、黄身が自然なレモンイエロー色になっていることに驚きます。まるでぷりっぷりの満月のような卵を使って作るTKG(卵かけご飯)は生臭くなく、自然な濃厚さがあって絶品。そんな卵をふんだんに使って作られたマヨネーズも軽やかな味わいのため、ちょっと多めに使ってもちょうどいいくらい。

ちなみにトライアスロンが趣味だと話す山口さんですが、ブログなどでひよこのことを紹介するときは「ピヨ」と書くそうです。なんだかかわいいエピソードも見つけちゃいました。

ビールが苦手でも飲めるビール(半田銀山ブルワリー・鈴木翔之さん)

「半田銀山ブルワリー クラフトビール3種 6本飲み比べセット」

「半田銀山ブルワリー クラフトビール3種 6本飲み比べセット」 4,950円(税込み、配送料込み)

「私、ビール苦手なんですよ、でも、それを逆手にとってうまく生かせないかなって思ってて」と語るのは、半田銀山ブルワリーの鈴木翔之さん

鈴木さんが生み出したクラフトビールセットは、福島県伊達郡桑折町発祥のりんご「王林」の果汁を使用した「王林ペールエール」をはじめ、3種類のビールがセットになっています。

僕は苦めのビールを好んで飲むことが多いのですが、「王林ペールエール」は苦味は控え目で、甘みのあるフレーバーが特徴。シャンパングラスでシャンパンのように楽しむこともできそうだと感じました。それくらい華やかで、ビールに親しみのない人にとっても味わいやすいビールだなと思います。

幅広いお酒とのペアリングが楽しめる、こだわりのおつまみセット(香の蔵・岩井哲也さん)

「ビール・ハイボールによく合うおつまみセット」

「ビール・ハイボールによく合うおつまみセット」 3,160円(税込み、配送料込み)

「この度の災害では大変でしたね。仕込みの方はいかがでしたか? 長い人生さまざまありますが、頑張ってください」。これは震災の後にお客さんから届いたメッセージだそうです。

広告の裏に書かれたこのメッセージが宝物だと語る、香の蔵の岩井哲也さん。クリームチーズの味噌漬けを福島名物にすべく奮闘し、さまざまな商品を生み出し続けています。

「黒胡椒クリームチーズのみそ漬」を箱から取り出す編集部員

おつまみが入った箱を開けると、「切り分け方」や「活用レシピ」が書かれています。

今回注文したセットには「クリームチーズの仙臺みそ漬」「黒胡椒クリームチーズのみそ漬」「ペペロンチーノクリームチーズのみそ漬」の3種類が入っていて、どれも味の方向性が異なるためお幅広いお酒とのペアリングを楽しめます。

特に「黒胡椒クリームチーズのみそ漬」は、辛めの黒胡椒×みそ×クリームチーズの組み合わせがなんとも絶妙。ドライなビールでグイッといけば、最高です!

思いっきり踊ってみようかな…と思えるお面セット(橋本広司民芸・橋本広司さん)

「ひょっとこ面 おかめ面セット」

「ひょっとこ面 おかめ面セット」 6,000円(税込み、配送料込み)

次は食料品ではなく、高柴七福神踊りにも登場するひょっとことおかめのお面セット。目の部分には穴が開けられており、お面の布部分で後頭部を覆うようにして被る踊り用のお面です。

張り子職人としてのキャリアを60余年重ね続け、地域に伝わるひょっとこ踊りの名人でもある橋本広司民芸の橋本広司さんは、ひょっとこのお陰で世界各国に呼ばれるようになったそう。

「英語話せなくても大丈夫だね。これかぶってわーってやると心が真っ白になるからね。そしたら、お互いにおおーってなる」と話す姿。橋本さんに直接会ったことはありませんが、このお面を眺めているとそんな様子が浮かんでくるようです

ひょっとこ面を被ろうとする編集部員

ひょっとこ面には口の部分がなく、踊り手が自分の口で自由に表現できるのが特徴とのこと。口の部分が出ていてちょっと恥ずかしいけど、こういうのは思いっきりやるくらいがちょうどいいんですよね。

また、お面は思っていたよりも頑丈。僕はピアニストとしても活動しているので、激しい動きにも耐えられそうなひょっとこ面を今度ピアノ弾くときに被ってみようかな……。

島田麺は麺の長さが一般的な乾麺の2倍(円谷製麺・圓谷健さん)

「至福の乾麺セット」

「至福の乾麺セット」 4,000円(税込み、配送料込み)

至福の乾麺セット」は島田うどん、島田ひやむぎ、島田きしめん、島田そばの4種類が入ったセット。

乾麺を折り曲がっているところを指さす

麵を折り曲げているところはカーブがついています。

全ての麺が長時間自然乾燥製法によって作られていて、半分に折り曲げた状態で自然乾燥を行うため一般的な乾麺よりも倍ほどの長さになるのが特徴的です。1本1本が長いから、少量茹でたつもりでも意外とお腹いっぱいになりました。でも、それでいて重さはなく、つるんと食べられちゃうから、もう少し寒くなったら温かくして食べてみたいな〜。

そんな島田麺を作り続ける円谷製麺の圓谷健さんですが、実は麺だけではなくコンクリートも打てるのだとか。「コンクリートも麺も水分の加減だと思うんすけど、ははは」と話すエピソードも印象的でした。

大豆の魅力を堪能できるセット(西郷ゆば工房・近藤武男さん)

「西郷ゆば工房セット」

「西郷ゆば工房セット」 4,700円(税込み、配送料込み)

ゆば・豆乳・豆腐がセットになった「西郷ゆば工房セット」。元々2018年より湯葉づくりを始めた西郷ゆば工房の近藤武男さんは、「元々は俺、農家なんだよね」と言います。

そのため西郷ゆば工房の商品には無農薬で自家栽培した「にしごう在来種大豆」が使用されており、特に豆腐は何も味付けがいらないくらい甘く、とってもまろやかもはやプリンか? と思ってしまうくらいに濃厚な味わいが特徴です。

加えて、おからや豆乳、アレンジレシピも同梱されているため幅広い味わいを楽しめる点も嬉しい。大豆の魅力を余すことなく堪能できるセットです。

ずどんとボリューミーなヨーグルト(金子牧場・金子和彦さん)

「ゴールデンヨーグルト270g×5個入りセット」

「ゴールデンヨーグルト270g×5個入りセット」 2,766円(税込み、配送料込み)

封を開けるとクリーム層が黄金色に輝くことから名付けられた「ゴールデンヨーグルト」。1個あたり270gと大きく、手にしたときのサイズ感にウキウキしてしまいます。

プレーンな味わいとなっているため、デザートからお酒のおつまみまで幅広く楽しめる万能なヨーグルトです。定番だけど、やっぱりはちみつと合わせて食べるとシンプルでおいしい。

金子牧場でヨーグルトとチーズづくりを担当する金子和彦さんは、80点以上の完成度でないと商品を出さないと決めているのだとか。「やっぱり酪農家は手間かかる、手間しかない」と語りつつも、絶対に妥協しない信念を感じさせられます。

えっ、これももらっていいんですか

商品が届いたときにびっくりしたのが、頼んだ覚えのないものが入っていたこと

ビールの栓抜きやコースターであったり、5個入りのヨーグルトを買ったつもりが6個入っていたり……。じつはこちら、生産者さんが好意で入れてくれた「オマケ」なのだとか!

「オマケシール」がついたヨーグルト

「オマケシール」が目印。


ビールの栓をあけようとするところ

鍵の形をした栓抜きと、コースターもオマケ。

他にも、季節の野菜やまだ商品化されていない試作品など、生産者さんによってオマケの種類はさまざま。注文時期によってオマケの内容も変わってきそうですね。

橋本広司民芸の橋本広司さんからのTHANKYOUカードを読む編集部員

こちらは、橋本広司民芸の橋本広司さんからのTHANKYOUカード。

さらに、ひとつひとつの商品に「THANKYOUカード」も添えられているんです。

温かい気持ちになりますし、直筆の手紙をもらう機会も減ってしまったので、実際に手にするとなんだかジーンときます。

スマホで買い物しただけなのに、まるでお店で買い物をしたかのような充実感。商品が届いたときに、ここまで心が満たされるとは思ってもみませんでした。至れり尽くせりとはまさにこのこと。

買わない日もアクセスしたくなる

届いた商品を眺めながら新しい商品を注文しようとする編集部員

今日頼んで、明日には届く。そんな買い物の形に慣れてしまっていたけど、ここまで人の温もりを感じられる買い物には幸福感があります。

商品が届いたときはもちろん嬉しいけど、まるでSNSを眺めるような感覚でアクセスできるサイトの作りもやっぱり楽しくて。贈り物を選ぶときの情報収集時や、移動時間のふとした瞬間にもアクセスするようになっちゃいました。

商品が届く瞬間だけじゃなくて、購入までの過程も楽しい。そんな新しい買い物のスタイルを、ぜひ体験してみてください。

Photographed by Yo Noguchi

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