コロナ禍になり、おうち時間が増えた昨今。リモートワークの息抜きや休日などに、ゆっくりと美味しいコーヒーを楽しみたいという人も増加中です。豆にこだわるのはもちろん、自分で豆から挽いたコーヒーは、味わいだけでなく、コーヒーを楽しむ時間までも豊かなものへと変化していきます。
自分で豆を挽くときに欠かせないアイテムといえば「コーヒーミル」。自動でできるものから手動で行うものなどさまざまな種類が展開されています。コーヒー愛飲者の中には、「いちいち棚に出し入れするのが面倒なので、出しっぱなしにしておく」なんていう人もいますが、どうせなら、インテリアとして出しておいてもサマになるおしゃれなものを購入したい人も多いはず。
そこで今回は、インテリアのプロが厳選したおしゃれなコーヒーミルをご紹介。選び方のポイントも解説します。
スタイリスト・池田沙織さん
大阪出身。スタイリストアシスタントを経て、2011年に独立。その後、雑誌、カタログ、WEBなどで、インテリア、雑貨、ファッションのスタイリングを幅広く手がける。学生時代には某コーヒーチェーン店にてアルバイト経験があるコーヒー愛飲者でもある。
ikedasaori.com
2 コーヒーミルの種類
手動タイプ
電動タイプ
コーヒーミルの刃の形
1コーヒーミルとは?
Image: Amazon.co.jp
コーヒーミルとは、焙煎されたコーヒー豆を粉砕する機械のこと。一般的に、すでに粉状になっているコーヒーよりも挽きたてのコーヒーは風味がよく、美味しいと言われています。
コーヒーミルの内部には、2枚の刃が設置されていて、この刃が擦れるところを調整することで挽き方を変えることができます。
刃の切れ味や、刃の回転速度、熱の伝わり方により風味が変化するため、コーヒーミルによってもコーヒーの味が変化すると言われています。
2コーヒーミルの種類
コーヒーミルには手挽きの手動のものとスイッチを入れるだけで挽ける電動のものがあるだけでなく、刃の形や種類にも違いがあります。
手動タイプ
ガリガリと自分で豆を挽く楽しみがあるだけでなく、挽きたてのコーヒーの香りを含め、豊かなコーヒータイムを楽しむことができるのが手動式のコーヒーミル。凝ったデザインのものが多く、手頃な価格のものも豊富に展開されています。
一方、自分で豆を挽くので力が必要なのと、一度に挽ける量がそこまで多くないため、コーヒーを頻繁に飲む人にとっては、挽く回数が増えて面倒という側面もあります。
カリタ キュービックミル

キューブ型の形状が特徴的な木目柄の手挽きコーヒーミル。引き出しになった粉受け部分は、マグネットで結合していて、開け閉めも簡単。硬質鋳製の臼歯を使用していて、切れ味が劣化することなく長持ちします。細挽き、粗挽きなど好みに合わせてコーヒー豆の挽き方を変えることも可能です。
木製でありながら、オールブラックデザインの手動式のコーヒーミルは、あまり見かけないデザインでおしゃれ。機能もデザインもシンプルで、無駄のない作りが素敵だと思います。
本体サイズ(mm) | 80×170×180 |
刃 | 硬質鋳鉄カッター |
ホッパー最大容量 | 15g |
粉受け最大容量 | 30g |
佐藤金属興業 SALUS ポポロ コーヒーミル

新潟県燕市で金属洋食器や金属雑貨の製造・販売を手がけるSALUS(セイラス)のハンドミル。オールステンレスでスタイリッシュなデザインに仕上げています。臼歯には、金属臭のない、錆びにくいセラミックを使用。粉受けはネジ式により外すことができます。臼歯を取り外して水洗いすることが可能なので、お手入れも簡単です。
オールステンレスという、ありそうであまりないデザインのコーヒーミル。ステンレスの粉受けなので、静電気が起きにくく、挽いたコーヒー豆をきれいに取り出すことができます。オールステンレスなので、見た目のかっこよさはもちろん、使い勝手もいいコーヒーミルです。
本体サイズ(mm) | 145×99×170 |
刃 | セラミック |
電動タイプ
スイッチを入れるだけでコーヒー豆が挽ける電動タイプ。手動よりも豆を多く挽くときや、手早く挽きたてのコーヒーを楽しみたいとき、忙しいときなどにおすすめです。
また、豆を極細の粉末状にする必要があるエスプレッソを作りたいときには、電動タイプを使うのがベスト。電動の場合、豆を均一に挽くことができるメリットがあるだけでなく、挽き方のバリエーションや機能面も充実。価格は、数千円~数万円まで幅広いものが展開されています。
デロンギ うす式コーヒーグラインダー KG79J

デザイン性に優れ、操作が簡単なコーヒーグラインダーは、シンプルな見た目でインテリアにもピッタリ。粗挽き~細挽きのコーヒー豆を挽くことができるだけでなく、上下の歯でコーヒー豆をすり潰す臼式の刃により、豆を均等に挽くことが可能です。
着脱式のコンテナなので、挽いたコーヒー豆の持ち運びも便利。自動電源オフ機能も付いています。
デザイン性に優れた、シンプル操作の臼式コーヒーグラインダー。コンパクトでシンプル操作のスタンダードなタイプです。臼式の刃なので、豆を均等に挽くことができ、雑味が少ない風味を楽しむことができます。
本体サイズ(mm) | 130×160×260 |
刃 | 硬質鋳鉄カッター |
ホッパー最大容量 | 120g |
ウィルファ スヴァート アロマ コーヒーグラインダー

ノルウェーのキッチン家電ブランド「ウィルファ」が手がけるコーヒーグラインダーは、DCモーターを搭載して毎分500~650回転の低速回転を実現。
また、丈夫で錆びにくいステンレス高性能刃を採用することで、摩擦熱を抑え、豆本来の風味を楽しめるコーヒーを味わうことができます。
粗挽き~超細挽きまで17段階の調整機能で、フィルター抽出、フレンチプレス、エアロプレス、モカなどさまざまな淹れ方や豆の種類に合わせた挽き方を選ぶことが可能です。
私も愛用しているコーヒーミルです。挽き目が簡単に調整でき、低速回転でコーヒー豆本来の風味を壊さずに、豆を挽けるところがおすすめポイント。本格的な機能が備わっているのに、コンパクトな設計であまり場所を取らないというところもおすすめです。少し残念なところは、粉受けの部分がプラスチックでできていること。静電気が起きると粉をきれいに取ることができません。そのため、粉受けの部分にちょうどいいサイズの瓶などを置いて使っています。
本体サイズ(mm) | 172×126×285 |
刃 | ステンレス高性能刃 |
最大容量 | 約250g |
コーヒーミルの手動タイプと電動タイプのメリット・デメリット
種類 | 手挽きミル | 電動ミル |
メリット | ・自分で挽いて楽しめる ・持ち運びにも便利 なコンパクトなものが多い ・デザインの選択肢が多い ・手頃な値段で購入できるものが多い |
・手間をかけずに、短時間で挽ける ・一度に挽ける量が多い ・豆を均等に挽ける ・挽き方の種類が豊富でタイマーなどの機能が充実している |
デメリット | ・一度に挽ける量が少ないものが多い ・力が必要で、時間がかかる |
・サイズが大きくなりがち ・電源が必要なため、設置場所を考慮する必要がある ・音がうるさいものもある ・手動よりも値段が少し高くなる |
コーヒーミルの刃の形
コーヒーミルの刃の形は、主に「プロペラ式」と「臼式」になっていて、それぞれ特徴や挽ける粒度が異なります。
プロペラ式(カッター式)

値段が手頃で、手入れが簡単なタイプ。豆の挽き方の調節や、豆を均等に挽くのが難しいというデメリットがあります。長時間挽くと熱を持ちやすいため、エスプレッソのように豆を細かく挽く必要がある場合には向いていません。
臼式(フラットカッタータイプ)

フラット式のコーヒーミルは、臼のように2枚の刃の間をコーヒー豆が通ることで細かく粉砕されるタイプのもの。刃と刃の間を調整することにより、粒度を変えることができるだけでなく、均等に挽きやすいというメリットがあります。
ただ、コーヒーを擦るように粉砕するため、摩擦熱が伝わりやすくなってしまい、長時間の使用には不向きです。
臼式(コニカルカッタータイプ)

円錐状の刃と受け側で構成されていて、その間をコーヒー豆が通ることにより、粉砕されるタイプ。フラットカッタータイプ同様、刃と刃の間を調整することにより、粒度を変え、均等に挽くことができます。フラットカッタータイプよりも細かく挽くことができ、極細挽きも可能。
挽き方別のおすすめ刃の形
極細挽き、細挽き | 臼式(コニカルカッタータイプ) |
中細挽き、中挽き | 臼式(フラットカッタータイプ)、臼式(コニカルカッタータイプ) |
粗挽き | プロペラ式、臼式(フラットカッタータイプ)、臼式(コニカルカッタータイプ) |
刃の形別おすすめポイント
プロペラ式 | 臼式 |
・粗挽き向け ・価格が手頃なものが多い ・コンパクトなサイズのものも多い
・短時間で挽ける |
・挽き目の調整が簡単で、プロペラ式より細かく挽ける ・均等な粗さで挽ける ・濃い深い味わいのコーヒーが好きな人におすすめ(細挽きの精度が高いため) |
3おしゃれなコーヒーミルの選び方のポイント

コーヒーミルの種類や刃の形の違いについて知ったうえで、その他どんなところをポイントに選ぶとよいかを池田さんに伺いました。
デザインがシンプルなものを選ぼう
デザインがシンプルで、無駄な装飾がないものの方がインテリアにもなじみやすく、おしゃれに見えると思います。最近はデザインのいいものが増えてきていますが、個人的にはステンレス製のシンプルなものが好みです。頻繁にコーヒーを飲む人や、電動のものを使いたい人などは、コーヒーミルを収納せずに出しておくことが多いと思います。そういう場合には、出しっぱなしにしていても、デザインや色、サイズなどが気にならないようなものを選ぶといいと思います。
コーヒー豆の挽き方を変えられるか
自分の好みの飲み方やコーヒーの淹れ方などがあると思いますが、それに合わせて豆の挽き方も変わってくるため、コーヒー豆の挽き方を変えることができるものを選ぶというのもポイント。それには刃の形も重要なポイントとなり、幅広い粗さで均等に挽ける臼式のものがおすすめです。
手入れのしやすさ
コーヒーミルに残ったコーヒー豆は、時間の経過とともに酸化します。古いコーヒー豆のカスが残ってしまっていると、新しく挽いた豆と混ざってしまい、挽きたての豆の風味が損なわれたり、雑味を感じてしまうことも。衛生面でも手入れのしやすさは大切なポイントなので、刃の取り外しが可能で、お手入れしやすいものを選ぶといいでしょう。
自分の暮らしや用途に合うサイズのものを選ぼう
コーヒーミルは、自分の家や暮らし、用途に合わせたものを選ぶのがおすすめ。例えば、頻繁にコーヒーを飲み、コーヒーミルを使う頻度も多いという人は、収納せずに出しておくことを考慮して、置き場に合ったサイズのものを選んだり、あまり使わないという人は、収納できるコンパクトなものを選んだり、家の中だけでなくアウトドアでも使いたいという人は、携帯できるサイズのものを選ぶといったように、どのように使いたいか、使う場所はどんなところなのかを考えながら選ぶといいと思います。
4メーカー別で選ぶおしゃれなコーヒーミル
池田さんがおすすめしたいおしゃれなコーヒーミルをメーカー別にセレクト。機能的で見た目もかわいい優秀アイテムがそろいました。
カリタ
CM-50

コーヒー器具の老舗ブランドである「カリタ」の電動タイプのコーヒーミル。50gの豆を15秒で中挽きにしてくれるプロペラカッター式。コンパクトなサイズ感で置き場所にも困らない、シンプルなデザインが人気を集めています。
簡単でスピーディに豆を挽くことができるコーヒーミルです。色も白と黒の2色展開でどちらもシンプルでインテリアには合わせやすい色ですし、戸棚に収納しやすいコンパクトなサイズ感も◉。手頃な価格で電動タイプのコーヒーミルを試してみたいという方におすすめです。
本体サイズ(mm) | 99×82×178 |
刃 | ステンレス |
容量 | 50g |
ハリオ
セラミックコーヒーミル・ウッドN

ハリオから発売されている、セラミックとオリーブウッドを組み合わせたコーヒーミル。曲線のある美しいボディでインテリアとして飾っておいてもおしゃれ。刃はセラミック製の臼式を採用し、摩擦熱が発生しにくく、熱によるコーヒーへのダメージを防いでくれます。
メンズライクなデザインのものが多いコーヒーミルですが、このハリオのものは、木目と白の組み合わせがナチュラル感のあるデザインになっています。シンプルで北欧テイストのあるコーヒーミルを探している方におすすめです。
本体サイズ(mm) | 167×85×215 |
刃 | セラミック |
容量 | コーヒー粉30g |
ポーレックス
コーヒーミル・Ⅱ WPB社製ハンドルホルダーセット

ポーレックスのコーヒーミル・Ⅱはステンレス製のシンプルなデザイン。切れ味の良いセラミック刃で、効率よくコーヒー豆を挽くことができ、回転力が安定しているので、挽き心地もなめらか。挽くときの引っかかりも少なく、ハンドルをスムーズに回すことができます。粒度を小刻みに調整でき、細挽きから粗挽きまで好みの粒度に挽くことが可能。部品は全て分解・洗浄可能で、清潔に使用することができ、毎回新鮮で雑味のない美味しいコーヒーを楽しむことができます。
私も長年愛用してきたコーヒーミル。コンパクトなので場所も取らず、引き出しにも収納できるサイズ感で、キャンプやアウトドアにも持っていきやすいです。ハンドルホルダーがレザーになっていて、無機質すぎず、ほどよく上質感もあり飽きのこないデザイン。ミニサイズもあるのですが、そちらは少し小さく、コーヒー豆を挽く量や回数を考えると大きいサイズの方を選んで正解でした。
本体サイズ(mm) | 直径49×192 |
刃 | セラミック |
容量 | 約30g |
ニトリ
コーヒーミル ビーノ

最大約40g(4~5杯分)のコーヒー豆を20~30秒ほどで挽くことができるニトリの電動タイプのコーヒーミル。専用のフタを閉めて、スイッチを押している間だけ刃が回転するので、安心して使用することができます。無駄のない、シンプルなデザインで、インテリアの邪魔をせずに置いておくことができます。
デザインがシンプルなニトリのコーヒーミル。手頃な価格なので、メーカーなどにこだわらず電動のコーヒーミルを試してみたいという人にも手が出しやすいアイテムです。
本体サイズ(mm) | 79×100×159 |
定格容量 | 約40g(コーヒー豆/1回あたりの最大値) |
5キーワード別おすすめおしゃれなコーヒーミル
アンティーク調
ザッセンハウス ブラジリア

1867年創業で、ドイツの職人技を引き継いできた「ザッセンハウス社」の手挽きコーヒーミル。ホッパーには最大50g、粉受けには30gの容量があるので、一度で約4、5杯分のコーヒーを淹れることが可能。昔ながらの手挽きコーヒーミルのようなデザインで、コーヒーを挽く時間も楽しめます。
木目とゴールドカラーの金具の組み合わせがおしゃれなコーヒーミル。昔ながらの王道なデザインですが、本当のアンティークではないので、購入しやすい価格というのもうれしいポイントです。挽いた粉を引き出しから取り出すという行程も雰囲気があり、愛着が湧くデザインだと思います。
本体サイズ(mm) | 180×135×195 |
刃 | 硬質特殊鋼 |
ホッパー最大容量 | 50g |
粉受け最大容量 | 30g |
カリタ ダイヤミルN ブラック

昔ながらのデザインで、インテリアとしても存在感のあるカリタの手挽きコーヒーミル。ハンドルをゆっくりと回しながら、ゴリゴリと豆を挽く感触と、コーヒーの豊かな香りを楽しむことができます。刃は丈夫な硬質鋳鉄製の臼歯を使用し、切れ味よく長持ち。調整ナットを回すことで豆の挽き方も選ぶことができ、見た目だけでなく機能性も兼ね備えたおしゃれな1台。
レトロな喫茶店にあるコーヒーミルのような佇まいで、重厚な見た目のわりに意外とコンパクトなサイズ感です。レトロな雰囲気が好きという方や、見せる収納をしたいという方、ビンテージやアンティーク風なインテリアを好む方におすすめです。
本体サイズ(mm) | 174×180×245 |
刃 | 硬質鋳鉄カッター |
ホッパー最大容量 | 50g |
粉受け最大容量 | 60g |
アウトドアにおすすめ
キャプテンスタッグ ポータブルコーヒーミル(ポーチ付き)

いつでもどこでも挽きたてのコーヒーを味わえる携帯可能なコーヒーミル。上部を上に引き出して使用し、使わないときはハンドルも取り外せてコンパクトに収納可能です。挽き方は前面のメモリに合わせて、13段階に細かく設定でき、自分好みのコーヒーを楽しむことができます。
アウトドアブランドが出しているだけあって、屋外で使いやすく、携帯しやすいコンパクト設計になっています。ハンドル部分が取り外せるほか、コーヒーミル一式を収納できるポーチが付いているところもうれしいポイントです。
本体サイズ(mm) | 使用時:直径60×165、収納時:直径60×115 |
刃 | 下:18-8ステンレス鋼、ワッシャー(黒・歯付):ポリアセタール |
容量 | 約26g |
カリタ スローG15

電池式のカリタのコーヒーグラインダー。コーヒー豆をゆっくりと挽くことで、摩擦熱を抑えるだけでなく、酸化を防いで微粉を出にくくしてくれます。単3アルカリ乾電池を入れれば使用できるので、場所を選ばずに電動でコーヒー豆を挽くことができます。タイマーストップ機能付き。
アウトドアグッズになじみそうな、メンズライクなデザインとカラーバリエーションの電動コーヒーミルです。電池式なので、屋外でも使用可能なので、アウトドアやキャンプにも携帯しやすいですね。
本体サイズ(mm) | 76×76×241 |
刃 | セラミック磁器 |
ホッパー最大容量 | 約15g |
粉受け最大容量 | 約15g(中挽き) |
木製
シラサギ けやきのコーヒーミル

1982年に創業した白鷺木工が手がけるオリジナルブランド「SHIRASAGI(シラサギ)」のけやきの木を使ったコーヒーミル。けやきは、耐久性および耐朽性に優れていて、美しい木目が特徴。
中のミル構造部はセラミック刃を使用しているため、摩擦熱が発生しにくく、お手入れもしやすい仕様になっています。大サイズは約2、3人分のコーヒー豆を挽くことができます。
天然のけやきの木で作られた、温かみのあるデザインのコーヒーミルです。ほとんどのパーツが木製で軽量なので、持ち運びにも便利。刃がセラミックなので、摩擦による熱を抑えることができ、コーヒーの美味しい風味を損なわずに味わうことができます。
本体サイズ(mm) | 直径50×160 |
刃 | セラミック磁器 |
モクネジ×カリタ コーヒーミル

石川県の山中漆器産地で培われてきた木工ろくろ技術と、精緻なネジ切りの技術を使った新しいプロダクトシリーズの「モクネジ」と、コーヒー機器総合メーカーの「カリタ」が作ったコーヒーミル。
長めのハンドルで回しやすく、安定感のあるデザインで、挽いた粉がたまる部分は、本体を半回転させるだけで開閉できる仕様になっています。シンプルなデザインなので、テーブルに置いておくだけでも一気におしゃれな雰囲気に。
家具のような贅沢な木材を使っていて、ディテールが美しい手挽きのコーヒーミル。有名メーカーの「カリタ」とのコラボアイテムなので、安心感もありますね。上部が金属製で落ち着いたデザインなので、出しっぱなしにしておいてもおしゃれだと思います。
本体サイズ(mm) | 直径97×258 |
一度に挽ける豆の量 | 約30g |
安い
ハイマウント コーヒーミル

ステンレススチール製のシンプルなデザインの手挽きコーヒーミル。細挽きから粗挽きまで粒度の調整が簡単にでき、好みの挽き方でコーヒー豆を挽くことが可能。微粉が少なく、均一で安定した粒度に挽けるので、コーヒーの風味を損なうことなく、美味しいコーヒーを楽しむことができます。
刃にはセラミックを使用し、切れ味もよく、摩擦熱も抑えてくれるだけでなく、取り外して洗うことができるので、清潔に使用することが可能です。
2000円くらいで購入できるので、コーヒーミルを試してみたいという方や、家にあるコーヒーミルの他に、アウトドアやキャンプなどに携帯するサブツールとして欲しいという方におすすめです。
本体サイズ(mm) | 直径48×140×135 |
刃 | セラミック |
容量 | 約20g |
アイリスプラザ コーヒーミル ブラック

アイリスオーヤマの通販サイト「アイリスプラザ」で取り扱われている電動コーヒーミルは、コーヒー豆50gを挽くことが可能。コーヒー豆を入れて、蓋を上から押すだけでOKの簡単操作なので、煩わしい手間がかかりません。付属のブラシ付き。
こちらは電動タイプのコーヒーミルですが、2000円くらいで購入できてしまうお手頃価格。アイリスオーヤマは家電もたくさん手がけているので、信頼性もあり安心。お手頃価格で電動コーヒーミルを試してみたいという方にぴったりです。
本体サイズ(mm) | 87×95×145 |
最大投入量 | 50g |
プレゼントに最適
ダルトン コーヒーミル”テラ”

インテリア雑貨が豊富の「ダルトン」が手がける見た目もおしゃれなコーヒーミル。挽いた粉を受ける容器がロック式で、そのまま保管しておけるようになっている優れもの。豆の粗さも調節可能なので、好みの粗さに挽くことができます。
挽いたコーヒー豆の受け容器がキャニスターになっているところが便利なアイテム。かわいらしい佇まいで、キッチンに置いておいてもおしゃれなコーヒーミルです。
本体サイズ(mm) | 155×80×220 |
刃 | セラミック |
受け容器容量 | 満杯時コーヒー豆 約100g |
TICO コーヒーミル&ジャー

粉受け容器がハンドル付きのジャーのようなデザインで、ミル部分を取り外せば、そのまま粉を保存できるおしゃれな手挽きコーヒーミル。名前やメッセージなどを入れることができるので、コーヒー好きの人に贈ると喜ばれそう。
名前やメッセージなどをジャー部分に刻印できるコーヒーミル。ミルを取り外すことができ、ジャーの蓋も付いているので、挽いたコーヒーをそのまま保存できるのもうれしいですね。形状や見た目もかわいいのでプレゼントやギフトにぴったりです。
本体サイズ(mm) | 190×89×203 |
刃 | セラミック |
容量(ジャー部分満水時) | 約450cc |
6コーヒーミルを使用する際の注意点
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粉飛びに注意する
コーヒーミルは、コーヒー豆を挽いて粉状にしていくものです。そのため、物によっては周りに粉が飛ぶことがあるので注意が必要です。汚れてもいいようにトレーなどを敷いておいたり、ある程度粉が飛ぶことを想定して、スペースを確保しておくといいと思います。
手入れをしっかり行う
コーヒー豆は、挽き方だけでなく、熱や空気に触れるだけでも風味が変わってきてしまう繊細なもの。だからこそ、コーヒーミルのお手入れもしっかりとしておくようにしましょう。
お手入れをする際には、水洗いをし、水滴を残さないようにしっかりと乾かしておくことが大切です。コーヒーの粉が残っていると、それらが酸化し、新しく挽いた粉と混ざることで雑味を感じたりします。また、食器用洗剤を使って洗ってしまうと、薬剤の匂いが本体に残り、コーヒーの風味を損ねてしまうこともあります。
商品を購入する際には、部品を分解して水洗いできるものかどうかを調べておくことも大切です。
構成・文/相馬香織
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