最強の「身軽セット」でバッグの中身がゴチャゴチャしちゃう問題を克服できたんだ
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コーヒーが大好きで、時間があるときは豆からひいてハンドドリップで淹れています。慎重にお湯を垂らしていくと、コーヒーの粉がふくらんで、ふんわりと漂う香りにほっとひと息。淹れ方はかなり適当ですが、自分ひとりで飲むときはそれなりにおいしく淹れられる気がしていました。
ところが、何人分かまとめて淹れるときに限って、味がイマイチ……。コーヒー用の計量スプーンできっちり量って淹れているのに、なぜか濃いめになってしまうんです。
コーヒー豆を量るのに「メジャースプーン」はNG

最高級品質のコーヒー豆、ブルーマウンテンを育てているジュニパー ピーク農園。『人生を豊かにしたい人のための珈琲』より
失敗の原因を教えてくれたのは、コーヒーハンターことJosé. 川島良彰(ホセ かわしま よしあき)さんの著書『人生を豊かにしたい人のための珈琲』(マイナビ出版)。
José. 川島さんは世界最高品質のコーヒーを追求する「株式会社ミカフェート」の代表取締役。中米エルサルバドル国立コーヒー研究所に留学後、ジャマイカのブルーマウンテン、ハワイ島のコナ、スマトラ島のマンデリンの農園開発などを手掛けてきた人です。
José. 川島さんによると、本当においしいコーヒーを飲もうと思うなら、焙煎豆を量るのに柄杓状の「メジャースプーン」を使うのは合理的ではない、とのこと。重さではなく体積で量るので、正確なグラム数にならないからです。
「メジャースプーン」で4杯分入れると、20g分も濃くなってしまう
José. 川島さんの提案は、ちょっと面倒でも重さを量る「スケール」を使うこと。しかも、何杯か淹れるときはコーヒーの量をちょっとずつ減らしていくのがポイントだそう。
私がお勧めするレシピは、ザラメ程度のやや粗挽きで1杯(150㏄)淹れるのに20gを適量としています。
ですが、2杯(300㏄)抽出では40gでなく10%減らして36gを使います。3杯(450㏄)では60gではなく20%減らして48g、4杯(600㏄)なら80gでなく25%減らして60gで事足ります。
1度に4杯淹れる場合、スケールで重さを量っていれば20gも節約できる計算です。メジャースプーンで量ると必要以上にコーヒーを使ってしまうだけでなく、濃過ぎるコーヒーになってしまい、美味しさも楽しめません。
(『人生を豊かにしたい人のための珈琲』56ページより引用)
私の場合、たくさん淹れるときは人数分のコーヒー粉をしっかりメジャースプーンで量って、ドバドバと投入していました。みんなに「ちょっと濃いね?」と言われるのも当たり前です。
4杯分、60gでおいしいコーヒーが淹れられたよ
アドバイス通りに4杯のコーヒーを淹れてみると、見事にちょうどいい濃さの、おいしいコーヒーになりました。これなら次、コーヒー係を頼まれても大丈夫!
次回も、コーヒーハンターことJosé. 川島良彰(ホセ かわしま よしあき)さんの著書『人生を豊かにしたい人のための珈琲』から、コーヒーで「胸焼けがする」と感じる理由や、嫌な味を出さない淹れ方のコツをご紹介します。
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