季節の変わり目になると、頭皮が痒くなり、髪がベタつくなどの悩みが出てきたり、季節に関わらず髪にハリやコシがない、カラーやパーマの持ちが悪いなど、頭皮や髪に関する悩みはさまざまです。そうした悩みを、毎日使うシャンプーで少しでも改善できるとしたら、ぜひとも使ってみたいですよね。
そこで今回は、今では定番アイテムとなっている「シリコンシャンプー」をピックアップ。「髪にいいと聞くけれど、本当にいいの?」「髪がきしみやすいけれど、どうすればいい?」などノンシリコンシャンプーに関するいろいろな疑問や悩みをその道のプロが解説します。
今回は解説していただくのは、アーティストのヘアメイクやファッション誌で活躍し、美容師としても活動をしているSUGOさん。美容師だからこそ知る、本当にいいノンシリコンシャンプーについて伺いました。名前は聞いたことがあるけれど、どんなメリットがあるかわからないという人や、まだ使ったことがないという人はもちろん、今も使っているけれど別のノンシリコンシャンプーを探しているという人も要チェックです。
ヘアメイク・美容師 SUGOさん
ファッション誌やミュージシャンなどのヘアメイクとして活躍。渋谷区神南にあるl&co by (luck-hair)でサロンワークも行う。
4. おすすめノンシリコンシャンプー15選
- 頭皮にやさしい
- トリートメントいらず
- まとまりにくい髪に
- オイリーな頭皮に
- ボリュームが気になる
- 香りがいい
- パーマをしている髪に
- カラーをしている髪に
- 汚れをしっかり落とす
- クレイ系
- 男性におすすめ
- きしまない
- かいサポ編集部おすすめアミノ酸系シャンプー
1. ノンシリコンシャンプーとは?
Image: GettyImages
シャンプーに配合されているシリコン(シリコーン)とは、シリコン(二酸化ケイ素)を化学的に合成処理していたもの。一般的に、メチコン、ジメチコン、シロキサン、シリル、シランなどがシリコンと言われている成分で、それらを配合したものが、シリコンシャンプーと呼ばれています。一方、それらを配合していないシャンプーが「ノンシリコンシャンプー」になります。
アミノ酸シャンプーとの違いは?
ノンシリコンシャンプーもアミノ酸シャンプーも、「シリコン成分が含まれていない」という点においては同じものです。
シリコンは髪に悪いのか?
シャンプーに配合されているシリコンにはいくつかのタイプがあり、一概に「髪に害があるもの」とは言い切れない部分があります。
シリコンは髪の指通りをよくしたり、滑らかにするための成分。シリコン入りのシャンプーは、髪のきしみがなく、指通りがいいだけでなく、シリコンにはドライヤーやアイロンの熱から髪を守るコーティングのような役割があります。
2. ノンシリコンシャンプーのメリット・デメリット
Image: GettyImages
先に述べたように、シリコンは髪の指通りをよく、滑らかにし、熱から髪を守る役割を持っています。それゆえに、ノンシリコンシャンプーを使うメリットはどこにあるのでしょうか?また、デメリットについても解説します。
メリット
髪や頭皮を素の状態にしてくれる
コーティングの役割を兼ね備えたシリコン成分が入っていないため、洗い残しによりシリコン成分が頭皮に付着するといったことがなく、髪や頭皮が素の状態に近づきます。また、体質によってや、花粉・ストレスなどで頭皮が敏感になっている時には、シリコンが頭皮への刺激となり、フケやかゆみの原因になったり、頭皮トラブルを招いたりすることも。ノンシリコンシャンプーの場合、シリコン成分が入っていないため、そうしたリスクが軽減されます。
髪や頭皮を素の状態に近づけてくれるだけでなく、シリコン成分による刺激がないため、頭皮トラブルは少なくなります。
軽やかな仕上がりでボリュームアップを目指せる
シリコンには、髪のキューティクルをコーティングし、髪を守ってくれる効果がありますが、その分重さが出てしまったり、髪がベタついてしまうことも。また、水溶性のシリコンは簡単に洗い流すことができる一方、非水溶性のものは髪に蓄積されてしまい、洗っても落ちにくいという特徴もあります。ノンシリコンシャンプーを使用すると、髪本来の重さだけになるため、ふんわりと軽やかな仕上がりになります。
ノンシリコンシャンプーの場合、シリコンで髪をコーティングしない分、髪が素の状態になるため、ふんわり軽やかに仕上がります。髪が細くてやわらかい方や、髪にボリュームを出したい方にはおすすめです。
デメリット
髪のきしみやパサつきがあることも
ノンシリコンシャンプーを使用した場合、シリコン成分によるコーティング作用がないために、シャンプーをしている時やシャンプー後に、髪のきしみやパサつきを感じたり、指通りが悪いことがあります。
ノンシリコンシャンプーを使うと、髪のきしみやパサつき、指通りの悪さを感じることがあると思います。ノンシリコンシャンプーを使う場合には、必ずコンディショナーを併用するようにしましょう。
また、ノンシリコンシャンプーやオーガニックシャンプーなどは泡立ちにくいという特徴も。しっかりと泡立てないと髪への摩擦が起きてしまい、ダメージを受けやすい状態になってしまうこともあります。
ドライヤーやアイロンの熱に弱い
髪を保護する役割を持つシリコン成分が入っていないため、ドライヤーやアイロンの熱が直接伝わり、ダメージを受けやすくなってしまいます。
ノンシリコンシャンプーを使うと、コーディング作用がないため、ドライヤーなどの熱によるダメージを受けやすくなってしまいます。しかし、ドライヤーをかけずに自然乾燥をするというのはNG。ドライヤーやアイロンを使う前には、ヘアオイルやスタイリング剤などを使用し、熱から髪を守る工夫をしましょう。
3. ノンシリコンシャンプーの選び方
Image: GettyImages
ノンシリコンシャンプーを選ぶ時には、どんなところをポイントに選ぶとよいのか。美容師でもあるSUGOさんに、そのポイントを教えていただきました。
表記を確認する
最も簡単なのは、「ノンシリコンシャンプー」や「アミノ酸シャンプー」と表記されているものを選ぶこと。どちらも「シリコン成分が含まれていない」シャンプーになります。
そうした表記がない場合は、シリコン成分であるメチコン、ジメチコン、シロキサン、シリル、シランなどの成分表記があるかどうかを確認しましょう。
また、ノンシリコンシャンプーでも指通りを求める場合は、ホホバオイル成分が入ったものを選ぶといいでしょう。
香りやブランドで選ぶ
好きな香りやお気に入りのブランドがある場合は、ノンシリコンシャンプーの中でも好みのものを選ぶとよいでしょう。
目的で選ぶ
ノンシリコンシャンプーでも、きしみにくいものや汚れを落とすものなど、さまざまなアイテムがあります。自分の髪質を確認し、何を改善したいか、どんな目的で使いたいかに合わせてアイテムを選ぶといいと思います。
4. おすすめノンシリコンシャンプー15選
SUGOさんがセレクトしたノンシリコンシャンプーを紹介。美容師だからこそ知る上質なノンシリコンシャンプーばかりです。
頭皮にやさしい
ONLEE(オンリー)シャンプーⅡ

美容室専売シャンプーで、ノンシリコンでもきしまない「オンリー」のシャンプー。地肌と同じアミノ酸成分をたっぷり配合し、髪と地肌を適度にやさしく洗い上げ、すっきり爽やかな地肌へと導きます。
サロン専売品である「オンリー」のシャンプーは、ノンシリコンシャンプーですが、海洋性コラーゲンを配合していて、パサつきを抑えるだけでなく、髪を元気にしてくれます。これ1本でしっとりさらさらになるので、コンディショナーを使う時間がない方や、コンディショナーを使うとベタつくという方にもおすすめです。もし、これで髪がきしむという方は、コンディショナーを併用してください。
Lebena organic(レベナオーガニック)リファイニングスカルプ オーガニックシャンプー

天然由来成分が96%以上、オーガニック成分を10%以上配合した、ノンシリコンシャンプー。頭皮トラブルを癒す植物成分のほか、頭皮や髪にうるおいを与え、髪を健やかに導く植物成分も配合。きしまず、毛先までやわらかく仕上げ、うるおうような頭皮ケアを行うことができます。
ノンシリコンというだけでなく、石油系界面活性剤や合成着色料など9つの成分が無添加のシャンプー。界面活性剤やサルフェート(硫酸塩系界面活性剤)には、洗浄力が強く、必要な頭皮の脂まで洗い流してしまうものもあります。必要な油分がないと頭皮が乾燥し、余計に脂が出て、頭皮にかゆみを感じてしまうことも。このシャンプーはそれらの成分が入っていないため、敏感肌の人でも安心して使うことができます。
トリートメントいらず
ALCREIS(アルクレイス)アロマシャンプー

アルクレイスのアロマシャンプーは、シリコンのほか、合成着色料、パール化剤、合成香料、パラベン不使用。天然のアミノ酸系洗浄成分を配合し、頭皮をやさしく洗い上げます。ホホバ油、オレンジ油などたくさんの天然由来の保湿成分を配合し、リンスなしでもサラサラの髪に。コーティング剤不使用のため、体を洗うこともできます。
植物由来の保護・保湿成分が配合されているので、髪をしっかり保護。ノンシリコンで髪を素の状態に近づけるだけでなく、髪が本来持っているコシやハリを生み出す手助けをしてくれます。
まとまりにくい髪に
NAKANO(ナカノ)エヌCAシャンプー

サロンで取り扱われているヘアケアブランド「ナカノ」のシャンプー。独自技術のうるおいバリア処方によるモイスチャーコントロールで、思い通りの仕上がりへと導いてくれます。まとまりにくい髪におすすめのCAシャンプーは、ピンクペッパー&ライムの香り。
美容室でも使用されているシャンプー。目指したい髪に合わせてシリーズ展開されていて、シャンプーのほかにスタイリング剤などもあるので、ライン使いが可能です。
オイリーな頭皮に
すっぴん地肌 ナチュラルスカルプシャンプー

楽天でも高い人気を誇り、多くの人に支持されている、アミノ酸系ボタニカルシャンプー。ヒキオコシ、カキタンニン、甘草など頭皮にうるおいを与える9種類の厳選されたボタニカル成分を配合。頭皮に不足しがちな成分を補給しながら、地肌と同じ弱酸性でやさしく洗い上げます。
脂漏性皮膚炎の研究者が開発したノンシリコンシャンプー。脂漏性の頭皮の方以外にも、頭皮のかゆみやフケが気になる方や、頭皮の荒れや炎症が気になる方にもおすすめのアイテム。頭皮の脂がまったくないと乾燥してかゆみやフケが出てしまいますが、脂が多いとニオイの元となり、常在菌が脂に反応すると頭皮にできものができやすくなります。このシャンプーは頭皮にうるおいを与えてバリア機能を高め、肌本来の力を生かし、頭皮環境を正常に整えてくれます。
NILE(ナイル)スカルプシャンプー

アミノ酸の弱酸性の濃密泡で、頭皮の脂を浮かして洗い流し、健やかでいきいきとした頭皮へと導いてくれるシャンプー。頭皮を育てる3種の活力成分のほか、5種類のアミノ酸、頭皮を整える4つのサポート成分を配合し、髪を洗浄するだけでなく頭皮環境を整え、芯のあるツヤさら髪へと仕上げてくれます。
頭皮ケアに特化したシャンプーで、薄毛の方がボリュームアップしたという声もある人気アイテム。アミノ酸配合なので適度な洗浄力で頭皮を洗い、健康な頭皮環境へと整えてくれます。
ボリュームが気になる
NAKANO(ナカノ)エヌFLシャンプー

ボリュームが出にくい髪におすすめの「ナカノ」のエヌ FLシャンプー。サロンで取り扱いのあるヘアケアブランドで、独自技術であるうるおいバリア処方によるモイスチャーコントロール。思い通りの髪へと導いてくれます。
ヘアケアアイテムに特化したブランドである「ナカノ」は、独自の技術によってうるおいをコントロール。まとまりにくい髪のところでも紹介しましたが、ナカノの「エヌ」シャンプーは、目指す髪の仕上がりによっておすすめのアイテムが異なるので、目指したい髪質に合わせてアイテムを選ぶようにしましょう。
香りがいい
CLAYGE(クレージュ)シャンプー & トリートメント

ナチュラルクレイにより頭皮の汚れを吸着オフし、地肌にハリとうるおいを与えてくれるシャンプー。機能的な補修成分と保湿成分をバランスよく配合し、髪のダメージを補修してくれます。フローラル&ムスクの香り、ハーバルムスクの香り、フローラル&パチュリの香りと、香り別に3つのシリーズが展開されているので、お気に入りの香りを選べばシャンプーの時間も癒されそう。
調香師がブレンドした香りというものを売りにしているノンシリコンシャンプー。こだわりのクレイ成分を配合していて、ヘアケアアイテムだけでなく、スキンケアアイテムも展開しています。
パーマをしている髪に
Amatora(アマトラ) クゥオ ヘアバスesシャンプー

ケラチンとリンゴアミノ酸でやさしく洗い、髪の純度を高めて、生まれたてのような髪本来の美しさへと導いてくれるシャンプー。きめ細かい濃密泡が指通りをよくし、浸透力を高めるための泡パックにも最適。カラーやパーマのアフターシャンプーとしてもおすすめです。
パーマをしているからこそ、ダメージから髪を守りたいですよね。「アマトラ」シリーズのシャンプーは目指す髪によってアイテムが異なり、「クゥオ」は、髪が本来持つ力を高めて、生まれたてのような無垢な美しさのある髪へと導いてくれます。
カラーをしている髪に
ALIMINO(アリミノ)スプリナージュ シャンプー ジェントルモイスト

「アリミノ」のスプリナージュシャンプーは、カラーで髪が傷んでしまい、自然なツヤやまとまり感がほしいという人にぴったりのアイテム。コクのある濃密な泡が髪と地肌をやさしく包み込み、うるおいを失わずに洗いあげます。ダメージを受けデリケートになりがちな頭皮や、広がってしまう髪におすすめです。
ヘアケア商品を多数手がける「アリミノ」のシャンプー。アリミノは自社でカラー剤も出しているため、カラーが髪にどんなダメージを与えるのかといったことも理解しています。そうした会社が出すシャンプーだからこそ、信頼できるアイテムでもあります。
汚れをしっかり落とす
ALLNA ORGANIC(オルナオーガニック)スカルプシャンプー

美容室やサロン専売品で、合成香料、合成着色料、パラベン、紫外線吸収剤、鉱物油、サルフェートの無添加を実現した、高品質の日本製シャンプー。シリコン不使用のスカルプシャンプーは、髪の毛にハリやコシを持たせて、健やかな頭皮へと導きます。
ノンシリコンシャンプーの場合、洗浄力が弱いと感じるものもありますが、このシャンプーは適切な洗浄力で汚れを落とします。洗い心地がよく、頭皮ケアにもおすすめです。
クレイ系
CLAYDAY(クレイデイ)シャンプー

沖縄のクチャ(マリンシルト)を含む3種の泥で髪と頭皮をやさしく洗うクレイシャンプー。ミネラル豊富なクレイが、髪や頭皮に栄養を与えながら、毛穴の汚れをしっかりと吸着し、洗い上げます。
泥により毛穴の汚れを吸い取るだけでなく、泥の中に含まれるミネラルが髪に栄養を与えてくれるシャンプー。まさに泥パックをするような感じで、泥が頭皮の毛穴の汚れを吸い取り、洗い流してくれます。シアバターなどの保湿成分も配合なので、健康的な頭皮へと導いてくれます。
男性におすすめ
LABOMO(ラボモ)アートブラックシャンプー

地肌は髪がのびのびと育つための大地であるため、頭皮環境を整え、生命力にあふれた豊かな髪へと導くことをコンセプトにした「ラボモ」のシャンプー。汗や余分な皮脂などの汚れをきれいに落とし、毛髪や頭皮を健康に保ちます。
男性の髪を知り尽くしたアートネイチャーが手がけるブランド。それぞれ役割が異なる、シャンプーコンディショナー、育毛ローションを展開しています。
きしまない
オーシャンクレンジングシャンプーS

頭皮や髪を洗い、補修、保護するという目的で作られたノンシリコンシャンプー。美しい髪と頭皮に必要不可欠なタンパク質とミネラルに着目し、沖縄の深海から組み上げた、天然マリンミネラル豊富の海洋深層水をベースに、アミノ酸系洗浄成分に加えて、タンパク質系の洗浄成分を配合。丈夫でハリ、コシのある髪へと導いてくれます。
ミネラルが豊富な海洋深層水をベースに、地肌にやさしいアミノ酸系洗浄成分とタンパク質洗浄成分を加え、頭皮トラブルを解消。ダメージヘアを補修するボタニカル成分も配合しています。ワイルドローズ精油の油分により、髪を補修しながら指通りをよくするので、きしみにくいシャンプーです。
かいサポ編集部おすすめアミノ酸系シャンプー
NILE(ナイル)超濃密泡ジェルシャンプー

まるで入道雲のような泡立ちの超濃密泡により、髪や頭皮をやさしく洗い上げるシャンプー。アミノ酸により、洗浄力が強すぎず、弱すぎず、頭皮をニュートラルな状態に戻してくれます。また、植物由来のサポート成分を配合しているため、美しい髪とトラブルの起きにくい頭皮環境へと導きます。
5. ノンシリコンシャンプーを使用する際の注意点
メリットもあればデメリットもあるノンシリコンシャンプー。効果を最大限に引き立たせるためにやっておきたい、使用時の注意点を伺いました。
シャンプー前後のブラッシング・予洗いをする
ノンシリコンシャンプーに限らず、シャンプーをする前と後のブラッシングは大切です。シャンプー前のブラッシングは、シャンプー時の摩擦やダメージを軽減するだけでなく、髪の表面についたホコリやスタイリング剤、皮脂などを浮かせてくれ、シャンプーの際の汚れを落としやすくしてくれます。また、シャンプー前にお湯で予洗いをすることで、ある程度のホコリや汚れ、スタイリング剤を洗い落とすことができ、シャンプーの泡立ちがアップします。
泡立てネットを使用するのも◎
シャンプーをよく泡立てると、洗う時の髪への摩擦を軽減してくれます。しかし、ノンシリコンシャンプーの中には、泡立ちにくいものもあります。泡立ちにくいシャンプーの場合は、泡立てネットなどで泡立ててからシャンプーをするのもおすすめです。
シャンプーは頭皮をマッサージするイメージで
シャンプーは髪というよりも頭皮をマッサージするイメージで行うのが正解。いくら髪を洗っても、花や木と同じで土台がよくないと栄養が吸収されません。髪表面の汚れは、先にも述べたようにシャンプー前のブラッシングや予洗いである程度落ちるので、それらを行い、シャンプーでは頭皮を洗いましょう。
コンディショナーを併用する
コーティング作用のあるシリコン成分が配合されていないノンシリコンシャンプーは、きしみや指通りが悪くなりがちです。また、パーマやカラーをしている人が使うとパサついてしまう場合もあります。そうしたことを防ぐためにも、コンディショナーを併用することをおすすめします。
低温のドライヤーで乾かす
ノンシリコンシャンプーはキューティクルを守る保護作用のあるシリコン成分が入っていないため、熱に弱いという特徴があります。しかし、ドライヤーをかけないで濡れたままにしておくと、キューティクルが開いたままの状態になり、髪が痛みやすくなってしまいます。シャンプー後には、タオルドライで水分を取り、ドライヤーを低温にして、上から下に向けて左右に振りながらかけましょう。そうすることで髪へのダメージが軽減されます。
香りが気になる人は要注意
ノンシリコンシャンプーの場合、香りが強いものが多く、そのほとんどが柑橘系の香りになっています。香りが気になる方や匂いのしないものがいいという方は、香りも気にするようにしましょう。
頭皮に合わない場合は使用を中止する
シャンプーは1、2回使用しただけでは効果がわかりにくいもの。しかし、肌にかゆみが出たり、乾燥してフケが出てきた場合には、すぐに使用をやめてください。
ノンシリコンシャンプーのメリット、デメリットを理解し、自分のなりたい髪や目的に合わせたアイテムを探すことで、より美しく健康な髪へと導くことができます。SUGOさんの解説を参考に、自分に最適なノンシリコンシャンプーを探してみてください。
構成・文/相馬香織