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前々からやってみたかったことがあります。それが、「金継ぎ」。割れた陶器などを漆で接着し、そこを金粉で飾るという昔ながらの修復技法です。

なんだか聞いているだけでも風流だし、思い入れのある器を捨てなくても済むしで、いいことづくめだと以前から思っていました。

そんな父の思いを知ってか知らずか、我が家の1歳児が見事なタイミングで器を割ってくれまして。これがチャンスかと思い、さっそくチャレンジしてみましたよ。

何から手をつけよう?

金継ぎのやり方をネットで調べてみたのですが、「漆に小麦粉を混ぜて接着剤に」「漆にはご飯つぶを混ぜて接着」「漆だけだと弱いからエポキシ接着剤を使う」「乾燥は湿度を高く保たないとだめだよ」などなど、結構バラバラ。

初体験の自分にはどれが正確かなんて分からないため、今回はamazonでスターターセットを購入し「かんたんにやる」をテーマにしてみました。

購入したセットには色々入っていたのですが、今回は“割れの補修”に使うものだけをピックアップすることに。

割れの補修に必要な道具

■スターターセットに入っていたもの

・筆

面相筆などの細めのもの。割れた断面に漆を塗るのに使いました。

・漆塗料

生漆ではなく、今回は透明になる合成漆を使用。接着するのに小麦粉やお米を混ぜ込んで粘度を上げる生漆よりも、そのまま使えて固まりやすい合成漆の方がかんたんかなと思いまして。実際ラクでした。

・金粉

漆に混ぜて色を出すための金粉。この金粉のほかに、銀や錫、真鍮を使っても綺麗に仕上げることができるみたいです。

・小皿

漆と金粉を混ぜ合わせるのに使用しました。

・やすりペーパー

乾いて盛り上がった漆を削って整えるのに使います。

これらのほかに汚れ防止のためのビニール手袋も同封されていたので活用しましたよ。

■自分で用意した物

・輪ゴム

接着した状態でズレないように適度に抑え続けるために用意。以前ROOMIEでも紹介した、こちらの太めなゴムがちょうどよかったです。

・割りばし

接着した漆を乾かす際に、地面に付かないように少し浮かすのに使いました。また、金粉と漆を混ぜるのにも使いましたね。

・サラダ油&綿棒

漆は水だと落ちにくいのですが油を使うとラクに落ちてくれるので、間違えてつけてしまった部分の掃除に使いました。

早速やってみた

手順1.漆と金粉を混ぜる

漆と金粉を混ぜ合わせます。色の濃さはお好みで。最初は薄く作ったほうが後から修正が効きますよ

生漆だと金粉はあとで乗せるみたいなんですが、合成漆は漆に直接混ぜてOKなので工程も減ってラクちんでした。

混ぜ合わせた漆はこんな感じに。

手順2.割れた断面に1を塗る

割れた断面に漆を塗っていきます。片方だけでなく両方に塗りましょう。合わせたときにはみ出した部分が模様になるので、少し厚塗りになるよう塗っています。

手順3.輪ゴムで固定して乾燥させる

はり合わせた後ズレないように輪ゴムで固定し、割りばしの上に置いて乾燥させていきます。適度に固定できるものであればなんでもいいかなと思いますが、太めの輪ゴムが今回ちょうどよかったですね。

ちなみに乾燥時間は24時間。完全硬化は2週間ほどと、結構時間がかかります。本来だと湿度を高めにした箱などの中で乾燥させるのが良いとのことですが、今回は手軽さ重視でそのまま乾燥させちゃいました。

手順4.やすりで盛り上がりすぎた部分を削る

乾いてきたら、盛り上がった部分を平らにするためにやすりをかけて完成! 多少厚くなっても味になるかなと思ってあっさり目に仕上げてます(めんどくさがり)。

残念なところ:乾燥時間がとても長い

漆を乾かすのに丸1日。完全硬化させるには2週間程度かかるため、ここはせっかちな人にとってネックになりそう。

漆は空気中の水分を取り込んで硬化する性質があるようで、ドライヤーやヒートガンで一気に乾燥できないのも盲点でした。

思った以上の手軽さ

今回はスターターキットを使って臨みましたが、「割れた器を張り合わせる」という作業に限って言えば、かなりかんたんにできました(欠けた部分をパテで成型するような作業が入ると難易度が跳ね上がりますね)。

道具に関しても、体験してみるだけであれば、筆と、漆塗料、金粉(安く済ませるなら錫粉もあり)を用意すればいいので、お店を選べば3,000円以下で済む気もします。

敷居の高さを感じていた「金継ぎ」も、やってみると思った以上にハードルが低かったので、もっと凝ったことをやってみたくなりますね~。さっそく道具をアップデートしたい欲が湧いています。これが沼か

お気に入りの器に対する愛着が強まるのはもちろんですが、意外だったのは“割れてしまっても、直すのが楽しみ”と思えて、それが心の余裕に繋がっていること。

子供が割っちゃった器の金継ぎを、親子で一緒にやってみる、なんてのも素敵ですね。我が家は子供がまだ1歳だったので次回にお預けかな~。

それでもアウトドア用のカップは丈夫なモノを選びたい。ベアボーンズのマグは割れにくいエナメル素材だから安心だな~。

TENTの「まな板になるお皿」はどんな食材・食器にも馴染んでくれるから、1枚持っておくだけで急に食卓が整うね。

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都内でWebディレクターをするかたわら、けん玉チーム「damassy」の一員としてけん玉普及活動にまい進するアラサー。日々けん玉動画を撮影してyoutubeにアップしたり、動画編集に追われてあっぷあっぷしてたりする。 ■youtube https://www.youtube.com/c/damassy

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ROOMIEスタッフにとって、自らの定番スタイルを形作ってくれるアイテムや、自分たちの暮らしをこれから変えてくれそうなアイテムをご紹介していきます。

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