コロナ禍により、マスク生活が当たり前になった時代。マスクの擦れや、マスクをすることによるムレや湿気で、ファンデーションが落ちたり、崩れたりするのが気になるという人も多いのでは?
せっかく丁寧にベースメイクを作っても、マスクをすることですぐに崩れてしまうと、お直しの手間が増えるだけでなく、テンションも下がってしまいますよね。
できることなら朝のメイクをキレイに保ちたい!そんな願いを叶えるため、ヘアメイクアップアーティストの森川誠さんが、落ちにくいファンデーションをピックアップしてくれました。ファンデーションを落ちにくくするためのベースメイクアイテムや、ワンポイントテクも紹介します。
ヘアメイクアップアーティスト・森川誠さん
1985年高知県出身。2008年にBe-STAFF MAKE-UP UNIVERSALを卒業し、2010年に木部明美氏に師事。2012年に独立し、PEACE MONKEYに所属。『美的』や『VOCE』などの美容雑誌のほか、『Oggi』『sweet』『MORE』『ar』 など数々の女性ファッション誌でも活躍。
2 ファンデーションの種類
リキッドファンデーション
パウダーファンデーション
クッションファンデーション
クリームファンデーション
ミネラルファンデーション
セラムファンデーション
ベースメイクアイテムを使う順番
3 マスクにつきにくいファンデーションを選ぶポイント
マスクにつきにくいファンデーションの種類
ファンデーションの色で選ぶ
4 年代別マスクにつきにくいファンデーション
50代
40代
30代
20代
5 種類別マスクにつきにくいファンデーション
リキッドファンデーション
パウダーファンデーション
クッションファンデーション
6 目的別マスクにつきにくいファンデーション
カバー力がある
ドラッグストアで手に入る
デパコス
プチプラ
韓国ブランド
1 ファンデーションとは?
ファンデーションはベースメイクアイテムのひとつで、肌の色ムラやシミ、シワなどの肌悩みを整え、均一な美肌を作ってくれるもの。マットやツヤなどのさまざまな質感のほか、リキッドタイプやクリームタイプ、パウダータイプなど種類も豊富で、なりたい肌や自身の肌質に合わせてアイテムを選ぶことができます。
また、最近は美容成分を配合したものやミネラル成分で作られたもの、マスクへの色移りがしにくいものなども発売されています。
2 ファンデーションの種類
さまざまな種類が展開されているファンデーション。どんなアイテムを選んでいいのか迷ってしまうことはありませんか?ここでは代表的な種類とその使い方を紹介します。
リキッドファンデーション

水分と油分、粉体が混ざったタイプで、まさに液体状になっているファンデーション。
リキッドファンデーションは、ナチュラルな薄づきになりやすく、ツヤっぽい肌を作りやすいアイテムです。水分量が多く、サラッとみずみずしいのが特徴で、乾燥しにくくどんな肌の方にも使用することができます。
パウダーファンデーション

粉体をプレスして固めたタイプの粉状のファンデーション。なかには、固めずに粉体のままのルースファンデーションと呼ばれるタイプのものもあります。
ふわっとやわらかい質感のパウダーファンデーションは、余分な油分や成分が入っていないので刺激が少なく、肌の弱い方や敏感な方にも使いやすいアイテムです。皮脂を吸収してくれるので、オイリー肌の方にもおすすめです。
クッションファンデーション

水分、油分、粉体が混ざった液体をスポンジに染み込ませ、パフを使って肌にのせるファンデーション。コンパクトケースに入っていて、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションの中間のようなアイテムです。専用のパフを使って顔に広げていくので、手が汚れないというメリットもあります。
保湿成分が高いので、乾燥に強いファンデーションです。コンパクトに入っているので、手軽に使うことができます。
クリームファンデーション
リキッドファンデーション同様、水分、油分、粉体が混ざったタイプで、保湿成分を多く含み、カバー力、保湿力、持続力の優れたファンデーション。
保湿成分が多いので、乾燥肌の方におすすめ。また、カバー力も高いので、肌悩みをカバーしたい時にもおすすめのアイテムです。
ミネラルファンデーション
一般的には、化学成分を使用しておらず、天然のミネラル(鉱物)や酸化鉄のマイカ、酸化亜鉛、酸化チタンという4つのミネラルを主成分としたファンデーションのこと。肌に刺激を与えるような添加物を含んでいないため、肌にやさしいアイテム。洗顔料だけで落とせるというメリットもあります。
ミネラルファンデーションは、ニキビができやすかったり、肌荒れしやすい人におすすめです。ゴシゴシと洗わなくてもファンデーションが落ちやすいので、肌への負担を軽減できます。
セラムファンデーション
ファンデーションの中に美容液を配合しているタイプで、ファンデーションを使っていながら、スキンケア効果を得られるアイテム。肌をやさしくいたわることができるので、みずみずしいツヤ肌をキープすることができます。
セラムファンデーションは、美容液を含んでいるので、乾燥や化粧持ちもよくなります。塗りたてのキレイな状態が長続きするタイプです。
ベースメイクアイテムを使う順番
<パウダーファンデーション以外>
下地→ファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダー
<パウダーファンデーション>
下地→コンシーラー→パウダーファンデーション→フェイスパウダー
ベースメイクアイテムの使用順は、ファンデーションの種類によって異なります。メイクの順番としては、初めに液体や練りもの系のアイテムを使用し、後半にサラサラのパウダー系のものを使用するといった流れです。メイクの最後をサラッとしたもので終えることで化粧が崩れにくくなります。逆にベタッとしたもので終わってしまうと崩れやすくなるので注意してください。
3 マスクにつきにくいファンデーションを選ぶポイント
Image: GettyImages
マスクにつきにくいファンデーションを選ぶ時には、どんなところをチェックして選ぶといいのでしょうか?森川さんにポイントを解説していただきました。
マスクにつきにくいファンデーションの種類
マスクをすることで起きる崩れやヨレ、色移りを防ぎたいなら、乾燥や崩れに強いタイプのファンデーションを選ぶといいと思います。
セラムやクリームファンデーションは、こっくりしたテクスチャーだったり、保湿成分が入っているので、肌はうるおいますが緩くなってしまいがちです。また、ある程度ケミカルな成分が入っているものの方が崩れにくくなるため、落ちにくさで選ぶならミネラルファンデーションも避けた方がベターです。
ファンデーションの色で選ぶ
Image: GettyImages
色選びをする際には、耳の下のフェイスラインの辺りの色に合わせて選ぶのがおすすめです。日焼け止めを塗っている範囲や量の違いなどで、顔の中心、フェイスライン、首とでは肌の色に差がある場合があります。そのため、首よりもフェイスラインの色に合わせて色を選ぶと、より自然に肌になじみます。
4 年代別マスクにつきにくいファンデーション
Image: GettyImages
ここでは、森川さんが年代別にピックアップしたおすすめのマスクにつきにくいファンデーションを紹介します。
50代
ESTEE LAUDER(エスティローダー) ダブル ウェア ステイ イン プレイスメークアップ

高いカバー力と24時間崩れにくいという人気のファンデーション。肌悩みをカバーし、素肌感のあるセミマットな仕上がりに。マスクにも崩れにくく、ストレスフリーな優秀アイテム。 SPF10・PA++
ファンデーションが肌にピタッと止まるような感じがし、カバー力と崩れにくさも兼ね備えているので、落ちにくいファンデーションです。
40代
LANCOME(ランコム)タンイドル ウルトラ ウェア リキッド

フィルムのように薄く、つけ心地のよさが1日中キープするリキッドファンデーション。皮脂吸着パウダー配合で、皮脂や汗に強く、頻繁な化粧直しの必要がないアイテム。毛穴や色ムラ、シミをしっかりカバーし、近くで見てもナチュラルな仕上がりに。SPF38・PA+++
素肌感がありながらも、しっかりとカバーをしてくれる「ランコム」のファンデーション。肌への密着感もあり、崩れにくいのが特徴です。
30代
shu uemura(シュウ ウエムラ)アンリミテッド ラスティング フルイド

素肌に溶け込むような薄くて軽いテクスチャーと、汗や湿度に強くマスクに色移りしにくいロングラスティングのファンデーション。アジア人の理想の肌を目指せるように、どんな肌色にもマッチする24色展開。素肌感のある美しい肌を作ることができます。SPF24・PA+++
湿度や汗などにも強いロングラスティングで、ファンデーションがマスクにつきにくいタイプ。肌にピタッっと吸い付くような質感とフィックス感のあるアイテムです。
20代
innisefree(イニスフリー)ノーセバム パウダー クッション

皮脂コントロールパウダーが配合のフェイスパウダーが大人気の「イニスフリー」から登場した、クッションファンデーション。通気性の高い皮脂コントロールパウダーが余分な皮脂やテカリを抑え、サラすべ肌に仕上げてくれます。ひと塗りで色ムラや毛穴をしっかりカバー。保湿成分も配合されているので、肌にうるおいを与え、乾燥による崩れを防ぎます。SPF29・PA++
皮脂コントロールパウダーが配合されているので、テカリにくく、肌をサラッと仕上げてくれるファンデーションです。
5 種類別マスクにつきにくいファンデーション
Image: GettyImages
ここでは、種類別にマスクにつきにくいファンデーションをセレクト。有名デパコスブランドから韓国コスメブランドまで、参考にしたいものばかりです。
リキッドファンデーション
CLARINS(クラランス) エヴァーラスティング ロングウェア

オーガニックカラスムギとポリマー配合で、汗やマスクなどの摩擦にも強く、色移りしにくいアイテム。保湿成分を配合し、ファンデーションを塗っていることを忘れてしまうほどの軽やかなつけ心地に。肌悩みもしっかりカバーしてくれる、ブランド史上最高のナチュラルマットファンデーションです。
高密着でマットに仕上がるファンデーション。カバー力もあり崩れにくく、肌にフィットするような特徴があります。
パウダーファンデーション
SUQQU(スック) グロウ パウダー ファンデーション

人気ブランド「スック」のパウダーファンデーションは、やわらかくクリーミーなテクスチャー。肌の上でするすると伸びていき、まるで吸いついているかのようなフィット感。手軽に使えて、ツヤのある洗練された肌に仕上げてくれます。