電気料金やガス料金の値上がりが続いていますね……。連日、そんなニュースを見聞きするたびに不安になりますが、落ち込んでばかりいられません! 電気やガスもまだまだ節約できるかも? と思い、節電&節ガスの省エネにゲーム感覚でチャレンジしてみました。
でも正直なところ、仕事・家事・育児に忙しい日常に省エネまで取り入れるのは、少し億劫。そこで、ズボラな私にでもできた家電の設定をちょっと変えるだけなどの簡単節電・節ガス法を10個集めてみました。
参考にしたのは、資源エネルギー省の「省エネポータルサイト」
目標は年間2万円の節約。果たして、ミッションクリアなるでしょうか!?
※節約額は省エネポータルサイト制作時のエネルギー価格をもとに算出されています(こちらのページの「省エネ効果の算出根拠」の項目を参照)。電気・ガス等の料金単価は、時期や地域により異なります。
冷蔵庫
冷蔵庫の電源はオフできなので、電気代が嵩みますよね。でも、庫内の温度を控えめに設定するだけで、消費電力がかなり抑えられました!
JIS規格では、冷蔵室の推奨温度を「4℃」以下としています。ちなみに、冷蔵庫の設定温度を「中」にすると、冷蔵室は約3℃。野菜室は約6℃、冷凍室は約-19℃です(メーカーにより多少異なる)。なーんだ「中」で十分ですね!
冷蔵庫が満杯だと冷気の循環が悪くなるのだそう。すると、冷蔵庫が「頑張って、冷やさなきゃ!」と必要以上に電力を消費するのだとか。この機会に、常温保存でも問題のないお米やドリンクなどは庫内から出しました。
調理
野菜は鍋で茹でるより「レンジでチン」が断然、省エネできるらしい! 比較すると一目瞭然でした。
【ガスコンロ(ガス8.32m3/約1,350円)】−【電子レンジ(電気13.21kWh/約360円)】=年間 約990円の節約
【ガスコンロ(ガス9.10m3/約1,470円)】−【電子レンジ(電気15.13kWh/約410円)】=年間 約1,060円の節約
【ガスコンロ(ガス9.48m3/約1,540円)】−【電子レンジ(電気22.01kWh/約590円)】=年間 約950円の節約
ブロッコリーとほうれん草はお湯で茹でていました(汗)。電子レンジ用の調理器でレンチンにチェンジ。ガス火を見張る手間もなくなって、一石二鳥〜。
トイレ
暖房便座は、年中通電している人が多いかも!? 節電の可能性がありそうです!
フタを閉めるだけでこんなに節約できるとは! 開けっぱなしだと放熱し続けて、電気代が嵩むんだそうです。
便座の設定温度……、意識したことなかったかも。ということで、中→弱に一段階下げました。使用感はまったく問題なし。夏場は電源をオフにして、便座シートを使ってみようかな。
筆者宅の便座は「貯湯式」という、タンク内の洗浄水をヒーターで温めるタイプで、このタイプはウォシュレットの温度設定を下げると節電に。中→弱に変更しました。
テレビ
液晶テレビは、内蔵の設定を変更するだけ節電完了。使わない手はありません!
テレビ画面の輝度を最適(最大→中間)に調整すればOK。ちなみにシミュレーションは、液晶テレビ(32V型)が想定です。
なんとなく深夜までVODを観てしまう筆者は「オフ電源」設定を22時にセットしました。これで、自然にテレビを観る時間が減らせるかも? 設定するだけなんて、なんて楽チン!
洗濯
洗濯時の省エネの肝は、ズバリ乾燥! 浴室乾燥や乾燥機を使用しないと、グッと電気代が減らせるようです。
このシミュレーションは、「自然乾燥8時間後、未乾燥のものを補助乾燥する場合」と「乾燥機のみで乾燥させる場合」を比較しています。洗濯頻度は2日に1回を想定。
年間1万円以上も節約できるとは……。早速、毎日していた洗濯を可能な限り2日に1回に変更。なるべく外干しをするようにしました。一人暮らしの女性など外干しに抵抗がある方は、目隠しを活用するのも手かもしれません。
照明
リモートワークでおうち時間が増えました。自宅のライトを使用する時間も格段にアップ。照明の電力、なにげに嵩むらしく侮れません。
シミュレーションは年間2,000時間(1日約5.5時間)使用することを想定、54Wの白熱電球を9Wの電球形LEDランプに交換した場合の目安です。
自宅の電球を一通り調査。主要なライトはLEDでしたが、キッチンの補助ライトやお風呂の照明などは白熱電球を使用していたので、LEDランプに交換。プラス、トイレや洗面所など消し忘れやすい場所は「人感センサーライト」に交換しました。
この省エネゲーム、クセになる!
今回のチャレンジで節約できる(かもしれない)金額は……年間22,130円!! ミッションクリアです。
ゲームのおかげで「節電・節ガス、省エネは面倒」という意識が全く消えました。むしろ、ほかに省エネの策がないか探すのが楽しみに(笑)。
ここで紹介しきれない省エネ術も「省エネポータルサイト」にたくさんあります。ぜひ、参考にしてみてください。
こんなオンオフ設定ができる電源タップもよさそう。
太陽光で充電できるライトもいいな。