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雑草を抜く手間を大幅に減らすアイテム、除草剤。除草剤のなかには散布すると、植物や花が一定期間生えなくなるものも。除草剤を使いたい人は、選び方などの基礎知識をしっかり理解することが大切です。

除草剤の種類を大きく分けると、茎葉処理型(主に液体)土壌処理型(主に顆粒)の2種類。初心者は生えた雑草をすぐに枯らす茎葉処理型がおすすめ。土壌処理型は雑草の発生を長期間抑えられますが、一定期間植物が育たなくなります。

今回は、除草剤の選び方や安全性、雑草を生えにくくする方法などを園芸研究家の富山さんが解説。富山さんにお聞きした選び方のポイントを参考に、おすすめの除草剤を「茎葉処理型(液体タイプ)」「土壌処理型(顆粒タイプ)」「芝生向け」「子どもやペットがいるご家庭向け」とタイプ別に厳選してご紹介します。

富山 昌克(とみやま・まさかつ)さんのイメージ

富山 昌克(とみやま・まさかつ)さん
園芸研究家、園芸コンサルタント、バイオテクノロジスト。1964年大阪府藤井寺市出身。千葉大学園芸学部卒。花の育種、園芸機材の開発、教育機関での園芸教育、ガーデニングの普及活動、講演活動を行っている。世界各地のラン自生地を巡り研究を続ける。著書多数。

除草剤とは・安全性

Image: Amazon.co.jp

除草剤というと、安全性が気になるポイント。化学物質を使うのに抵抗がある人も少なくないようです。人間や動物への影響はどう考えたらいいのでしょうか。

「除草剤は、作物や園芸植物の生育を邪魔する雑草を、カンタンに駆除する農薬です。手作業よりもはるかに除草効率が高いです。

除草剤は植物を枯らすものなので、正しく使えば動物や人間にはそれほど害はないものと認識してよいでしょう。農薬の開発方向は、人に対する毒性が弱く、残留性の低いものへと移行しています。

農薬を登録するときには審査があって、作物への残留や水産植物への影響に関する基準が厳格に設定されています。日本製のものを使っている限りは安心してよいでしょう」

除草剤の選び方

以下では除草剤の選び方を「種類」「使用シーン」に分けて解説します。

除草剤を選ぶときはまず、茎葉処理型と土壌処理型の性質の違いを理解することが大切。

芝生や農耕地には、専用の除草剤を使用してください。化学物質を使うのに抵抗がある人は、成分にも注目するとよいでしょう。

種類

除草剤の種類は大きく分けると「茎葉処理型除草剤(主に液体)」「土壌処理型(主に顆粒)」の2種類。

茎葉処理型除草剤(主に液体) 土壌処理型(主に顆粒)
主な用途 すぐに枯らす 生えるのを予防
まくタイミング 雑草が伸びたとき 雑草が生える前・生え始め
まく時期 4~10月 2~3月・9~10月
まく回数の目安 年3回 年2回

・茎葉処理型除草剤(主に液体):すぐに枯らす

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茎葉処理型除草剤は、主に液体。薬剤が植物の葉や茎から吸収されて、雑草を枯らします。かかった植物だけが枯れるため、樹木の周辺や植物の植える予定がある場所にも散布できます

主に液体で、原液のまま使うタイプと、水で薄めて使う希釈タイプの2種類があります。

見つけた雑草を除草するのに使い、かかった部分だけを枯らします。茎葉処理型は生えた雑草に直接かけて使うので初心者にもおすすめ。後ほど紹介する土壌処理型は雑草がどこに生えるかを予想して使う必要がありますが、こちらはその必要がない分簡単です。

コスパを重視するなら希釈タイプがおすすめですが、希釈の計算が苦手な人は原液のまま使うタイプがおすすめです。

例えば、”3倍希釈”は原液1に対して水2で薄める必要があるのですが、原液1に対して水を3入れてしまう人も多いです。倍率を守らないと効果が出なかったり、環境に対して悪影響を及ぼしたりしますよ」

・土壌処理型(主に顆粒):生える雑草を予防

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土壌処理型の除草剤は、顆粒のものが主。まくと土の表面に「処理層」というバリアのようなものが形成されます。発芽した雑草がこの処理層にふれると枯れる仕組みです。長期間雑草の発生を抑えられるのが特長

「土壌処理型は2〜3月と9月〜10月年2回散布すれば、年間を通して雑草が生えにくい環境を作れるでしょう。効果の持続時間は商品によって異なり、短いものは3か月、長いものは9か月ほど。

土壌処理型は持続時間が長いので、除草作業が面倒な初心者が安易に選んでしまいがち。ただ、まくと植物が一定期間、育たなくなるので、花や野菜、植物を栽培する予定のない場所かを確認してから使うことが大切。心配な人は茎葉処理型を使うのがおすすめ」

使用シーン

芝生などの枯らしたくないものがある場合は、選択性除草剤の使用を検討しましょう。子どもやペットへの安全性が気になる人は成分にも注目してみてください。

「除草剤は商品ごとに除草剤をまいていい場所が異なります。初心者は駐車場や農地などの区別をせずに、使用してしまうことがありますが、控えたほうがよいでしょう。除草剤は、適用場所をしっかり確認して選ぶことが大切」

・芝生や作物に使いたい→選択性除草剤

イネなどの作物を枯らさずに雑草だけを枯らす効果のある除草剤は「選択性除草剤」とよばれます。芝生などの枯らしたくない植物がある場合は注目するとよいでしょう。

芝生の場合は芝生専用の除草剤を使いましょう。選択性除草剤は、主に作物への影響を与えないことを考えられているもの。大豆や水田、麦を育てている方が気にするとよいでしょう」

・農耕地で使う→農薬登録のある農耕地用

市販の除草剤のなかには、畑や水田などの農耕地で使用できないものがあります。

農耕地で使用できる除草剤は農林水産省の登録があるもののみ。農薬登録がない除草剤を農耕地で使うと罰則の対象になります。また、農薬登録されているものでも、農耕地で使用できない製品もあります。農耕地で使う場合は、農耕地での使用可能を謳っている「農耕地用」の除草剤を選ぶことが必須

また、公園や運動場などでも人が栽培や管理している植物がある場合は、必ず農薬登録されている除草剤を使いましょう。

【農耕地用の除草剤を使う必要がある場所】

畑・菜園・圃場・水田・田んぼの畦畔 など

・子どもやペットへの安全性が気になる→天然成分

除草剤のなかには食品添加物や食品由来の天然成分のみで作られているものも。小さなお子さんやペットへの安全性が気になる人はチェックするのもよいでしょう。

「化学物質が怖いと思っている人はお酢などの成分で作られた除草剤を選ぶのもひとつの手。安全性を心配する人もいますが、除草剤は正しく使えば安全なもの。天然成分の除草剤を実際に使ってみて、効き目が弱いと感じる場合は茎葉処理型の除草剤を使うとよいでしょう」

除草剤おすすめ13選|タイプ別に紹介

ここからはおすすめ商品の除草剤を「茎葉処理型(液体タイプ)」「土壌処理型(顆粒タイプ)」「芝生向け」「安全性が気になる方向け」とタイプ別にご紹介。富山さんにお聞きした選び方のポイントや、Amazon・楽天の人気ランキングなどを参考に厳選しました。

茎葉処理型(液体タイプ)の除草剤

アイリスオーヤマ 速効除草剤 SJS-4L

Image: Amazon.co.jp
そのまま散布できる!初心者も使いやすくリーズナブル

Amazonベストセラー1位獲得の人気の除草剤。リーズナブルだけど、よく効くと評判の一品。移し替える必要がなく、薄めずにそのまま使えるのでまくのが楽。

かけてから3〜7日後から効果がではじめ、根までしっかり枯らしてくれます。4Lは約12~60坪の面積に散布可能。直接かけなければ、周辺の植物が枯れないのもうれしいポイント。

容量 4L
剤型 液体(原液のまま使える)
散布できる面積 1L:約10~50㎡(3坪~15坪)
効きはじめるまでの期間 3~7日後
効果の持続時間
適用場所 宅地、駐車場、工場敷地、のり面などの非農耕地

大成農材 サンフーロン 5L

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ジェネリック農薬。除草効果は高く、価格が安い

累計使用本数4,000万本以上の定番の除草剤。ジェネリック農薬なので、しっかり枯らしますがリーズナブルなのが魅力。除草効果は高いですが、農林水産省登録を取得しており、人や動物に対する安全性は高いです。

希釈して使えるのでコストパフォーマンスを重視する人にもおすすめ。野菜類やお米など農薬登録されている作物が多く、田んぼや畑でも使用可能です。

容量 5L
剤型 液体(希釈タイプ)
散布できる面積 水50~100Lに薬液250~1000mlで散布面積約10a
効きはじめるまでの期間
効果の持続時間
適用場所 空き地・駐車場・公園・運動場・家周り・畑・果樹園

BASF 除草剤 バスタ液剤 500ml

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即効性が高い&根を枯らさない!豊富な作物に使用できる

根まで枯らしたくない人におすすめの除草剤。散布後2〜5日と、効果がでるスピードも早いです。容量は500mlですが、100〜200倍に薄めて使うので、広範囲に散布できますよ。雑草の種類を選ばず枯らしやすいのも魅力。

野菜畑や果樹園でも使用可能。小麦やそばなどの90種類以上の作物に対して、安心して除草剤を使えます。

容量 500ml
剤型 液体(希釈タイプ)
散布できる面積 水100Lに薬液500ml~1Lで散布面積約10a
効きはじめるまでの期間
効果の持続時間
適用場所 空き地・駐車場・公園・運動場・家周り・畑・果樹園

アースカマイラズ ジョウロヘッド 2L

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すぐ効き、最長10か月抑制

枯らすスピードが早く、抑草期間が長いのが特長。最速約2〜3日で効果が出て、最長10か月間も雑草を生やしません。ジョウロヘッド付きで、手軽に広範囲に散布しやすいですよ。薄めずにそのまま使えるので散布するのも楽ちん。

容量 2L
剤型 液体(原液のまま使える)
散布できる面積 25~100㎡(約8~30坪)
効きはじめるまでの期間
効果の持続時間 8~10か月
適用場所 公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地 など

日産化学 ラウンドアップマックスロード 1L

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雨に強く、根までしっかり枯らす

吸収力が高く、しっかり枯らせる除草剤。希釈タイプなので、広い範囲に散布したいときも経済的に使えますよ。突然の雨にも強いのが特長。散布後1時間も経過すれば、雨が降っても効果が持続します。雑草の活性が低い低温時でも、効果を発揮しやすいのも特長。

容量 1L
剤型 液体(希釈タイプ)
散布できる面積 水1Lあたり薬量20mlで約1000㎡
効きはじめるまでの期間
効果の持続時間
適用場所 駐車場・庭・植木周り・公園・運動場・家周・畑・果樹園

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土壌処理型(顆粒タイプ)の除草剤

レインボー薬品 除草剤 ネコソギトップW粒剤

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効果の持続力が長い!草丈40cmの雑草も枯らす

最長9か月効果が持続する顆粒タイプの除草剤。ササなどの頑固な雑草にも効きやすいのも特長です。

雑草の生え始めや、生える前にまくことで新しい雑草が生えるのを予防します。草丈40cnの背の高い雑草にも効果を発揮。枯れ始めにかかる期間は1〜2週間。約30日でほぼすべて枯らすことが可能です。

容量 3kg
剤型 顆粒
散布できる面積 75~600㎡(約23~180坪)
効きはじめるまでの期間 1~2週間、30日前後でほとんど枯らす
効果の持続時間 5~9か月
適用場所 公園・庭園・堤とう・駐車場・道路・運動場・宅地 など

住友化学園芸 クサノンEX粒剤 3kg

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最長9か月効果が持続!まきやすさも◎

手を汚さずに、カンタンにまきやすいのが特長。「シェイカーバッグ」採用で、袋の下部を切るだけで、袋から出さずに振るだけでそのまま散布できます。振るのをやめると、ピタッと除草剤も出なくなる仕様。効果は最大9か月間持続。早ければ3日以内と、除草効果が表れるスピードが早いのも特長。

容量 3kg
剤型 顆粒
散布できる面積 最大散布600㎡
効きはじめるまでの期間 最速3日
効果の持続時間 最長9か月
適用場所 公園・庭園・堤とう・駐車場・道路・運動場・宅地 など

フマキラー カダン 除草王 除草剤 粒タイプ オールキラー 4kg

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コスパ重視の人におすすめ!しつこい雑草にもよく効く

価格が安いのが特長の顆粒の除草剤。コストを抑えて広範囲にまきたい人にも向いています。ササやススキなどのしつこい雑草にも効果を発揮。4kgは最大800㎡までまけますよ。根っこまでしっかり枯らします。効果は6か月持続し、長期間雑草を生やしません。

容量 4kg
剤型 顆粒
散布できる面積 約240坪(800㎡)
効きはじめるまでの期間
効果の持続時間 6か月
適用場所 宅地・駐車場・道路 など

芝生を枯らしたくない人向きの除草剤

住友化学園芸 除草剤 シバニードアップ粒剤 1.4kg

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日本芝用!すばやく効いて、効果も長持ち

日本芝用の除草剤。顆粒タイプで、約3か月も雑草の発生を抑えますよ。伸びた雑草は、散布してから5〜10日後には枯れはじめます。西洋芝に使用すると枯れるので注意が必要です。

容量 1.4kg
剤型 顆粒
散布できる面積 35~70平米(10.7~21.2坪)
効きはじめるまでの期間 散布後5~10日で枯れ始め
効果の持続時間 約3か月
適用場所

石原バイオサイエンス シバゲンDF 20g

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日本芝・西洋芝に使用可能!除草と予防も同時にできる

芝生用除草剤のなかで非常に人気のある商品。芝生の種類には、日本芝と西洋芝がありますが、どちらにも使用可能です。茎葉処理型と土壌処理型の両方の効果をもつのも特長。しっかり除草しながら、雑草の発生も予防します。水で希釈して使用するタイプ。

容量 20g
剤型 液体(希釈タイプ)
散布できる面積 100㎡あたり10~40g
効きはじめるまでの期間 春夏期20~30日・秋冬期30~40日程度(枯れるまで)
効果の持続時間 標準薬量0.02g/m2で春夏期40日程度、秋冬期120日程度
適用場所 公園・庭園・堤とう・駐車場・宅地・鉄道 など

レインボー薬品 芝生用除草剤 シバキープIII粒剤 3kg

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日本芝&鑑賞用ジャノヒゲに使用可能!約4か月間効果が持続

約4か月間効果が持続するのが特長の芝生用除草剤。散布して7~10日後には効果が表れはじめます。雑草の発生前や生え始めに散布すると効果的。根までしっかり除草しますよ。観賞用ジャノヒゲもキレイにキープできます。

容量 3kg
剤型 顆粒
散布できる面積 20~40gで1㎡
効きはじめるまでの期間 約3週間
効果の持続時間 2~4か月
適用場所

子どもやペットがいるご家庭向きの除草剤

アースガーデン 除草剤 おうちの草コロリ ジョウロヘッド 2L

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食品成分生まれ!最速5分で枯れる

食品由来成分「ぺラルゴン酸」で作られた除草剤。とうもろこしなどに含まれている成分なので、安心感があります。ほんのりハーブの香りで、除草剤の特有のニオイを抑えた仕様。最速5分で枯れて、1.5か月効果が持続。かけた雑草だけを枯らします。薄めずにそのまま簡単にまけますよ。

容量 2L
剤型 液体(原液のまま使える)
散布できる面積 100~150mlで1㎡
効きはじめるまでの期間 最速5分
効果の持続時間 約1.5か月
適用場所

トヨチュー 天然成分除草剤 お酢の除草液シャワー 4l

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100%食品原料のお酢を使用!シャワータイプでまきやすい

100%食品原料のお酢を使用した除草剤。シャワータイプで、キャップを開ければそのままカンタンに散布できます。最速50分とスピーディーに効果がでますよ。お子さんやペットがいるご家庭でも安心して使いやすいです。家のまわりの雑草や苔を除去したい人にもおすすめ。

容量 4L
剤型 液体(原液のまま使える)
散布できる面積
効きはじめるまでの期間 最速50分
効果の持続時間
適用場所

Q&A|使い方・敷石や砂利の活用方法など

Q.除草剤の基本的な使い方は?

A.「使い方自体はカンタン。液体はまけばいいし、顆粒は振りかければよいです。風上を意識して風下に向かってまきましょう。また、除草剤をまくときは肌や粘膜に触れないように、マスクや手袋を着用することは必須。

いちばん大切なポイントはまく時間帯。葉っぱが除草剤を吸収しやすい時間帯の早朝の4〜5時頃のまくのがベストです。午後だと雑草は蒸散して水分を出すため、除草剤は吸収されにくいです。

風がない晴れた日だとなおよいでしょう。雨や風が強い日に使うと、吸収される前に流れ落ちてしまう可能性があります。

散布するときは、風による飛散を防止することが大切。100均で売られている大きめの下敷き状のシートを丸めてホチキスで止めて、簡易的な除草噴口をつくるのはおすすめ」

▼除草剤用 カバー付泡状除草噴口

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Q.除草剤の適切な散布量は?

A.「それぞれの商品ごとに記載されている量をかけましょう。かける量が少ないと枯れないし、かけすぎるともったいないので、適量を守るとよいでしょう」

Q.雑草を生やしにくくする方法は?

A.「雑草を生やしにくくするなら敷石、砂利、グランドカバープランツ(アイビーやアサビリソウなど、地面を覆う植物)を活用するとよいでしょう。

敷石は非常に有効。タイル系の敷石を敷けば、自転車やベビーカーの出し入れがしやすくなります。石と石の隙間から雑草が生えてきますが、土壌処理型の除草剤を3月・9月にまけばキレイな状態をキープできますよ。

砂利は、砂利と砂利の隙間から雑草が発芽することも。また、一面砂利にすると、ヒールで歩行するときやベビーカーを出し入れするときに危険です。防草シートの上に砂利を敷き詰めて使用するとよいでしょう。

歩行が必要な場所は敷石を敷いて、それ以外の場所に砂利やグランドカバープランツを配置するのがおすすめ」

Q.まいてからどのくらい時間をあければ、子どもが安全に遊べる?

A.「真夏なら2日、それ以外なら3〜4日が目安。冬の場合は1週間くらいあけるとよいでしょう。天然成分を謳っているものも、子どもが触れないのがベター。同様に日をあけるとよいでしょう」

Q.除草剤の除草後に植えた花が枯れることへの対処法は?

A.「茎葉処理型の除草剤を使えば、雑草が枯れたあとすぐに花や野菜を植えられます。除草後に、園芸に挑戦する方もいることでしょう。

ただ花を植えたのに1週間ほどで枯らしてしまい、私センスないのかな……? と落ち込んでしまう人も多いようです。ただそれは、管理方法が悪かった訳ではなく、雨水の泥の跳ね返りが葉裏に付着して病原菌が入り、枯れてしまう現象です。

まず大前提として、園芸のいちばん大切な基礎は枯らしてもへこまないこと。季節が変われば必ず枯れていくものと認識して楽しむのがおすすめ。

もし枯らしたくないなら、植えた花苗のまわりにバークなどを敷き詰めるだけで枯れにくくなります。多年草を選べば、一年草に比べて比較的長生きしてくれますよ」

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