空焼きや油ならしなどのシーズニングや調理後のお手入れなどなど、すこし面倒なイメージもある鉄フライパンですが、じつは使ってみるとそんなデメリットなど吹き飛んでしまうぐらい使い勝手がよく、いつもの料理をぐんとおいしいものにしてくれる便利な調理器具。
鉄の特徴である熱伝導率にくわえ、”冷めにくい”といった蓄熱性は食材を均一に加熱し、うまみたっぷりの料理に。またぱりっとした焼き目も簡単につけることができます。
丈夫な鉄フライパンは使いこなせば一生もの。
鉄フライパンの特徴から選び方、鉄フライパンを使ったおすすめレシピまで。鉄フライパンや中華鍋をふだんから愛用する、料理研究家主婦A子がご紹介します。
■ この記事の監修者
主婦A子
料理研究家。書籍化もされているレシピサイト「主婦A子のレシピ」を運営。オリジナルレシピ考案から調理、デザイン、撮影まで、すべて一人で制作している。レシピや食に関するWEBライターとしても活動中。
鉄フライパンはなぜよいの?
–高い熱伝導率と蓄熱性
–鉄フライパンは丈夫で長持ち!
鉄フライパンの上手な選び方
–用途に合わせて重量や厚みで選ぶ
–サイズで選ぶ
–持ち手の素材で選ぶ
–お手入れの手軽さで選ぶ
–キッチン環境で選ぶ
おすすめの鉄フライパン7選
–手軽に使いたい人におすすめの鉄フライパン
–用途別、おすすめの鉄フライパン
–こだわり派におすすめの鉄フライパン
基本のお手入れ方法
–使用前にやること
–調理後のお手入れ
鉄フライパンで作ってみたい! おすすめレシピ
–鶏むね肉で作る、トマトソースのチキンソテー
Q&A こんなとき、どうする?
–Q.フライパンが焦げついてしまった!
–Q.それでもひどい焦げつきで落ちない!
–Q.サビが出てきてしまった!
鉄フライパンはなぜよいの?
Image: 主婦A子
高い熱伝導率と蓄熱性
鉄フライパンの特徴は高い熱伝導率と蓄熱性。
すぐにあたたまるため、手早く炒める中華料理や肉料理に◎。また蓄熱性によりフライパン全域が均一に熱をもつので、食材をムラなく加熱することができます。
高温にも強いので、ハンバーグやステーキなど焼き目をつけたい料理にはとくにおすすめ。
強火でしっかりと焼き目をつければ、火を止めてもその特徴である蓄熱性でゆっくりと温度が下がるので、予熱で中心まで火をとおすことも可能。お肉がかたくなることを防ぎ、おいしいハンバーグやステーキを簡単に焼くことができます。
高い熱伝導率と蓄熱性にくわえ、高温にも強い鉄フライパンは今までの料理をぐんとおいしいものに。使いこなせばひとつレベルを上げた料理に仕上げてくれるのが鉄フライパンです。
鉄フライパンは丈夫で長持ち!
なんといっても鉄フライパンはとにかく丈夫!
キズや摩擦、へこみに強く、使えば使うほど油がなじんで焦げつきにくいフライパンに成長するので、劣化という言葉があてはまりません。
一般的によく使われているのはテフロンなどコーティング系のフライパンかと思いますが、使っていくうちにコーティングが剥がれ、焦げつくようになってしまったと言っては買いなおしていませんか?
こわれてしまうこともなく、使うほどに焦げつきに強くなる鉄フライパンはまさしく一生もの。
鉄フライパンに興味がある方、あたらしくフライパンを買おうと検討されている方にぜひおすすめします。
鉄フライパンの上手な選び方
Image: 主婦A子
用途に合わせて重量や厚みで選ぶ
おなじ鉄フライパンでも鉄の厚みや重量で得意とする料理が変わることもあります。
ざっと強火で炒める中華料理やチャーハンなら厚みがなく軽いものが◎。熱伝導率のよい中華鍋やうすくて軽い鉄フライパンがおすすめ。
重く厚みがあるものは、火を止めたあとも時間をかけて冷めていくので煮込み料理向き。ふたつきの鉄フライパンもあるので、ハンバーグを焼いてそのままふたをして煮込みハンバーグに、なんてこともできます。
サイズで選ぶ
鉄フライパンはサイズも様々。大は小を兼ねるとも言いますが、鉄というだけあってすこし重量があるので、家族の人数によってサイズで選んでもよいかと思います。
・1~2人なら22~24cmがおすすめ。20cmだと炒めものをするのにはすこし小さく感じる大きさなので、22~24cmが使い勝手がよく扱いやすいです。
・家族3~4人なら26cm。28cmになるとかなり大きく、シンクの中でもスペースを取るので洗い物がすこし面倒に感じるかもしれません。26cmの鉄フライパンは、人数に関係なくいちばん使う頻度の高い万能型のサイズでもあります。
・ふたつきの深型もおすすめ。
26cmぐらいの深型があると炒めものや焼き物だけでなく、鍋として煮込み料理にも便利。
鉄は煮込み料理に弱いと言われますが、煮込んだものをそのまま放置しなければ問題なし。トマトなど酸化しやすい食材でも、調理後すぐ別皿にうつせば、おいしい煮込み料理が作れます。
持ち手の素材で選ぶ
Image: 主婦A子
鉄フライパンというと中華鍋のように持ち手も鉄といったものがありますが、樹脂製や木製のものもあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分にあった持ち手で鉄フライパンを選んでもよいかと思います。
木製 | 木製は熱くならず持ちやすい反面、洗うとカビや劣化の原因に。 ただし交換できるものもあるので長く使うことを考えるのなら、 交換用の持ち手があるメーカーの鉄フライパンがおすすめです。 |
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樹脂製 | 木製とおなじように熱くならないので持ちやすく、カビの心配もありません。 ただし交換できないものが多いので、 劣化で割れたときはフライパンごと買い換えることになります。 |
鉄製 | 鉄製は熱くなるので布巾や鍋つかみが必要になりますが、まるごと洗うことができます。 またカビや劣化もないので、熱くて素手では持てないといったデメリットの反面、 いちばん長持ちする鉄フライパンになります。 |
お手入れの手軽さで選ぶ
鉄フライパンというと最初のシーズニングや焦げつきやすいといったデメリットもあるので、なかなか手が出せないという方も多いかと思いますが、シーズニング不要のものや焦げつきにくいものもあります。
・すぐに使えるシーズニング済みの鉄フライパン
鉄フライパンは購入して使いはじめに空焼き、油ならしといったシーズニングをする必要がありますが、シーズニング済みの鉄フライパンもたくさんあります。
メーカーでシーズニングをしているので使いはじめの鉄臭さや焦げつきも少なく、買ったらすぐに使いたいといった方にはぴったりの鉄フライパンです。
・シーズニング不要のシリコン塗装
シーズニング済みではなく、鍋の表面にシリコン塗装を施すことで空焼きや油ならしをする必要がなく、すぐに使えるようになっている鉄フライパンです。
シリコン塗装は使っていくうちに剥がれていきますが、同時に油もなじんでいくので、シリコン塗装がなくなる頃には焦げつきにくい鉄フライパンに成長しています。
・焦げつきにくいエンボス加工の鉄フライパン
焦げつきやすさが気になる方にはエンボス加工の鉄フライパンがおすすめ。
表面に小さなへこみが加工してあり、食材の接地面を減らすことで焦げつきを軽減。コーティングではないので塗装がすり減ることもなく、ふつうの鉄フライパンとおなじように使うほど油がなじんでより焦げつきにくくなり、洗いものも簡単な鉄フライパンに育っていきます。
キッチン環境で選ぶ
Image: 主婦A子
丈夫な鉄フライパンはガス火はもちろん直火もOKなので、キッチンだけでなくアウトドアに持ち出しても◎。
またIH対応の鉄フライパンも多いので、使用する環境によって選ぶのもおすすめです。
IH対応の場合はオール熱源可といったものもあり、ガス火から直火、IH、オーブンと熱源を選ばず使用できます。
ただし持ち手が木製や樹脂製のフライパンは直火で焼けてしまうことがあるので、アウトドアでも使うのなら鉄の持ち手かスキレットがおすすめ。
持ち手の柄が長く、焚き火でも使いやすいといったものもありますが、こちらはキッチンでは使いにくいので注意が必要です。
おすすめの鉄フライパン7選
手軽に使いたい人におすすめの鉄フライパン
シーズニング不要の鉄フライパン
ラフリンクルズ 使いこむほどに育つ鉄フライパン 白木ハンドル

サイズ | 20cm、24cm、28cm |
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重さ | 20cm:620g 24cm:870g 28cm:1,110g |
面倒なシーズニングも必要なし、届いたらすぐに使える鉄フライパンです。サイズは20cm、24cm、28cmの3種類。持ち手が熱くならない白木ハンドルになっています。

日本製でIH対応。軽量化されているので扱いやすく、見た目もおしゃれ。とくにはじめて鉄フライパンを使うという方におすすめです。
焦げつきにくいエンボス加工の鉄フライパン
パール金属 鉄製エンボス加工フライパン

サイズ | 20cm、26cm |
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重さ | 20cm:590g 26cm:950g |
焦げつきやすいといった鉄フライパンのデメリットを、エンボス加工により軽減。シンプルな作りながらもIHからガス火までオール熱源対応、軽量化もされてます。
焦げつきやこびりつきが少ないので調理も洗い物も楽ちん! 持ち手も熱くならない木製なので、布巾や鍋つかみが必要なく扱いやすい鉄フライパンです。
用途別、おすすめの鉄フライパン
朝ごはんのオムレツにオムパン!
岩鋳 Iwachu オムレット

サイズ | 20cm、24cm |
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重さ | 22cm:1200g 24cm:1500g |
伝統ある南部鉄器の職人さんがひとつひとつ丁寧に作る岩鋳製品の人気アイテム、オムレツ作りに特化したかわいい鉄フライパンです。

前方が深くなっているのでオムレツの形を整えやすく、鉄の高い熱伝導率がふっくらとおいしいオムレツに仕上げてくれます。
煮込み料理にも◎なふたつきの深型鉄フライパン
岩鋳 Iwachu フライパン24蓋付

サイズ | 24cm |
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重さ | 3200g |
IHにも対応する岩鋳のふたつき鉄フライパンです。
厚みのある鉄が蓄熱性を高めるので、炒めものはもちろん煮込み料理にも◎ ふたも鉄なので下火と上火の上下から加熱し、予熱を上手に使った料理や蒸し料理にも最適です。
24cmの扱いやすいサイズで、キッチンでも使用頻度の高い万能型の鉄フライパンになります。
強火でさっと炒める中華料理に中華鍋
山田工業所 片手中華鍋

サイズ | 24cm、27cm、30cm、33cm |
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重さ | 24cm:745g 27cm:885g 30cm:1040g 33cm:1210g |
ひとつひとつハンマーでたたいて作る、”打ち出し”製法の中華鍋です。
プロの職人さんが目で確認しながら叩きあげる、最高級の中華鍋はまさしく一生もの。使うほどに油がなじんで焦げつきにくくなり、黒々と光沢を放つ自分だけの道具として育ちます。
こだわり派におすすめの鉄フライパン
アウトドアの老舗メーカー、LODGEのスキレット
LODGE(ロッジ) ロジック10 1/4インチスキレット フライパン

サイズ | 25.7cm |
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重さ | 2270g |
アウトドアの老舗メーカー、LODGEのスキレットです。
スキレットはインチサイズになりますが、家庭でもアウトドアでも両方で使うのならこのサイズがおすすめ、センチにすると25.7cmになります。
伝統あるメーカーのスキレットは厚みもあり、熱伝導率・蓄熱性ともに◎。
別売りでふたもあるので、パエリアやジャンバラヤなどの米料理をアウトドアでわいわいと作っても楽しいかと思います。
職人が作る打出し鉄フライパン
山田工業所 九十九 打ち出しフライパン

サイズ | 26cm |
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重さ | 1032g |
ひとつひとつプロの職人が打ち出すこだわりのメーカー、山田工業所の鉄フライパンです。
熱伝導率を均一にするため、場所によって厚みを変える打ち出しの鉄フライパンは油なじみもよく、プロもあつかう本格的な調理道具。
持ち手は木製で使いやすく、ハンバーグから肉や魚のソテーまで、鉄の熱伝導率と蓄熱性がいつもの料理をぐんとおいしくしてくれます。
基本のお手入れ方法
Image: 主婦A子
鉄フライパンを購入したら、まずはシーズニングといったひと手間が必要。
使用前の鉄フライパンはサビ止めのワックスが塗装されているので、洗剤で洗い流して空焼きで焼き切り、香味野菜を炒めて鉄臭さを取ります。
調理後は洗剤を使わず、フライパンがあたたかいうちに湯洗いを。中火で加熱し、完全に水気を飛ばしたら油をひいて保管します。
使用前にやること
・鉄フライパンのシーズニング
- 洗剤を使いスポンジでよく洗う。
- 強火で煙が出るまで強火で加熱し、冷めたら再度洗剤で洗う。
- 中火で熱し、乾いたらサラダ油を入れて鍋肌全体になじませる。
- 長ネギや玉ねぎ、にんにく、生姜などの香味野菜を入れて3~4分炒める。
- 火を止めて野菜を取り出し、油をキッチンペーパーでふきとる。
調理後のお手入れ
・湯洗いから火にかけて保管
- 鉄フライパンがあたたかいうちにたわしやスポンジを使い、湯で汚れを洗い流す。(洗剤は使わない)
- 中火で加熱し、水気が飛んだらサラダ油を入れて鍋肌全体になじませる。
- 火を止め、完全に冷めてから保管する。
鉄フライパンで作ってみたい! おすすめレシピ
鶏むね肉で作る、トマトソースのチキンソテー
鉄フライパンの特性をより引き出すレシピといえば、やっぱりハンバーグやステーキなどお肉の焼きもの。
ぱさつきがちな鶏むね肉も鉄フライパンならしっとりジューシー! 鉄フライパンを手に入れたら、ぜひこんなレシピをためしてみてください。
Image: 主婦A子
ぱさつきがちな鶏むね肉ですが、高い熱伝導率を誇る鉄フライパンなら皮目はぱりっと中はしっとりといった焼き具合に仕上げることも可能。
今回はさらにしっとりとジューシーに仕上げるため、塩5%と砂糖5%を水に溶かしたブライン液約200mLににんにく(1片)をくわえて漬け込みます。
漬け込む時間は4時間~ひと晩。
水と塩、砂糖だけの簡単な調味液ですが、効果は抜群。下味もつき、より鶏肉のうまみを味わえるおいしいチキンソテーに仕上がります。
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寝かせた鶏むね肉を焼く前に、鉄フライパンに多めのオリーブオイル大さじ1/2程度を入れて強火で加熱。煙が出てきたら火を止め、冷めるまですこし置いておきます。
このひと手間で焦げつきを抑え、ぱりっとした焼き目のチキンソテーに。この作業だけは調理前にかならずやります。
Image: 主婦A子
鉄フライパンが冷めたら再度火を点け、鶏むね肉にこしょうをふって皮目から中弱火で焼きます。
熱伝導率の高い鉄フライパンは中弱火で焼いても強火で焼いたようにしっかりと焼き目がつくので、ふつうのフライパンよりもすこし火加減を弱めにするのがコツ。
焼き目がついたら裏返して白ワイン大さじ1をくわえ、ふたをして5分ほど蒸し焼きにしたら次の工程に。
Image: 主婦A子
トマトソースもおなじフライパンで作ってしまえば、洗いものも少なくより簡単。鶏むね肉をはしによせ、みじん切りにした玉ねぎ1/4個分をざっと炒めたらトマト缶1/2をくわえます。
ブライン液で鶏むね肉に下味がついているので、トマトソースの味つけはすこし塩をくわえる程度。
じっくりと煮込む必要はなく、玉ねぎの食感がのこるように2~3分煮込めばできあがりです。
Image: 主婦A子
お皿に盛りつけなくても、黒く重厚な鉄フライパンなら見栄えも◎。
オレガノやイタリアンパセリなど、香りよく色味もよいハーブをちらせばそのまま食卓に出せる盛りつけに。
冷めにくい鉄フライパンなら食べ終わるまで熱いまま。スキレットでもおなじようにできますが、鉄フライパンだってかっこよく演出できます。
鉄フライパンで焼き目をつけたチキンソテーは、皮目ぱりっと中はしっとりジューシー。
うまみたっぷりの鶏むね肉に、さっぱりとしたトマトソースが相性抜群。鉄フライパンなら味よし!盛りつけよし!と、レストランでいただくような料理が簡単に作れます。
Q&A こんなとき、どうする?
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Q.フライパンが焦げついてしまった!
A.
焦げてしまっても大丈夫!ちょっとした焦げつきならスポンジやたわしで湯洗いを。ひどい焦げつきは水と重曹を入れて10分ほど沸騰させ、1時間ほど置いたらスポンジやたわしで洗い流します。
Q.それでもひどい焦げつきで落ちない!
A.
どうしても落ちない場合は強火で完全に焼き切って炭化させる。またはクレンザーと金たわしを使って、表面のざらつきがなくなるまで擦り落とします。焦げがある程度落ちたら100番のサンドペーパーで擦り落とし、180番のサンドペーパーで磨いて仕上げると、購入時のようにピカピカの状態に。油が完全に取れているので、最後にかならず油ならしをしてください。
※焼き切る場合はフライパンがかなり高音になるので注意! 煙も出るのでかならず換気してください。
Q.サビが出てきてしまった!
A.
サビは焦げつきよりも簡単!スポンジやたわしでサビを洗い落として火にかけ、水気が飛んだら油をなじませればOKです。
さいごに
すこしだけ手間はかかるけど、いつもの料理をぐんとおいしくしてくれる鉄フライパン。
使い込むうちに焦げつきにくく成長し、丈夫で買いなおす必要のない鉄フライパンはまさしく一生ものです。
今筆者の手元にある鉄フライパンも、使いはじめてすでに10年を超えているものばかり。
手になじんだ鉄フライパンはまるでわが子のようにかわいらしく、家庭料理はもちろん、料理研究家として仕事をしていく上で無くてはならない存在となっています。
ちょっと面倒だな~、と迷っている方も多いかと思いますが、そんな方こそ一度手にしてみるのがおすすめ。
メンテナンスも慣れてしまえばまったく気にならず、使い込んだ鉄フライパンなら洗剤で洗ったってへっちゃら。
年月とともに多少の焦げつきだってするっと洗い流せるぐらいに育ち、いつのまにか手放すことのできない自分だけの鉄フライパンができあがっています。