ROOMIE編集部員のヤタガイは、年齢的にもそろそろお金のことをきちんと考えて、貯蓄もしたいと思っています。
いま気になっているのは、友人の話やネットで知った「つみたてNISA」や「iDeCo」。「これなら貯蓄ができない自分でもお金を貯められるかも?」と考えたヤタガイは、情報をリサーチするなかで、auじぶん銀行のホームページにて、ちょっとおもしろそうなページを発見。
そのページの中で見つけたauフィナンシャルパートナーの「家計見直し相談」は、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー(以下FP)に、家計の見直しや資産運用の相談を無料でできるサービスと知り、さっそく予約してみました。
将来のお金が心配。分からないことは詳しい人に聞いてみる
ヤタガイ:貯蓄が苦手で、お金が貯められないんです。でも、年をとってバリバリ仕事ができなくなっても自分で自分を養えるくらいのお金は貯めたい!
……こんな私でも、老後お金に困らない資産運用できますか?
FP:結論から言うと、できます。ヤタガイさんのようにお金を貯めようと思うことが、まずは大事なスタート。お金を貯める仕組みの一部を取り入れるだけで、全然変わってくるはずですよ。
私が考える老後資金のひとつの目安は、夫婦でも独身でも一人につき3,000万円。数年前に「老後2,000万円問題」が話題になりましたが、あれは当時の年金制度や貨幣価値で、かつご夫婦を想定して出された金額でした。
ヤタガイさんが65歳まで働くとして、定年まであと40年ほど。40年後は物価が上がっていたり、貨幣価値が下がっている可能性もあり2,000万円ではたりないという状況になる場合もあります。
ヤタガイ:それは覚悟してます……。
FP:ひとつの目標としてご提案したいのは、まずは40歳までに1,000万円を貯めること。
40歳の人が65歳までに3,000万円を貯めるのは少し大変ですが、今から始めれば、毎月貯めなければいけないお金も少なくて済みます。かなり有利なスタートを切ったと言えると思いますよ。
お金を貯められる人と貯められない人の違い
FP:ただし、貯蓄にも一つ注意点があって……、人生って老後だけじゃないですよね。貯蓄が趣味ならいいけれど、そうでない人が「お金を貯めなきゃ」と思うと、趣味やお付き合いを我慢する機会が多くなります。
ヤタガイさんは趣味はお持ちですか?
ヤタガイ:いっぱいあります! 音楽が好きなのでライブも行きたいし、たまにはレコードも欲しい。あとは映画やアニメを見るのも好きなので映画館に行ったり、サブスクのサービスを利用したりしています。
FP:どれも長く楽しめる趣味ですから、我慢せずに続けた方がいいと思います。でも、ヤタガイさんはお金を貯められないのがお悩みなんですよね。
ヤタガイ:そんなに無駄遣いしているつもりはないのに、気づいたらなくなっている感じなんです。
FP:実はお金を貯められる人と貯められない人には、一つ大きな違いがあります。貯められる人はほぼ、お給料から決まった金額を先に口座から引いています。貯められない人は「使った残りのお金」を貯めていく。そうすると月によってすごく違いが出てきてしまうんですね。
まず大事なことは、「10年後の自分への仕送り」のような感覚で、貯蓄や資産運用に回す金額を決めてしまうこと。ヤタガイさんの場合は、今現在の家計を見直していくと……。

月収や実家に仕送りするお金、奨学金、娯楽費などの支出を計算していく。
ヤタガイ:なるほど。これなら多分、月に4〜5万円くらいだったら……貯蓄、がんばれそうです。
FP:では、そのうちの4万円を資産運用に回したとして、どんな運用ができるかシミュレーションしてみましょう。
資産運用初心者におすすめなのは「つみたてNISA」
FP:ヤタガイさんが今、この段階でiDeCoやNISAなどの資産運用について知りたいと思ったというのは、今後の人生設計において大きな強みになると思います。
NISAやiDeCoというのは資産運用のなかでも初心者向けという形で、国が用意している運用の仕組みです。共通しているのは、どれも「投資信託(ファンド)」という資産形成の手段を使っていることです。
FP:投資信託とは、お金の運用会社や専門家がたくさんの投資家からお金を集めて、そのお金を投資家の代わりに運用し、成果に応じた収益や配当を受け取れる商品のこと。自分で一つ一つ銘柄を選ぶのではなく、お金のプロが選んだ銘柄を選ぶので、金融知識のない初心者の方にも向いています。
また、投資信託(ファンド)は一つの銘柄ではなく、複数の銘柄を選ぶ「分散投資」をすることになるので、例え一つの銘柄の成果が悪かったとしても、他の銘柄の成果でカバーすることができるため、リスク軽減の効果が期待できます。
ヤタガイ:専門の方が運用してくれるんですね! それは初心者でも始めやすい……。
FP:また、もうひとつ始めやすい運用手段としては、変額保険というものがあります。
・つみたてNISA:毎月一定額を貯蓄するように資産運用に回していく「積立投資」の制度。年間40万円までの投資で得られた利益が20年間非課税になる。運用を始めるためには、通常の証券口座とは別に「つみたてNISA口座」を作る必要がある。一般NISAとの併用はできない。
・iDeCo(個人型確定拠出年金):毎月掛金を積み立てて、自分で年金を作る制度。NISAとの違いは、原則60歳まで引き出せないかわりに、掛金が毎年の所得控除の対象となり、所得税と住民税の節税効果が得られること。資産を受け取る際、投資で得られた利益が「退職所得控除」や「公的年金等控除」の対象として非課税になる。
・変額保険:毎月の保険料から、保険会社が投資信託等で資産運用をし、成果に応じて保険金や解約返戻金(生命保険を解約した際に戻ってくるお金)が変動する保険のこと。
ヤタガイ:友達が最近NISAの口座を作ったと聞いて「私も何か行動しないとやばいな」って少し焦ったんです。私が始めるなら、どの方法がおすすめですか?
FP:「つみたてNISA」は自由度が高いのが特徴です。「今月はちょっときついな」と思ったら、スマホの操作ひとつで翌月の積立額を減らすこともできます。また、いざとなったら資産を売却してお金を引き出せる安心感もあります。
デメリットらしいデメリットはありませんが、途中で出しやすいというメリットがデメリットになることはあります。「つみたてNISA」は長期間続けることで、運用で得た収益をプラスして投資することができ、利益を増やしていくことができる制度。続けるためには意思の力も必要ですね。
私のおすすめは、ヤタガイさんが「貯蓄に回せる」という5万円のうち、1万円はいつでも引き出せる「緊急予備資金」として銀行に預金して、残りの4万円を「つみたてNISA」と「変額保険」を併用しながら運用していくことです。このプランをもとに、毎月積立を始めた場合のキャッシュフロー表を作ってみますね。
40歳までに1,000万円は貯まりそう!
auフィナンシャルパートナーの「家計見直し相談」の特徴は、自分の収入・支出の現状から、将来の結婚、住宅購入などを踏まえた長期のキャッシュフロー表を無料で作成してもらえること。一度目の面談でヒヤリングした内容を元に、二度目の面談では具体的な数字を見ることができます。
ヤタガイも後日、25歳から100歳までのキャッシュフロー表を作ってもらいました。
ヤタガイ:将来のお金の動きをシミュレーションしてもらうときに、例えば結婚であったり、住宅購入だったり、これからの人生の大きなイベントも見積もって計算してもらえたので、改めてライフプランを考えるいい機会になりました。
FP:将来のことは「妄想」でOKなんです。自分が未経験のライフイベントでも、ファイナンシャルプランナーは一般的にかかる費用などを把握しているので、気軽にやりたいことを相談してくださいね。
気になる数字は……毎月4万円、年間で48万円を16年間、40歳まで積立運用した場合、「貯蓄ゼロ」からでも1,000万円を達成できる可能性は高いという結果になりました。
FP:投資信託は元本割れのリスクがありますが、10年間引き出さずに運用を続けることができれば、安全性は比較的高くなると考えられています。
FP:もしも途中で何かあったときは、資産運用に回した資産は引き出さず、貯金でカバーするのが理想的。無理のない範囲で、毎月の貯蓄と積立投資を続けていけるといいですね。
ヤタガイ:面談を受ける前は、月にいくら貯蓄すれば老後も不安なく暮らせるのか具体的な数字が分からず、そのせいもあって貯蓄もできていなかったような気がします。
でも老後までの明確な数字を知ることで、将来の自分のために無駄遣いはやめようと思えたし、お金を貯めることへのモチベーションもグッとあがりました!
これなら私でも始められそうな気がする…
いままで資産運用に関して、漠然と「リスクが高そう」「数字だらけで難しそう」というイメージがあったヤタガイ。
今回の面談で初歩の初歩から資産運用の仕組みを教えてもらったことで、長く続けることができれば意外とリスクが少なく、自分にとってのメリットも大きそう……と、印象が大きく変わりました。
「実はさっそく証券用の口座を開設し始めていて、資産運用する気満々なんです(笑)。」と、すでにやる気十分。
今回ご紹介した資産運用やauフィナンシャルパートナーの「家計見直し相談」のご予約は、こちらのページからも気軽にアクセスできます。このままで大丈夫なのかという漠然としたお悩みでも相談可能とのこと。お金の問題は1人で悩まず、まずは一歩を踏み出すことで、将来への不安が軽くなるかもしれません。
Sponsored by auじぶん銀行株式会社
Financial planning by MONEYDOCTOR PREMIER Kei Yoda
Text by Airi Tanabe
Photographed by Kosumo Hashimoto