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東京は、23区で最も人口が多い世田谷区。最寄駅から閑静な住宅街を抜けた先に、今回ご紹介するかぜこさんが暮らすお部屋があります。

実家暮らしのかぜこさん

お名前(職業):かぜこさん(大学生)
場所:世田谷区
広さ:約8畳
家賃:実家のためなし
住宅の形態:築約40年 戸建て

今回の「みんなの部屋」の舞台となるのは、家族とともに暮らすかぜこさんが自分らしくアレンジした実家の一室。

海外での短期滞在中、急な家族の引越しがあり、戻ってきたタイミングで用意されていたのは、かぜこさんのお父さんが昔使っていたお部屋でした。

それまでとは異なる環境で見つけられた新しいお部屋の楽しみ方と、限られたスペースでもさまざまな役割を持たせるお部屋づくりの工夫についてお話を伺ってきました。

お気に入りの場所

日当たりのいい窓辺

日当たりのいい窓辺

現在かぜこさん家族が暮らしているのは、もともとお父さんの実家だった家。その中の一室が、かぜこさんの自室として割り振られました。

以前暮らしていた部屋の環境との違いから、観葉植物のある、新しいお部屋の楽しみ方に触れるきっかけになったそう。

窓辺の植物

「前のお部屋は日当たりも悪く、壁の装飾はしていましたが植物を楽しむことは考えたこともありませんでした。

今回、以前住んでいた実家はそのままに引っ越してきたこともあり、新居にモノが少なかったんです。その余白を埋めるために、家族が育てていた植物を部屋に取り入れたことをきっかけに、植物の魅力に惹かれていきました。

特に窓辺の日当たりがよく、日々成長が感じられて嬉しいです。部屋にある植物をすべて窓辺に集めても十分なスペースが取れるように意識しています」

ベランダで読書する様子

日当たりのよさは植物にとってだけでなく、かぜこさんにとっても憩いの空間を生んでいました。

「住まいが高台にあるため、夕日までの日の流れが楽しめることはもちろん、春から夏は花が、秋は紅葉が、と四季の景観が楽しめるようになっています。

植物を日光浴させる空間としてはもちろん、私自身が植物みたいに光を浴びたいタイプなので、定期的に出てぼーっとしたり、本を読んだりしています」

ワイン箱で作った本棚

ワイン箱で作った本棚

読書が趣味のかぜこさんにとって、読書スペースは必須。ディスプレイとしても楽しめるワイン箱を活用し、読書スペースが作り上げられていました。

「最初はIKEAのワゴンを使って収納しようとしていたのですが、本のサイズと合わなかったり、本の数が増えてきたりで悩んでいました。そんな時にたまたま、近くのワイナリーでワイン箱が売られているのを見て、安かったこともあり、1個買ってみたんです。

いざ本を入れてみると雑誌の入る大きさであるとともに、文庫も2段で入れられることに気づき、その日に追加で2箱買い足して積み重ね、今の本棚ができ上がっています」

読書スペースで読書する様子

「本を読む時はデスクスペースとは異なる空間になることを意識しています。ベッドの横に腰掛けると、ちょうど目線の高さに本が並ぶので、座って読むことに集中してしまいますね」

お部屋の中で目線が変わることで、気分転換にもなりそうです。

残念なところ

二代にわたって使っているゆえの古さ

古い設備

かぜこさんのお父さんが使われていたというほどに歴史のあるお部屋には、どうしてもその古さを感じざるをえない部分があるそう。

「エアコンの上部やクローゼットの角など、シミができていたり、欠けていたりと古さは感じてしまいます。今はポスターや雑貨で、目に入らないように隠していますね」

お気に入りのアイテム

優しい光に癒されるIKEAのテーブルランプ

IKEAのテーブルランプ

あたりが暗くなる夕方以降、お部屋を優しく照らすのが、デスクに置かれたIKEAのテーブルランプ

「引っ越してしばらく経った頃、父親にIKEAで購入してもらったものです。前から気になっていたのですが、お店で見かけた時は私より父親がこの照明に惹かれてしまって(笑)。

購入した直後に私の部屋の間接照明が壊れてしまったこともあり、そのまま貰うことになりました」

見た目も機能性も優れたIKEAのワゴン

IKEAのワゴン

窓際のワゴンもIKEAで購入したもの。本や植物を置ける使い勝手のよさで、常に活躍しているアイテムです。

「植物を窓辺に置いてあげたいという思いはずっとあったのですが、ベランダに出たり、掃除をしたりする時にどうしても邪魔になってしまうことが気になっていました。このワゴンに入れることでそうしたお部屋内での移動が楽になったのでよかったです」

憧れだったラタンミラー

ラタンミラー

かぜこさんのSNSにも度々登場しているラタンミラー。SNSでその存在を知ってから、時間をかけて実店舗で理想のものを探したそう。

「モデルの大屋夏南さんのライブで見かけたことをきっかけにネットで検索し、ラタンミラーの存在を知りました。

ネットではなく、実物を見て購入したいという思いがあり、実際にいろいろな店舗に行って探していた中で見つけたのがこれです。サイズは当初探していたものより小さいのですが、デザインが可愛くて気に入っています」

暮らしのアイデア

リユースできるものは、積極的に使ってみる

瓶をリユース

なるべく新しいものは買わないようにしているというかぜこさん。そこには、ご家族が使っていたものを暮らしに取りいれ、身の回りにあるものをインテリアとして活用するアイデアと行動力がありました。

「家の中で使われていないものだけでも、私自身が使ってみたいと思えるものがたくさんあるんです。例えば古い空き瓶は花瓶として活用しています」

小棚

「おばあちゃんが昔使っていて、取っ手が錆びついていた小棚は、磨くとすごく綺麗な色になりました。定期的に、押入れなどを宝探し感覚で見に行っていますね」

パロサント

家の中に限らず、外で見つけたものも。

お部屋の掃除後に焚くパロサントの受け皿は、海で拾った鮑の貝殻。実用性はもちろん、色合いが美しいですね。

リユースされた雑貨

その他にもケースや瓶など、かぜこさんのお部屋で再生され、活躍しているものがたくさん。

参考にしているのは、街で見たディスプレイやアイテムの活用方法。それを自分の身の周りのものを使って作っているそうです。

たくさんのインプットと、まずやってみるというアウトプットの賜物ですね。

エリアに分けてお部屋を考える

空間を分けた部屋

自室の限られた空間ということもあり、お部屋を考えるにもバリエーションが狭まるのでは?と思ってしまいますが、そうした空間を最大限に生かす、かぜこさん独自の工夫がありました。

「お部屋は大きく3つのスペースに分けて考えるようにしています。1つは最近考えるようになったベッドサイドスペース。もう1つは作業するためのデスクスペース。そして最後に読書を中心とした娯楽スペースです」

デスクスペース

「デスクスペースと娯楽スペースはイメージ上、完全に分断された空間になっています。各区分の中で物の場所が入れ替わったり、足し引きしたりはあるのですが、空間同士がミックスすることはないようにしていますね」

ベッドサイドスペース

スペースは区切りながらも、ひと月で複数回模様替えをすることもあると話すかぜこさん。暮らしやすさを考えて動線は意識しつつ、最後は色合いを考えながらコーディネートされるそう。

「模様替えする際は、浮いている色がないように、引きから何度も見て全体のバランスを確認をします。エリアごとに色を大まかに決めて、エリアの間が分離しすぎないようだんだん色を変化させていくイメージですね」

パロサントを焚く様子

ひと段落着いたら、最後はパロサントを焚くのが終了の合図。実際に焚いてもらうと、確かにとてもいい香り。どこかお部屋自体も落ち着きを見せていくようでした。

これからの暮らし

新生活で新しいお部屋づくりを

壁のディスプレイ

春からは新社会人として、東京の住まいを離れ、初めての沖縄へ。一度は住んでみたかったという土地で、新たなお部屋での生活がスタートするとのこと。

「新しい住まいは沖縄についてから探すことになりますが、​​海が近い場所になるので、拾った貝や流木、シーグラスなどを多く取り入れたいと思っています。アメリカンヴィンテージのアイテムも多そうなので、上手く活用していきたいですね」

壁を装飾する様子

「壁を使った装飾は今と同じく楽しみたくて、自分で撮った写真も多く飾っていきたいです。自分で作った器なんかも使ってみたいですね。

これまでの実家と違って、キッチンなど自分で手がけられる空間が広くなるのも、とても楽しみです」

自室でくつろぐ様子

限られた空間やアイテムを最大限に生かし、自らのアイデアでお部屋の楽しみを広げられてきたかぜこさん。

新天地のまっさらな空間に、溜め込まれた情報と心ときめくものの数々がどう表現されていくのか。理想の住まいが綴られるその時が、今からとても楽しみです。

Photographed by tsubottlee

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福岡県出身。海を渡ったポートランドで活動を始め、京都・東京・福岡を中心に全国を巡るフォトグラファー。僕と出会ってくれた素敵な方々の時間と想いをボトルにキープしてまだ見ぬ誰かに想いをシェアしていきます。

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素敵に暮らすあの人の、お部屋の中身はどうなってるの? 連載「みんなの部屋」では、インテリアコーディネートなどの暮らしの“外側”から、DIYのアイデアや便利な生活術といった暮らしの“内側”までをご紹介しています。おうち時間を楽しむさまざまな住人の部屋にお邪魔して、“自分にとってのいい暮らし”を考えてみませんか?

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