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テレビ番組を録画するのに必要な家電、ブルーレイレコーダー。最近は4K録画ができたりスマホ連動で録画した番組を外出先で観られたり便利に進化しています。

ついつい価格を重視して選びがちですが、目的に合った「容量」「機能」のある機種を選ぶことが大切。500GBだとすぐに容量が埋まるので1TB以上がおすすめ。チューナー数は3以上あったほうが安心ですよ。

今回は、ブルーレイレコーダーの選び方をITライターの柳谷智宣さんに解説いただきました。柳谷さんにお聞きした選び方のポイントを参考に、おすすめのブルーレイレコーダーを「安くて1人暮らし向き」「外付けHDD対応」「4K対応」「全自動録画」とタイプ別に厳選して紹介します。

■この記事の監修者

柳谷智宣さん
1972年生まれ。スマホやPCから様々なガジェットやネットサービスを扱っているIT・ビジネスライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は1983年発売のX1C(シャープ)から。お酒好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、三田本店で営業中。

ブルーレイレコーダーの選び方

「安さを重視して買ったときに必要な機能が付いていないと、使わなくなる可能性も。価格中心で考えるのではなく、1~2個譲れない条件を決めたうえで選ぶとよいでしょう」

ここからは容量の目安やどのような機能があるかを解説。レコーダーは安価なものであれば3万円ほどで買えますが、容量が多いほど高機能になるほど高価になります。自分に必要な条件を取捨選択して予算に合った一台を見つけてみてくださいね。

容量

HDD(ハードディスク)の容量が大きいほど、長時間録画できます。高画質で録画するほど大きな容量が必要になります。使う目的や世帯人数を考慮して選びましょう。

容量 録画時間の目安
500GB 約60時間
1TB 約120時間
2TB 約240時間
3TB 約360時間

※地上デジタル放送(HD最大17Mbps)

「500GBはすぐに埋まってしまうので1TB以上がおすすめ

1TBあれば好きな番組を少し残しつつ、平日に録画したものを週末に消化して削除するような使い方ができますよ。指定したチャンネルをすべて録画したり、4K録画したりするなら2TB以上は必要。

どれくらい使うか読めないときは、外付けHDD対応モデルにすれば後から容量を増加できるので安心」

機能

ブルーレイレコーダーには多くの便利な機能があります。高機能になるほど高価になるので、機能を知ったうえで自分に必要かを取捨選択しましょう。

・同時録画機能|同じ時間に複数録画できる!

チューナー数によって、同時に録画できる番組の数が決まります。チューナー数が3つなら同じ時間帯に放送されているテレビ番組を3つ同時の録画できます。チューナー数が多いと、番組なら深夜帯に重なりやすいアニメ録画のときも安心。

なかにはチューナーを多く搭載し、複数のチャンネルの番組を数日分自動で録画できる「全録レコーダー」もあります。

「チューナー数2つの機種は安価なので、選ぶ方も多いですが注意が必要。たまにしか裏かぶりしないだろうと思っても、使ってみるとあれもこれも観たくなる可能性も。チューナー数は3以上がおすすめですよ。

全録は指定したチャンネルをまるごと録画してくれるので何を予約するか考えなくてよいのが大きなメリット。また、宅配便が来たときやトイレに行きたいときも、自動で録画しているので放送中の番組を途中で一旦止めることもできます」

・4K録画対応|4K画質で録画できる!

4K放送を4K画質で録画するには4Kチューナーが内蔵されている必要があります。「4Kアップコンバート」機能があると4K未対応の地上デジタル放送の映像を、4Kに近い画質に変換できますよ。

4Kを観るにはテレビとレコーダーの両方が対応している必要があります。テレビが4K対応でなければ4K画質で表示されません。4Kアップコンバートがあると、画質もよくなるし動きも滑らかになります。

4K対応の製品は値段が高くなります。地デジをキレイに観たいという明確な目的があるなら、4K対応の製品を選ぶとよいでしょう」

ブルーレイレコーダーの映像をキレイに観るためにはテレビの性能も重要。液晶テレビや有機ELテレビの違いなどを知るとより映像の楽しみ方の幅が広がりますよ。

・4K Ultra HDブルーレイ|ブルーレイよりもさらに綺麗な映像を楽しめる

Image: Amazon.co.jp

「Ultra HDブルーレイ」対応であれば、従来のブルーレイの映像よりもさらにキレイな映像が楽しめます。

「4KUltra HDで観られる映画を対応機種で再生すると映像が素晴らしいですよ。4K画質で観るにはディスプレイも4Kに対応している必要があります」

・スマホ連動(無線LAN内蔵)|外出先で観られる・録画できる!
スマホ連動(無線LAN内蔵)機種は、アプリを使うことで外出先から、予約できたり録画した映像の視聴ができたります。

「リビングにレコーダーが置いてあっても、自室やお風呂でレコーダーの中の映像を再生できて便利。なかには放送中の番組をスマホで再生できる機種もあります。

たくさん録画しても決まった場所でしか視聴できないと、なかなか観る時間が取れないですよね。スマホで持ち出せれば、通勤時間にも観られます。一度スマホの中にデータを移せば、オフラインで再生できるので、飛行機の中でも観られて便利」

・SeeQVault対応|録画した番組を引き継げる!
「以前はハードディスクに録画した番組はその機種でしか再生できませんでした。SeeQVault対応なら同じメーカーの製品であれば最新機種に買い換えても、HDに残っている録画データを記帳できますよ」

人気メーカーの特徴

ブルーレイレコーダーの主なメーカーは「パナソニック」「ソニー」「東芝」「シャープ」の4社。「この4社であればどれを選んでも安心ですよ」と柳谷さん。メーカーそれぞれの機能に注目して選ぶとよいでしょう。

パナソニック

「映像にこだわっており、最上位機種では11チューナーを搭載。最大8chを28日間全自動録画できます。無料の『どこでもDIGA』アプリでスマホと連携が可能。『おうちクラウドDIGA』ではスマホで撮影した写真や動画を保存し、テレビで鑑賞したり、ディスクに残したりできます」

ソニー

1ヶ月先の番組予約ができる『先録』が便利。KADOKAWAから『新作ドラマ・アニメガイド』の番組データを提供してもらうことで、まだ番組表に載っていないドラマやアニメの録画予約が可能になります。興味のある番組を取り逃してしまう事故を防止できますよ」

東芝

「『時短』をキーワードに録画するのも視聴するのもラクラク。CMをカットする『らく見』に加え、1.3倍速で再生する『らく早見』や『らく見』を20分割して15秒ずつスキップ再生する『飛ばし見』などが便利。約54分の番組を約5分でチェックすることもできます

シャープ

「番組表が使いやすく、ブルーレイドライブが高速なのが特徴。新作連続ドラマを4週間分自動で録画してくれる『ドラ丸』機能はユニークですが、とても便利。気に入ったら予約確定することで最終話まで全録できます」

ブルーレイレコーダーおすすめ9選|タイプ別に紹介

1人暮らしにもおすすめ!安いブルーレイレコーダー

SHARP(シャープ)AQUOS ブルーレイレコーダー 2B-C05CW1

Image: Amazon.co.jp

4K非対応ですが、そのぶんリーズナブル。録画した番組を視聴できればよいという方にもおすすめ

「ドラ丸」機能搭載で地デジ・BSデジタル放送の全チャンネルの新作連続ドラマを4週連続自動で録画。録画したドラマの観たい回を探しやすい仕様なので、ドラマ好きの方にはぴったり。

「指定ジャンル強調」機能搭載で番組表も魅力。「スポーツ」など指定したジャンルの番組が色付けされるので、好みの番組を探しやすいですよ。

容量展開 500GB/1TB/2TB
チューナー数 地D・BS・CS×2
無線LAN内蔵
4K 非対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 非対応
SeeQVault 対応

SONY(ソニー)ブルーレイディスクレコーダー BDZ-ZW1700

Image: Amazon.co.jp

コスパ重視の方にもおすすめのソニーのブルーレイレコーダー。

最長1か月先のドラマやアニメ番組を先行予約できる『先録』機能が魅力。1週間後までしか予約できないと、ついつい予約するのを忘れてしまうという方にもおすすめ。

電源を押したら約0.5秒で起動できるので待つストレスが軽減されますよ。使わない時間を学習して消費電力が低いモードに切り替えが可能なので、電気代の節約にもなります。

容量は1TBなので平日に録り溜めたドラマや映画を週末にまとめて観る用途にもぴったり。

容量展開 1TB
チューナー数 地D・BS・CS×2
無線LAN内蔵
4K 非対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 非対応
SeeQVault 対応

外付けHDD対応のブルーレイレコーダー

Panasonic(パナソニック)おうちクラウドディーガ DMR-2W101

Image: Amazon.co.jp

使いやすいと評判のブルーレイレコーダー。「快速番組表」機能で従来モデルよりも動作を約2倍高速化。録画したい番組をスピーディーに探せますよ。

スマートフォンアプリ「どこでもディーガ」を活用すれば、録画した番組をスマホで観られます。さらに「お店マップ」機能を使えば、テレビで紹介された飲食店の情報をまとめて表示可能。番組放送中に気になったお店のメモを取る必要もなくなりますよ。

ハイビジョン放送を約127時間録画可能。容量が不足したら外付けHDDも使えますよ。

容量展開 1TB/2TB
チューナー数 地D・BS・CS×2
無線LAN内蔵
4K 非対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 非対応
SeeQVault 対応

TOSHIBA(東芝)REGZAブルーレイ DBR-T1009

Image: Amazon.co.jp

時短に特化した機能を搭載しているのが特徴のHDD対応のブルーレイレコーダー。リモコンの「時短」ボタンを押せば、3タイプの再生方式を選べます。

CMをスキップする「らく見」、らく見の約1.3倍速「らく早見」、番組を20分割して15秒再生するごとにスキップする「飛ばし見」。再生方式ごとに「45分」「34分」「5分」などと再生予定時間も表示されるので便利。

スマホ対応アプリで持ち出した番組も1.25倍速で早見が可能ですよ。仕事や勉強が忙しくてなかなか時間が確保できない方にもぴったりの一台。

容量展開 1TB
チューナー数 地D・BS・CS×3
無線LAN内蔵
4K 非対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 非対応
SeeQVault 対応

4K対応のブルーレイレコーダー

SONY(ソニー)4Kチューナー内蔵Ultra HD ブルーレイ/DVDレコーダー BDZ-FBT3000

Image: Amazon.co.jp

4Kチューナーを2つ内蔵したブルーレイレコーダー。キレイな映像で観たい方におすすめの一台。タレント名やキーワードを登録すれば自動で録画する「おまかせ・まる録」にも対応。

3番組が同時録画可能なので、家族で好みの番組が異なるご家庭にもぴったり。「Ultra HD ブルーレイ」対応で、ブルーレイよりキレイな映像を楽しめますよ。

4K放送を4K画質のままディスクに書き出せるのも魅力。4Kカメラの動画の再生・保存ができます。大容量の4Kカメラのデータの保存場所に悩んでいる方にもおすすめ。

容量展開 1TB/2TB/3TB/4TB
チューナー数 BS4K・CS4K×2/地D×3/BS・CS×3
無線LAN内蔵
4K 対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 対応
SeeQVault 対応

Panasonic(パナソニック)おうちクラウドDIGA DMR-4T401

Image: Amazon.co.jp

業界初の4K衛星放送3番組同時録画を実現したモデル。高画質な映像を楽しみたい方におすすめです。

「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」「YouTube」などのインターネット動画も4K画質で視聴可能。大容量の4TBなら4K画質もたっぷり録画できます。

「どこでもディーガ」を活用すれば放送中の番組を外出先で観られますよ。帰りの電車のなかで放送中の番組を観たい方にも向いています。

番組表から録りたい番組をワンタッチで予約できるなど操作性も優秀ですよ。

容量展開 2TB/3TB/4TB
チューナー数 BS4K・CS4K×3/地D×3/BS・CS×3
無線LAN内蔵
4K 対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 対応
SeeQVault 対応

全自動録画対応のブルーレイレコーダー

TOSHIBA(東芝)REGZAブルーレイ DBR-M4008

Image: Amazon.co.jp

6チャンネルを最大約15日間分録画できるタイムシフトマシン搭載のブルーレイレコーダー。放送後に話題になった番組をチェックしたい方や、観たい番組を見逃したくない方にぴったり。

タイムシフトマシン専用エンジン「R-2」搭載でブルーレイディスク再生中でも、止まらずに全録できますよ。外付けHDDを増設することもできるので、容量不足の心配もありません。

4K非対応なぶんリーズナブルな全自動録画対応のブルーレイレコーダーです。

容量展開 2TB/3TB/4TB
チューナー数 地D・BS・CS×3(タイムシフトマシン専用)、地D×1(タイムシフトマシン専用)/地D・BS・CS(通常録画/タイムシフトマシン兼用)
無線LAN内蔵
4K 非対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 非対応
SeeQVault 対応

Panasonic(パナソニック)おうちクラウドDIGA DMR-2X301

Image: Amazon.co.jp

パナソニックのディーガシリーズの2021年春モデル。6チャンネルを約24日間録画できます。

時間帯を指定すればドラマやアニメの90日間視聴可能期間の延長が可能です。深夜アニメとゴールデンタイムのドラマと指定すれば、どちらもまるごと録れますよ。

SeeQVault対応なので機種が変わっても録画した番組を引き継げるので安心。4Kダイレクトクロマアップコンバート方式」採用で地デジの映像も4Kに近い高画質で楽しめるのも魅力。

容量展開 3TB
チューナー数 地上D・BS・CS×6/地上D専用×1
無線LAN内蔵
4K 非対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 非対応
SeeQVault 対応

Panasonic(パナソニック)4Kチューナー内蔵 全自動ディーガ DMR-4X1000

Image: Amazon.co.jp

パナソニックの全録レコーダー最上位機種の4K対応の全録レコーダー。ハイビジョン放送を8チャンネル×28日間録画できます。

大容量の10TBで約1ヶ月分まるごと録画できるので、ドラマやアニメを見逃す心配がなく安心。録画予約するのが面倒な方にも向いています。「新4K衛星放送」も最大4680時間録画可能。高精細な映像をたくさん保存したい方にはおすすめ。

再生回数の多い人気番組も表示可能。アプリを使えば録画した番組を、外出先でスマホ視聴できます。高機能で生活がガラッと変わる可能性のある一台ですよ。

容量展開 6TB/10TB
チューナー数 地D・BS・CS・BS4K・CS4K×2/地D・BS・CS×4/地D×5
無線LAN内蔵
4K 対応
外付けHDD 対応
UltraHDブルーレイ再生 対応
SeeQVault 対応

Q&A|買い替えのタイミングなど

Q.ブルーレイをより美しい映像で観たい場合、液晶テレビと有機ELテレビはどちらが良いの?

A.「一般的に、有機ELテレビのほうが液晶テレビより高画質です。発色が鮮やかで、応答速度が速いので動きが滑らかです。バックライトがないので、完全な黒を表現できるのも魅力といえます」

Q.レコーダーとテレビのメーカーは揃えないといけない?

A.「ムリに揃える必要はないです。なかには同じメーカーで揃えれば有効になる機能もありますが、レコーダーを楽しむという点ではとくに必要ないでしょう」

Q.ブルーレイレコーダーの設置方法・必要な道具は?

A.「基本的にテレビに繋ぐだけなので、設置にあたって必要な道具はとくにありません。ただ、ブルーレイレコーダーを使うには、対応するアンテナが必要。ほとんどの物件には地デジアンテナがありますが、BSやCSはないところがあります。スマホ連動機能などを利用するには、ルーターや無線ルーターが必要です」

Q.ブルーレイレコーダーの寿命・買い替え時は?

A.「5~8年ほどが目安。大事に使えば10年以上もちますよ」

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