そろそろ新生活の季節。この時期に引っ越しされる方も多いのでは?
一人暮らしの間取りといえばワンルーム。
今回は、連載「みんなの部屋」に登場した、真似したくなるような工夫が凝らされたワンルームを4つご紹介します。
賃貸でもできるDIYを駆使した30㎡のワンルーム
テレワーク以外の部屋時間で、いつもリラックスできる空間としてあるのがリビングのソファ周辺スペース。さまざまなレイアウトを試しながら行き着いた納得の空間だそう。
「この部屋は、1LDKに近い1ルームでありながら、部屋を仕切る扉がなく、天井も高く、窓も大きいため、実際の平米数以上に広く感じて、落ち着いて過ごすことができそうなところが気に入りました。また、収納が多いのも魅力的なポイントでしたね」(小玉さん)
部屋の印象はもちろん、空間のあり方への意識を大きく変えたのはToolboxで購入した無垢材の床。台風の日に1日かけて敷いたという思い入れのあるDIYです。
「それまでのそっけないフローリングからガラッと雰囲気が変わっただけでなく、とにかく気持ちいいため、床で寝そべったり、ソファがあるのにあえて地べたに座って映画を見たりと、過ごし方も一気に変わりましたね」(小玉さん)
「1年ほど前からオフィスに行く日と行かない日が半分ずつくらいになったため、自宅のワークスペースもできるだけ最高の環境に整えようと試行錯誤してきました」(小玉さん)
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住みやすい機能が詰まった、ロフト付きワンルーム
会社員兼イラストレーターのハマダユウヤさんが住むのは、ミニマルながらに住みやすい機能性が詰まったワンルームです。
キッチンの小型家電やルームスプレー、自分で書いたイラストなどがギュッと集められたこのラック。
「家電置き場兼インテリア置き場みたいな感じで使っています。
自分の絵や他の人の絵、友達からもらったものとかが多くて、お気に入りのものを置くエリアになりました」(ハマダさん)
部屋を入って突き当りの扉を開けると、洗面所付きのトイレが出現。さらにその向かって左側の扉を開けるとバスルームになっているという珍しい間取りに。
イソップのマウスウォッシュにハンドソープ、スノーピークのチタンマグが並ぶ水回りは、男性のひとり暮らしの部屋と思えないほど、清潔感と洒落っ気溢れるスペースに。
また、デザイナーズ物件だというこの部屋は、ロフトとその下の畳スペースが特徴的。
「友人の間では『導線の悪い部屋』で有名なんです。でも、自分的にはココ(ロフト下のスペース)で大体のことが完結するので、ひとりで暮らす分には困らないんですけどね(笑)」(ハマダさん)
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上京2年で作り上げた、DIY精神にあふれるワンルーム
実家のある九州から、相棒のミシンとテレビだけを持って上京したioさん。今の住まいは上京して数年で、全てひとりで作り上げたとのこと。
お部屋に入ってまず目につくのが、コンクリート調の壁面。打ちっ放しのコンクリートかと思いきや、実はこれ、全てioさんがシートを貼ってつくったものなのだとか。
「壁は壁用のシートをネットで買ったり、日暮里で布を買ってホッチキスで貼ったりしているだけなんです。
今の壁は4枚目なのですが、普段ギャラリーなどを回る際に、いいなぁと思うものがあったらそれに似た色を探して貼っていますね。大体季節毎に変わっているかもしれません」(ioさん)
InstagramなどSNSで質問が多いのが、この天蓋。もちろんこれも、ioさんの手づくりです。
「どうやって作っているのか質問をよくいただくのですが、全然難しくなくて。IKEAで購入したカーテンを突っ張り棒に通して、端を画鋲で押さえているだけなので、簡単につくれますよ」(ioさん)
テレビラックや玄関のシューズボックスとして使われていたのは、りんご箱でした。
「メルカリで一個1,500円くらいで安く売られていたのですが、部屋の色合いにも合うし釘を打っても大丈夫なので、重宝してますね」(ioさん)
Søstrene Greneで購入したというはしごは、フックをかければ収納スペースとしても大活躍。
「値段は高くなかったんですが、意外とこういう感じのはしごって他では売っていなくて。」(ioさん)
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パティシエが手がける、使いやすいキッチンが映えるワンルーム
フリーランスのパティシエとして、スイーツの制作はもちろん、オリジナルのメニュー開発などで幅広く活動されているmokkaさん。
ダイニングと寝室の間に置かれたディスプレイ用の棚はDUENDEの「WALL RACK」。シックなデザインがお部屋にもマッチしたインテリアです。
「小物が飾れて、それ自体もおしゃれな棚を探していたのですが、お部屋づくりの最初の段階では見つけられなかったんです。そんななかでしばらく経って、たまたまInstagramで見つけたのがこのアイテムでした。
金額面で購入までに少し時間はかかりましたが、手に入れて改めてよかったなと思うものになっています」
リビング、ダイニング以外の1部屋は、寝ることに特化した空間づくりを意識していると話すmokkaさん。物数も絞り込み、ゆっくり休める空間になっていました。
「1LDKに住むと決めた時から、1部屋は寝室に特化して使おうと決めていました。照明も暖色のもののみを採用して、色数も少なく、植物を飾るなどリラックスできる空間を意識しています。
窓があり、お部屋のなかでもっとも採光のいい場所でもあるため、朝も気持ちよく起きられますね」
仕事場でもあるキッチンは、使い勝手を意識した収納がポイントになっていました。
「キッチンの収納は、吊るしたり掛けたりしてすべて表に出すようにしています。調理のなかで取り出したり、仕舞ったりする作業を極力省けるように設計していますね」
「自分はパティシエとして職場などでも、それなりに広い空間で作業することに慣れてしまっている分、空間の使い方によっては不快に感じてしまう場面も多いんです。
賃貸の限られたスペースだとどうしても、棚などを開ける作業も窮屈に感じてしまうので、空間をストレスなく有効活用するという観点でも、オープンな収納を大切にしていますね」
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