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快適にゲームやデスクワークに集中するためには、長時間座った姿勢をとっていても、体に負担の少ない椅子選びが重要です。そこでおすすめなのがゲーミングチェアです。

ゲーミングチェアは、こたつやローデスクにも使える、座椅子タイプのものも販売されています。座椅子タイプ(以下ゲーミング座椅子と呼びます)を使用すれば、ローデスクでも快適にゲームやデスクワークができるようになります。

今回は、ゲーミング座椅子ならではのメリットや選び方を解説するとともに、予算や用途別におすすめゲーミング座椅子8選を紹介します。

■この記事の監修者

niseyamaことJリーグカレーさん
1994年 東京生まれ。2011年、スタークラフト2に出会い、戦略とアクションが両立したRTSの魅力に取りつかれ、以降メインタイトルとしてプレイ中。SEAサーバーで最高ランクであるグランドマスターに到達(三日天下)。国内最大級のスタークラフト2コミュニティ(Discord)の運営、LANパーティ(C4LAN)でのスタークラフトコミュニティとして中核を担う。

ゲーミングチェアはこういう人におすすめ!使用メリットとは

腰痛などに悩んでいる人や、楽な姿勢で「ゲームや作業に集中したいという人におすすめです。最近では、ゲーマーだけでなく、自宅でリモートワークをしている人からも注目が高まっています。

ゲーミング座椅子ならではのメリット

Image:Shutterstock


ゲーミング座椅子のメリットは、ローデスクで楽な姿勢を取れることと、省スペースに収まること。

足の付根から肩までをすっぽりと覆うようなバケット構造により、体をしっかり固定してくれます。

座椅子にありがちなお尻が前にずり落ちて腰を痛めてしまったりすることもなく、足をデスクの中で伸ばして、長時間のゲームやデスクワークに集中できるでしょう。

床に足を伸ばした楽な姿勢で座ることができる
一般的なゲーミングチェアは、ガスシリンダにより高さの調節ができるようになっていますが、ゲーミング座椅子はガスシリンダそのものがありません。

そのため、床と同じ高さで使うように設計されており、床に足を伸ばした楽な姿勢で座ることができます。

省スペースで設置できる
一般的なゲーミングチェアはキャスター部分が本体より一回り大きいことが多く、スペースをとってしまう傾向があります。

ゲーミング座椅子はキャスター部分が本体と同じサイズでまとまっている、もしくはキャスターではなく回転台タイプもあるので、省スペースで設置できます。

ゲーミング座椅子の選び方

Image:Shutterstock

素材で選ぶ

ゲーミング座椅子は通常のゲーミングチェア同様に、高級感のあるレザー素材と、通気性に優れたファブリック素材があります。

特徴 メリット デメリット
レザー素材 合成皮革が主流。
特有の肌ざわりや光沢がある
ゴミやほこりがつきにくく、また耐久性も高い ・ファブリックに比べ値段が高め
・通気性が悪く蒸れやすい
ファブリック素材 アクリルやナイロンなどを使用 室温や季節に左右されず、
ほぼ一定の温度を保ってくれる
よごれが目立ちやすい

サポート機能で選ぶ

ゲーミング座椅子にはさまざまな機能が付いています。リクライニングの角度、アームレストやヘッドレストの位置など、さまざまなサポート機能もチェックしましょう。

リクライニング
ゲーミング座椅子は最大180度近くリクライニングできるモデルもあり、長時間のゲームプレイ中に休憩をとる時、そのまま足を伸ばして楽な姿勢をとることができます。そのまま、ゲーミング座椅子で寝てしまうほど快適です。

アームレスト
一般的なゲーミングチェアに比べ、肘掛け部分であるアームレストの需要があまり高くないため、取り外しが可能なものや、最初からついていないものもあります。

ゲーミング座椅子には、高さを昇降するシリンダ部分がないため、アームレストが周囲に当たってしまうこともあります。調整を含め自分の環境にあわせてよく検討しましょう。

ヘッドレスト
ヘッドレストはゲーミング座椅子の頭の部分にあるクッションです。通常のゲーミングチェアよりも、ゲーミング座椅子はリクライニングで後ろに傾いた姿勢が長くなりがちになります。

そんな時にヘッドレストが頭の重みを分散してくれるので、首や肩の痛みが気になる人はしっかりとしたものを選びましょう。

ランバーサポート
腰の部分にあるクッションサポートで、姿勢を正しく保つ助けになり、腰や背中の痛みを和らげてくれます。

ゲーミング座椅子はゲーミングチェアに比べ、立ち上がるための動作が大きいため、ランバーサポートも重要なパーツです。素材により、反発力が違うため自分にあったものを見つけましょう。

底面
ゲーミング座椅子は、本体のすぐ下にキャスターが付くタイプや、キャスターの代わりに360度回転する台になっているタイプがあります。

前者であれば座ったまま移動できるので、ゲーミング座椅子から立ち上がる必要なく、近くにあるものをとることができます。

後者の回転台タイプは、キャスターがない代わりにゲーミング座椅子自体が360度回転するため、より自由な姿勢をとることができます。キャスター部分がない分、省スペースでも設置できます。

人気のメーカー・ブランドで選ぶ

ゲーミング座椅子はさまざまなメーカーから販売されていますが、代表的な3つを紹介します。

AKRacing
ゲーミングチェアといえばこのブランド。ゲーミングチェアはもちろん、ゲーミング座椅子も「極坐」シリーズをリリースしています。

Bauhutte
「デスクを秘密基地化する」といったミッションを掲げているBauhutte(バウヒュッテ)。

その言葉の通り、一般的なゲーミングチェアだけではなく、ゲーミング座椅子や、ほかにもゲーミングベッド・ゲーミング着る毛布などあまり見ないユニークな商品も展開しています。

GTRACING
こちらは実店舗に展示品を置いてないものの、ネット通販のみに販路を絞ることでリクライニング機能やPUレザー素材など高級モデルと遜色ないデザインのゲーミング座椅子を格安で販売しています。

2022年最新ゲーミング座椅子おすすめ8選

niseyamaことJリーグカレーさんのアドバイスをもとに、お買い求めやすいおすすめ商品を「かいサポ」チームのメンバーが選定しました。

AKRacing 極坐 V2

Image: Amazon.co.jp

同社ゲーミングチェアでもおなじみ、180度近くリクライニングできる機能や調整可能なアームレストなど、耐久性に優れるPUレザー素材。

こたつなどのローデスクでも使えるよう日本ユーザーからの要望に応えて設計されたスペシャルモデルです。紹介している製品は回転台タイプ。

メーカー名 AKRacing
サイズ(幅 x 奥行き x 高さ) 53 x 54 x 99.5 cm
重量 23kg
材質 PUレザー
リクライニング 最大180度
サポート機能 アームレスト、ヘッドレスト、ランバーサポート

Bauhutte GX-530

Image: Amazon.co.jp

ヘッドレストを4段階の高さで調整できるため、座高を問わず快適に頭を支えてもらえます。

ゲーミング座椅子(チェア)には珍しく、クッション部分が取り外せるため、ゲーミング座椅子にありがちなゴミがたまってしまう部分のクリーニングもしやすいので衛生面的にも安心。

同社のゲーミング座布団に取り換えも可能だそう。ロック可能なキャスターが台車のように座椅子の四つ角に設置されているので省スペースでも場所をとらずに自由に移動できるモデルです。

メーカー名 Bauhutte
サイズ(幅 x 奥行き x 高さ) 73 x 56 x 21(21~99) cm
重量 15.9kg
材質 ファブリック
リクライニング 最大180度
サポート機能 4Dアームレスト、ランバーサポート、クッション奥行き調節

Bauhutte GX-350

Image: Amazon.co.jp

ソファタイプのゲーミング座椅子。ゲーミングチェアの弱点でもある部屋から浮いて見えてしまうバケットタイプでなく、インテリアともなじむデザインに。

それでもゲーミング座椅子としての機能は損なわれず、ランバーサポートやヘッドレストなど快適に座れる設計はもちろん、アームレスト部分もプラスチックではなく蒸れにくいファブリック素材を使用しており、取り換え位置を変えられます。

FPSなど集中してプレイする時は前寄りに、動画鑑賞などリラックスして座る際は後ろ寄りにできるため、プレイスタイルに合わせて使い方を変えられるとても多機能な製品。

メーカー名 Bauhutte
サイズ(幅 x 奥行き x 高さ) 73 x 66 x 92 cm
重量 15.9kg
材質 ソファファブリック
リクライニング 最大180度
サポート機能 左右入れ替え可能アームレスト、ポケットコイル内蔵座面クッション、ランバーサポート

GTRACING 89

Image: Amazon.co.jp

ゲーミング座椅子の中でも安価な部類ですが、180°のリクライニングが可能で、学生の人などでコストを抑えたい方におすすめです。

某通販サイトでもかなりのレビュー好評価で、機能も申し分ない製品です。

メーカー名 GTRACING
サイズ(幅 x 奥行き x 高さ) 67 x 57 x 記載なし
重量 24kg
材質 PUレザー
リクライニング 最大165度
サポート機能 アームレスト、ヘッドレスト、ランバーサポート

サンワサプライ 150-SNCF006

Image: Amazon.co.jp

収納式オットマン付きの座椅子。

カテゴリとしては高座椅子になるため、普通に足を地面につけて座っての利用も可能ですが、ローデスクで使う際は高さがややネックになるかもしれないので自分の環境を事前にきちんと確認しましょう。

メーカー名 サンワサプライ
サイズ(幅 x 奥行き x 高さ) 67 x 71 x 109 cm
重量 23.9kg
材質 PUレザー
リクライニング 最大160度
サポート機能 収納式オットマン内蔵、リクライニング連動肘掛け、ヘッドレスト、ランバーサポート

CYBER GROUND GRANTZ

Image: Amazon.co.jp

福岡県から家具メーカーである「タンスのゲン」がゲーミングブランドとして販売しているゲーミング座椅子。

一般的なゲーミングチェアのデザインは踏襲しているが、アームレスト部分を省略しているので省スペースに使いたい方におすすめ。

メーカー名 タンスのゲン
サイズ(幅 x 奥行き x 高さ) 55 x 59 x 93 cm
重量 13kg
材質 PUレザー
リクライニング 最大180度
サポート機能 ヘッドレスト、ランバーサポート、床傷防止のフェルト加工

RAKU タイプD

Image: Amazon.co.jp

大阪から福和楽という会社がRAKUブランドとして販売しているゲーミングチェア。

クッション仕上げになっているアームレストがリクライニングに連動して動くようになっているので仮眠時も腕の置き場所には困らなさそう一品です。

メーカー名 RAKU
サイズ(幅 x 奥行き x 高さ) 53 x 55 x 95 cm
重量 記載なし
材質 PUレザー
リクライニング 最大180度
サポート機能 アームレスト、ヘッドレスト、振動機能付きランバーサポート

Contieaks Titlis

Image: Amazon.co.jp

福岡県の関家具がContieaksブランドで販売しているゲーミング座椅子。ランバーサポートやヘッドレストは付属しないものの、ファブリック素材の落ち着いた単色のデザインです。

座面の幅がワイドなため、あぐらをかいて座りたい方や体格の大きい方でも座りやすい設計になっています。

メーカー名 Contieaks
サイズ(幅 x 奥行き x 高さ) 53 x 55 x 106 cm
重量 20kg
材質 ファブリック
リクライニング 最大135度(17段階)
サポート機能 3Dアームレスト

さいごに

ゲーミング座椅子は、キャスター付きや回転台タイプなどデスク事情に合わせた仕様やゲーミングチェアの本体部分そのままのクオリティーの高級仕様まで、さまざまなモデルが販売されています。

現在使っている座椅子からゲーミング座椅子にアップグレードすると、より快適な姿勢でゲームやデスクワークなどもできるようになります。

座椅子型のゲーミングチェアを検討してみてはいかがでしょうか。

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