あたたくて軽い着心地のダウンジャケットですが、濡れに弱いという弱点も。
一方、濡れに強いとされる化繊ジャケットは、あたたかさや着心地がダウンには及ばず……。
そんな常識を打ち破った防寒ジャケットがこちら。
限りなくダウンに近い着心地

patagonia「メンズ・マクロ・パフ・フーディ」50,600円(税込)
パタゴニアの「マクロ・パフ・フーディ」は、パタゴニアが独自に開発した“プルマフィル”という化繊綿を使用した防寒ジャケット。
ダウンを模倣した繊維構造のプルマフィルは、一般的な化繊にありがちな徐々にあたたまってくるという感覚ではなく、羽織った瞬間に「あたたかい!」と感じるダウンそっくりの着心地。
重量も425gと軽く、これはパタゴニアの定番ダウンジャケット「ダウン・セーター・フーディ」の428gとほぼ同じくらいです。
※どちらもメンズMサイズの場合の重量
濡れや汚れを気にせずガシガシ使える

大普賢岳「シェイクスピア氷柱群」
耐水性にも優れているマクロパフは、アウトドアにもってこいの一着。
たとえば、降雪中のテント設営やアイスクライミングのビレイなど、ダウンだと心配なシーンでもガシガシ使うことができます。
もし濡れてしまった場合でも、ある程度の保温性を維持できるので、長期の縦走登山やアルパインクライミングなどでは特に安心して携行できる防寒着です。
パッカブルじゃないのは少し残念ですが、収納袋が付属しているので持ち運びにも便利。
また、ダウンよりも気軽に洗うことができるので、汚れを気にせず使えるのも気に入っているポイントです。
豊富で使いやすいポケット
使いやすいポケットが豊富なのもパタゴニアならでは。
左右のファスナー付きハンドウォーマーポケットの他に、
スマホなどを入れておくのに便利なチェストポケット。
内側には手袋などを体温で乾かすことができるドロップイン型の大型ポケットも付いています。
着丈が長く、お尻もあたたかい
お尻まで隠れる着丈があるので、スーツや丈の長いミッドレイヤーの上に着ても裾がはみ出ずスマート。
腰やお尻の冷えもかなりマシな印象です。
そうそう、昨年のモデルまではダブルジッパーだったので下からも開けることができましたが、今年のモデルからはひとつだけになったよう。
クライミングのビレイジャケットとして使う想定の方は注意が必要かもしれません。
化繊のメリットはそのままに、限りなくダウンに近いあたたかさと着心地を実現したマクロ・パフ・フーディ。
街着からアウトドアまでオールマイティに使える、頼り甲斐バツグンの一着です。
メンズ・マクロ・パフ・フーディ[patagonia]
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