リモートワークやリモート学習の機会が増えている現在。デスク環境を整えてはみたものの今イチ作業に集中できない……なんて人も多いのでは?
そこで見直したいのが、手元を明るく照らしてくれるデスクライト。最近は、目の疲れを軽減して、集中力を高めてくれるデスクライトが続々と登場。デスクライトを効果的に取り入れることで、仕事や勉強の効率もアップできるのです。
こちらの記事では、「デスクワーク」や「勉強用」「持ち運び用」など、目的に合わせたデスクライトを厳選。家電にもくわしいインテリアスタイリストの遠藤慎也さんに、デスクライトを選ぶ時のポイントや効果的な設置方法についてもお聞きしました。
■ この記事の監修者
インテリアスタイリスト・遠藤慎也さん
BOOTSYORK.style主宰。立教大学社会学部を卒業後、インテリアの専門学校へ。その後、インテリアスタイリスト窪川勝哉氏のアシスタントを6年勤め、2011年インテリアスタイリストとして独立。雑誌・カタログ・広告・WEBメディア・CMなどの撮影現場でのインテリアスタイリングのみならず、住宅展示場・商業施設のウィンドウディスプレイ、VMD・レストランの内装などのインテリアコーディネートも手掛ける。
①デスクライトの基礎知識
–設置方法
–光源
–色温度
–照度
–光束
–消費電力
–給電方法
–調光・調色機能
②用途別おすすめデスクライト
–デスクワーク向けデスクライト
–勉強用デスクライト
–集中したい人向けデスクライト
–明るさを重視したい人向けデスクライト
–影ができないデスクライト
–インテリアを邪魔しないおしゃれなデスクライト
–クランプ型デスクライト
–持ち運びしやすいデスクライト
③デスクライトを選ぶポイント
–色温度で選ぶ
–お部屋の雰囲気に合わせて選ぶ
①デスクライトの基礎知識
Image: Getty Images
デスクライトの仕様・説明書には「光源」「色温度」など、さまざまな情報が記載されており、購入前に確認しておくことで、自分に最適なデスクライトを選ぶことができます。
設置方法
一番多い設置タイプは、そのまま机に置ける「スタンド式」。安定感がありますが、土台の幅があるため、設置するにはスペースが必要。デスクが小さい場合は、天板のサイドや家具に挟んで固定する「クランプ式」や「クリップ式」がおすすめです。
また、壁や家具に磁器ベースを取り付けて使う「マグネット式」や、使わないときはたたんでおける「折りたたみ式」など、設置場所を選ばないタイプも人気があります。
光源
「LED」「蛍光灯」「白熱電球」の3種類に分けられます。現在の主流となっているのは、消費電力が少なく、寿命も長いLED。長く使っていても熱くなりにくいので、子供部屋でも安全に使えます。また蛍光灯は、広く照らしてくれるフラットな光が特徴。光が均一なので影が出にくいというメリットがあります。
白熱電球は、ほっと心が和むような温かみある色が特徴。電球自体は安価ですが、消費電力が大きく電気代がかかるというデメリットもあります。
色温度
光の色味を数値で表したもので、単位はK(ケルビン)。数値が低いほど温かみのある光に、数値が高いほど青みがかったクールな光に見えます。たとえばローソクの光や朝焼けの光なら約2000K、昼の太陽光なら約6000K、目にさすようなまぶしい晴天の空なら約12000Kとされています。
またLEDや蛍光灯などの照明器具は、その色温度によって「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」の5種類の光色に分けられています。
【色温度の分類】
光色 | 色温度(K) | 色味 |
---|---|---|
電球色 | 2600K~3250K | 心和む暖色系の光 |
温白色 | 3250K~3800K | ↑ |
白色 | 3800K~4500K | |
昼白色 | 4600K~5500K | ↓ |
昼光色 | 5700K~7100K | 青みがかった爽やかな光 |
照度
光源によって照らされた表面の明るさを表す数値で、単位はlx(ルクス)。当然、光源に近ければ近いほど照度は高く、光源に遠ければ照度は低くなります。仕様書では「中心直下〇㎝の場合〇〇lx」などと表記されます。一般的に、勉強や読書に必要な照度は500~1000lxです。
光束
光源から放たれる光の量、すなわち照明器具そのものの明るさを表す数値で、単位はlm(ルーメン)。デスクライトの場合、光束量は300~400lmのものがちょうど良い明るさとされています。
消費電力
消費電力量W(ワット)は、電気器具がどのぐらい電力を消費するのかを示す数値です。一般的に照明は電力を使うほど明るくなるので、その結果、電球などの明るさを示す目安としても使われています。
また、LED電球の場合は消費電力が極めて小さいため、Wではなく、lmを明るさの目安にするという規定があります。そのため、LED電球のパッケージには「40W相当=485lm」などと併記されることがほとんどです。
給電方法
「電源コード式」「USB給電式」「充電式」「電池式」などがあります。プラグをコンセントに差し込んで使う「電源コード式」が一般的ですが、モバイルバッテリーやPCにつないで使える「USB給電式」、コードレスでどこでも使える「充電式」など、気軽に持ち運びができるタイプも増えています。
調光・調色機能
調光機能では光の強さを変えることができ、調色機能では光の色温度を変えることができます。こうした機能の付いたデスクライトでは、仕事をするときには昼白色に、就寝前には電球色にするなど、生活や気分に合わせて光を変えることができます。
②用途別おすすめデスクライト
デスクワーク向けデスクライト
BenQ ScreenBar Plus モニター掛け式ライトスクリーンバー プラス

デスクトップや液晶モニターにクリップでとめられる、省スペース設計。独自開発したLED技術で、スクリーンからの反射をおさえてくれるため、パソコンの画面が見えづらくなることがありません。また光の角度も細かく調節でき、目の疲れを軽減してくれます。手元のボタンやダイヤルで、簡単に色温度や明るさを変えられるのも便利。
「モニターに直接クリップで設置できるため、デスク周りが散らかりません。コンパクトなデスク空間でも、最適な明るさが確保できます」(遠藤さん)
設置方法 | クリップ式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 自動調光/手動では14段階調光 |
調色 | 8段階調色 |
色温度 | 2700K~6500K |
明るさ | 中心直下45㎝の場合1000lx |
給電方法 | USB給電式 |
OSSESS デスクライト

スイッチを長押しすることで、自由に明るさと色温度を設定できる無段階調光・調色機能付き。タッチセンサーでは、5段階に明るさと色温度を切り替えることができます。中心直下40㎝で1780lxという明るさながら、LED平面発光技術によりデスクを均一に照らすため、目のチラつきもありません。消灯タイマー機能や読書モードなど便利な機能も満載。
「クランプ式で、簡単に天板に取り付けられます。調色・調光機能があるので、デスクシーンのみならず、さまざまなシーンで活用できそう」(遠藤さん)
設置方法 | クランプ式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 無段階調光/タッチセンサーでは5段階調光 |
調色 | 無段階調色/タッチセンサーでは5段階調色 |
色温度 | 2700K~6500K |
明るさ | 中心直下40㎝の場合1780lx |
給電方法 | 電源コード式 |
勉強用デスクライト
BenQ WiT アイケアデスクライト

湾曲したユニークな形状で、幅広い範囲に光を届けてくれます。均一に明るく照らしてくれる「読書モード」、中央の光を抑えてデスクトップへの映り込みを軽減した「デジタル読書モード」の2種類の読書モードを搭載。自動調光機能付きで常に最適な明るさを保ってくれるほか、指一本で自由に明るさと色温度を変えられる無段階調光・調色機能も搭載しています。
「ラウンドしたフォルムがポイント。見た目にも可愛らしいだけでなく、フラットな明るさで、机の上に広げた資料やノートを隅々まで照らしてくれます」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 自動・無段階調光 |
調色 | 無段階調色 |
色温度 | 2700K~5700K |
明るさ | 中心直下40㎝の場合1800lx |
給電方法 | 電源コード式 |
ニトリ LED デスクライト Rica-W

無接点充電規格「Qi(チー)」に対応しており、スタンド台部分に置くだけでスマートフォンの充電ができます。USB充電出力ポートもついており、USBでもスマートフォンなどのデバイスの充電が可能。デスクの邪魔にならない、スリムなデザインも魅力的。重さも700gと軽量なので、持ち運ぶのも楽ちん。
「デスク上で必ず必要になるスマートフォンの充電をワイヤレスでできるため、コード類でデスク周りがごちゃつくことがない。ワークスペースをすっきりさせたい人におすすめです」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 5段階調光 |
調色 | 5段階調色 |
色温度 | 3000K~6000K |
明るさ | 中心直下33㎝の場合1500lx |
給電方法 | 電源コード式 |
集中したい人向けデスクライト
wasser 49 高性能デスクライト

特殊な5層の重層構造のフィルターを内蔵。面光源なので多重影ができにくく、光の当たり方もフラット。物からの反射も少なく、細かな作業でも目が疲れません。タッチセンサーで4段階、長押しすることで無段階の調光が可能です。また、自動的に周囲の明るさに合わせてくれる自動調光機能も搭載しています。
「平丸型の光源が広範囲を照らしてくれるので、目に優しい。また、光感知センサーで自動的に周囲の明るさに合わせて照射してくれるので、省エネにも繋がります」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 自動・無段階調光/タッチセンサーで4段階調光 |
調色 | ― |
色温度 | 5000K |
明るさ | 中心直下40㎝の場合2100lx |
給電方法 | 電源コード式 |
デスクライト TaoTronics LED

太陽光に近い高演色性LEDライトで、目にも優しい。脳の活性化や勉強集中を促すスタディモード、長時間の読書でも疲れにくい読書モード、疲れを癒す落ち着いたリラックスモード、就寝時に最適なスリープモードなど、目的に合わせて色温度を選べます。USB充電出力ポート付きで、デバイスの充電ができるのも便利。
「細かい調色、調光が効くので自分好みの明るさが作り出せます。タッチセンサーで感覚的に操作できるスイッチも、使い勝手がよさそう」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
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光源 | LED |
調光 | 7段階調光 |
調色 | 5段階調色 |
色温度 | 2700K~6000K |
明るさ | 410lm |
給電方法 | 電源コード式 |
明るさを重視したい人向けデスクライト
山田照明 Z₋LIGHT LEDデスクライト

シンプルかつ頑丈なつくりで、長年愛されている蛍光灯デスクライト「Z-208」をLED化。中心直下40㎝の時の照度は3242lxで、デスクライトの中でもトップレベルの明るさ。照射幅も広く、デスク全体を明るくしてくれます。本体の先端にあるロータリースイッチにより、7段階の明るさに調整が可能です。
「アームが長く、高い位置から照射することができます。作業スペースを確保しつつ、全体的に明るくするのにおすすめ」(遠藤さん)
設置方法 | クランプ式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 7段階調光 |
調色 | ― |
色温度 | 5000K |
明るさ | 中心直下40㎝の場合3242lx |
給電方法 | 電源コード式 |
無印良品 LED スリムデスクライト・ベース付

直下照度2500lxと明るく、多重影が出にくいライト。HiとLowの2段階調光のシンプルなつくりで、操作性抜群。さりげなく配されたボタンスイッチ、マットな質感のホワイトボディなど、どんな空間でも邪魔にならないミニマムデザインも魅力です。
「手軽な値段かつコンパクトなデザインで、リモートワーク用に一台あると便利です」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 2段階調光 |
調色 | ― |
色温度 | 昼光色 |
明るさ | 中心直下30㎝の場合2500lx |
給電方法 | 電源コード式 |
影ができないデスクライト
バルミューダ ザ・ライト

医療の手術光をヒントに開発したフォワードビームが、広く手元を照らして目線の先に影を作りません。また子ども目線よりも低い位置から机を照らすため、光源が目に入りにくく、学習用ライトにもぴったりです。調光ツマミを回すと、楽しいメロディが鳴るのもバルミューダならでは。土台には文房具の収納に便利なツールボックス付き。
「子どものことを考え、こだわって作られたので目にもやさしい。バルミューダらしいデザイン性の高さもポイントです」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 6段階調光 |
調色 | ― |
色温度 | 5700K |
明るさ | 標準姿勢・全灯時2000lx |
給電方法 | 電源コード式 |
インテリアを邪魔しないおしゃれなデスクライト
アングルポイズ 90 MINIMINI

ピクサーのキャラクターのモデルとしても知られる、イギリス「アングルポイズ社」の名作ライトをミニサイズにリデザイン。USB給電式なので、ノートパソコンやモバイルバッテリーと一緒に使えば、どこへでも持ち運ぶことができます。明るさは40W白熱電球相当の470lmで、スイッチを長押しすることで調光が可能。3000Kという色温度の灯りが、温かみある空間を演出してくれます。
「インテリアのアイコンになるような存在感。モバイルバッテリーと一緒に使用することで、デスクだけでなく、キッチンや玄関などでもスポットライトとして設置できます」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 無段階調光 |
調色 | ― |
色温度 | 3000K |
明るさ | 470lm |
給電方法 | USB給電式 |
アートワークスタジオ ゴシップデスクライト

真鍮製のトグルスイッチやアルミ無垢素材のシェードが、レトロシックな雰囲気。ベース部分も直径6㎝ほどとコンパクトなので、置く場所を選びません。光源には米軍も採用するCREE社のLEDを内蔵しており、手元をしっかり照らしてくれます。照射範囲が狭いので、読書灯にも最適。
「スタイリッシュなフォルムと真鍮製の武骨なデザインでデスク空間を彩ります。スポット的に照らしてくれるので、手元だけに明るさが欲しいときにおすすめ」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
---|---|
光源 | LED電球内蔵型(付け替え不可) |
調光 | ― |
調色 | ― |
色温度 | 電球色 |
明るさ | 40W電球相当 |
給電方法 | 電源コード式 |
クランプ型デスクライト
アートワークスタジオ スネイルデスクアームライト

優雅な曲線を描くシェードのデザインが印象的なクランプライト。本体カラーはアッシュブラックとホワイトの2色で、マットな質感が高級感たっぷり。シェードとアーム部分が可動するので、光の角度を細かく調節することができます。
「マットな質感で工業系のインテリアと相性が良さそう。アームが長いので、大きな天板のデスクにも対応できます」(遠藤さん)
設置方法 | クランプ式 |
---|---|
光源 | LED電球(付け替え可能) |
調光 | ― |
調色 | ― |
色温度 | 使用電球による |
明るさ | 使用電球による |
給電方法 | 電源コード式 |
アンプール RAUTAクランプライト

無骨なアイアンシェードや電球を守るワイヤーなど、ヴィンテージ風のデザインがおしゃれ。点灯時はもちろん、消灯時でもスタイリッシュな空間を演出してくれます。コードの中間にスイッチがあり、手元でオンオフの切り替えができるのも便利。
「ヴィンテージ風のデザインで、インダストリアルな空間に最適。シェードの向きを自由に動かせるため、壁を照らしたり、間接照明としてさまざまな場所に設置できます」(遠藤さん)
設置方法 | クランプ式 |
---|---|
光源 | LED電球(付け替え可能) |
調光 | ― |
調色 | ― |
色温度 | 使用電球による |
明るさ | 使用電球による |
給電方法 | 電源コード式 |
持ち運びしやすいデスクライト
プラスマイナス0 スタンドライト

どんな空間にもなじむミニマムなデザインと、まぶしすぎない柔らかな光が特徴。タッチセンサーで昼光色と電球色の切り替えができ、デスクワークだけでなくベッドサイドで使うのにもぴったり。USB給電なので、モバイルバッテリーと一緒に持ちだせば、野外でも気軽に使えます。
「シンプルな形状ながらも調光、調色などの機能性はじゅうぶん。間接照明・スポットライトとしても、インテリアの邪魔にならないデザインがいいですね」(遠藤さん)
設置方法 | スタンド式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 電球色のみ2段階調光 |
調色 | 2段階調色 |
色温度 | 電球色/昼光色 |
明るさ | 本体がホワイト:70lm、ブラック:55lm |
給電方法 | USB給電式 |
ツインバード 充電式 リビング学習LED

使いたいときに、充電台からさっと持ち運びできるコードレスタイプのデスクライト。コードレスなので、どこでも好きな場所で使うことができます。また、折りたたんだ状態で充電できるので、リビングに置いても邪魔になりません。光源が低い位置にあるので、子どもの目に光が直接入らず、リビング学習にも最適。
「必要な時に必要な場所で使用することができるのが、最大の特徴。専用のワークスペースがない人も、これ1台あればどこでもデスク空間に早変わり」(遠藤さん)
設置方法 | 折りたたみ式 |
---|---|
光源 | LED |
調光 | 3段階調光 |
調色 | ― |
色温度 | 5000K |
明るさ | 300lm |
給電方法 | 充電/電源コード式 |
③デスクライトを選ぶポイント

色温度で選ぶ
デスクライトを選ぶときに重要なのは、実は光源ではなく色温度だという遠藤さん。
「どんな用途で使用したいかによって、色温度で商品を選ぶのがポイント。たとえば、色温度が低い暖色系のライトなら、就寝時などのリラックスタイムに最適。逆に昼白色や白色のライトなら適度な緊張感を与えることができ、デスクワークに集中することができます。最近のデスクライトの中には、色温度が変えられるものもあり、シーンによって使い分けたいという人にはおすすめです」
お部屋の雰囲気に合わせて選ぶ
最近では、機能性だけでなく、デザインにこだわったデスクライトも続々と登場。デスクライトが、インテリアのおしゃれなアクセントとしても活躍してくれます。
「お部屋の雰囲気にこだわるなら、インテリアに合わせて本体のカラーも吟味したいですね。例えばブラックのデスクライトなら、スタイリッシュな雰囲気に。ホワイト系なら、柔らかい雰囲気が演出できます。デスクライト自体が無骨なアイテムなので、ナチュラルな空間をつくりたいなら白ベースのデスクライトの方がしっくりくるかもしれません。
ちなみに僕が現在使っているデスクライトは、昔ながらの蛍光灯型ライト“デイザーP-2324”。医療現場でも昔から使われているため、信頼できますし、アメリカンヴィンテージな見た目も好み。アームを自由に動かせるのもお気に入りポイントです。
最近のデスクライトは、LEDの技術が進んだおかげで光源が小さくなり、デザインにも自由度が増しています。インテリアの邪魔にならないものも増えているのが嬉しいですね」
④デスクライトの設置方法
便利に使えるデスクライトですが、間違った場所に設置すると、影が手元に落ちたり、目がちらついて集中力を欠いてしまったりすることも。置く場所にもひと工夫が必要です。
「光源が直接目に入るとまぶしいので、手元をスポットライトのように照らすイメージで置く場所を決めます。この時、右利きなら左側、左利きなら右側にライトを置くと、手元に影ができにくくなります。デスクが狭く土台部分が邪魔になる場合は、クランプ式ライトを棚に挟んで固定したり、またはアーム型のフロアライトを伸ばして使ってみたり。必ずしも、ライトをデスクの上に置かなければならないという決まりはありません。自身のお部屋の環境に合わせて、工夫してみてください」
文/室井瞳子
構成/相馬香織