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料理家・松本日奈さんが、台所を中心にまわる日常や「おいしい」に関わるモノやコト、台所仕事の負担を軽くして楽しいものにかえる“ひと工夫”をつづる連載「テーブルに ひと工夫」。

今回は「ポタージュ」のおいしさをワンランクアップさせるコツについて。

寒い季節に出番が増える、わが家の定番ポタージュ

わが家の夕食にはスープが欠かせませんが、 この時季は「ポタージュ」を作ることが多くなります。 ポタージュやすり流しは、体にすーっと入って優しく、気持ちまでほっとさせてくれますよね。 夕食時に多めに作って、翌朝あたため直していただくのもまたおいしい。

今回は、わが家でも出番の多いスープのひとつ、 人参とパプリカのポタージュをご紹介します。

おいしさの秘密は、パプリカと少しのカレーパウダー。パプリカは風味に奥行きを出し、スパイスは体をあたため、単調な味にリズムを持たせてくれます。

人参とパプリカのポタージュ

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<材料>
にんじん…1本
赤パプリカ…1/2個
長ネギ…1/2本
水…300cc
カレーパウダー…小さじ1/2
野菜ブイヨン…大さじ1/2
塩…小さじ1
オリーブオイル…適量

<作り方>
(1)厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、攪拌しやすい大きさに切った長ねぎ、人参、 パプリカを入れて野菜にオリーブオイルをなじませる。
(2) 水をひたひたに加え、煮たったら野菜ブイヨンとカレーパウダーを入れて野菜がやわらかくなるまで煮る。
(3)ブレンダーでなめらかになるまで攪拌し、残りの水を加えて濃度を調整する。塩で味を調える。(4)器によそい、オリーブオイルを回しかける。

おいしいポタージュ作りのポイントは、最初に水分を入れすぎないこと。まずはひたひたぐらいから煮はじめて、あとで 水分を足して濃度を調整すると作りやすいです。

そして何よりのポイントは上質のオイルと塩を使うこと。塩とオイルがおいしいと、スープの味が格段にアップするからびっくりです。

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松本日奈(まつもと・ひな)
料理家。北イタリア留学中に現地の料理人やマンマから料理を学ぶ。オリーブオイルや白バルサミコなどの調味料を使い、シンプルで素材を生かした家庭料理を提案。レシピ開発やケータリング、ひな弁と活動の幅を広げる。自宅などで開催する料理教室は毎回キャンセル待ちになるほどの人気ぶり。目黒区鷹番にある食材店「ラ・プティット・エピスリー」を営む夫、ふたりの娘、愛犬と暮らす。インスタグラム

写真・文/松本日奈

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