ROOMIE編集部

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コロナ以降、家で仕事をすることが増え、「家の在り方」についての意識が変化してきた気がします。予算に限りはあるけれど、少しでも広い空間がほしい。仕事もくつろぎも叶える家にしたい……。そう考えると視野に入ってくるのは、リノベーションの自由度が比較的高い中古物件

そこで今回は、住宅のプロであり、実際に自身もリノベした家に住む建築家の日高海渡さんを訪ねることに。中古物件を探すときのポイントや、ニューノーマルな働き方を見据えたリノベのアイデアなど、中古住宅を賢くリノベするヒントを聞きました。

人が集まる「開かれた家」を作りたい

すべての部屋が南向きの窓に面し、明るい光が気持ちよく降り注ぐ日高さんの住まい。「ヨヨギノイエ」と名付けたこの一室は、日高さんにとって「開かれた家」という新しいライフスタイルを探求し、SNSやYouTubeで発信する基地のような空間となっています。

もともとは私の祖父母が新築で購入した物件です。買ってすぐに祖父が亡くなったので、祖母が一ヶ月だけ住んで人に貸していました。

いまでは築50年近いヴィンテージマンションとなり、だんだん賃料も下がってきたので、4年前に借主が出たタイミングで私が入り、仕事もできるようにリノベーションしました。(日高さん)

間取り図

最初は100平米というスペースに、「一人暮らしには広すぎる」と感じたそう。

この広さがあればホームパーティやイベントができそうだなと。とにかく人が入りやすい家、フレンドリーな家を作りたい。そこからイメージを広げていきました。(日高さん)

玄関を入るとすぐ目に入るのがダイニング。一般的なマンションのような廊下はありません

マンションの構造って大体決まっていて、玄関を入ると廊下があり、トイレやバスルーム、寝室のドアを通り過ぎたところにLDKがあります。あまり見せたくない場所が手前にあると、来た人がちょっと緊張してしまう。

それなら廊下の壁を取り払って、玄関ドアを開けたらすぐにオープンな空間が目に入るようにしようと。寝室とゲストルームは部屋の両端に配置して、奥へ行くほどプライベート度が高まる設計にしています。(日高さん)

玄関の左手には、日高さんのリビング兼ワークスペースが。窓に面した大きなデスクのそばには、友人から譲り受けたハンモックと愛用の自転車。

ひときわ目を引くのが、窓辺に造りつけられたモルタル仕上げのデイベッド。デイベッドや壁面を、季節感のあるファブリックで彩るのも楽しみのひとつです。

中古物件のリノベ、どこにこだわるべき?

部屋の長辺、約20mにわたって大きな窓がずらりと並ぶ、珍しくも贅沢な構造が特徴的な日高さんのマンション。リノベでは壁や天井を剥いで解放感を高め、躯体現しの壁が際立つラフな空間に仕上げました。

ちょうど今、北参道の方でマンションの一室をリノベーションしていて、自分のオフィスとして使う予定です。すごく日当たりのよい部屋があったので、そこを「ミーティングサンルーム」と名付けて、植物をたくさん置きたいと思っています。(日高さん)

一般的なマンションは間取りが固定化しがちですが、リビングを仕事場に、ダイニングをミーティングルームにと、別の用途でも使えるようにしておくと部屋の自由度が増すと日高さん。こうしたフレキシブルな使い方をデザイン的に考えていくことは、今後のリノベのテーマになると話します。

その上で、後から変えられない要素として物件選びの際に重視したいのは、私の場合は「窓」ですね。空間作りで1番大事だと思うんです。(日高さん)

学生時代は世界の建物の窓の表情を捉える調査に参加。
スケッチブックにはイタリアなどで取材した建物のスケッチが。

ベッドやソファ、テーブルなど、窓と何かをセットとして空間を作ることですごく居心地のいい場所になる。新築マンションは機能的な掃き出し窓が多くなりますが、デザイン的におもしろい窓や、腰高で雰囲気のいい窓がある中古物件を選ぶと、組み合わせがしやすくなると思います。(日高さん)

“リノベ成功”は住宅ローンのチョイスもポイントに

「ヨヨギノイエ」のリノベーションに着手したのは20代後半で、用意した資金は約1,300万円。日高さんいわく「若気の至り」から、リノベで後悔しているポイントもあるそうです。

一番は見た目の格好良さと費用の安さから、壁や窓の断熱工事をしなかったこと。やっぱり夏はめちゃくちゃ暑いですし、冬はめちゃくちゃ寒いんですよ。うちを見て『こんな部屋にしたい』と仰るお客様も多いのですが、断熱は絶対に必要だと強く勧めています。(笑)

家の間取りを変え、断熱性や耐震性を高めるリノベーションには、やはりそれなりのお金がかかります。そこで日高さんに見てもらったのが、住宅ローンの【フラット35】リノベのプランです。

【フラット35】は、最長35年の全期間固定金利の住宅ローン。【フラット35】リノベは、住宅の性能を一定の要件を満たすリフォーム・リノベーションを実施するか、リフォーム済みの住宅を購入することで、金利を引き下げることができるプランです。

対象となるリフォーム工事の内容は次の4点。

・省エネルギー性リフォーム
・耐震性リフォーム
・バリアフリー性リフォーム
・耐久性・可変性リフォーム

省エネルギー性リフォームで高い水準の断熱性を実現すると、【フラット35】リノベの金利引下げプランが使えるんですね。省エネ対策のリノベは、やっておくと今後の生活費が大きく変わってきます。(日高さん)

私たちが長く快適に暮らしていくためにも住宅の断熱性・気密性を高める省エネリフォームは、エコの観点からも有効です。

うちのように古いマンションの場合、窓ガラスもシングルガラスで断熱性が低いので、ペアガラスに変えるといい。

熱を伝達しやすい窓のアルミフレームも、樹脂製のものに変えるとか。【フラット35】リノベも活用できますね。(日高さん)

工事の内容等によって、借入当初10年間、年0.25%の金利引下げを受けられる「【フラット35】リノベ 金利Aプラン」と、借入当初5年間、年0.25%の金利引下げを受けられる「【フラット35】リノベ 金利Bプラン」に分かれています。適合条件など詳しい要件については、【フラット35】リノベのサイトをご確認ください。

住宅購入とセットにして、賢くリノベ

比較的費用を抑えながら、自分の暮らしにフィットした住宅を手に入れられるのが、中古物件をリノベすることの良さ。住宅ローンを【フラット35】リノベにすれば、新築とくらべて弱いポイントをお得にリフォームすることができ、さらに暮らしやすさがアップします。

ひと昔前の設備を改築して今の安全基準に合わせたり、高齢化を見据えてバリアフリーにしたり。LED照明や、節湯水栓を取り付けたエコな家にリノベーションすることも、住宅ローンの金利が下がるのならばトライできそう。理想の住まいを実現したいという夢が、ぐっと身近になりそうですね。

築古の物件って、おもしろい間取りが多いんですよ。現代的なマンションに窮屈感を覚えている人にとって、そういう古いマンション探しはワクワクする体験になると思います。(日高さん)

コロナ禍を経てライフスタイルが変わった今は、リノベーションをするには面白いタイミングだと日高さん。インスピレーションを刺激する素敵な物件と出会えたら、そこでどんな暮らしをしたいか思い描いてみてください。自分らしさを叶える「理想の家」作り、【フラット35】リノベと一緒に実現してみませんか?

Sponsored by 住宅金融支援機構

Text by Airi Tanabe
Photographed by Kosumo Hashimoto

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