夜は少し肌寒く、羽織ものが欲しくなってくる季節。ちょっとだけ使ったアウターって、わざわざ洗濯するほどではないけど、外気に触れて臭いがつきやすかったりするんですよね。
応急処置的にスプレータイプの消臭剤を使うも、なんとなく臭いものにフタをしてるような後ろめたさも感じる……。
脱臭・除菌ができるパナソニックの新作スチーマー
パナソニック「衣類スチーマー NI-GS400」 6,564円(税込/amazon価格)
9月より新発売したパナソニックの「NI-GS400」は、衣類のシワ取りをしながら脱臭・除菌もできる衣類スチーマー。
スチーム専用タイプのため、プレスもできる2WAYタイプに比べて使える幅は狭くなりますが、スーツを着る機会があまりない私の場合はこちらで十分。お値段もamazonで約6,500円と手頃です。(2021年10月現在)
色はダークグレーのみで、「スチーマー」と聞いて想像する見た目とは少し違った、細長く自立する形状が個性的。置いたときの安定感もあり、狭いクローゼットでもそれほど邪魔にならずに収納できます。
裏側にはこんなふうに電源スイッチとスチーム起動ボタンがついていて、スチーマーを握ると同時に蒸気が噴射されるしくみに。
平均スチーム量は1分あたり約16gと、スチーム専用タイプなだけあってたっぷり。現行のパナソニックの2WAY衣類スチーマーよりも多くのスチームを噴射してくれます。
給水タンクの容量は160mlで、連続して約9分間スチームをあてることが可能。撮影用にたくさんスチームを使っても、水が足りなくなることはありませんでした。
大量のスチームが連続して噴射される使い心地は、くせになりそうなほど快適です。
準備は2ステップ
準備はいたってシンプルな2ステップ。
ロックを外してタンクを取り出し……
線の位置まで給水し、注水口ふたを閉めてタンクを本体にセット。
続いてプラグをコンセントにさして電源をONにし、待つこと30秒ほど。背面のランプが赤く点灯したら準備OKです。
ここまでわずか1分30秒ほど。準備がめんどうだと結局押入れの中で眠ってしまうものですが、これなら気軽に使い続けられそう!
驚きの脱臭効果!
まずは「NI-GS400」の「脱臭」効果を実験。脱臭できるのは生活5大臭(生乾き臭、ペット臭、タバコ臭、汗臭、飲食臭)に加え、加齢臭、防虫剤臭です。
今回は、防虫剤5つを忍ばせ、袋に入れて1週間以上放置したジャケットにスチームをあてていきます。
スチームをかける前のジャケットは、近くで嗅がなくとも防虫剤のツーンとした臭いが感じられるほど。ずっと嗅いでいたら頭が痛くなりそう……。
ハンガーにかけた状態の服の裾を持ち、スチーマーをゆっくりかけていきます。
ある程度かけ終わったところでジャケットの臭いを嗅いでみると、驚くほどに無臭! その仕上がりは、洗いたて&干したての洗濯物と遜色ないと感じました。
右半分のスチーマーをあてる前の生地からは、まだしっかりツーンとした臭いが感じとれます。
脱臭のしくみは、繊維の表面や内部についたニオイ粒子を熱とスチームの勢いで除去する、というもの。臭いを中和させるスプレーとは異なるしくみです。
そのほか、除菌やアレル物質(ダニ由来・花粉)抑制効果もあるとのこと。衣類についた菌や花粉を家の中に持ち込まないよう、玄関にスチーマーを常備しておこうかな……。
シワ取りはどのくらいできる?
続いて「シワ取り」としての使い方。
ハンガーにかけたままのパンツにスチームをかけていくとこの通り。
もちろんアイロンでプレスしたときのパリッとした仕上がりには劣りますが、シワはほとんど目立たなくなりました。
ただし、深く入ったシワや服の端の方のシワを伸ばすのは難しいので、「シワ取り」としてしっかり使いたい場合にはアイロンや2WAYタイプのものを選ぶのがよさそう。
私のように普段着に軽く使いたい方や、アイロン台を出すのが億劫に感じる方にはこちらのスチーム専用タイプがオススメですよ。
ソファーやカーテンにも
洗いづらい衣類はもちろん、個人的に重宝しているのが布張りチェアへの活用。そのほかブランケットなどの、頻繁には洗わない家の中のファブリックにも便利ですね。(※製品の洗濯表示をご確認ください)
もちろん洗濯できるならそれが一番いいけど、このスチーマーならそれができないときも丸洗いしてカラッと乾かしたような仕上がりになるのがとても気に入っています。
ジャケットやマフラー、セーターなど、洗濯機で洗いづらい衣類が増えるこれからの季節はさらに大活躍しそうです!
商品提供:Panasonic
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