ドラッグストアに行くと、たくさんの種類の洗濯洗剤が並んでいて、何を選んだらいいか悩んでしまいますよね。
毎回同じ洗剤を使い続けてしまったり、おしゃれなパッケージで選んだりしていませんか? その洗剤、あなたのライフスタイルには合っていないかもしれません。どれも同じように思える洗濯用洗剤も、用途や目的によって実は大きく違いがあるんです。
洗剤をしっかり選べば、黄ばみが気になって捨てようか迷ってるお気に入りの衣類がまた気持ちよく着られるようになったり、クリーニングに出そうか迷っていた服が自宅で洗濯できるようになるかもしれません。
おうちクリーニング研究家・ハナさんが、種類・目的別の洗剤の選び方と、アタックZEROなど人気の洗剤をランキング形式で紹介します。
おうちクリーニング研究家・ハナさん
おうちクリーニング研究家。「自宅で洗えないものはない」をコンセプトに「どう洗うか」を追求するブログ「洗濯ラボノート」を運営。世の中に当たり前のようにある洗濯に関する常識が本当なのか?売れている商品は本当に使えるのか?そんな疑問に対して実際に試して目に見えるかたちで公開もしています。雑誌やテレビなどにも多数出演
① 洗濯洗剤の正しい選び方
– 洗濯洗剤の基礎知識
– 弱アルカリ性洗剤の特徴
・粉末洗剤
・液体洗剤(弱アルカリ性)
・石けん洗剤
・部分洗い用洗剤
– 中性洗剤の特徴
・液体洗剤(中性)
・おしゃれ着用洗剤
・ジェルボール
– 目的別おすすめ洗剤
② 種類別! 洗濯洗剤おすすめ3選
– 粉末洗剤
– 液体洗剤
– ジェルボール
– 石けん洗剤
– 部分洗い洗剤
– おしゃれ着用洗剤
洗濯洗剤の正しい選び方
洗濯洗剤の基礎知識
粉末に液体、固形やジェルボールとさまざまな形態の洗剤がありますますが、洗濯洗剤は大きく2つに分けることができます。
「弱アルカリ性」か「中性」です。
2021年8月に新発売された液体洗剤でありながら “除菌” ができるという「アリエール 除菌プラス」という製品が「酸性」ですが、非常に稀です。

現在はドラッグストアで手に入る一般的な洗剤の液性は主に「弱アルカリ性」と「中性」の2種類。

Source: ハナ
水中の水素イオン濃度を表す単位をpHといい、pH値が小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性になります。

Source: ハナ
難しいことはさておき、基本的には汚れと逆の性質のもので洗うと汚れを中和して汚れ落ちがよくなります。
衣類に付着する汚れのほとんどは皮脂や汗、食べこぼしなどの酸性の汚れになるので、一般的に弱アルカリ性の洗剤のほうが洗濯に関しては汚れ落ちがいいんです。
だからといって、なんでもかんでも弱アルカリ性の洗剤で洗えばいいというものでないのが洗剤選びのおもしろいところです。
弱アルカリ性の洗剤の種類と特徴
弱アルカリ性洗剤には以下の種類があります。
・粉末洗剤
・液体洗剤
・石けん洗剤
・部分洗い洗剤
粉末洗剤を選ぶともれなく弱アルカリ性です。
液体洗剤の中には弱アルカリ性と中性があります。
以前は液体といえば中性洗剤と決まっていましたが、2018年あたりから徐々に弱アルカリ性の液体洗剤が増え始めて、2021年には弱アルカリ性の液体洗剤がついに多数になりました。
特にP&Gの液体洗剤には弱アルカリ性の商品が多いです。
ただ、弱アルカリ性の洗剤はウールやシルクなどの動物性の繊維を溶かしてしまう性質があるため、デリケート衣類には使えません。
また、漂白剤や蛍光増白剤(蛍光剤)など洗浄力を高めるための補助剤が入っていることが多いのも弱アルカリ性の洗剤の特徴です。
漂白剤はさておき、蛍光剤増白剤は白色に見える塗料を衣類の上から塗っているようなものなので、色の濃い衣類に使うと色褪せて見えたり、まだらに色落ちして見えることがあるため注意が必要です。
弱アルカリ性の洗剤は汚れ落ちはいいものの、洗う素材を選ぶ洗剤なんです。
弱アルカリ性洗剤、それぞれ種類の特徴とメリット・デメリット
粉末洗剤
洗浄力が高く、こすり洗いなしでも汚れをよく落とすので、汚し盛りの子どもがいるご家庭、漂白剤や部分洗いなどが面倒という人に向いています。
粉末洗剤のメリット | 粉末洗剤のデメリット |
---|---|
洗浄力が高い | 粉残りの心配がある |
除菌できる (※ 一部できないものもあります) | デリケート衣類には使えない |
コスパが高い | 蛍光剤入りのものは色柄物に不向き |
白いものをより白く洗うことができる | ー |
【洗うのに向いている衣類】
液体洗剤(弱アルカリ性)
一般的に中性よりも弱アルカリ性洗剤のほうが汚れ落ちが良いと言われていますが、液体洗剤は水の比率も高く、必ずしも洗浄力が高いとは限らないというのが正直なところ。
販売されている種類も多く選択肢も広いですが、玉石混淆で選ぶのが難しいタイプの洗剤ともいえます。
液体洗剤(弱アルカリ性)のメリット | 液体洗剤(弱アルカリ性)のデメリット |
---|---|
コスパがいい | 必ずしも洗浄力が高いとは限らない |
水に溶けやすく粉残りの心配がない | デリケート衣類には使えない |
種類が多く選択肢が多い | 容器が大きくなりがち |
【洗うのに向いている衣類】
石けん洗剤
石けん洗剤とは動物や植物から取れる油脂に水酸化ナトリウムを加えてつくる固形石けんと、水酸化カリウムを加えてつくる液体石けんがあります。
主原料も作り方もとてもシンプルで肌に優しく、石けん分が多いほど洗浄力も高いのが特徴。
固形、粉末、液体とありますが、液体石けんの場合は通常の液体洗剤と変わらずに使えます。ただ、液体洗剤の成分の多くを占めるのが水なので、洗浄力はあまり期待できません。
液体石けん・・ドラム式洗濯機を使っているご家庭、石けん洗剤の初心者さん向け
粉末石けん・・食べこぼしなどの汚れがひどいものを洗うのに向いています
固形石けん・・部分洗い用
と、区別するのが簡単です。
石けん洗剤のメリット | 石けん洗剤のデメリット |
---|---|
洗浄力が高い | 粉末石けんは最初にお湯で溶かすなど、使い方にコツと慣れが必要 |
成分がシンプルで肌に優しい | 液体石けんは石けんカスが出やすい(※1) |
ー | コスパは低め |
※1 石けんカスは汚れに対して石けんの量が少ない場合に発生します。液体石けんは成分の70%が水なので、粉末石けんに比べて洗剤成分が少なくなり、石けんカスが発生しやすくなります。
【洗うのに向いている衣類】
(ただ、アルカリ助剤無添加の場合は石けんカスが出やすくなるデメリットはあります)
※2 洗剤の洗浄力を助けたり劣化を防ぐための成分。成分表にはアルカリ助剤、もしくはアルカリ剤と記載されています。
部分洗い用洗剤
衣類についたシミや汚れをピンポイントで落とすための洗剤です。
部分洗い用洗剤のメリット | 部分洗い用のデメリット |
---|---|
洗浄力が高い | 擦り洗いの手間がかかる |
エリや袖などの黄ばみを落とす | コスパがものすごく低い |
【洗うのに向いている衣類】
中性洗剤の種類と特徴
中性洗剤には以下の種類があります。
・液体洗剤
・おしゃれ着用洗剤
・ジェルボール
中性は比較的衣類に優しくアルカリ系と相性が悪いウールやシルクといった動物性の素材も洗えます。
弱アルカリ性の洗剤が汚れ落ちに特化しているのに対して、風合いを大切にしたいという場合に向いているのが中性洗剤。
洗浄力は弱いと言われてきましたが、2019年くらいから弱アルカリ性の洗剤と同等の洗浄力を誇る洗剤も現れ始めています。
ほとんどの製品に漂白剤も蛍光剤も含まれておらず、洗う素材を選ばずに使える洗剤。
洗剤を使い分けせずに一つにまとめたいなら、選ぶべきは中性の液体洗剤1択となります。
液体洗剤(中性)
ウールなどのデリケート衣類にも使え、洗剤を使い分けせずに1種類にしたいという方におすすめの洗剤です。
液体洗剤(中性)のメリット | 液体洗剤(中性)のデメリット |
---|---|
水に溶けやすい | 平均してコスパは低め |
コンパクトである | 洗浄力が弱いものが多い |
洗える素材の幅が広い | ー |
おしゃれ着用洗剤
ウールやシルクなどのデリケートな衣類を洗うのに適した洗剤。
通常の洗剤に入ってない衣類を保護するコーティング剤で型崩れを防ぐというのが最大の特徴です。
このコーティング剤は柔軟剤に近い成分なので、おしゃれ着用洗剤を使うときは柔軟剤は必要ありません(香りつけしたい場合は使ってください)。
コーティング剤の効果により「形がキレイに整う」というのも普通の洗剤にない大きなメリットです。
おしゃれ着用洗剤のメリット | おしゃれ着用洗剤のデメリット |
---|---|
素材を選ばずデリケート衣類にも使える | 洗浄力が弱い |
衣類へのダメージが少ない | コスパが悪い |
柔軟剤が必要ない | ー |
【洗うのに向いている衣類】
ジェルボール
第三の洗剤と呼ばれ、2014年にP&G社から発売された洗剤です。
計量の必要がなく、指でつまんでポンと洗濯機に入れるだけという手軽さが忙しい主婦にウケて、発売からわずか3年で洗濯洗剤市場のシェア10%を超える勢いで一般家庭に浸透していきました。
軽量いらずで使える洗剤として人気でしたが、液体洗剤のワンプッシュボトルの登場により今後はシェアが奪われそうなジェルボール。蛍光増白剤が入っているので色柄ものを洗うには注意が必要です。
少量での洗濯には不向。週末まとめ洗い派の方、家族が多いご家庭向きの洗剤です。
ジェルボールのメリット | ジェルボールのデメリット |
---|---|
計量のいらない手軽さ | コスパが悪い |
香りが持続しやすい(香りのサプリを2倍濃縮配合) | 洗浄力が弱い |
洗浄成分が水に触れる瞬間に混ざり合うため、洗浄成分の鮮度が持続しやすい | 蛍光増白剤が入っているため色柄ものには注意が必要 |
ー | 少量での洗濯ができない |
【洗うのに向いている衣類】
目的別おすすめ洗剤

Source: ハナ
弱アルカリ性の粉末洗剤は、除菌もできて予備洗なしでも汚れをよく落とします。特にたっぷりの水で洗う縦型洗濯機に向いています。部活の泥や汗、食べこぼしなど、汚し盛りの子どもがいる家庭におすすめ。
液体洗剤は、弱アルカリ性と中性が混在していて種類が多く選ぶのが難しい洗剤であります。
弱アルカリ性の液体洗剤は汚れ落ちは粉末洗剤には劣りますが、最小限の水で洗うドラム式洗濯をお使いの場合は粉末洗剤よりも液体洗剤がおすすめ。
またデスクワークなど、それほど衣類が汚れる生活ではなく、洗剤を使い分けずに一つにまとめたいのであれば洗う素材を選ばない中性の液体洗剤が向いています。
液性は洗剤の裏面の液性を確認して選んでみてくださいね。
種類別! 洗濯洗剤おすすめ3選
■ 粉末洗剤
1位 アリエール サイエンスプラス(P&G)
「一般的な洗濯洗剤30種類ほどの洗浄力の実験をした時にもっとも汚れ落ちがよかった洗剤です。予備洗いなしで油汚れも、落としにくい果汁汚れもしっかり落とします。
W漂白剤配合なので除菌できる菌の種類が幅広く、汚れ落ちを左右する酵素もたっぷり入っており、特に部屋干しにオススメ。
臭いの元になる菌はもちろん、菌のエサになる皮脂もしっかり落としてくれます」
2位 アタック バイオEX(花王)
「洗浄力もコスパも高く普段使いするのに最適な洗剤です。どこのどんな小さなドラッグストアでも購入できる安心の商品。
とくにタンパク汚れとの相性がいいので、下着などしっかり洗いたいものに向きます。
真ん中が空洞のマイクロ粒子になっていて、冷たい水に使用しても粉残りの心配がないので、粉末洗剤は粉残りが心配な方も安心して使えます」
3位 リネンナ(花王)
「つけ置き専用の粉末洗剤です。
実際に使ってみると「なんだこれはっ」と驚きの声が出てしまうほどの洗浄力。
部分洗いをしないと落ちないような血液の汚れ、カレーやミートソース、果汁汚れまで手を触れることなく、まるでなかったかのように洗いあげてしまいます。
粉末洗剤でありながら、漂白剤であるオキシクリーンよりもはるかに汚れ落ちがいいんです。
私が試した中では史上最高の洗浄力。ただ…洗浄力も高ければ、価格も高く。1kgで3,850円、普通の洗剤の10倍以上です。普段使いにはすこし贅沢ですが、出産や結婚のお祝いに贈るには最適な洗剤ではないでしょうか」
■ 液体洗剤
1位 アタックゼロ レギュラー ワンプッシュボトル(花王)
「ドラッグストアで購入できる一般的な中性洗剤の中でもっとも洗浄力が高い洗剤です。
ウールなどのデリケート素材を洗えるほど衣類に優しいのにもかかわらず、白物もしっかり白く洗いあげます。
最近は環境問題に配慮してヤシの実を原料とした洗剤が増えていますが、そのヤシの実の伐採による環境汚染が問題になっているのをご存知でしょうか?
アタックゼロの原料は、今まで廃棄していたヤシの実の搾かす。そして2021年からはパッケージも100%再生プラスチックに変わりました。
洗剤を使い分けることなく1つにできて、環境にも優しい。
計量の必要がなく軽くレバーを引くだだけで使えるワンプッシュボトルは、一度使うと手放せなくなる便利さ。衣類の風合い、汚れ落ち、環境問題、手軽さ、コスパ、これらを犠牲にすることなく使える最新技術が詰まった洗剤です」
2位 アリエール PROクリーン(P&G)
「通常、粉末洗剤と液体洗剤では粉末洗剤のほうが洗浄力が高くなりますが、「アリエール プロクリーン」は液体洗剤で唯一、粉末洗剤と変わらない洗浄力を誇ります。
漂白剤を別途使うことなく食べこぼし汚れや、エリ・袖の黄ばみも予備洗いなしで落とせるので、洗濯に手間をかけたくない方にとくにおすすめ。
汗染みや汗臭もよく落とす弱アルカリ性なので、夏の衣類をすっきり洗いあげてくれるのも魅力です。
蛍光増白剤入りのため色の濃い衣類に使うと白っぽく色が抜けたように見える場合があるのが残念ポイントではありますが、逆に液体洗剤のなかでは白物衣類を白く洗いあげるには最も適している洗剤です」
3位 トップクリアリキッド(ライオン)
「汗汚れをしっかり落とす弱アルカリ性の液体洗剤です。
弱アルカリ性の洗剤には粉末・液体に関わらず漂白剤か蛍光剤増白剤が入っていることが多いですが、この「トップクリアリキッド」はどちらも入っていません。
そのため、弱アルカリ性の洗剤の中では洗える衣類の幅が広く、色柄物も色褪せの心配をせずに洗えます。
汗をたくさんかくにもかかわらず、洗濯表示に”漂白剤NG”と書かれているものが多い色鮮やかな機能性スポーツウェアなども気兼ねなく洗濯可能です」
ジェルボール
1位 ボールド(P&G)
「ふんわりハリアップ効果により、シワが少なく仕上がります。
シワがつきやすい麻のシャツでも脱水時間を1分ほどと短くするだけでほとんどシワが目立ちません。ポリエステルの仕上がりはシワもなく、ツヤ感がでて高級感がUPしますよ。
レノアと共同開発した香り成分は1週間後も香りがしっかり残るので、長く香りを楽しみたいという方にオススメです」
2位 アリエール バイオサイエンス ジェルボール 微香タイプ(P&G)
「香りが強く残るジェルボールの中で比較的香りが穏やかなタイプ。柔軟剤や香水が好きな方は、洗剤の匂いは少ないほうがより香りが引き立ちます。
今まで香りが強くてジェルボールを避けていたという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか? ただ、微香とはいっても香りが強めのP&Gさんの製品のなかではということなので、そこそこ香りは残ります。
香りアレルギーなど、香りに敏感な方には不向きです」
3位 ダニよけプラス(P&G)
「夏になるとダニに悩まさせるという方のための製品です。
今までダニよけシートやなどのダニ対策グッズを別に使っているという方には、普段の洗濯をこの洗剤に変えるだけでダニをしっかり防いでくれて便利です。
私もダニに悩んでいた時がありましたが、数回この洗剤で洗うと朝起きて肌がかゆいということがなくなりました。
ペットを飼っている方、夏になるとダニに悩まされているという方におすすめです」
■ 石けん洗剤
1位 ウタマロ石けん(東邦)
ウタマロ石けんは、不純物が少なく純度の高い石けんを作ることができる中和法という製法で作られており、純度の高い石けんです。
原料は脂肪酸と呼ばれる油の一種で、油汚れと相性がよいです。シャツなどについた黄ばみも簡単に落とせます。
汚れの王様といわれる墨汁を石けんだけで落とす洗浄力は驚異的。蛍光剤が含まれているので肌の弱い人には不向きですが、洗浄力がとても強く、染み抜き用として1つ持っていると重宝します。
2位 シャボン玉スノール 洗濯用粉石けん(シャボン玉石けん)
香料、蛍光増白剤、酸化防止剤、合成界面活性剤無添加の粉末タイプの石けんです。
純石けん分は99%と高く、しっかり汚れを落とすにもかかわらず、繊維に必要な油分はしっかり残すので、柔軟剤を使用しなくてもタオルなどがふっくら仕上がります。
香料が入っていないので、洗濯だけでなく食器用洗剤としても使えますし、手荒れの心配なく掃除にも使えて便利です。
ただ、粉末石けんは洗濯機の「粉末洗剤用」の投入口に入れるだけだと粉残りしやすくなります。
お風呂の残り湯などを使って洗濯機で攪拌(かくはん)してから洗濯ものを入れないと本来の力を発揮しないという不便さはあります。
最初に水と攪拌(かくはん)することができないドラム式洗濯機ではとても使いにくいので縦型洗濯機をお使いのご家庭に向いています。
3位 サラヤ arau.(サラヤ)
「液体の洗濯石けんです。純石けん分は30%。
合成界面活性剤、蛍光増白剤、漂白剤、着色料、合成香料、合成添加物は一切無添加という潔さ!
無添加をウリにしている石けんでも1%未満の香料は記載しなくて良いことになっています。なので、パッケージに無添加と書かれていても人工の香料が入ってることがありますが、arau.に配合されているのは天然ハーブ100%の香り。
使われているのはハーブはラベンダー&スパアミント。乾くとほんのり香る程度ですが、自然な香りに癒されます。
洗浄力はそれほど強くはありませんが、香りも楽しみたいという方にはおすすめの石けん洗剤です。
■ 部分洗い洗剤
1位 MAXFORCE(オキシクリーン)
「独自仕様の直塗りスクラブヘッドが優秀!
容器の頭についているゴム状のスクラブヘッドを汚れが気になる部分に押し当てると洗剤液がでてきます。
汚れを落とすゴムのスクラブヘットでシミや汚れに直接塗ることによってピンポイントで効率よく洗浄できます。
強力洗浄成分の効果を最大限に発揮するので、まったく手を汚すことなくもみ洗いをしたような仕上がりを味わえますよ。
洗浄力で定評のある漂白剤オキシクリーンのシリーズで安心感があります」
2位 ウタマロ石けん 専用ケース入り(ウタマロ石けん)
「石けん洗剤のコーナーでも紹介しましたが、固形石けんのウタマロです。汗染みや黄ばみ、食べ残しなどをきれいに落としてくれます。
エリや袖についた黄ばみもウタマロ石けんを汚れに刷り込み洗濯機で洗うだけで、つけ置きの手間のなく、真っ白に仕上げてくれます。黄ばみが気になる方にはぜひ使ってもらいたいっ!
部分洗用のケースに入ってるものもあり、ケースに入れて使うと石けんがすべらずに汚れのついた布に押し当てることができて手も汚れません。
ケースがない場合は直接石けんに触れるので手荒れが気になるので2位にしましたが、洗浄力だけみると1位にしてもいいかも。
3位 NANOX エリそで(トップ)
「洗浄力では『ウタマロ石けん』や『オキシクリーン MAXFORCE』に若干劣りますが、容器が女性の小さな手でも握りやすく、力を入れなくても液剤を塗布することができます。
ついつい面倒になりがちな部分洗いですが、『NANOX エリそで』の容器は圧倒的に持ちやすく使いやすいので、苦にならずに使えます。
容器の先にスポンジ部分の接触面が小さめなので、小回りは効きますが広い面だと塗りムラになりやすいのが欠点です」
■ おしゃれ着用洗剤
1位 アクロン(ライオン)
「アクロン独自のキレイ修復洗浄が洗いながら服の伸び・ヨレダメージをケアします。
アクロンで洗った衣類はシワができにくく、後のアイロンが格段に楽になるんです。アイロンも衣類にダメージを与える原因になりますので、短時間で仕上げられるのは大きな利点です。
特に麻や綿、シルクなどを洗うとハリがでてキレイな仕上がりになります」
2位 エマール(花王)
「肌触りという点ではアクロンに若干劣りましたが、洗浄力は上です。汗をかきやすい人は1位のアクロンよりもエマールのほうがいいかもしれません。
エマールで洗うとウールなどニット系の網目がキレイに揃うので、特に冬場はオススメの洗剤。夏はアクロン、冬はエマールと使い分けてもいいかもしれません。
3位 エマール Ayus(セブン&アイグループ限定販売)
「あまり知られていませんが、コンビニのセブンイレブンに香りに特化したエマールが販売されているのをご存知でしょうか?
「こころのバランスを整える」という思想から生まれた AYUS(アーユス)シリーズは英国IFA認定アロマセラピスト高橋美穂子氏が監修したという高級感のある香りが特徴で、香水のように時間ごとに香りが変化します。
通常のエマールよりも消臭効果は高め。
香りはしっかり残るタイプですが、ケミカルな人工的な香りではなく天然香料を使った自然な香りなので好感度は高く、繊維の柔軟性も十分。
おしゃれ着用洗剤は本来柔軟剤は必要ありませんが、香りをつけるために柔軟剤を使われている方も多いのではないでしょうか?
エマールのAyusシリーズならなら柔軟剤なしでも高級感のある香りがしっかり残ります。
コスパは通常のエマールより若干高めに設定されていますが、ぜひ使ってもらいたいおしゃれ着用洗剤です。全国のセブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、 ヨークマートにて販売しています」
③ 洗剤の選び方まとめ
そして、豆知識になりますが、じつは洗剤は各メーカーやシリーズによって落とせる汚れの種類に得意不得意があります。
ずっと同じ洗剤を使い続けているという方は、たまに違うメーカーの洗剤を使うと今まで落とせなかった汚れが落ちたりするんです。
なので、時々違う洗剤に変えてみるといいですよ。いつもと違う洗剤を試す時、「洗剤の選び方」を参考にしてみてくださいね。