こちらは、買い物をサポートする「かいサポ」チームの記事です。
肩こり、腰痛対策としておすすめのストレッチポールは、自分の体形や悩みにより適したものを選びたいですよね。
ストレッチポールは大きく分けて3種類で、ロングポール、ハーフポール、ショートポールがあります。
ロングポールは最も一般的なストレッチポールで、身体全体を乗せて全身をほぐしたい方におすすめです。かまぼこ型の形状をしたハーフポールは、エクササイズにあまり慣れていない方でも安心して使用できます。ショートポールはロングポールの半分程度なので、収納スペースに限りがある方におすすめです。
また、ストレッチポールの素材には、EPE(発泡オフィレン系樹脂)、 EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)、 PE(ポリエチレン)の3種類があり、たとえば、EPE(発泡オフィレン系樹脂)素材のストレッチポールは、耐久性に優れていて、長期間使用したい方に向いています。
この記事では、ストレッチポール選びで重視すべきサイズ、素材や使い方のポイントをヨガ講師であるラダあゆみさんが解説します。
ストレッチポールを使った肩コリ解消、骨盤矯正、腹膜リリースなどのエクササイズも参考にしてみてくださいね。
■この記事の監修者
ラダあゆみさん
「オフィスであがる」ヨガ講師。レッスンやセミナーを通じて、心と身体を健康に保つことの大切さをお伝えしています。結婚を機に南インドのバンガロールに移住しました。現在はYouTubeにて時短ヨガの紹介やオンラインでのレッスンを開催しています。
ストレッチポールの選び方
– ストレッチポールの種類
– ストレッチポールの素材
– 初心者は柔らかめ、普段運動されている方は硬めがおすすめ!
ストレッチポールの種類別おすすめエクササイズ
– ロングポール
– ハーフポール
– ショートポール
ストレッチポールのおすすめ10選
– ロングポール5選
– ハーフポール3選
– ショートポール2選
– 【番外編】フォームローラー3選
専門家によるストレッチポールの使い方と効果
– 肩コリの解消におすすめのエクササイズ
– 骨盤矯正におすすめのエクササイズ
– 腹膜リリースにおすすめのエクササイズ
ストレッチポールの選び方

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肩こりや腰の痛みを緩和したい、姿勢を美しく保ちたい、そんな理由からストレッチポールを購入しようと考える人も多いでしょう。身体を乗せてストレッチをしたりするものなので、ストレッチポールは、安全に使用できる身体に合ったサイズのものを選ぶことが大切です。
ストレッチポールの種類、素材について、ひとつずつ見ていきましょう。
ストレッチポールの種類
ストレッチポールには大きく分けてロングポール、ハーフポール、ショートポールの3種類があります。
■ロングポール:90cm〜100cm程度

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ロングポールは一番一般的なストレッチポールになります。身体全体を乗せて全身をほぐしたい方、さまざまな用途に使用したい方におすすめです。
■ハーフポール:40cm〜50cm程度

ハーフポールはかまぼこ型の形状をしています。床においても転がらずに安定するため、体が硬い方やエクササイズにあまり慣れていない方でも安心して使用できます。
慣れてくると凸形状を下にして体幹を鍛えたり、バランス感覚をつけたりするエクササイズも可能です。
■ショートポール:30cm〜45cm

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ショートポールはロングポールの半分程度なので、収納スペースに限りがある方におすすめです。腰痛や肩こりの改善のために使用したい方、肩甲骨や腰まわりといったピンポイントにストレッチしたい箇所があるという方にもおすすめ。
■フォームローラー

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このほかに、ポールに凹凸がついた形状のフォームローラーというものもあります。
筋肉や筋膜をほぐすほか、運動前後のマッサージに使用する運動器具です。ストレッチポールとは異なり、表面に凹凸があるので筋膜(筋肉を覆う膜)を効果的に緩めることができます。
筋肉、骨、血管、神経など人間の身体のあらゆる組織は薄い膜によって覆われています。運動不足や、長時間同じ姿勢で過ごすことが原因で、筋肉や筋膜は刺激を受けることが少なくなり、硬く凝り固まってきます。
フォームローラーは表面についている凹凸を使って効果的に筋膜をほぐせるのが魅力です。マッサージを受けたあとのようにコリが改善され、老廃物が流れてスッキリします。
ストレッチポールのタイプごとに、おすすめのエクササイズは異なりますが、いずれも自分ではほぐすことが難しい筋肉の張りやコリを、ポールを使ってストレッチしながら緩めていくのが基本的な使い方です。
たとえば、普段あまり意識して動かすことの少ない肩甲骨周りをほぐすことで、肩こりの緩和や、肩の力が抜けて美しい姿勢への改善が見込めます。ご自身の使用目的にあったストレッチポールを選びましょう。
ストレッチポールの素材と特長

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ストレッチポールの素材にも注目してみましょう。
素材はEPE(発泡オフィレン系樹脂)、 EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)、 PE(ポリエチレン)の3種類に分類され、耐久性、硬さ、重さ、耐荷重も素材によって異なってきます。
「口コミでおすすめの商品と紹介されていても自分には合わなかった」ということも多いため、値段、耐久性、硬さ、お手入れのしやすさなど、重視したいポイントに合った素材のものを選びましょう。
初心者は柔らかめ、普段運動されている方は硬めがおすすめ!
EPE(発泡オフィレン系樹脂)素材 | EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)素材 | PE(ポリエチレン)素材 | |
硬さ | ストレッチに適した程よい硬さ | 柔らかく身体にフィットする | 硬い |
耐久性 | ◎ | ○ | △ |
手入れのしやすさ | ○ | ◎ | ◎ |
おすすめの対象 | 身体の硬い方(痛みを生じにくい) | ちょっとしたマッサージでも痛みを感じる方 | 低予算でストレッチポールを始めたいという方 |
価格 | 比較的高価 | 中間 | 比較的安価 |
ストレッチポールを使用するときに、好みの硬さは使う人によって異なります。購入してしまったあとに、自分に合わないからとまったく使わなくなってしまうのはもったいないですし、ストレッチを始めようとしたモチベーションも下がってしまいます。
また、身体や筋肉の状態、リラックスの状態というのは、時間や体調にも大きく左右されます。ストレッチポールは自分には向いていないとすぐに決めつけるのではなく、お風呂上がりなど身体が温まって、筋肉も緩んでいる状態で再度試してみましょう。
また「痛いんじゃないかな?」と、こわごわとポールに乗るのではなく、大きく息を吐き、身体の内側からリラックスしているイメージを持ちながらポールに乗ってみましょう。「あら不思議、昨日まで痛かったのに、なんて気持ちがいいんだろう!」と感じるかもしれませんよ。
どんなエクササイズでもそうですが、息を止めてしまうと身体が緊張し、筋肉がこわばってしまいます。ゆったりとした呼吸に合わせて、肩の力を抜くイメージを持ちながらストレッチポールを使ってみてください。
EPE(発泡オフィレン系樹脂)素材のストレッチポールの特長

EPE(発泡オフィレン系樹脂)素材のストレッチポールは、耐久性に優れていて、長期間使用したい方に向いています。
また、ストレッチに適した程よい硬さのため、身体の硬い方でもポールを使用しているときの痛みが生じにくいのも特徴です。
ただし、ほかの素材に比べ高価なものが多く、少々高くてもよいものを選びたいという方におすすめの素材です。
EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)素材のストレッチポールの特長

EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)素材のストレッチポールは、柔らかくクッション性に優れているので、身体にフィットしやすいです。ちょっとしたマッサージでも痛みを感じる方におすすめです。
また、耐久性・耐水性ともにあり、軽量で、お手入れがしやすいのも特徴です。価格は、ここで紹介する3つの素材のストレッチポールの中間になります。
デメリットとしては、EPE(発泡オフィレン系樹脂)素材のストレッチポールよりも、やや耐久性が劣る点です。
PE(ポリエチレン)素材のストレッチポールの特長

PE(ポリエチレン)素材のストレッチポールは、手にしやすい価格のものが多く、低予算でストレッチポールを始めたいという方におすすめです。
また、ほかの素材に比べて軽いのですが、硬さがあります。身体が慣れるまでは使いづらいと感じる人もいるでしょう。使用上の注意をよく読んで、正しくポールに乗れていても身体に痛みを感じるようであれば、身体がリラックスできるまで使用を中断した方がよい。
ストレッチポールの種類別おすすめエクササイズ
ストレッチポールのタイプごとにおすすめのエクササイズを解説します。
ロングポール

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ロングポールは慢性的な肩こりや腰痛がある方、姿勢の悪さを改善したいという方におすすめです。
ストレッチやヨガを行なうときに一番難しいのが、脱力をするということなのですが、ポールの上に仰向けで横たわり、自重を使って肩の力を抜き、胸を開くことで全身の筋肉を呼吸に合わせて脱力させることができます。
1. ゆっくりとストレッチポールの上で仰向けになりましょう。
2. 足は腰幅程度に開き、膝を立て、足裏は床につけておきます。
3. 手のひらを上に向け、手の甲と肘は床につけた状態で大きく息を吐きましょう。
4. 肩や腰の位置が気持ちのいい位置に乗っているか、深い呼吸を繰り返しながら身体の状態を観察します。
5. 4の状態でゆっくりとした呼吸を15回ほど繰り返しましょう。
胸が開き呼吸が深まることで、自律神経のバランスが整い、心地よく身体をリラックスさせることができます。
6 慣れてきたら少し左右にポールを揺らしながら、さらに15呼吸ほど行なってみましょう。心地よい脱力感が得られます。
姿勢が悪い方、肩や腰に痛みがある方は、生活習慣からくる身体の歪みが原因の可能性があります。歪みがある身体を無理に動かそうとすると、逆に筋肉を痛めてしまう場合がありますので注意してください。
毎日少しの時間でもよいのでポールに乗って、身体の状態を観察しながらストレッチを行なってみましょう。
ハーフポール

ハーフポールは体幹トレーニングを取り入れるのにおすすめです。ヨガのポーズで有名なネコのバランスポーズはインナーマッスルを鍛えるのに大変効果があります。ハーフポールを使うと難易度を変えて行なえますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
1. 四つん這(ば)いの姿勢から始めます。ハーフポールを右手と左膝の下に準備しましょう。慣れるまでは平面部を床への設置面とします。
2. 息を吸いながら左手をゆっくりと前に伸ばします。一息吐いて身体の力を抜いてから、次に吸う息で右足を真後ろに伸ばしましょう。
3. ここで吐いて吸っての呼吸を5回ほど繰り返したあとに、ゆっくりと息を吐きながら左手と右膝を床に戻します。
4. 同様に反対側も行ないましょう。
体幹が鍛えられるまでは少し難しいポーズにはなりますが、慣れてくると凸面を床への設置面とし、さらにバランス感覚を磨いていくことができます。身体の中心でバランスを取るイメージで練習してみましょう。
ショートポール

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ショートポールはお腹周りを引き締めるエクササイズにおすすめです。慣れてきたら回数を少しずつ増やしてみましょう。
1. ストレッチポールショートタイプを横向きで床に置きましょう。
2. ポールが肩甲骨の下にあたる位置で仰向けに横たわります。
3. 足裏を床につけ、両膝を立て腰幅程度に開いて準備します。
4. 両手は頭の後ろで組んでおきましょう。
5. 息を吐きながら上体を起こしてきます。このとき目線はおヘソあたりを見るようにしましょう。
6. 吸いながら上体を元の位置へと戻します。ゆったりとした呼吸に合わせ10回ほど行ないます。
ストレッチポールのおすすめ10選
ロングポール5選
1.LPNストレッチポールEX

アスリートや医療、介護関係者、ヨガやピラティスなど幅広い分野で使用されているストレッチポールの代表的な商品です。大手ECモールでのストレッチポール人気ランキングでは堂々の1位。高品質なEPEを芯材に使用することで適度な硬さと耐久性を両立させています。
合成皮革カバーが付いているため耐水性にも優れ、汗などの汚れが気になるときにも濡れた布で簡単にお手入れが可能です。初心者にも使いやすいスタートブックやエクササイズDVDも付属しています。
メーカー名 | 株式会社LPN |
サイズ | 長さ約98cm 直径約15cm |
素材 | 芯材 EPE カバー 合成皮革 |
重量 | 約700g |
耐荷重 | ― 補足:300kgの負荷を10分かけ続けた際の凹みと回復具合をデータが商品ページより紹介されています。 |
付属品 | スタートBook エクササイズDVD 一年保証 |
2.MTG SIXPAD (シックスパッド) ボディポール

腹筋ベルトやEMS機器(微量の電気流すことによって筋肉に刺激を与え、トレーニング効果を得る機器のこと)でおなじみのシックスパッドの商品です。ポールの上に仰向けで横になることで、硬く凝り固まった筋肉を緩め、効果的なストレッチができます。
適度な強度と反発性のある、お手入れしやすい素材でできています。カラーは黒でSIXPADのロゴが入ったシンプルなデザイン。比較的手にしやすい価格のため、まずは試しに使ってみたいという方に向いています。
メーカー名 | MTG |
サイズ | 長さ約90cm 直径約15cm |
素材 | EVA |
重量 | 約540g |
耐荷重 | 100kg |
付属品 | ー |
3. GronG(グロング) ストレッチ用ポール ヨガポール 98cm ソフト

軽量でソフトなEVAを芯材に使い、PUレザー(合成皮革)のカバーを付けたストレッチポールです。汚れが気になるときにも、さっと拭いてお手入れできます。家族で共有したい方にもおすすめ。
カラーも8色展開されており、インテリアや好みにあった色を選べます。「本家ストレッチポールであるLPN製ポールが欲しいけれども、予算オーバーだ」という方にもおすすめの商品です。
メーカー名 | GronG (グロング) |
サイズ | 長さ約98cm 直径約15cm |
素材 | EVA(芯材) PUレザー(カバー) |
重量 | 約650g |
耐荷重 | ー |
付属品 | オリジナル説明書 |
4.La-VIE(ラヴィ) ストレッチローラー ストレッチ用ポール スリムタイプ

価格重視でストレッチポールを選びたい人におすすめの商品です。直径もほかのものに比べて小さいので小柄な女性の方、背が低い方にも向いています。P E(ポリエチレン)素材のため、やや硬さを感じやすいかもしれません。
メーカー名 | La-VIE(ラヴィ) |
サイズ | 長さ約90cm 直径約12cm |
素材 | PE(ポリエチレン) |
重量 | 約408g |
耐荷重 | ー |
付属品 | ー |
5. IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部) ピラティス ポール IMC-54

日本人の平均座高に合わせた91cmタイプ。EPEポリエチレン発泡が二重であるため、耐久性が高く、体重の負担を安定させやすい構造です。
手にしやすい価格もうれしいポイント。口コミやレビューでの満足度が高い一方、硬さが気になるという意見もあります。自分に合っているか、素材の性質をよく確認してから購入しましょう。
メーカー名 | IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部) |
サイズ | 長長さ約91cm 直径約15cm |
素材 | PE(ポリエチレン) |
重量 | 約850g |
耐荷重 | 80kg |
付属品 | – |
ハーフポール3選
6.Ms. RAJA ハーフポール

ロングタイプのストレッチポールは置き場所に困るのでコンパクトなものが欲しいという方におすすめの商品です。単体か2本セットが購入時に選べるようになっています。オフィスなどで、腰痛対策用に背もたれとして使う場合は単体での購入がよいでしょう。
2本セットで購入し、縦に並べるとロングタイプの使用時と同様に後頭部から尾骶骨(びていこつ)までをポールの上に乗せることができます。かまぼこ型の形状で、ポールの平面を設置面にして使用すると安定するので、バランスを取るのが苦手な方におすすめです。
メーカー名 | Ms. RAJA(ミスラジャ) |
サイズ | 50×15×7cm |
素材 | 芯材EVA カバー PU合成皮革 |
重量 | 約250g |
耐荷重 | ー |
付属品 | トレーニング方法、説明書 |
7. CORCOPI(コルコピ) ストレッチ用ポール

ヨガブランドCOLCOPIの素材と価格にこだわったハーフタイプのストレッチポールです。EPEを使用した芯材に、PVC合成皮革のカバーが付いています。耐久性に優れてお手入れも簡単なので、長期間にわたって使用したい方にはおすすめの商品。
他社で同じ素材を使用している商品と比べ、価格設定も低めに抑えられています。購入者特権として無料のヨガレッスン動画50本見放題が付いています。
クッションのような補助道具を使って積極的に身体をリラックスさせるリストラクティブヨガなどを自宅で行ないたい方にぴったりです。
メーカー名 | COLCOPI(コルコピ) |
サイズ | 40×15×7.5cm |
素材 | 芯材EPE カバー PVC合成皮革 |
重量 | 約315g 1本あたり |
耐荷重 | ー |
付属品 | 無料レッスン動画 QRコードにてお届け |
8.セパレートポール 羽立工業(株)

ハーフタイプとショートタイプの利点を合わせ持った商品です。一般的にハーフタイプのポールはかまぼこ型の形状をしているので、円柱にして使用するには安定感に乏しくなります。
一方、この商品は重ねて使う際、平面部にブロックを組むような凹凸形状がついているので、ストレッチポールショートとしても使用できます。コンパクトに収納できるのも魅力。限られたスペースでもストレッチや体幹トレーニングを行ないたいという方に向いています。
メーカー名 | 羽立工株式会社 |
サイズ | 長さ約45.5cm 直径約15cm |
素材 | EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂) |
重量 | 約330g |
耐荷重 | ー |
付属品 | ー |
ショートポール2選
9.リセットポール ショート RP-600 東急スポーツオアシス

フィットネスクラブ東急スポーツオアシスが作った商品です。ショートサイズのため、ピンポイントにほぐしたい箇所にフィットし、効果的に身体をほぐせます。
軽量なので持ち運びしやすいのも特徴。アウトドアで行なうスポーツの際の運動前後のケアなどにも使えます。自宅での家事や在宅ワーク中の「ながらエクササイズ」にも活用できます。スキマ時間を利用して健康になりたいという方にはぜひおすすめしたい商品です。
メーカー名 | 東急スポーツオアシス |
サイズ | 長さ約45cm 直径約15cm |
素材 | EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂) |
重量 | 約250g |
耐荷重 | ー |
付属品 | 取扱説明書 |
10. IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部) ミニ ストレッチ ローラー IMC-46 KAWASE

今回紹介したストレッチポールのなかで、一番短く、サイズも小さいのがこのミニストレッチロ―ラーです。椅子の上で肩甲骨周りや腰回りにあてて使用するのに適したサイズになっています。
直径が10cmと高さもほかのポールよりも低いので、ほかのストレッチポールでは高さがあって腰が痛くなる方や、身体の小さい方にもおすすめです。脇の下から身体の側面にあてたり、ふくらはぎの下にあてたりと、フォームローラーのような使い方もできます。
メーカー名 | IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部) |
サイズ | 長さ約30cm 直径約10cm |
素材 | EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂) |
重量 | 約100g |
耐荷重 | 80kg |
付属品 | 取扱説明書 |
【番外編】フォームローラー3選

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フォームローラーは、今話題の筋膜リリースに効果的なアイテムです。運動をするというより、身体の各部分にあてながらマッサージをするようなイメージで使用します。
肩こりや腰痛がひどい方は筋肉の周りの筋膜も癒着を起こしている可能性があります。フォームローラーを使うと痛みを感じる場合がありますが、イタ気持ちいいくらいの自重をかけながら気長にトレーニングを行なってみましょう。
1.トリガーポイントグリッドフォームローラー ミューラージャパン株式会社

通販サイトのフォームローラーランキングで1位を獲得した実績もある、人気商品です。筋膜リリース効果のある商品で、表面の形状は手のひらのようにフラットな部分、指先に突起した部分、指のように細長い部分の3種類の形状があります。
ローラーの上に肩や腰、太ももやふくらはぎなど、ほぐしたい部分を乗せるだけで、簡単にセルフマッサージや筋膜リリースが可能です。空洞の中心部は硬いABS樹脂構造になっており、体重負荷を支え、変形しにくく耐久性に優れています。耐荷重も250kgというスペックの高さなので、どなたにも安心しておすすめできる商品です。
メーカー名 | ミューラージャパン株式会社 |
サイズ | 長さ約33cm 直径約14cm |
素材 | EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂) 中芯材 ABS樹脂 |
重量 | 約600g |
耐荷重 | 250kg |
付属品 | 取扱説明書 |
2.STEADY 電動ホームローラー 株式会社マドゥレス

マッサージローラーランキングで、1位を獲得した実績のある電動フォームローラーです。口コミでもマッサージ器がわりに使用しているという声や、マッサージや鍼治療に通うよりはコストパフォーマンスがよいという声、ずっと健康でいたいという高齢の利用者の声などもあり、幅広い方々から支持されている様子がうかがえます。
充電器の入力定格が100ー240V となっていますので、海外で使用したい方にもおすすめできる商品です。
メーカー名 | 株式会社マドゥレス |
サイズ | 長さ約29cm 直径約11.4cm |
素材 | EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂) |
重量 | 約1.1kg |
耐荷重 | 150kg |
付属品 | ACアダプタ・収納袋・取扱説明書・使い方説明動画(QRコードで読み込んでスマホで見る形式) |
3. KOOLSEN フォームローラー

低予算でフォームローラーを購入したい方におすすめの商品がこちらです。
人間工学に基づいて設計された手のひらのような平らな形状と、突起形状の2種類の突起が付いています。表面には弾力性があるEVA素材、内側は変形しにくい超硬質PVC製を採用。耐荷重も300kgあるので幅広い方が使用できます。
持ち運びに便利な収納バッグも付属しています。自宅のほか、オフィスやジム、アウトドアなどさまざまな場所でも使用可能です。
メーカー名 | KOOLSEN |
サイズ | 長さ約33cm 直径約14cm |
素材 | EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂) |
重量 | 約875g |
耐荷重 | 300kg |
付属品 | 収納袋・取扱説明書 |
専門家によるストレッチポールの使い方と効果
肩コリの解消におすすめのエクササイズ
慢性的な肩こりに悩まされている方には、肩甲骨周りを効果的に動かすエクササイズがおすすめです。

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2. 両腕は肩の高さで横に広げ、床に下ろします。手のひらは上に向けましょう。
3. 息を吸いながら、肘を伸ばした状態で両手を持ち上げ胸の上で合わせます。
4. 次の吐く息に合わせて、肘を曲げながら両肘をゆっくり床に下ろします
5. 息を吐き切って、両手の甲も床に下ろしましょう。
6. この動きをゆっくりとした呼吸に合わせて5回繰り返しましょう。
このエクササイズで気をつけたいことは、肩の力を抜いて、肩甲骨周りが動いているのを意識しながら行なうことです。ストレッチポールに乗った状態で行なうことで、胸が開き、呼吸も深まるので、リラックスした気持ちでチャレンジしてみてください。
骨盤矯正におすすめのエクササイズ
腰が慢性的に痛い方は、骨盤の歪みが原因のひとつとして考えられます。股関節周りを緩め、左右のバランスも整えられる簡単なエクササイズを紹介します。

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2. 両手の手のひらは楽な位置で床につけ、身体が左右に転がらないよう準備します。
3. 息を吐きながら、ゆっくりと右膝を内側に倒しましょう。
4. 次の息を吸いながら、右膝を立てた状態に戻します。
5. 左の膝も同様に行ない、この動作を呼吸に合わせて10回ほど繰り返します。
6. 無理に膝を倒しすぎることなく、心地よい位置で止めましょう。
7. 最後は両膝を外側に開きます。余裕があれば足裏同士をくっつけましょう。
8. 股関節を緩め、気持ちのよいペースで30秒ほど呼吸を繰り返します。
このエクササイズでは、普段意識することの少ない内腿(うちもも)の筋肉を緩めます。また股関節周りを緩めることで、老廃物を流してくれる効果もあります。動作を行なうときに左右どちらか倒しにくい方があれば、そちら側を少し多めに行なうのもよいでしょう。
腹膜リリースにおすすめのエクササイズ
第2の心臓と言われるふくらはぎの筋膜リリースをご紹介します。
このエクササイズには、ショートタイプのストレッチポールやフォームローラーが扱いやすいかと思います。エクササイズというよりはコリや張りを感じる部分に、ゆっくりとポールをあてていくというイメージです。

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2. ストレッチポールを横にしておき、右のふくらはぎを乗せます。
3. ゆっくりとした呼吸に合わせ、ポールを転がしながら足の重みでふくらはぎをマッサージします。
4. 1秒で3センチ程度動かすような、ゆっくりとしたスピードで行ないましょう。
5. コリや痛みを感じる場所があれば、3秒ほど動きを止め、圧をかけます。
6. 左側も同様に行ないましょう。
筋膜リリースはゆっくりとした動きに合わせて、圧をかけながら行なうのがポイントです。コリをほぐし、むくみが解消されるというメリットがあり、スポーツの前に行なうと筋肉の動きがよくなるという効果もあります。
自分にあったストレッチポールを使いましょう
ストレッチポールもフォームローラーもサイズや形状が異なりますが、いずれも、現代人の多くの方が持つ不調の原因、筋肉のコリや張り、運動不足による体調不良を、効果的に改善していくための運動器具です。
ストレッチポールのタイプや使い方など、今回はたくさんご紹介しましたが、自分にあった商品を選ぶことが一番大切です。今の身体の状態を見極め、無理せずに続けられるストレッチやエクササイズを行なえるストレッチポールを選んでみてください。
ただし、購入後、使い続けて身体に不調があらわれたときには無理をせず、中断する勇気を持つことも必要です。そしてもう一度この記事を読み直していただき、呼吸が止まっていなかったかな? 間違った使い方をしていなかったかな? と確認していただければうれしく思います。
健康な心と身体、そしてご自分にぴったりのストレッチポールをぜひ手に入れてみてください。