かいサポ

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専門店で飲むようなおいしいビールを、自宅でも楽しみたい。そんな願いを叶えてくれる存在が、家庭用ビールサーバーです。

グラスにそのまま注ぐより、きめ細かくクリーミーな泡が生み出せるだけでなく、冷却機能を備えていたり、ジュースと混ぜてビアカクテルが作れたりするユニークな製品も。

また、インテリアとしても映える本格的なものから、キャップ式で手軽に使えるものまで、その種類は実に豊富です。

この記事では、渋谷にクラフトビール専門店を3店舗展開するビールのプロ・藤田 賢直(ふじた まさなお)さん監修のもと、ビールサーバーの種類ごとにメリットやデメリットをまとめてみました。

家庭用ビールサーバーを使うことで得られる具体的な効果や、自宅でプロの味を楽しむためのテクニックなど、ビール好きなら知っておきたいTIPSにもぜひご注目ください。

藤田賢直(ふじたまさなお)さんのイメージ

藤田 賢直(ふじた まさなお)さん
各地のビール醸造所をめぐる世界一周旅行を経て、2007年に渋谷にビールバーグループCerveza Gym Group(セルベッサ・ジム・グループ)を設立。“セルベッサ”はスペイン語で“ビール”、“ジム”は英語で“道場”を指し、社名には“ビールと旅の世界で包まれた空間で、心の底から癒され笑顔になってもらいたい”という意味が込められている。現在は、渋谷にビール専門バーを3店舗展開。

■ 目次

家庭用ビールサーバーで味はどう変わる?
– 国産ラガーやピルスナーでの使用を想定
– きめ細かな泡が苦味を吸着

家庭用ビールサーバー種類について
– 泡立て方式
– 形状・タイプ

家庭用ビールサーバー選びのチェックポイント
– 対応容器
– メンテナンス性の高さ
– 保冷機能の有無

形状・タイプから選ぶビールサーバー12選
– スタンドタイプ
– ハンディタイプ
– ビアフォーマータイプ(マドラータイプ)

プロの味を再現するコツ
– グラスの種類
– グラスの洗い方
– ビールの冷やし方
– 飲み方
– おつまみの選び方

家庭用ビールサーバーで味はどう変わる?

国産ラガーやピルスナーでの使用を想定

嗜好品であるビールは、おいしさの基準もさまざま。のど越しや苦味、ホップの香りなど、どこに重点を置くかは十人十色でしょう。

しかし、自宅で缶のまま飲むビールと、専門店でサーバーから注がれるビールの味が違って感じられるのは、客観的事実と言っても差し支えないはず。家庭用ビールサーバーを使った場合も、味に変化があるのは然りです。

近年では醸造所が手がけるクラフトビールも一般的になりましたが、発酵の度合いや原料がそれぞれ異なるため、家庭用ビールサーバーを使用しない方がおいしく飲めるビールも存在します。

そこで今回はあえて範囲を絞り、大手国産ビールメーカーが製造するピルスナーやラガーで家庭用ビールサーバーを使用する想定で全体の情報をまとめています。

きめ細かな泡が苦味を吸着

多くの家庭用ビールサーバーは、微細な超音波振動により、きめ細かくクリーミーな泡を生み出します。

泡の状態とビールのおいしさに関連性があることは感覚的に理解できても、具体的にどのような理由で味わいが変化しているか、皆さんはご存知でしょうか?

ビールの泡は、きめ細かくなればなるほど、液体に含まれる「イソフムロン」という苦味成分を引きつける作用を持ちます。これにより、口当たりにキレのある苦みが加わり、後味は爽やかに。

また、泡の層がフタの役割を果たすことで、液体部分に含まれる炭酸が抜けにくくなり、酸化を防いで香りやキレが持続する効果も期待できるのです。

一方で、ビールを缶のまま飲むと、“コク=ボディ”をしっかり感じられるように。こちらもビール党としては捨てがたいところですが……。

専門店で飲むビールの味を自宅で手軽に再現したいなら、家庭用ビールサーバーを使ってビールグラスに注ぎ、きめ細かな泡のビールを味わうとよいをでしょう。

このひと手間を加えることで、おいしさへの期待感を高められるので、家飲みをもっと楽しくしてくれると思いますよ。

家庭用ビールサーバーの種類について

泡立て方式

泡の発生方法には、「炭酸ガス式」と「超音波式」の2つに分けられます。それぞれのメリットやデメリットをご紹介しましょう。

炭酸ガス式

Image: Amazon.co.jp

その名の通り、炭酸ガスで圧力をかけることでビールを汲み上げるため、ビールが酸化しにくいメリットを持つのが炭酸ガス式です。

専門店のように本格的な味が楽しめる一方で、専用のガスボンベが必要となるため、ランニングコストがかさみます。また、本体のサイズが大きく、広いスペースが必要になるのもやや人を選ぶポイントといえるでしょう。

超音波式

Image: Amazon.co.jp

家庭用ビールサーバーの主流は、秒間に数万回の超音波振動できめ細かい泡を作り出す超音波式です。

基本的にアダプターや電池で駆動するため、ガスボンベ購入のコストがかからず、より気軽に使えます。また、スタンド/ハンディ/ビアフォーマータイプ(※)といった選択肢が豊富で、好みや用途に合わせてチョイスしやすいのもいいところ。

味の面では「炭酸ガス式」に一歩劣る部分もありますが、初めて家庭用ビールサーバーを購入するならこちらを選ぶのがオススメです。

※写真はスタンドタイプの製品です。

形状・タイプ

先にもお伝えした通り、超音波式の家庭用ビールサーバーはさまざまな形状やタイプで展開されています。ここでは、それぞれの特長やメリットとデメリットをチェックしてみましょう。

対応容器の
種類
容量 省スペース性 メンテナンス性
スタンドタイプ ×
ハンディタイプ
ビアフォーマー
タイプ

スタンドタイプ

スタンドタイプのビールサーバーImage: GREEN HOUSE CO.,LTD.

より本格的な味を楽しみたいなら、スタンドタイプがオススメです。その名の通り卓上で自立する大きめの製品が多く、ホームパーティーなどで雰囲気を盛り上げるインテリアとしても重宝します。

また、ビールを冷たいままキープする保冷機能が搭載されていたり、レバーを倒す方向で液体と泡を出し分けられたりと、機能面に優れた製品が多いのも特長の1つ。対応容器が多く、容量を確保できる傾向にあるのもいいところです。

一方、保存や設置に場所をとったり、パーツ数が多く清掃に手間がかかりがちなのは懸念点でしょう。

ハンディタイプ

ハンディのビールサーバーImage: GREEN HOUSE CO.,LTD.

缶ビールや瓶ビールにセットし、ボタンを押すだけで使える手軽さが魅力。
基本的にコンパクト設計なので設置場所を確保せずともOKで、携帯性に優れるのでキャンプやBBQなどでクリーミーな泡を堪能したいときに重宝します。ビールに直接触れる注ぎ口を外して洗えるものが多く、比較的メンテナンスが楽なのも魅力です。

製品によって取り付けられる缶や瓶の規格が決まっているので、目当ての銘柄に対応しているかは事前に調べておきましょう。また、機能面ではスタンドタイプに一歩劣りますが、比較的安価で購入できるので、試しに使ってみたいという人にもオススメです。

ビアフォーマータイプ

ビアフォーマータイプのビールサーバーImage: GREEN HOUSE CO.,LTD.

缶や瓶の種類を気にせず使用したいなら、最もコンパクトなビアフォーマータイプの出番。
細長いマドラータイプやコースタータイプなど、形状はさまざまです。
注いだビールにヘッドを浸したり、グラスの外側から超音波振動を加えたりして泡を発生させます。。ヘッドを浸す場合は、ビールに触れる部分だけを洗える構造が一般的。外から振動を加えるなら、そもそも洗う必要がないので手間いらず&衛生的です。

こちらも比較的安価かつ省スペースで収納できるので、手軽さを最優先するならぜひ選択肢に加えてみてください。

家庭用ビールサーバー選びのチェックポイント

初めて家庭用ビールサーバーを使うなら、「どんな容器に対応しているの?」「洗い方は??」などなど、気になるポイントが複数出てくるでしょう。

しっかり下調べしないと、「目当てのビールに使えない!」なんていう問題が発生する可能性も…。形状・タイプだけでなく、購入前に必ず調べておきたいチェック項目をまとめてみました。

対応容器

たくさんの冷えた缶ビールImage: shutterstock

製品ごとに、対応する容器の種類は異なります。330/350/500mlの缶から、小瓶、中瓶まで使用できるものから、どちらか片方のみ対応しているものまでさまざまです。

収納スペースに余裕のあるスタンドタイプは、複数の容器を利用できることが多い一方、ハンディタイプは缶のみに対応している製品が一般的。

国内と国外のビールでは缶の規格が異なることがあるため、アタッチメントなどで対処できるか確認しておくといいでしょう。グラスに注いでから使用するビアフォーマータイプは、容器を選ばずビアカクテル作りにも重宝します。

メンテナンス性の高さ

継続して家庭用ビールサーバーを使う上で、手入れが簡単かどうかは注目したいポイントです。メンテナンスを怠ると不衛生なだけでなく、味に影響を及ぼすことも。

常に清潔な状態を保つためには最低限、注ぎ口などのビールが直接触れる箇所を取り外して洗える製品を選ぶことをオススメします。

また、缶やグラスの外側から超音波振動を加える方式のマドラータイプは、洗浄自体が不要です。メンテナンスの煩わしさを避けたい場合は、うってつけといえるでしょう。

保冷機能の有無

白い背景と溶けはじめた氷Image: Shutterstock

スタンドタイプの購入を検討している場合は、保冷機能の有無も注目すべきポイントです。

冷蔵庫のようなペルチェ式の保冷機能が備わったものから、保冷剤をセットするスペースが設けられたものまで、方式はさまざま。ホームパーティーやアウトドアで、飲み頃温度のビールを長く楽しむためにも重宝するでしょう。

形状・タイプから選ぶビールサーバー12選

スタンドタイプ

アマダナ 本格ビアサーバー AMD001

Image: Amazon.co.jp

泡とビールの黄金比とうまさの適温、インテリアとして成立するデザイン性のすべてを兼ね備えた本格派。庫内全体を加圧してビールを送り出す方式を採用しており、缶ビール(330/350/500ml)から瓶ビール(直径76×高さ185mm程度)まで使用できます。

1秒間に58,000回の高出力超音波振動により、極微細な泡を実現。ペルチェ式の保冷機能付きで冷蔵庫から出した後も冷たさを一定時間キープします。

本体サイズ W140×D240×H450mm
対応容器 缶、瓶
電源 AC100V
保冷機能
水洗い ×

グリーンハウス ビールサーバー GH-BRSAE-SV

Image: Amazon.co.jp

秒間40,000回の超音波振動が生み出す、きめ細かくクリーミーな泡が楽しめるビールサーバー。
冷たさをキープする断熱材入りボディで、330/350/500ml缶に対応しています。ビールに触れる注ぎ口は丸洗いでき、いつでも清潔な状態で使用可能です。

本体サイズ W120xD186xH402mm
対応容器
電源 単3形アルカリ乾電池×2本(別売り)
電池持続時間 約1時間
保冷機能 ×
分解 ◯(注ぎ口のみ)

グリーンハウス カクテルビアサーバー GH-BEERLS

Image: Amazon.co.jp

330/350/500mlの缶ビールとジュースを入れ、レバーを倒すとブレンドされたビアカクテルが楽しめるカクテルビアサーバー。秒間40,000回の超音波振動により、クリーミーなフレーバー泡が作れます。
任意の割合で注げる切替スイッチを搭載しており、最大1Lのビールサーバーやドリンクサーバーとしても使用可能です。本体ユニットと中蓋は丸洗いに対応。すぐに楽しめるレシピブック付属。

本体サイズ W203xD218xH460mm
対応容器 缶、ペットボトル
電源 単3形アルカリ乾電池(別売り)または単3形ニッケル水素充電池×2本(別売り)
保冷機能 ◯(保冷剤付属)
水洗い ◯(本体ユニット、中蓋のみ)

seet TEES 超音波式 スタンド型 ビールサーバー TS-BR03-BL

Image: Amazon.co.jp

330/350/500mlの缶ビールと小瓶、中瓶の瓶ビールに対応。工具不要で組み立てでき、40kHzの超音波振動によりクリーミーな泡を作ります。
レバーを倒す方向により、ビールと泡を出し分け可能です。ビールをキンキンに冷やせる保冷剤付き。

本体サイズ W140xD233xH517mm
対応容器 缶、瓶
電源 単3形アルカリ乾電池×2本(別売り)
電池持続時間 約1時間
保冷機能 ◯(保冷剤付属)

ハンディタイプ

ザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー

Image: Amazon.co.jp

高さ約11cmというコンパクト設計。手のひらサイズのビールサーバーです。毎秒41,500回の超音波振動が、クリーミーできめ細かい泡を生み出します。

操作方法は、缶に当ててスイッチを押すだけととても簡単。ビールに直接触れないため、お手入れなしで繰り返し使えます。冷蔵庫にピタッとセットできる、マグネット付きホルダー付属。

本体サイズ W49xD28xH109mm
対応容器
電源 単4形アルカリ乾電池2本
保冷機能 ×
水洗い 不要

グリーンハウス ビールサーバー GH-BEERNEC

Image: Amazon.co.jp

ワンタッチで取り付け簡単なハンディタイプ。秒間4万回の超音波振動が生み出すきめ細かい泡で、お店で味わうようなクリーミーさが楽しめます。

250ml/330m/350ml/500mlの缶に対応。ビールが触れる注ぎ口部分は、取り外して丸洗い可能です。

本体サイズ W118xD74xH135mm
対応容器
電源 単4形アルカリ乾電池×2本(別売り)
電池持続目安 約30分
保冷機能 ×
水洗い ◯(注ぎ口のみ)

ドウシシャ ビアサーバー 絹泡 DKB-18

Image: Amazon.co.jp

毎分4万回の振動を起こす超音波振動板が2つ配された、瓶ビール風のデザインが特長的です。冷やした缶ビールを開けてから取り付け、グラス7分目ほどまで丁寧に注ぎましょう。続いて、電源スイッチを押しながら注ぐと、クリーミーできめ細かい泡が注げます。

250/350/500ml缶に対応。缶上部のサイズにより接続リングを使い分けることで、国内・輸入ビールを問わず使用可能。

本体サイズ W67xD67xH145mm
対応容器
電源 単4形アルカリ乾電池×2本(別売り)
保冷機能 ×
水洗い ◯(注ぎ口のみ)

ビールアワー 極泡

Image: Amazon.co.jp

プルタブを開けた缶ビールにセットするだけで使える、コンパクト&お手軽なハンディタイプ。まずはそのまま注ぐと液体が、ボタンを押すときめ細かい泡が出てきます。

350/500ml缶に対応しており、本体とビールが触れないため洗浄は不要。小さく折りたたんで収納でき、単4形アルカリ乾電池2本で作動します。

本体サイズ W88xD170xH133mm
対応容器
電源 単4形アルカリ乾電池×2本(別売り)
保冷機能 ×
水洗い ×(洗浄不要)

ビアフォーマータイプ

超音波式 ビアフォーマー

Image: Amazon.co.jp

本体に少量の水を注ぎ、その上にビールの入ったグラスを置いてスイッチを押すだけで極上の泡が作れるビアフォーマー。触れている間だけ作動するので、好みに合わせた量の泡を作り出せます。

充電式でコード不要かつコンパクトなので、カバンに入れて持ち運び可能。構造上、洗浄不要なのも大きな利点です。

本体サイズ W123xD123xH30mm
対応容器 グラス
電源 DC5V/1A(充電式)
保冷機能 ×(保冷剤付属)
水洗い ×(洗浄不要)

グリーンハウス ビールサーバー GH-BEERJS

Image: Amazon.co.jp

グラスに注いだビールにさして、ワンタッチで泡を作れるビアフォーマー。ボタンを押すだけで、秒間40,000回の超音波振動が超微細な泡を作ります。

ガラスや金属、陶器など、容器の種類を選ばず使用可能です。好みのリキュールとビールを入れて、新感覚の“フレーバー泡”を作れるスタンドが付属。単4形アルカリ乾電池2本で作動し、約30分使用できます。

本体サイズ W118xD74xH135mm
対応容器
電源 単4形アルカリ乾電池×2本(別売り)
電池持続目安 約30分
保冷機能 ×
水洗い ◯(注ぎ口のみ)

グリーンハウス ビアフォーマー GH-BEERH-SV

Image: Amazon.co.jp

高級感のあるステンレス製。秒間4万回の超音波振動がクリーミーな泡を生み出す、瓶ビール用ビアフォーマーです。
瓶口にセットし、ボタンを押しながら注ぐと泡が出てきます。注ぎ口は取り外して丸洗いOKで、食洗機対応。専用ポーチが付属しており、持ち運びに便利です。単4形乾電池2本使用。単4形ニッケル水素充電池にも対応しています。

本体サイズ W42.4xD42.4xH94.5mm
対応容器
電源 単4形アルカリ乾電池/単4形ニッケル水素充電池2本(別売り)
電池持続目安 約150回
保冷機能 ×
水洗い ◯(注ぎ口のみ)

JULIE’S ビアフォーマー Can Beer Former

Image: Amazon.co.jp

国内主要メーカーの330/350/500ml缶に対応。缶の上部にセットしたらグラスにビールを注ぎましょう。続いて、スイッチを押しながら泡を出せばおいしいビールが楽しめます。

センサー部と本体部を分離できるため、ビールにふれる箇所を水洗い可能。単4型電池2本(別売り)で作動するため、充電不要で使用できます。連続駆動時間は約1時間。

本体サイズ W78xD95xH65mm
対応容器
電源 単4形アルカリ乾電池2本(別売り)
連続駆動時間 約1時間
保冷機能 ×
水洗い ◯(本体部のみ)

自宅でプロの味を再現するコツ

家庭用ビールサーバーを使うだけでも、味のグレードアップや雰囲気づくりには効果的。

……ですが、おいしさをより追求したいなら、以下の知識やテクニックを活用するのがオススメです。自宅でプロの味を再現したい人は、ぜひ試してみてください。

グラスの種類

横にたくさん並んだグラスビールImage: Shutterstock

基本的には、ビールの状態が判断しやすい、透明なグラスを使いましょう。その上で、ピルスナーやラガーを楽しむなら、ストレートな形状のタンブラーやジョッキがオススメです。

泡立ちの良い形状で、液体と泡の黄金比とされる7:3の状態にするにもスムーズといえるでしょう。また、底が丸みを帯びた円筒形のグラスは泡持ちが良く、ビールに適しています。

グラスの洗い方

洗剤でグラスを洗っているImage: Shutterstock

ビールを注いだ際にグラス表面に気泡ができたり、泡の立ち方が均等にならなかったりする場合は、グラスに問題がある証拠です。考えられる原因として、グラスに傷もしくはホコリや油分が付着していることが挙げられます。
傷つきを防ぐには、グラスを洗った後にタオルなどで拭かず、飲み口を上にして自然乾燥するよう心がけましょう。

油分の付着を防ぐには、グラス専用のスポンジを用意するのがポイント。フライパンや食器を洗ったスポンジを使用すると、グラスの内側に油分が付着して味わいや泡持ちに悪影響を及ぼす恐れがあります。

ビールの温度

ピルスナーやラガーを飲むのに適した温度は、一般的に5〜8℃とされます。しかし、冷蔵庫で5℃に冷やしたビールを常温のグラスに注いでしまうと、液体の温度が上がってしまうことに。
温度変化によって酸化が促されると、味の劣化を招きます。また、石けんのようにモコモコしてきめ細かさの足りない、“カニ泡”が発生する原因になる点にも注意が必要です。

これらを防ぐためには、注ぐグラスをあらかじめ冷蔵庫に入れておきましょう。ビールとグラスを同じ環境で冷やし、注ぐ際に温度差が生まれないようにすることが、おいしさを保つ秘訣の1つです。

なお、室温で保管していたビールを冷蔵庫で飲み頃の温度まで冷やすには、5〜6時間ほどかかるとされます。

飲み方

目をつぶっておいしそうにビールを飲む男性Image: Shutterstock

嗜好品の中でもビールには、ワインやコーヒーにない世界的な評価基準があります。それが“のど越し”と“アフターフレーバー”です。前者は読んで字のごとく、喉に感じる刺激ですが、後者は意外と知られていないのではないでしょうか?

アフターフレーバーは、ビールを口に含んでから、口から鼻に抜ける香りのことを指します。これをしっかりと感じられるよう、本格的なビールバーでは原則として禁煙なのだそうです。

ビールの香りは麦芽やホップなどの原料や、発酵の方法よって複雑に構成されています。さまざまなフレーバーを意識して楽しむことで、ビールの世界を広げるきっかけがつかめるでしょう。

おつまみの選び方

テーブルの上に置かれたナッツやポテトチップスなどのおつまみImage: Shutterstock

ビールのおいしさを、より一層引き立ててくれるおつまみ。

ビールの産地と、その土地の料理をペアリングする方法もありますが、今回は国産のピルスナーやラガーを対象にしているので、少々範囲が狭くなってしまうかも……。そこでオススメしたいのが、ビールの色と料理の色を合わせる組み合わせです。

一般的に、ビールも料理も色が淡いものはあっさりした味わい、濃いものは濃厚になる傾向があります。そのため、似た色合いのビールと料理を組み合わせると、味の調和が取れてよりおいしく感じられるそうです。

例えば、淡色のピルスナーならば酸味の利いたザワークラフト、ラガーであれば餃子など、組み合わせを考えるだけでも晩酌の時間が楽しみになりますよね。

一方で、あえて対照的な色で合わせて楽しむという、上級者向け(?)なテクニックも。具体的には、黒ビールとホワイトチーズなどのペアリングです。

このように、組み合わせは無限大なので、ぜひ自分だけの素敵なマリアージュを探してみてくださいね。

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