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わたしたちの心地よい暮らしに役立つもの、積極的に選びたい社会や環境に優しい商品、みんなにとって気持ちがいいアイテムやサービスを、編集部がピックアップする連載「Editor’s Pick」。

今回は、商品名が長〜い「国産小麦をまるごと使った食物繊維たっぷり細うどん」。健康志向の間でじわじわと注目度を上げる発酵性食物繊維を豊富に含んでいます。

発酵性食物繊維とは、どんなもの?

発酵性食物繊維とは、腸内で有用菌のエサとなり、腸内で発酵する食物繊維のこと。

これにより短鎖脂肪酸が豊富に生み出され、悪玉菌の増殖が抑制されます。そして腸内環境が整うことにより、血糖値の急上昇が抑制されたり、免疫機能への好影響があったりと、さまざまなメリットがあることがわかっているのです。

製麺の難しさをクリア。全粒粉100%でつくったうどん

「国産小麦をまるごと使った食物繊維たっぷり細うどん」が発酵性食物繊維を豊富に含むのは、使用小麦が全粒粉100%だから。

全粒粉とは、小麦の粒を丸ごと挽いたもの。精製された小麦粉の食物繊維量は100gあたり2.7gに対し、全粒粉は11.2gも含まれており、その主な食物繊維が発酵性食物繊維なのです。さらに表皮に含まれるマグネシウムや鉄分、亜鉛なども含まれるとあり、通常の小麦粉よりも栄養素が豊富なのも特長。

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腸内環境を整えて免疫力を高め、心筋梗塞や脳卒中、がん、糖尿病の予防が期待される、発酵性食物繊維を豊富に含む全粒粉100%乾麺(うどん)「国産小麦をまるごと使った食物繊維たっぷり細うどん」。

健康観点でいいことづくしの全粒粉。では、これまで全粒粉を高配合したうどん製品が少なかったのはなぜなのか。それは、技術的に難しかったからだそう。

「小麦の表皮や胚芽は、製麺においては不純物とされていました。どちらも硬く、製粉しても粒度が粗いままのため、全粒粉を多く使うと成形しづらく、亀裂が入りやすくなってしまうんです」(石丸製麺 代表取締役・石丸芳樹さん)

課題解決につながったのが、表皮・胚芽と、胚乳を別々に製粉するという独自製法から生まれた全粒粉との出会い。これを用いて試作を行ったところ、従来の全粒粉とはキメの細かさが格段に違ったのだとか。

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一般的なうどんと比べ、食物繊維を約4.7倍含むほか、タンパク質や鉄、マグネシウム、亜鉛などもバランスよく含まれる。

「さらに、手打ちの技を機械化した弊社独自の『手打ち式製法』を採用したことで、素材の特徴に合わせて製麺方法を調整しながら仕上げることが可能となりました」(石丸さん)

一般的なうどんの場合、カットにはロール切りという手法が多く用いられます。ロール切りはロール状に巻き込みながら切るため、力が均等にいきわたらず、うどんの角が立ちにくいデメリットが。一方、機械式の包丁切りである手打ち式製法を用いると、まるで職人が手作業で切ったかのような、角がしっかりと立った、モチモチ感と歯ごたえが実現できます。

在宅時間が長い人こそ、食すべき

いくつかの研究や調査によると、コロナ禍で外出を控える生活が続いたことで、腸内環境が悪化した人が増えたと考えられています(※2、3)。

「国産小麦をまるごと使った食物繊維たっぷり細うどん」を食べ始めて、便秘が解消されたという声が頻繁に届くとのことなので、まさに今、身体が求めている商品と言えるはず。

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つるりとした食感で、温冷、どちらでいただいても美味。和だけでなく、洋や中へのアレンジも自在。合わせるツユやタレに負けないしっかりとした香り立ちゆえ、写真のようにごまドレッシングを合わせ、サラダ風にアレンジしても、小麦の風味を味わえる。

さらに、石丸さんはこう続けます。

「2050年に世界の人口は96億人となり、食糧不足が懸念されています。小麦を全粒粉としてあますところなくいただく考え方が定着すれば、問題の全面的な解決にはならないにしても、ヒントにはたどり着けると信じています」(石丸さん)

つまり健康にとっていいだけでなく、サスティナブルな食材でもあるというわけ。なんとすばらしいうどん……!!

これからの季節は、ぜひとも冷やしうどんでいただいてみてください。香ばしい独特の風味や、冷やして麺を締めることでいっそうアップした食感が楽しめるはずです。

※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」

※2 「コロナ禍で腸内環境に変化、免疫力を制御する酪酸菌が減少-京セラとの共同研究

※3 「新型コロナウイルス対策とうんちに関する実態調査」

石丸製麺

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