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みんなの部屋」にも出演し、「マイ定番スタイル」を中心としたレビュー記事でも活躍しているライター・satoが選ぶ、とっておきの「料理本」をご紹介。

この3冊を読んだら料理がしたくなるのと同時に、毎日の暮らしがもっと愛おしくなるかも。

「へた」はえらい!

『へたおやつ 小麦粉を使わない 白崎茶会のはじめてレシピ』 白崎裕子著(マガジンハウス、2017年)

食事作りは毎日のことだけれど、おやつとなると年に数回程度。おやつ作り万年ビギナーな私も、この本に出会ってからというもの毎週末のように作っています

グルテンフリーやアレルギー対応な部分に注目しがちですが、それより何よりレシピがとってもかんたん。“「へたおやつだから、へたであたりまえ。上手にできたら、むしろびっくり」くらいの心構えで…… ” とやさしい言葉まで添えられています。

レシピ通り(ここが大事)やってみると、これがほんとうにエッ!ていうくらいおいしい。小麦粉や卵、バターを使わないのでパクパク食べてももたれず、食べ終えると「次はどれ作ろうかな〜」とまたページをめくってしまいます。

めくるめくインド料理の世界

『決定版 レヌ・アロラのおいしいインド料理』 レヌ・アロラ著(柴田書店、2011年)

『へたおやつ』が作って楽しむレシピ本なら、こちらは読んで楽しむレシピ本でしょうか。といっても特別難しいということはなく、読んで楽しい理由はコンテンツの幅広さと濃さ。

レシピはカレーだけで30以上と、インドのカレーは日本の味噌汁みたいなものといわれるのも納得のバリエーション。

その後もおかずからデザートまで数々のレシピがこれでもかと続きます。冒頭にはスパイスや伝統的な調理道具の紹介もあり、読み応え十分。

「あのカレーはこう作っていたのか」「この素材はこう使うのか」と、インド料理のめくるめく世界をじっくりのぞくことができます。

料理っていいな

『人と料理』 馬場わかな著(アノニマ・スタジオ、2017年)

暮らしまわりの雑誌や書籍で活躍されているカメラマン 馬場わかなさんのフォト&エッセイ。「いつもの料理を作ってください」とお願いし、撮って、食べて、話を聞いて、日々の営みが綴られています。

ご両親からはじまり料理人、文筆家、編集者など、目次に並ぶお名前は、この方々が作るお料理ならそれはおいしかろう思う人ばかり。

ドを付けても差し支えないくらいアップのポートレイトからは為人がにじみ出し、料理の写真からは匂いやその時の会話まで聞こえてきそうで。

料理と人への興味と尊敬と愛にあふれた文章を読んでいるうち、一人暮らしの小さなキッチンではじめて出汁をとって作った味噌汁の、ぼんやり薄めの味をなぜだか思い出したのでした。

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ライター/コピーライター。広告制作会社と化粧品メーカー宣伝制作部を経てフリーランス。2ヶ月間旅に出てみたり、2泊3日で山に登ってみたり、家ソトも大好きだけど、いちばんのお気に入りスポットは我が家のソファーの上。

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