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ロール紙を使うモノクロカメラをご存知ですか?

大勢でワイワイ盛り上がること請け合いの、パーティー用ガジェットという感じで、あまり注意していなかったのですが。

地元のラジオ番組で、“使い方次第で奥が深い” と紹介されていたので、興味を持ちました。

使ってみると、これがなかなか楽しいんです。

Kenkoのロール紙インスタントカメラ

Kenko Tokina インスタントカメラ 5,718円(Amazon参考価格)

見た目も可愛らしい、撮ったその場で白黒の写真が印刷できるカメラ。

プリント用紙に感熱紙を使用時、8mロールで約80回プリントできます。

ハートや吹き出しなどのフレーム付きのプリントもできます。

カラーはブラック、ブラウン、コーラルピンク、スカイブルーの4色、幅広タイプのネックストラップが付属。

ササっと本体のスペックを説明すると、シャッタースピードは1/100秒固定、ISO100。

電源は内蔵リチウム電池、USBポートはmicroUSB、重さは約226gです。

準備もカンタン

レンズに見えるのはギミックで、右側のストロボの下に小さいレンズがありますね。

ファインダーは枠のみ。

それではUSBで充電して、ロール紙をセットしてみましょう。

パワーONしてシャッターを押すと、パチリと大きめのシャッター音がします。

一拍置いて、プリントされたロール紙が出てきます。

出てきたプリントを手で切り取ってあげましょう、レシートのような感覚です。

使ってみると

上手く撮れたり、撮れなかったり、なかなか難しいですね。

8種類のフレームが選べるなど、ポートレイト用に設定されているようで、室内で人を撮るのは慣れてきました。

相手が喜んだら即プレゼントしちゃうので、手元には失敗作だけが残ります。

自分用にも残したいなら、もう1枚同じのを撮っておきましょう。

使いこなしのポイントは

感熱紙というと、ペラペラでツルツルのレシートを想像するかもしれませんが、純正品は厚みもあり紙質も良いものです。

白以外に3色あり、シールタイプもあります。

紙の幅は57mm(+-1mm)となっているので、種類の多いハンディターミナル用が使えます。

長さは紙質次第ですが、ロールの直径が30mm以下のものがオススメ、事務用品店やホームセンターでも紙の補給ができます。

レビューで評判の良いコクヨ製を、早速使ってみました。

紙により写りは結構変わります。

納得できる紙探しが始まってしまいそうだ!

屋外の明るいシーンが苦手で、PLフィルターを両面テープで装着して見ました。

明るい屋外でもクルマのボディの質感がなんとなく再現できます。

装着して持ち歩くには、少し工夫が必要そうです。

もっと楽しんじゃおう

普段の私は、ミラーレス一眼レフカメラを使っています。

現状これ以上の高画質は、必要性を感じていません。

写真とは言っても、フィルムやポラとは違って、モニターで見るのがほとんどで、プリントする機会もなくなりました。

このカメラを使うと、写真ってモノだったんだなぁ、と思い出させてくれます。

モノとして出てくるので、色を塗ったり、書き込んだりと、アナログな加工が可能です。

使う人次第で、何かを写しとるというよりも「作っていく」という感じですね。

17字という制約があっても、俳句の表現力は無限です。

制約こそが創作の種なのよと、家族と一緒に楽しんでみませんか?

スマホに加えて、もう1台カメラを持つなら、コレかもしれませんよ。

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