最近、人気急上昇のキッチン家電「電鍋」って知ってますか?
台湾生まれのこの「電鍋」。現地では、一家に1.7台あると言われるほどポピュラーな電気調理器なんです。
どうしてそんなに人気なのか、その魅力をご紹介します。
まず、ビジュアルにやられちゃいます

大同 「大同電鍋」 楽天市場での参考価格14,000~19,800円(税・送料込)
※写真の商品は日本未発売・LL12合
どこか懐かしさを感じるこのフォルム……それもそのはず。
昔の東芝の炊飯器をモデルにしているとのこと。
写真は台湾でしか買えない、大同50周年記念モデルでサイズも12合用と大きいもの。
なのでサイズ感は女性が持ってこのくらいですが、日本で買えるLサイズ、Mサイズはもっとコンパクトです。
パーツもシンプルで、外鍋と呼ばれる本体とフタ、中には内鍋とフタ……。
そして、スチームプレートと呼ばれる蒸し料理用のプレート。
実はこの写真は友達に借りて撮らせてもらったもので、いただきものの私の電鍋にはコレがついてませんでした。
というわけで、同じようなものをAmazonで買いました。
これはお手持ちの鍋やフライパンなどでも使えますよ!
次に、電源コード。
これは抜き差しできますが、日本で買えるモデルではオールステンレスのLサイズモデルのみが、同様に抜き差しできるもの。
その他のモデルは本体にくっついています。
使い方は超シンプル
まずは、基本のキ! ごはんを炊いてみましょう。
内側にといだお米と分量の水を入れ、外構に1カップの水を入れます。
あとはスイッチを入れるだけ……ですが、このスイッチも日本モデルはオン、オフの切り替えがあります。
あれ、内鍋に入ってるにはお米だけじゃないって?
そう、同時調理が可能なのがこの電鍋の大きな魅力なんです。
ごはんを炊くときにお肉を蒸したりできるんですよ。
鶏肉を乗せているのは、100均で買った脚付きの蒸し皿です。
外鍋の水分で蒸すように炊くので、ふっくらおいしく炊きあがります。
水分がなくなれば自動的にスイッチが保温になるので、ほったらかしでOK!
これは炊飯じゃなく、煮物などでも同じで、材料をセットしたら放置して大丈夫なんです。
ちなみに、調理時間は外鍋に入れる水の量で調節。1カップで約20分の加熱が目安で、2合のごはんはこれでOKです。
ジャスミンライズを炊くと同時に、鶏肉を蒸してカオマンガイをいっぺんに作りました。
残念なところ:炊飯時、内鍋にごはんが…
基本機能である炊飯ですが、内鍋はコーティング無しのアルミ素材。
炊きあがってすぐにしゃもじをぐるっと入れても、やっぱりこびりつきが残ります。
まぁ圧力鍋や土鍋でご飯を炊けばおなじことは起こりますけどね。
でも、裏技として、コーティングされている取っ手の取れる鍋を使うという手もありますよ!
ほかにもこんな使い方があるよ~
内鍋を使わずに、外鍋に食材を入れれば、蒸し焼きもできます。
ほんのり焦げ目もついていい感じでしょ?
外鍋の汚れを軽減するために、使っているのはコレ。
深めのフライパン用の26cmのアルミシートがピッタリでした!
これで安心して餃子なども焼けます。
炊飯以外に得意なのが蒸し料理。
というわけで、竹製セイロも買ってしまいました。
肉まん、あんまん、シュウマイなど、それはそれはふっくらおいしく仕上がります。
セイロがなくても、スチームプレートでできますよ。
脚付きの台をセットすれば卵もいっしょにできちゃいます。
人気の台湾料理、ルーロー飯も、刻んだバラ肉、フライドオニオン、調味料を入れて……
外鍋に水1カップでスイッチオン。
スイッチが保温になったら、脚付きの台を置きます。
ミニせいろにオーブンシートを敷いた中に冷ごはん、台のリングに生卵をセットして、外鍋にもう1カップ水を追加し、スイッチオン。
このとおり、みんなホカホカにできあがります。まだまだ語り尽くせない魅力がいっぱい!
SNS上には愛好会のようなグループもあって情報交換も盛んですし、専用のレシピ本も出ています。
ぜひぜひ「電鍋」ちゃんをお迎えして、便利な使い方を試してみてくださいね~。
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