「部屋に花を飾ると、自分の心の余裕を測るバロメーターになる」
以前みんなの部屋に出演してくれた花屋で働く熊木さんが、こんなことを言っていました。
花が長持ちするということは、暮らしの隅々にまで心が行き届いていること。つまり、それだけ生活にゆとりがあるということ。そして、花がすぐに枯れてしまうのは、日々のゆとりがないから。
その言葉を聞いてからというもの、つねに部屋に花を飾るようになりました。仕事をするまえに、毎朝花のケアをするのも日課に。
そして、花がある暮らしをはじめてほどなく発見したのは、むしろ花のケアを日課にすることで、心にゆとりが生まれるようになったということ。熊木さんの話していたことは、その逆もまたしかりだったというわけ!
で、今回は、そんな花を何に飾るかっていうハナシ。
意外と、ケメックスなんじゃない?
前から気になっていたのが、コーヒードリッパーとして有名なケメックス。
本来的な用途はもちろん承知ですが、花器として使われているのをときおり見かけることもあって、ずっと気になっていたんだよね〜。
ちなみにこれまで家で使っていたのは、ご覧の5つ。
5つもあれば十分でしょう、と思われるかもしれませんが、花の形状によって生けにくいものもあるんですよね。たとえば、中程度の長さのものを、1、2輪生けるときとか。横に広がりのあるものとか。
高さ的にはちょうどいいものがあっても、口の広さや“くびれ”の有無など、花器の形状によっては、生けた花が不自然に倒れてしまったりすることも……。
“くびれ”がいい仕事するな〜
そこで、ケメックス。
くびれがしっかりあって、高さもほどよい。これなら生けにくかったタイプの花も、問題なく生けられそうだ!
こんな感じに。7種類くらいの花束も、いい具合にボリューム感を演出できる!
ケメックスには6人分のコーヒーが入れられる大きめタイプもありますが、そちらは横に大きすぎるため、かなりボリュームのある花束でないと倒れてしまいそう。
一輪だけでも収まりがいい!
まんなかの木材部分は簡単に取り外せるので、飾る花や場所に応じてアレンジしてみるのもいいかも。
コーヒー器具だからこそ
部屋のいろんなところに置いて試してみましたが、どこに置いてもよく馴染む。それもそのはず、なんせ、本来はキッチンツールですもンね。
部屋に馴染む花器の最適解、もしや見つけちゃったかも? 理想の花器は、キッチンにあった!
……そう考えると、まだまだほかの選択肢も転がってそうな予感がする。今後、キッチンツールを見る目が変わっちゃいそうだよ!
あわせて読みたい: