場の雰囲気をグッと盛り上げてくれるような弾ける笑顔とかわいらしいファッションで登場してくれたのが、BEAMS BOYで働く黒田 彩乃さん。
春先でまだ少し肌寒かった撮影日にもかかわらず、そんな寒さも忘れてしまうくらい彼女の明るさに引き込まれたのでした。
自転車で行動範囲を広げたい!
黒田さんの愛車は、SURLYの「Long Haul Trucker」。フレームは黒田さんが一番好きだというネイビーをチョイス。いろんなカラーの洋服を着ることもあり、何にでも合うようネイビーの中でもベーシックなものを選んだのだそう。
そんな黒田さんが自転車に乗り始めたのはおよそ5年前。就職のタイミングで上京することになり、都内暮らしをはじめたことがきっかけでした。
通勤用の交通手段として購入を決めたのですが、自転車に乗っている人がかっこいいなって思ったのも理由のひとつです。
渋谷や原宿だと自転車に乗っている人が多く、それを目にしていたんですよね。そんな単純なことからでした。
それから自転車を買おうと決めて、どうせなら都内暮らしだし行動範囲を広げたいなって。だから、自分のライフスタイルに合った自転車にカスタムして、東京生活を満喫してやろう!と思いました(笑)
荷物が多いから「カゴにストラップ」は欠かせません
とにかく好きな色をふんだんに使ったという愛車ですが、とくにお気に入りのパーツはどこなのでしょうか?
“街乗り感”を出したかったということと、よく買い物に行くと買ったものを置く場所がない!なんてこともあったので、カゴはマストで付けてもらいました。
それでも荷物が多くなりがちなので、積んでも飛んでいっちゃいそうになるんです。だから、カゴストラップは特に手放せません!(笑)
ハンドルはVANSのソール部分を採用したものを選びました。少々クラシカルな雰囲気のある自転車なので、遊び心としてスポーティーな要素をプラスできたらな~と。
気になったのはホワイトのタイヤ。
一見、「汚れが目立ってしまうかも」なんて思ってなかなか手に出せないカラーですが、なぜこの色を選んだのでしょうか?
はじめ組んだときは、黒だったんですよ。でも、自転車全体を軽い印象にしたくて、ネイビー × ホワイトで組み直しました。
「Long Haul Trucker」は少しヘビーな印象があるので、クラシカルな雰囲気が出るように変えたくて。
ネイビーにパープル、ホワイトとカラフルに聞こえるけど、実際、パッと見で目に入る色味はあくまでベーシックカラー。
こういったバランスのいい色の使い方、憧れます……。
ちなみに、このドーナツをモチーフにしたベルは、サンフランシスコで見つけたもの。
VANSのソールを採用したハンドルもこのベルも、「ん? それなに?」とツッコミたくなるようなアイテムを取り入れているのだそう。
自転車に乗るときはシンプルな服で
全体的に落ち着いた色味でありつつ、遊び心もたっぷり取り入れられた黒田さんの自転車。この日に着ていた洋服だって、ボーイッシュ×かわいらしいの要素がふんだんに詰まっています。
取材中も思わず、「かわいい……」と声が漏れていましたが、ファッションに関して自転車に乗るときのこだわりはあるのでしょうか?
自転車自体に色が多いので、洋服はできるだけシンプルで、乗りやすいものを選んでいます。
ただ、大好きなワンピースを着れないのは難点……。裾が絞れるものや少々汚れても大丈夫なもの、撥水性などの機能性があるものなどを大切にしているので、今日着ているオーバーオールは着ることが多いですね。
そうはいっても、おしゃれは欠かせないので、自転車に乗っていてもおしゃれができるアイテムをいま模索中です。
移動手段としての機能性はそのままに、日々のスタイルに寄り添ってくれる自転車。
黒田さんにとっては、ただの“足”としてではなく、気分転換をしつつ、自分のライフスタイルやファッションを楽しませてくれるものだと教えてくれました。
Photographed by Shinichiro Oroku
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