ROOMIE編集部

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ライフハッカーより転載。

空間をキレイにするために役に立つ「空気清浄機」と、ジメジメ予防やカビ対策に有効な「除湿機」。それぞれを所有することで快適な空間をつくることは可能ですが、両方の機能を併せ持った除湿機能付き空気清浄機を購入すれば、1台分のスペースにまとめることができます。

とはいえ、空気清浄機、除湿機能は、各メーカーにより特徴も内容も大きく異なるため、どのように選べば良いか分からないという方も多いでしょう。

今回は、家電ライターとしてご活躍中の秋葉けんたさんにご協力いただき、デジカント方式、コンプレッサー方式、ハイブリッド式の3種類の除湿機能のメリットや選び方、空気清浄機の機能を選ぶ基準などを詳しくご紹介しています。

ご自身にぴったりの除湿機能付き空気清浄機をお探しの際は、ぜひ参考にしてください。

なお、以下の表示価格は変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

家電ライターの秋葉けんたさん

監修:秋葉けんたさん
編集プロダクションマイカに所属。雑誌や専門誌のライターとして活躍。 家電やIT全般の執筆を得意とし、書籍、新聞、業界誌やWebコンテンツ、オウンドメディアなど多方面にコンテンツを提供。

除湿機能付き空気清浄機の選び方

空気清浄機は、周囲の空気を吸引し、ウイルスやホコリ、ハウスダスト、花粉、ダニの死骸などを取り込みます。その後、機器内のフィルターでろ過し、ファンを通してキレイな空気を部屋に送り出してくれます。

つまり、花粉やウイルスの除去だけでなく、消臭効果も持ち合わせる空気清浄機が多いため、自宅の環境を大幅に改善できる可能性があるのです。このような空気清浄機の仕組みに加えて、使うことのメリット・デメリットも知ってから空気清浄機を選ぶことをおすすめします。

空気清浄機を使うメリット

空気清浄機を使うことのメリットとしては、主に以下のような点が挙げられます。

・空気の汚れ(ホコリ・花粉)などを除去できる
・生活臭やタバコのニオイなどを除去できる
・アレルギー物質、排気ガス、ウイルスなどの有害物質を除去できる・空気の質が良くなることで、ハウスダスト、アレルギーに悩まされている方が変化を感じる可能性がある

空気清浄機を使うデメリット

一方のデメリットとして挙げられるのは、以下のような点です。

・効果が目に見えにくい(ただし、フィルターにホコリなどが溜まるため、掃除の際に確認できる)
・メンテナンスの手間やランニングコストが必要

フィルターの種類

次にフィルターの種類について詳しく見ていきましょう。

・プレフィルター

もっとも前面に取付けられている簡易フィルターです。10μm以上の大きなゴミを除去する役割を果たしています。交換の必要がなく、掃除機での掃除や水洗いなどで何度も再利用することができます。

・集塵フィルター

クリーンルームなどで使用されている「HEPAフィルター」が用いられているのが一般的です。半年〜1年程度で交換必須なタイプと、日常的なお手入れは必要なものの10年間交換不要なタイプに分かれています。

・脱臭フィルター

活性炭が一般的。格子状の形をしているものが多く、たばこの煙や油煙といった臭いを脱臭することが主な目的です。

汚れた場合は、掃除機でフィルター表面吸い取るメンテナンスが一般的。水洗いをする場合は、乾燥が不十分な場合、ニオイの原因になる可能性があるため注意が必要です。

・加湿フィルター

空気清浄機の性能には、直接影響を与えることはありません。加湿機能搭載の空気清浄機には必ず搭載されているため、メンテナンス方法や頻度はあらかじめ確認しておくのがベストです。給水口に近いため、水垢が溜まりやすく、雑菌も繁殖しやすいため要注意。加湿トレイやタンクと一緒に掃除するのがおすすめです。

・集塵・防臭一体型フィルター

その名の通り、集塵・防臭の2種類の効果を持つフィルターです。水洗い、天日干しは厳禁。フィルターの機能を失ってしまうため、掃除機で軽く汚れを吸い取るだけにしておきましょう。

フィルター交換の目安

以下はあくまで国内メーカーに限った情報となり、空気の汚れは家庭によって大きく変わりますが、一般的な目安として押さえておくと良いでしょう。

集塵フィルター 脱臭フィルター
目安 空気を清浄する時間が標準時の2倍以上かかる 臭いの除去率が標準時の1/2以下
お手入れの目安 週に1回程度 月に1回程度

寿命が訪れたフィルターを長く使い続けることは、空気清浄機に負担を与えかねません。もちろん、空気の汚れをとることもできず、非効率です。フィルターは必要に応じて定期的なお手入れを行うと同時に、能力が落ちてきたと感じたら、すみやかに交換するようにしましょう。

除湿機能の使用シーン

脱衣所、クローゼット、梅雨のリビング、衣類乾燥、窓の結露対策などさまざまなシーンで活用できます。特にカビは「温度20〜40℃」「湿度60%以上」「ホコリや髪の毛、食品などの栄養」「酸素」の条件を満たすことで発生しやすくなり、どれかひとつでも抑えることができれば、カビの発生率を下げることが可能です。除湿機能で湿度を下げ、空気清浄機でホコリを減らすことは、カビ対策に大いに役立つといえるでしょう。

除湿方法の種類

デジカント方式 コンプレッサー方式 ハイブリッド方式
特徴 乾燥剤で水分を吸収し熱で蒸発させる 空気中の湿気を強制的に結露させる(冷たい空気を用いて除湿) デジカント方式とコンプレッシャー方式の2種類をミックス
使用時期 通年(ただし、室温が上昇するため秋から春先が最適) 夏に力を発揮。低温時(室温25℃以下)には除湿能力が低下 通年
メリット ・低温時の除湿能力低下が少ない(寒冷地に最適) ・除湿量が多く、湿気の多い時期にもパワフルに乾燥 ・部屋の温度や湿度に関係なく、安定して除湿できる
電気代 ×
本体サイズ 軽くコンパクト やや重い 大きく重い

除湿機単体の場合、使用場所や状況に合わせて除湿方法を選ぶことができます。しかし、空気清浄機能と除湿機能を併せ持つタイプの場合、ほとんどがコンプレッサー方式です。

適用床面積

適用床面積(目安)とは、たばこ5本分の煙に含まれている粒子やガスを30分で浄化できる部屋(天井の高さ2.4m)の広さを表しています。※(一社)日本電機工業会規格(JEMA1467)にて規定8畳の部屋に設置する場合、適用床面積12畳であれば安心と思いがちですが、適用床面積の計算方法は、「使用する部屋の大きさ(畳数)×2」となります。8畳の場合、最低でも2倍の16畳、よりスピーディに浄化したい場合、3倍の24畳モデルを選びましょう。一般的に適用床面積が大きいモデルを選んだ方が、空気清浄力は上がります。しかし、適用床面積が大きくなればなるほど、本体価格も上がり、本体サイズも大きくなります。そのため、設置場所や空気清浄機に求めるスピード感なども総合的に考えた上で、選ぶようにしましょう。

水タンクの容量

いくら除湿能力が高くても、水を貯めておく排水タンクが小さい場合は要注意です。安全性から、自動的に運転がストップするモデルもあります。

外出中、睡眠中に運転するならば、タンク容量は最低でも2L以上のタイプを選びましょう。ただし、タンク容量が大きくなれば、本体サイズも比例して大きくなるため注意が必要です。

また、排水タンクの容量が大きくなればなるほど、持ち運びが困難になります。水が溜まった状態での持ち運びやすさや、水の捨てやすさもチェックしておくと良いでしょう。

「空気清浄」と「除湿」どちらを重視する?

除湿機能搭載の「空気清浄機」と、空気清浄機能搭載の「除湿機」。両方の機能を持ち合わせているものの、どちらか一方を重視しているケースが多いです。購入前に、あらかじめ重きを置く機能を考えておきましょう。

・衣類乾燥機能搭載

部屋干しの強い味方となる衣類乾燥機能。夜間の運転音を抑えてくれるモードが搭載されていれば、寝ている間にも使えます。

・除菌機能搭載

除菌機能を代表する機能といえば、シャープのプラズマクラスターやパナソニックのナノイー。部屋干し臭を抑え、洗濯物を常に清潔にキープしてくれます。

・加湿機能搭載

除加湿機能搭載の空気清浄機は、冬場は加湿+空気清浄、梅雨時は除湿+空気清浄、湿度が気にならない時期は空気清浄のみと、1年を通して使うことが可能です。

特に部屋干しをすることが多い人や、共働きや一人暮らしなど、日中家にいることが少なく、湿気やホコリが気になる方、コンパクトに一台で抑えたい人におすすめです。

除湿機能付き空気清浄機のポイント

除湿機と空気清浄機をそれぞれ購入すると2台分のスペースが必要ですが、除湿機能付き空気清浄機を購入すれば、部屋のスペースの有効活用が可能になります。一台で多くの機能を兼ね備えているため、特に一人暮らしの方におすすめです。

人気メーカー

・シャープ

「プラズマクラスター」が有名。除菌効果だけでなく、ウイルス抑制機能や脱臭機能などを備えたモデルが多いのも特徴です。サイズ展開が豊富で、置く場所に合わせて選ぶことができます。

・ダイキン

強い風量で空気清浄機の内側に集め、電気の力で99%分解・除去する高速ストリーマが特徴です。早くから空気清浄機を取り扱っているメーカーであり、フィルターと電気集塵を併用する方式が採用されています。

・パナソニック

独自の「ナノイー」を放出し、ウイルスや除菌の効果を高めます。イオンが長寿命で、肌への保湿効果も期待できます。スタイリッシュなコンパクトタイプが多め。バリエーションが豊富で、選択肢が多いのも特徴です。

・アイリスオーヤマ

生活用品の企画製造や家電事業を主に行っているメーカー。リーズナブルな価格帯中心ながら、HEPAフィルター搭載モデル、静音モード搭載モデルもあり、一人暮らしに最適です。

除湿機能付き空気清浄機のおすすめ5選

コスパが良い、おすすめの除湿機能付き空気清浄機

●アイリスオーヤマ DCE-120

スイングボタンを押すとフラップが上下に稼働するため、洗濯物を乾かすのにも最適です。1時間単位の切タイマーが搭載されているため、夜や外出時にも除湿を行えます。また、空気の汚れも5段階ランプで表示されます。コンプレッサー式の除湿機能付きで除湿と空気清浄、一度に解決してくれるアイテムです。

サイズ 66 x 35.5 x 35.5 cm
除湿可能面積 和室15畳/プレハブ洋室23畳/鉄筋30畳
水タンクの容量 4L
タイマーの有無

●アイリスオーヤマ IJCP-J160

1日16.0Lの除湿量は、1.5Lペットボトルに換算すると10本以上。静音モード搭載で、就寝時も安心。市販のホースを接続すれば連続排水もでき、重いタンクを持ち歩く必要がありません。キャスター付きのため、部屋間の移動もラクラクです。

サイズ 幅約38.4×奥行約28.3×高さ約65.9cm
除湿可能面積 和室20畳/鉄筋コンクリ―ト40畳
水タンクの容量 5L
タイマーの有無

機能性が高い、おすすめの除湿機能付き空気清浄機

●シャープ KI-HD70-W

高濃度プラズマクラスターを搭載した、人気のシャープ製品。おまかせワンボタンを押すことで、除湿、加湿、空気清浄を自動コントロール。オールシーズンに対応し、花粉対策にも有効です。また、背面パネルのメンテナンスは、掃除機で吸い取るだけなので楽々です。

サイズ 幅405×奥行337×高さ687mm
除湿可能面積 木造住宅11畳/コンクリート住宅23畳
水タンクの容量 約3.0L
タイマーの有無

●ダイキン ACZ70X

「除湿」「加湿」「集塵」「脱臭」機能を1台に凝縮した優れもの。

除湿+清浄機能によって臭いを分解しながら除湿しますので、部屋干し特有の嫌なニオイなどは大幅に軽減されることが期待できます。「タフフィルター」は10年間交換不要です。

サイズ H690×W415×D360mm
除湿可能面積 木造住宅11畳/コンクリート住宅23畳
水タンクの容量 3.0L
タイマーの有無 スマホ接続時 有

●ダイキン MCZ70X-T

「全自動しつどコントロール」で、部屋の温度に合わせた目標湿度に自動運転します。除加湿対応の最高級モデルで1年を通して快適さをキープ。高温多湿の夏や、湿気が溜まりやすい梅雨時にも活躍するでしょう。

また、加湿でニオイ分子を浮き出した後に除湿で回収する「水de脱臭」機能も搭載されています。洗えないスーツやコート、カーテンなどに染み付いたニオイも除去してくれます。運転時間は3〜8時間に設定可能です。

サイズ H690×W415×D360mm
除湿可能面積 木造住宅11畳/コンクリート住宅23畳
水タンクの容量 3.0L
タイマーの有無

まとめ

除湿と空気清浄の2つの働きを持つ、除湿機能付き空気清浄機。使用環境や目的に応じて、フィルターの種類や除湿方式、タイマーの有無などを比較しながら選んでいくことをおすすめします。

また、忘れがちなのが、交換が必要なフィルターのランニングコストです。今回お伝えした内容を参考に、ぜひ検討してみてください。

Image: Shutterstock

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