山田卓立

山田卓立

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アクティビティに特化したスニーカーにおいても、市民権を得た「厚底ソール」。

そんな厚底ソールブームの火付け役は、なんと言ってもHOKA ONE ONE。私も初めてHOKA ONE ONEのシューズを履いたとき、そのクッション性と推進力にはビックリしました。アスファルトの上を走るときの前に押し出してくれる感覚は、ほかのスニーカーでは味わえない躍動感があります。

HOKAの特徴であるクッション性を望んだ場合に、トレッキングやハイキングなど、アップダウンのある凸凹したオフロードで履いてみようか迷っていたところ、このユニークなハイクシューズに出会いました。

それは「TenNine Hike GTX」です。クッション性、推進力に加えて、グリップ力とこの真横に伸びたフレアソールが生む安定感は、山道でもスイスイ、ザクザク登れてしまうのです。これなら、厚底ソールでももう山道が怖くありません!

カカトが長〜く迫り出した大胆なフレアソール

正面から見ると普通のハイカットのハイキングブーツです。厚底ソールのクッション性はホカらしい履き心地で、足首までしっかりとホールドしてくれているので、安定感が増しています。

今度は、真横からのカット。上の写真が外側から、下の写真が内側から撮影したものです。カカトの後ろにニョキっと伸びているのが「TenNine Hike GTX」の一番の特徴です。

同じくHOKA ONE ONEのボンダイやクリフトンを初めて見たとき、「なんだコレは!」と思った感覚が蘇りました(笑)。ホカの挑戦的な試みにはいつも驚かされます。

こちらがバックショット。ビビットな色使いはホカならではですね。ちなみに、この〈オンブレブルー/グリーンシーン〉のほかに2021春夏の新色はブラック、オレンジがアクセントカラーの〈モロッカンブルー/サフラン〉があります。

ヴィブラムソール&ゴアテックスで万全なアウトドアスペック

アバンギャルドな見た目に負けず、スペック面も申し分ありません。アウトソールはラグの高いヴィブラムソール「Vibram Megagrip」を採用しています。厚底ソール特有のフワフワとした感覚でも、しっかりと地面を掴み安定感をキープしてくれます。

また、ソールが長い分、地面の接地面の表面積が広くさらに安定感が増しているように思います。

そして、ヴィブラムソールに加えてゴアテックス仕様なので雨水に強く、フィールドで使用するときの心配事をまたひとつなくしてくれます。

なんで「TenNine」? 10/9に込められた意味

フロント部分には、このシューズのネーミングである「10/9」の文字が。調べてみると「10の9乗」という意味らしく、つまり「ギガ」を表しています。

「ギガ」=「新しいものへの大きな期待感」「従来にないユニークさ」を表現しているそうです。

ボンダイやクリフトンで受けたショッキングな第一印象は「TenNine Hike GTX」でも再現されましたが、その履き心地も従来のハイキングシューズにはない驚きを再現してくれました。

下り坂ではロードは走っているようなボンダイの疾走感

HOKA ONE ONEのランニングシューズでロードを走るときの疾走感を感じたことのある人なら、あの“ほか”では味わえないクッション性はクセになっていると思います。

「TenNine Hike GTX」を履いて、その躍動感を感じられたのは下りに差し掛かったとき。

下りの山道では滑落や転倒のリスクを考慮して忍び足になりますが、「TenNine Hike GTX」なら安定感、推進力、クッション性、どれもハイレベルでしっかりと足元をサポートしてくれました。

「TenNine Hike GTX」なら、山道でもホカの厚底のソールのメリットを存分に発揮し、ザクザクと急峻な下り坂も降りていけそうです。

私のトレッキングライフに「TenNine Hike GTX」は欠かせない逸品になりました。

TenNine Hike GTX

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山田卓立

エディター/ライター。1986年生まれ、神奈川県鎌倉市出身。海よりも山派。旅雑誌、ネイチャーグラフ誌、メンズライフスタイルメディアを経て、フリーランスに。現在はキャンプ、登山、落語、塊根植物に夢中。

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ROOMIEスタッフにとって、自らの定番スタイルを形作ってくれるアイテムや、自分たちの暮らしをこれから変えてくれそうなアイテムをご紹介していきます。

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