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女性の体は、女性ホルモンの影響を大きく受けています。生理前にイライラしたり、肌荒れや体の不調を感じたりする原因となるPMS(月経症候群)はよく知られていますが、実は体重の増減にも関係しているとのこと。管理栄養士の藤井歩さんが、女性ホルモンの働きを体重管理に生かすコツを教えてくれました。

2つの女性ホルモンの役割と作用

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女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの種類があります。これらのホルモンの分泌量が約28日間で変化することにより、体や心に大きな変化が生じるのです。

2つのホルモンのうち、エストロゲンは排卵と妊娠への準備を促すホルモン。次のような作用があります。

エストロゲンの分泌が増える事で肌や髪の潤いがアップし、余分な水分や老廃物が体外に排出されやすくなります。精神的に安定する効果もあります。

(「Diet Plus」より引用)

いっぽうプロゲステロンは、受精卵を着床しやすくなるなどの役割があるホルモン。次の作用があることは、ぜひ覚えておきたいところです。

プロゲステロンの分泌が増える事でむくみやすくなったり、食欲が増進して体重が増加しやすくなります。精神的にもイライラしたり、不安定になりやすくなります。

(「Diet Plus」より引用)

体重管理は「やせ期」スタートがおすすめ

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これらのホルモンの関係により、女性にはダイエットに適した「やせ期」があると藤井さん。

ダイエットにオススメの時期は、生理後から排卵までの1週間です。この時期はいわゆる「やせ期」と呼ばれています。この時期はエストロゲンの分泌量が多いため、むくみが解消されダイエット効率が良くなります。

(「Diet Plus」より引用)

生理後の1週間は、肌や髪の調子もよく女性にとってはうれしい期間。美容へのモチベーションがアップすることや、精神的に安定してイライラしにくいことも、食欲を調整する上では大きなメリット。体調もいいので、運動をがんばるタイミングとしてもぴったりです。

生理前の体重増加は気にしすぎないで

それでは、プロゲステロンの影響を受けやすい生理前の7日間はどうなるのでしょうか。

生理前7日間はプロゲステロンの増減が激しく、身体が余分な水分をため込みやすくなるので体重も増加傾向です。精神的にもイライラしやすく、食べたいものを無理に我慢しようとするとストレスを感じ、逆に暴飲暴食につながる恐れもあります。

(「Diet Plus」より引用)

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ストレスがたまりやすいこの期間は、ダイエットはさておいてリラックスするのが一番! むくみにより体重が1~2kg増加しても、生理後には自然と元に戻ることも多いと藤井さん。

このように「やせ期」を生かすことで、体重管理はより簡単になります。身体の声を大切にして、自分にとって心地よいスタイルを維持していけるといいですね。

チャンスの1週間はコレ!

fujii_ayumi

藤井歩(ふじい・あゆみ)さん
管理栄養士。大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係のさまざまな業務に携わっている。

[Diet Plus]

image via Shutterstock

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