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「自分についてあまり深刻に考えすぎない人向けの本格的スチールバイク」を販売する、アメリカ発のバイクブランド・SURLY。

この日取材したのは、そんなSURLYで絶大な人気を誇る「CROSS CHECK」を愛用する、ミュージシャンの奇妙礼太郎さんです。

公園で休憩するミュージシャンの奇妙礼太郎さん

名前(職業):奇妙礼太郎さん(ミュージシャン)
プロフィール:大阪府出身。奇妙礼太郎トラベルスイング楽団、TENSAI BAND II(ex.天才バンド)等のバンドを経てソロアーティストとして活動。サントリーBOSSゴールデンタイムCM「ザ・ドリフターズ篇」をはじめとする多数のCM歌唱も担当している。
愛車:SURLY「CROSS CHECK」
価格:約24万円
愛用歴:約2年

この日、奇妙さんを取材する中で頭によぎったのは、SURLYのコンセプトの一部であるこんな一節。

「ルックスについてよりは経験について話したい。自転車に乗ると楽しい、みたいな話がしたい。もちろん、なにが楽しいのかを決めるのは君だ」(Surly Bikesより)

自転車そのものだけでなく、“自転車に乗る時間”をまるごと愛する奇妙さんの、ある休日の朝を取材しました。

カジュアルに普段使いできるSURLYの「CROSS CHECK」

 黄色いフレームの自転車 SURYの「CROSS CHECK」

奇妙さんが乗っているのは、黄色いフレームが目を引くSURLYの「CROSS CHECK」。

むかし阿佐ヶ谷に住んでいたころ、近所の自転車屋さん「マシューサイクル」のホームページでこの黄色いフレームを見かけ、ひとめぼれ。

先代の茶色いフレームのものに続いて、「CROSS CHECK」はこれが2台目だといいます。

黄色いフレームの自転車 SURLYの「CROSS CHECK」

「お店のホームページに『黄色いフレームのCROSS CHECKが新しく入荷しました』って載っているのをみて、いいなぁと思って」(奇妙さん)

「元気がでる」と思い惹かれたビタミンカラーの黄色いフレームは、夜には緑色っぽく見えることもあるというスモークがかった深みのあるカラー。

カジュアルな服装とも相性がよく、普段使いするにもぴったりです。

早朝の公園へ、カメラを持って

SURLYの「CROSS CHECK」に乗るミュージシャンの奇妙礼太郎さん

週のうち2〜3日は自転車に乗るという奇妙さんの、主な行き先は公園。早朝の公園を定番に、たまに足を伸ばしてふらっと遠出することも。

奥多摩から自転車で川下りをしたときには、自転車のパーツを分解してバッグに収納し、電車で移動。

「CROSS CHECK」は耐久性のあるモデルのため、長距離の走行にも向いているんです。

写真を撮影するミュージシャンの奇妙礼太郎さん

ミュージシャンである奇妙さんの場合、ギターを持っているときは車や電車で移動。

自転車に乗るときの多くは、明確な目的がないとき。

朝方に猫が鳴くんで、それと同時に起きるんです。

ちょうど陽が昇るくらいの時間なので、ついでにカメラを持って自転車で30分くらい、公園をぐるっと散歩します。(奇妙さん)

 ライカのコンパクトデジタルカメラ「LEICA Q2」

自転車に乗るときの相棒は、ライカのコンパクトデジタルカメラLEICA Q2です。

「カメラを持ってたら目的ができるので。手持ち無沙汰じゃなくなるんですよね」(奇妙さん)

必要最低限のシンプルな装備

黄色いフレームの自転車 SURELYの「CROSS CHECK」

交通安全のだるまステッカー

シンプルで汎用性があるデザインが魅力の「CROSS CHECK」。

奇妙さんの場合、細かい部分のカスタムはせず、素材そのもののよさと“自転車に乗る時間”をシンプルに楽しんでいるよう。

黄色いフレームの自転車 SURLYの「CROSS CHECK」

ドロップハンドルの中心部には盗難防止用の鍵ABUS BORDO LITE 6055 60 MINIがすっぽり収納。

440gと軽量で折りたたみ式のため、走行時も邪魔になりません。

SHIMANO(シマノ)の手袋「WINDSTOPPER サーマルリフレクティブグローブ」

自転車とお揃いの黄色がかわいい

その他、冬には必ず身につけているというのがSHIMANO(シマノ)の「WINDSTOPPER サーマルリフレクティブグローブ」

早朝に自転車に乗ることが多いため、必須の防寒具です。

お店にあった、一番あったかい手袋を自転車用に買いました。

朝はやっぱり寒いので、早朝自転車に乗るときは絶対に必要。ないと手が寒すぎて、それ以外のことを考えられなくなりますね(笑)。(奇妙さん)

自転車で“ルールのない時間”を

写真を撮影するミュージシャンの奇妙礼太郎さん

奇妙さんのライブに行くと惹き込まれるのが、カウントなしで音楽がはじまるあの瞬間。

予定調和のスケジュールもいいけれど、こんなふうにルールのない時間をつくってみると、今までよりもっと遠くへ行けるようになるかも。

SURLYの「CROSS CHECK」に乗るミュージシャンの奇妙礼太郎さん

生活に必要なあれこれを一度脇に置いておいて、ちょっと近くの公園まで羽を伸ばしに自転車で寄り道してみる。

それってまるで、SURLYのコンセプトそのものだなと思ったのでした。

Photographed by Kaoru Mochida

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