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こちらは、メディアジーンコマースチームからの記事です。

焚き火やBBQをするときに役立つアイテム、焚き火台。焚き火台は用途に合わせて選ぶことが大切ですが、コールマン・スノーピークなどブランドや種類もさまざまで何を基準に選んでいいか悩んでしまいますよね。

今回は、焚き火台の選び方をキャンプコーディネーターの佐久間さんに解説いただきました。「初心者は耐久性に優れるステンレス製がおすすめ」「調理用に特化しているのはカマド型」など、佐久間さんにお聞きした選び方のポイントを参考に、定番・最新のおすすめ焚き火台を人数別に紹介します。

佐久間 亮介さんのイメージ

佐久間 亮介さん
キャンプコーディネーター。業界誌・雑誌・webメディアで執筆、テレビ出演など実績多数。企業やキャンプ場のイベントや企画なども手掛ける。日本一周キャンプ場めぐり(全国250ヵ所以上)の旅をしている。tent-Mark DESIGNSのガレージテントをプロデュース。

焚き火台が必要な理由・焚き火の楽しみ方

説明する佐久間さん
最近は安全性や環境に配慮し、地面に薪を置いて直火することを禁止にしているキャンプ場がほとんど。焚き火台は、キャンプ場で焚き火をする上で欠かせない存在になっています。

薪をくべて火を燃やして使用する焚き火台は、「調理」「鑑賞」「暖をとる」が主な用途。中には火を育てる工程を楽しむ方もいます。

「焚き火は、メラメラと燃える炎やパチパチとはぜる音に癒されるのも楽しみ方の一つ。炎のゆらめきが、1/fゆらぎの癒し効果を与えると言われています。

ソロと大人数の楽しみ方で違うところは、ソロは炎を見ながら、来年どうしようかな、みたいなことを考える内省ツールになりますね。

大人数では普段言いにくい本音を話せるコミュニケーションツールとしても活用できますよ」

用途別の選び方

「焚き火台は用途人数に合わせて選ぶのが大切」と佐久間さん。

用途は調理用・鑑賞用に分けて選ぶのがポイント。焚き火台の形状によって向き不向きがあります。
4種類の焚き火台

形状 向いている用途
カマド 調理
ピラミッド 調理・鑑賞
ディスク 鑑賞(調理も可)
縦長 鑑賞

調理用

調理用焚き火台

調理用は、調理をするための付属パーツがあるかをしっかりチェック! 煮炊きをするなら鍋が置けるゴトク付きのものを、バーベキューをするなら鉄板・網があるものを選ぶとよいでしょう。

「スキレットやダッチオーブンは重いので耐荷重に注目してください。耐荷重は10kg15kgといったがっしりしたものがおすすめ。

カマド型は調理用に特化しています。薪や炭の出し入れがしやすいのが特徴。炎が出ている部分は限られているので大人数の鑑賞用に不向き。

ピラミッド型は汎用性が高いのが特徴。調理用のオプションも幅広く、鑑賞も楽しめます。灰受があって掃除もしやすいですよ。サイズが大きく重い傾向にあります」

▼カマド型の定番商品「キャプテンスタッグ バーベキューコンロ」

▼ピラミッド型の定番商品「スノーピーク 焚火台」

鑑賞用

観賞用焚き火台

▲熾火(おきび):薪や炭が炎を上げずに真っ赤になった状態

鑑賞用は好みで選ぶのが大切です。デザイン・ブランド・火の見え方などに注目して選ぶとよいでしょう。調理もしたい場合は、調理可能なモデルかにも注目してみてください。

ディスク型は、ちらちらと光ってマグマのように見える薪の熾火を鑑賞できます。パーツが少ないため設営が楽で、初心者にもおすすめ。調理もできなくはないですが、ゴトクなどのパーツを足すと、炭や薪を出し入れのしづらい印象。

最近は、聖火台のような形のものなど縦長の形状の焚き火台が鑑賞用として多いですね。こちらはまっすぐに伸びる炎が鑑賞できます」

▼ディスク型の定番商品「コールマン 焚火台 ファイアーディスク」

▼縦長型の人気商品「ユニフレーム UFファイアポット」

選ぶときに注目すべき5つのポイント

サイズ

人数が増えたらその分サイズを大きくするのが基本。メーカーが商品ごとに最適な人数を記載しているため確認して選びましょう。

「キャンプ場に売っている薪は30~40cmが一般的なので、最低でも薪をくべる横幅が30cm以上のものを選ぶとよいでしょう。小枝などを使う予定なら気にしなくてOK」

バックパック移動の方はコンパクトなモデルがおすすめ。中には笑’s「B-6君」のように重さ約500gでポケットサイズの商品もあります。

▼コンパクトな焚き火台の失敗しない選び方やおすすめ商品は以下でご紹介

「焚き火台 コンパクト」関連記事。

耐久性

「焚き火台は扱い方によっては、熱で変形して壊れてしまうものがあります。初心者の方は耐久性の高いステンレス製がおすすめ」

▼素材の特徴

アルミ 種類は少なく焚き火台の素材として一般的ではない。軽量だが、耐久性が低い傾向に。
ステンレス 錆びにくく、耐久性がある。安価。ディスク型・ピラミッド型・カマド型にも使用されている。やや重い。
安価、無骨なかっこいいデザインが人気。錆びに弱く・重い。
チタン 非常に軽量。バックパックでの持ち運びにもおすすめだが、重さはないためダッチオーブンが乗せられないことも。高価。

燃焼性

「初心者の方は火の扱いが難しかったりするので、空気が入りやすい構造の焚き火台を選ぶとよいでしょう。空気を取り込みやすくするロストル(底に敷く格子・網)があると、炎の維持がしやすいです」

使いやすさ

「初心者の方は組み立てやすさも大事。工程が多いと面倒くさくなって使わなくなってしまう場合もあります。基本的にパーツが少ないものほど設営がしやすいので、開いて載せるだけみたいなものがおすすめ。あとパーツが少ないと洗うのも楽ですよ」

灰受の有無

「灰受があると片付けしやすいです。灰受がない場合は、地面にダメージを与えないように焚き火シートを敷いて使ってほしいですね」

▼人気の焚き火台シート「ロゴス(LOGOS) たき火台シート」

人気ブランドの特徴

・スノーピーク

新潟県三条市に本社を置く日本の代表的なアウトドアブランド。1996年に「焚き火台」という新たなキャンプギアのジャンルを生み出しました。

「焚き火台に限らずスノーピークは重厚感があって調理しやすい印象。値段はそれなりしますが、耐久性は高く、長く使えます。独自の世界観やスタイルに魅力があり、本格的にキャンプを始めたい方にもおすすめ」

・コールマン

アメリカ合衆国で誕生した老舗アウトドアメーカー。「日本にキャンプ文化を浸透させた」と評されるほどキャンプ用品の定番的存在。

「ファイアーディスクだけでなく、調理がしやすいモデルもあり、初心者が使いやすいものが多い印象です。比較的お求めになりやすい価格帯ですよ」

・ユニフレーム

1970年創業の日本のアウトドアメーカー。焚き火台は「ファイアグリル」「薪グリル」など多くの人気シリーズがあります。

「品質と耐久性に優れる上にリーズナブルな価格なのが特徴。焚き火台の種類も豊富で、初心者にもおすすめのメーカー」

・キャプテンスタッグ

キャプテンスタッグは、1967年創業の国産メーカー「パール金属株式会社」が手掛けるアウトドアブランド。キャンプ用品の他にもカヌー・ガーデニング用品も人気。

「とにかくリーズナブルですね。種類やサイズのバリエーションが豊富で、安く揃えたい方におすすめ」

・ロゴス

大阪に本社を置く株式会社ロゴスコーポレーションが手掛けるブランド。家族をテーマにものづくりを行っており、ファミリーキャンパーからの支持も高い。

「商品ラインナップの豊富さとコストパフォーマンスの良さが特徴。アイデア商品も多いですね」

・ピコグリル

コンパクトなサイズでソロキャンパーからの支持も高いブランド。人気商品「ピコグリル398」は入荷してもすぐに売り切れることが多い。

「ピコグリルはスイスのアウトドアブランド。今、流行りの軽量な焚き火台のハシリのような存在です」

定番・最新おすすめ焚き火台10選|人数別に紹介

■1~2人におすすめの焚き火台
・DOD ぷちもえファイヤー Q1-760-SL

Image: Amazon.co.jp

国語辞書サイズで持ち運びに最適な焚き火台。コンパクトな見た目からは想像できないような燃焼効率の高さが魅力。

特殊な二層構造によって二次燃燃焼を実現! 少量の小枝でも高い火力で、煙も抑えられています。燃え残りも少ないため、撤収時の灰の後処理も楽。

本格的な調理はできませんが、専用網が付属しシェラカップや小さなスキレットを載せれば、コーヒーやちょっとしたキャンプ料理を楽しめます。

バックパックでのソロキャンプやキャンプツーリングにおすすめ。サブ用の焚き火台にも向いています。

素材 ステンレススチール
サイズ(使用時) 210×650×120mm
サイズ(収納時) 260×80×140mm
重さ 1.2kg
付属品 スチールテーブルゴトク、キャリーバッグ

・ピコグリル 398

Image: 楽天

超薄型・超軽量、品切れ続出の人気の焚き火台。重さわずか442g、収納時はA4程度のノートサイズになるためバッグにもラクラク収納。

スリムな設計でありながら大きな薪も入るのが魅力。一方向から薪をくべる構造のため、空気の通りもよく、少ない薪でも火力が長持ち。

高価ですが耐久性にも優れます。ソロはもちろんのこと2~3人の使用にもぴったり。電車移動でファミリーキャンプをする方にもおすすめ。

素材 ステンレス
サイズ(使用時) 385×260×245mm
サイズ(収納時) 335×235×13mm
重さ 約450g
付属品 スピット2本、収納ケース

・UNIFLAME 薪グリルsolo 682999

Image: Amazon.co.jp

小型化を追求しながらも、タフな造りを実現したカマド形状の焚き火台。

奥行に余裕があり、耐荷重は10kgなので、大きめの鍋やダッチオーブンも置けるのがうれしいポイント。取っ手がついているため、焚き火中に気軽に移動できる点も魅力です。

通常のグリル・鉄板・スリット有りの鉄板・3号炊きの羽釜など、別売りのアイテムが充実。自分のこだわりに合わせたキャンプ飯が楽しめます。炭も使用可能。

重さ1.1kgと軽いので持ち運びにも最適。輻射熱で暖かく、ソロキャンプの焚き火におすすめの一台。

素材 ステンレス
サイズ(使用時) 約205×180×185mm
サイズ(収納時) 約135×210×65mm
重さ 約1.1kg
付属品 収納ケース

■3~4人用におすすめの焚き火台

・LOGOS the ピラミッドTAKIBI M

Image: Amazon.co.jp

ピラミッド型の定番の焚き火台。ゴトクの形状が特殊で、薪を縦に入れられるのが特徴です。持ち運びしやすく調理もしやすいのも◎。

耐荷重性能に優れたゴトク付きで、ダッチオーブン料理やBBQを楽しめます。魚の串焼きプレート搭載で魚の串焼きなど幅広い調理が可能。

別売りのオプションも豊富な点もポイント。火床仕切り板「チャコールデバイダー」を使えば、火力の異なる調理も同時にできます。他にも、吊り鍋料理や囲炉裏テーブルなど焚き火を囲んでさまざまなスタイルの料理を楽しめます。

広げて載せるだけなので、組み立ても簡単。 灰受がついているので片付けも楽ですよ。

素材 ステンレス、スチール、ポリエステル
サイズ(使用時) 360×350×220mm
サイズ(収納時) 350×195×70mm
重さ 2.2kg
付属品 焚火ゴトク(串焼きプレート付)・ワイヤーロストル・収納バッグ

・チャムス ブービーフェイスフォールディングファイヤーピッド

Image: 楽天

アメリカ生まれのアウトドアメーカーCHUMS(チャムス)が2020年10月に発売。売り切れ続出の遊び心溢れる焚き火台。

チャムスのロゴ「ブービーバード」や足跡をモチーフにしたデザインはキュート。火入れすると「CHUMS」の文字が浮かび上がりおしゃれ。SNS映えするので女子キャンやファミリーキャンプにもおすすめです。

組み立ては簡単で、広げて灰受けと炭受けをセットするだけ。開口部も大きく太い薪をも入れやすい仕様。初心者の鑑賞用にも向いています。

素材 ステンレス
サイズ(使用時) 350×350×360mm
サイズ(収納時) 350×100×360mm
重さ 6.1kg
付属品 灰受け、炭受け

・SOTO エアスタベース&ウイングMセット ST-940 ST-940WM

Image: Amazon.co.jp

アウトドア用火器ブランドとして圧倒的な支持を集める「SOTO」が手掛ける、独自の発想が詰まった焚き火台。

最大の特徴はエアーアシストスタートシステムによる燃焼効率のよさ。

一般的な焚き火台であれば風があると火は起こしにくいですが、こちらは横風を筒内に取り込む構造で、風があった方が火種は安定して燃えやすいです。風がなくてもうちわで燃焼効率を上げられます。環境に左右されることなく、大きな薪への着火がスムーズにできて便利。

着脱式のウイングを装着して使用するのが基本。人数に合わせて2種類のウイングからサイズを選択できるのも魅力。Mサイズは2~4人用、Lサイズは4~8人用に最適です。

素材 アルミ
サイズ(使用時) 345×345×215mm
サイズ(収納時) 100×335×215mm
重さ 1.65kg
付属品 アンダートレイ、フィンキャップ、収納バッグ、エアスタウイング

■5人以上におすすめの焚き火台

・ユニフレーム ファイアグリル ラージ 683071

Image: Amazon.co.jp

キャンプ場で頻繁に見かける、定番のユニフレームの焚き火台。調理用・鑑賞用のどちらの用途でも便利に使えます。

グリルの四隅の隙間から空気が通る仕様で、ロストルも敷いてあるため、空気の通りはよく燃焼効率が優秀。

焼き網を置いても、四隅にスペースができる仕様のため、炭の出し入れが簡単。焼き面積が広く、耐荷重20kgの焚き火台なので、大きいダッチオーブンやクッカーを使った煮込み料理とも相性が良いです。大人数のBBQも楽しめますよ。

底が浅いため、火の上がりが見えやすく、鑑賞用にもぴったり。耐久性にも優れて扱いやすいため、ビギナーの方にもおすすめ。

素材 ステンレス
サイズ(使用時) 570×570×390mm
サイズ(収納時) 485×485×90mm
重さ 5.5kg
付属品

・コールマン ファイヤーディスク 2000031235

Image: Amazon.co.jp

ディスク型の定番の焚き火台。折りたたみ式で最短3秒、脚を広げるだけで組み立てが完了します。片付けも楽なので、キャンプの設営・撤収に時間を掛けたくない方におすすめ。

360度どの角度からも焚き火をキレイに見ることができます。薪も、どの位置からでもくべやすいですよ。

火の粉が気になる方は別売りのスパークシールドを使うのもおすすめ。鑑賞用の最初の一台にもぴったり。

焼き網やダッチオーブンスタンド(別売)を使えば、調理もできますよ。

素材 ステンレス
サイズ(使用時) 直径450×230mm
サイズ(収納時) 直径460×85mm
重さ 約1.6kg
付属品 焼網・収納ケース

・スノーピーク(snow peak) 焚火台 L ST-032RS

Image: Amazon.co.jp

初心者からベテランキャンパーまで多くの支持を集めるロングセラー商品。重さはありますが、耐久性に優れるため長年愛用したい方におすすめの一台。

地面との接地部は4本のスリットが入っていて安定性はバツグン。ステンレスパイプの頑丈な脚を採用しているため、熱や衝撃にも強いです。板材には厚さ1.5mmのステンレスを採用し高温への耐性も十分。

ペッタンコに折りたためるため、収納性にも優れます。三脚スタンドを設置すれば大鍋料理も調理ができるなど調理用のオプションも豊富!

素材 ステンレス
サイズ(使用時) 455×455×315mm
サイズ(収納時) 560×640×32mm
重さ 5.5kg
付属品 収納ケース

焚き火台を使用するときのポイント

「初心者の方は、よく片付けの際に水をかけて鎮火しようとするのですが、焚き火台が変形する可能性があるので控えましょう。トングと革手袋はマストアイテム、火傷に気を付けてくださいね」

焚き火台は便利なアイテムですが、環境への配慮が大きな目的。マナーを守って焚き火を楽しんでくださいね。

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