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「愛着」という言葉の意味を辞書に求めると、「慣れ親しんだものに深く心が引かれること」とあります。

ひと目惚れして迎えた新品のお気に入りに深く心が引かれることもありますが、「愛着」となると話は別。「愛着」とは、一緒に過ごした時間や思い出を共有する“慣れ親しんだ”ものにだけ、抱くことができる感情のようです。

愛着ってなんだ?」をテーマにしたこの連載も、今回が最終回。

共に過ごすほど、愛しくなる……そんな「愛着」をコンセプトにした「Kamome」の愛着家電より、調理家電2つをご紹介します。

使ってみてくれたのは、連載「みんなの部屋」でもこだわりの住まいを紹介してくれた香川さんご一家です。

左から、香川智彦さん、航史郎くん、珠希ちゃん、裕美さん、誠志郎くん

家族のお気に入りの場所にやってきた2つの愛着家電

自分たち好みにリノベーションした築45年の家に暮らす香川さんご一家。一番のお気に入りは、家族みんなが自然と集まるダイニングルームです。

裕美さんにとって、ダイニングルームは「何かが生まれる場所」。料理はもちろんですが、笑顔や会話、家族の団らんがいつもここにはあふれています。

「台所やダイニングルームは夫婦にとっても大切な場所。2人で台所に立つことが多く、その日にあったことの報告や仕事の相談を料理しながら話したりしますね」(裕美さん)

ふだん指揮を執るのは、プロ並みの料理の腕を持つ智彦さん。中華料理店でアルバイトをしていたこともあるため、火力にこだわり、ビルトインのガスオーブンも導入したというこだわりよう。

調理道具も本格的で、台所には智彦さんが厳選した逸品がズラリ。板から打ち出した鉄のフライパンや職人技が光る和包丁が並びます。

そんな家族の大切な空間に、ちゃっかりとなじんでいるのが、今回ご紹介するKamomeの「スチームコンベクションオーブントースター」と「グリルパン」。

料理好きのご夫婦は、この2つの愛着家電をどのように使ってくれるのでしょうか。

料理好きを唸らせたオーブントースターの機能とは

まずお話を聞いたのは、オーブントースターのこと。

スチーム機能のあるトースターに以前から興味を持っていたという裕美さん。

「以前、パン作りにハマったことがあるのですが、霧吹きをかけたりする手間がかかるわりには、あんまり上手にできなくて。スチーム機能があるとどんなふうに焼けるんだろうと思っていました」(裕美さん)

オーブントースターが届いて、初めに試してみたのがパンのリベイクで、クロワッサンのザックザクとした焼き上がりにびっくりしたとか。

このオーブントースターは、スチーム・熱風を切り替えて、自分好みの加減にパンを焼くこともできますし、「トースト2枚」「トースト4枚」「ピザ」「グラタン」などの焼き加減をお任せできる「オート調理」機能がついています。

「ガスオーブンがあるので、買うならいろいろ機能がついたトースターじゃなくてもいいかなと思っていたけど、こんなに便利なんですね」と裕美さん。

特に気に入ったのが、「惣菜温め」の機能だとか。

「電子レンジだとどうしてもべちゃっとなってしまうけど、温め直してもおいしく食べられるのはいいですね」(智彦さん)

「オート調理」機能は、「惣菜温め」のほかに「唐揚げ」の温め直しにも使えます。

この日、用意してくれていたのはグラタン。奥行きがあるので、大きなグラタン皿もすっぽりと入ります。オーブントースターから引き出された大好物に、お子さんたちもうれしそう。

「レシピブックに載っていた唐揚げやクッキー、プリンなど、子どもたちが好きそうな料理も作ってみたいですね」(裕美さん)

料理ができあがると、カモメの鳴き声でお知らせ。お子さんたちはオーブントースターにかけよって大盛り上がり。

これ1台で何でもできちゃう万能選手。60度なら甘酒も作れる

そして、グリルパンではロールキャベツづくりに挑戦。ふたを開けると、湯気とともにいい香りが立ちのぼります。

このグリルパンは、1台でロールキャベツのような煮込み料理だけでなく、炒め物、焼き魚、パスタ、スイーツまで作れてしまう優れもの。

温度は60〜230℃まで調節可能で、「LOW」「MID」「HIGH」とさらに細かく加減を変えることができます。

「60度だと、甘酒も作るのにちょうどいいですね」とワークショップを開くほど発酵食品に精通している裕美さんは話します。

「甘酒は炊飯器でも作れますが、温度が高めでフタを開けっぱなしにしておく必要があるので、『雑菌が入りそう』といやがる生徒さんもいます。でもこれならフタもできるし衛生面でも合格ですね」(裕美さん)

智彦さんは、使い勝手の良さに太鼓判を押してくれました。

「うちはコンロ3つとガスオーブンを全部使うなんてことがザラにあって、鍋が順番待ちをするので時間もかかる。そんなときに、コンセントで場所を選ばずに使えるグリルパンがあるのは助かりますね」(智彦さん)

火力にこだわる智彦さんですが、「火じゃないことのメリット」も感じたとか。数日前、テールスープを作ったときには、煮込んでいる間に家事をしたり子どもたちと遊んだり。火を使っているときは、その場を離れることはできません。

いまは夫婦2人ともリモートワークなので、「朝ごはんと同時に仕込んで、放っておけば、お昼ごはんができているので助かる」とのこと。

さらに、「鍋ごとテーブルでサーブできるので、見栄えのする“男の料理”にはぴったりだと思います。デザインもシンプルでわが家になじむ感じで好きですね。僕らはけっこう物選びにはこだわるほうですけど、オーブントースターも含め、かなりいいです」と智彦さん。

熱くなりにくい設計や、本体から取り外しができるコンセントは、お子さんのいるご家庭でも安心。また、鍋はIH調理器にも対応しているので、食卓に小型のIHコンロを置いて保温しながら食事、といった使い方もできます。

家族の健康を守り、子どもたちの成長を感じる「食」のストーリー

香川家の皆さんは、食べることがとにかく大好き。と同時に、食べることをとても大切にしています

食べることの大切さを痛感したきっかけとなったのは、以前、智彦さんが体を壊してしまったこと。

「それまで私は料理が全然できなくて、食事は外食か、お惣菜を買うか、夫が作るかの三択でした」と裕美さん。智彦さんのためにちゃんとしたものを作ってあげたくて、料理を学び、いまでは発酵食品のワークショップを開くまでに。

「いまでも外食は好きですが、やっぱり家でみんなとテーブルを囲んで食べたほうがおいしいし、楽しいし、落ち着きます」(裕美さん)

また、今回2つのKamomeが仲間入りしたことで、新たな発見があったとか。

「付属のレシピブックを見ながら、子どもたちが『これが食べたい』『これがおいしそう』と教えてくれることで、子どもたちの興味がどんどん広がっていることに気づくことができました」(裕美さん)

食べることを通じて、家族の健康を守り、子どもたちの成長を感じる。そんな香川家の食のシーンに、Kamomeの愛着家電は慣れ親しみ、深く心引かれる家族のような存在になっていくことでしょう。

みなさんもぜひ愛着の持てる調理家電で、豊かな食のストーリーを作ってみませんか?

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Photographed by 千葉顕弥
Text by 大森りえ

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