個人的なスタイルなんですが、なるべくキャンプに行ったときに、現地で物を買い足したくないんです。
部屋の中でしまう場所も決まっていますし、積み込みのバランスも崩れちゃいますしね。でも、忘れ物をしちゃうこともしばしば。
僕の場合はトングを忘れることが多く、実際に現地調達したトングが何本か溜まってしまって……。
重なったトングが目につくたびにちょっとした罪悪感を感じることもあり、ちゃんとした一本だけにしようと決意しました。
重いモノをつかんでもヘタらない耐久性
安いトングあるあるなんですが、重い薪をつかんだ時に力を入れると簡単に曲がってしまうんです。その結果、常に閉じた状態になったり、先端がズレてかみ合わなくなったり。
テンマクデザインの「キングトング」はバネの部分がM字で、ヘタりづらいのが売り。薪を扱っていても曲がりそうになる感触もなく、雑に使えてよい感じです。
太いのも細いのもがっちりホールド
先端部分のギザギザはもちろんですが、先端に爪がついており、ここに薪を乗せるようにして掴むことで、余計な力を入れずともがっちりと保持してくれます。
なんだったら握らなくても薪を保持できるんです。必要な握力も普通のトングより少なくすむのも長持ちする秘訣かもしれませんね。
トング自体が曲がりづらいので、先端のかみ合わせもしっかりしています。
細い串なんかもラクにつかめますよ。座ったまま周りの小枝を拾って継ぎ足しもできますし、着火剤奥に入れたいなーってときも細かく作業できます。
実はそんなに高くない
店頭でもひっそりと控えめに置いてあることが多く、見つけるのに時間がかかることも。
ただ、ブランドサイトに書かれているお値段はなんと990円(税抜)です。こっちまで控えめなのは嬉しいところ。
実際、普通のトングと同じくらいの値段なんですよ。なんだったらちょっと安いくらい。
「普通のトングと同じ値段で良いもののわけがない」という思考に陥った結果、購入するまでちょっと時間かかりました。
自分に合った長さを
僕のはノーマルタイプのキングトングで約39cmです。馴染みのあるサイズ感ですね。一般的に薪や炭を扱うトングならこのサイズじゃないでしょうか。
他にロングバージョン、ショートバージョンもあります。小さい焚火台のソロキャン派ならショートサイズが最適だと思います。焚火の周りをテーブルで囲うスタイルならロングもありかな。
持ち手に革やロープを巻くカスタムをしている人も多いので、ちょっとやってみたいな~とも思っています。愛着沸きますよね。
テンマクデザインはテントの「サーカス」シリーズや、ソロのさんかくテントの「パンダ」。タープの「ムササビタープ」など、有名ギアがいくつも出てますが、このひっそりとした“王様”もいい仕事をします。
「トング忘れたから現地で買えばいっか」から脱却して、こだわりの一本に持ち替えましょう。
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