かいサポ

近年、さまざまな機能が搭載されたトースターが登場して注目を集めていますが、基礎知識がないと、何を基準に選べば良いのかわからず困ってしまいますよね。

理想のトースターを選ぶために押さえておきたい基礎知識は、加熱方法(ヒーター)の違いや、トースターの種類や機能による焼き上がり、内部の広さなどです。

やや専門的な部分もありますので、今回は家電ライターとしてご活躍中の秋葉けんたさんにご協力いただき、基礎知識から順番に解説しています。

記事の最後では、おすすめのトースターをご紹介していますのでぜひ購入の参考にしてみてくださいね。

■監修者

秋葉けんたさんのイメージ

秋葉けんたさん
編集プロダクションマイカに所属。雑誌や専門誌のライターとして活躍。 家電やIT全般の執筆を得意とし、書籍、新聞、業界誌やWebコンテンツ、オウンドメディアなど多方面にコンテンツを提供。

■ 目次

トースターを選ぶポイント
①加熱方法(ヒーター)

②トースターの種類
-    オーブン式
-    ポップアップ式
-    ホットサンドメーカー

③トースターの機能
-    スチーム
-    過熱水蒸気
-    コンベクション

④トースターのサイズ(内部の広さ)
-    1人〜2人暮らし用サイズ
-    3人以上用サイズ

⑤その他トースター選びで重視しておきたいこと
-    大きさ
-    掃除のしやすさ
-    調理モードがあるか

人気メーカーの特徴
-    バルミューダ
-    アラジン
-    パナソニック
-    シャープ
-    アイリスオーヤマ
-    三菱

おすすめのトースター
-    【トースターのおすすめ】コスパで選びたい人に
-    【トースターのおすすめ】焼き上がりを追求する人に
-    【トースターのおすすめ】幅広く調理を楽しみたい人に

まとめ

トースターを選ぶポイント

理想のトースターを選ぶには、どのような種類や機能があって、それらが調理にどのような影響を与えるのかを知ることが重要です。まずは、トースターの基礎知識から順番に見ていきましょう。

①加熱方法(ヒーター)

トースターの主な加熱方法は、電熱式、遠赤外線、遠赤グラファイトの3つとなりますが、この加熱方法によって焼き上がりが異なります。それぞれの特徴を簡単に見ていきましょう。

<電熱式ヒーター>
電熱線を石英管で覆い、熱を発生させるタイプです。「石英管ヒーター」とも呼びます。最も基本的かつ、この加熱方法を採用しているトースターは価格が安い傾向があります。

<遠赤外線ヒーター>
遠赤外線を用いることで、食材のうまみを引き出しながらじっくりあたためることができます。トーストのほか、ピザなどをあたためにも適しています。さらに近赤外線・遠赤外線のダブルヒーターが、メニューに合わせて自動制御してくれるトースターもあります。

<遠赤グラファイトヒーター>
こちらも遠赤外線を用いた加熱方法ですが、通常の遠赤外線よりも発熱が高く、食品の中に水分を閉じ込めますので、中はふっくら、外側はカリッと香ばしく仕上げることができます。また、短時間で調理できますので、時間のない朝などは、強い味方になってくれるでしょう。

②トースターの種類

次にトースターの種類を見ていきましょう。主には、オーブン式、ポップアップ式、ホットサンドメーカーの3種類となりますが、パンのみが焼ければよいのか、または別の料理にも活用したいのかによってトースターの種類を選ぶことができるでしょう。

<オーブン式>

一般的にイメージされるオーブントースター。ラインナップも豊富で、自分のニーズに合わせた選択が可能です。食パンだけでなく、グラタン・ピザ・クッキーなども焼くことができます。庫内が広いタイプを選べば、大きめのグラタン皿などもしっかり入ります。

<ポップアップ式>

食パンをたて方向に入れるタイプの手軽に使えるパン専用トースター。近年では食パンだけでなく、クロワッサンやロールパンが焼けるモデルも登場しています。ヒーターとパンの距離が近いため、短時間での焼き上げが可能です。オーブン式と比較して商品数のラインナップは少なめですが、デザインにこだわった製品が多く、インテリアとしても楽しめます。

<ホットサンドメーカー>

トーストしたパンでホットサンドイッチを手軽に作ることができます。さらにお好み焼やベーコンエッグ、ステーキなども作ることができ、調理した写真はインパクトもあるため人気が高まっています。

③トースターの機能

かつては安価なイメージが強かったトースターですが、そのイメージを大きく変えたのが、2015年に登場したバルミューダの「BALMUDA The Toaster」。この製品は、メーカー独自のスチーム技術と細やかな温度制御によってパンの美味しさを引き出し、まるでパン職人が焼いたかのような食感を実現しました。バルミューダのヒットをきっかけにして、各メーカーもより機能を充実させていますが、調理の質を向上させる機能は次の3つが挙げられます。これらの機能が搭載されたトースターを選べば、きっと満足できるトーストを焼き上げることができるでしょう。

<スチーム>
スチーム機能を使うことで、パンの水分を損なわず、中はふっくら、外はこんがりと焼くことができます。パンだけでなくお惣菜のあたためなおしやピザを焼くときにも便利です。毎回水を入れるなどのひと手間が必要な機種が多いため、購入前に使い勝手を確認することをおすすめします。

<過熱水蒸気>
シャープの「ヘルシオ グリエ」の登場によって一躍脚光を浴びた過熱水蒸気。この機能は、水蒸気に熱を加えることによって余分な脂を落としてくれるため、より美味しくヘルシーに焼き上げたい方におすすめです。

<コンベクション>
一般的な電熱式ヒーターのトースターは、庫内に設置された「熱反射板」によってヒーターから発せられる熱の範囲を広げ、パンを焼きますが、この方法では焼きムラが出やすいことが考えられます。このコンベクション式では、庫内にファンを搭載し、熱を対流させることで焼きムラを防ぎます。さらにオーブンのようにも使えますので、トーストはもちろん、ノンフライ調理、焼き菓子など一定の温度で熱を加えたいメニューにも重宝します。

④トースターのサイズ(内部の広さ)

トースターを選ぶには、まずはサイズを決める必要があります。このサイズによって同時に焼けるトーストの枚数が異なりますので、人数に合わせて、サイズを選ぶとよいでしょう。

<1人〜2人暮らし用サイズ>
一度に焼ける枚数から考えると、コンパクトな2枚焼きのモデルがぴったりです。ただし、ピザやグラタンなどのトースターを使った料理をつくりたい場合は、大型モデルを検討するとよいでしょう。

<3人以上用サイズ>
4枚焼きの大型モデルがおすすめです。奥行きが広がり、ピザのように面積を必要とする調理も楽に行うことができます。

・その他トースター選びで重視しておきたいポイント

<大きさ>
大型モデルの場合、広い設置スペースが必要です。購入前にあらかじめ幅と奥行きのサイズを確認しておきましょう。広い設置スペースは確保できないけれど、一度にたくさんのパンを焼きたい場合は、たて型のトースターを選択肢のひとつに入れましょう。

<掃除のしやすさ>
毎日使うトースターだからこそ、掃除のしやすさは重要なポイントです。庫内や扉にたまってしまったパンくずがキレイにとれず、イライラした経験がある方も多いのでは?パンくずトレイを引き出して掃除できることは、当たり前。扉が外せるタイプや、焼き網をのせる受け棚が外せるタイプ、庫内に障害物がなく手を入れて掃除しやすいタイプなどにも注目です。

<調理モード>
今やトースターはパンを焼くためだけのものではありません。グラタン、ピザ、ホイル焼き、お菓子づくりなど幅広い調理に適した万能アイテム。コンベクションや過熱水蒸気などの機能を持つ「ノンフライ調理」や、各社が今特に力を入れている温め直し機能にも注目。また、火力調節に加え、温度調節機能があるタイプの場合、調理の幅が一気に広がります。

人気メーカーの特徴

・バルミューダ

シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴のバルミューダ。2015年、「BALMUDATheToaster」(バルミューダザトースター)をヒットさせ、トースターブームの火付け役となったメーカーです。

・アラジン

レトロ可愛いグラファイトトースターの販売を機に、多くのファンを生み出したアラジン。本場イタリアのピザ釜をイメージしたトースターは、素早い立ち上がりと高い庫内温度が特徴です。短時間で一気に焼き上げる機能性が注目すべきポイントです。

・パナソニック

オリジナルの遠近赤外線&高火力で「外をこんがり、中をあたため」を実現したパナソニック。メニューに合わせて3本のヒーターが独自制御。最新アイテムでは、食パンの厚みに合わせて7200通りの温度制御を行うコースを搭載。冷凍パンや冷凍ピザもボタンひとつでおいしく加熱します。

・シャープ

「過熱水蒸気」機能のパイオニアともいえるシャープ。トースターとオーブンレンジの機能が一台にまとまったことで、キッチンスペースもすっきり。ノンフライ調理機能やモーニングセットの同時調理など、最新機能が搭載され、ますます便利になってきています。

・アイリスオーヤマ

シンプルなデザインながら、必要な機能をしっかり押さえたアイテムが多い、アイリスオーヤマ。遠赤外線ヒーターやスチーム機能を搭載したタイプから、必要最低限の機能を入れたリーズナブルなタイプまで、好みに合わせて選ぶことが可能です。

・三菱

全く新しいタイプの1枚焼きトースターを販売した三菱。プレート全体がヒーターのため、ムラなく耳までおいしい絶品トーストを焼くことができます。一度に1枚しか焼けない新ジャンルを開拓し、話題性の高さからも大ヒット中のアイテムです。

おすすめのトースター

なお、以下の表示価格は変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

・【トースターのおすすめ】コスパで選びたい人に

●アイリスオーヤマ オーブントースター EOT-012

Image: Amazon.co.jp

最大1,000Wの火力、3段階切替ヒーター、15分タイマーと、必要な機能をしっかり搭載しつつ、リーズナブルな価格が特徴のオーブントースター。シンプルなデザインは、どのようなキッチンにもなじみます。スライド式のパンくずトレイのほか、受け皿もついているため、パンだけでなく油が出やすいピザを焼くにも便利です。

加熱方式 ヒーター
一度に焼ける枚数 2枚
温度調節機能 あり ヒーター切替3段階:弱(下ヒーター)・中(上ヒーター)・強(上下ヒーター)
掃除のしやすさ パンくずトレイ、受け皿

●ツインバード スリムポップアップトースター TS-D404

Image: Amazon.co.jp

高さ240mmまでの山型パンが焼けるポップアップトースター。本体がスリム(約110×370×210 mm)のため、キッチンが狭く置き場所に困っている方にもおすすめです。焼き色調節ダイヤルや+30秒の追加焼き機能があり、自分好みに焼くことが可能。冷凍保存したパンもO Kながら、リーズナブルな価格なのでコストパフォーマンスにも満足できます。

加熱方式 ヒーター マイカ式
一度に焼ける枚数 2枚(山形パンは1枚)
温度調節機能 焼き色調整あり
掃除のしやすさ くず受け付き

・【トースターのおすすめ】焼き上がりを追求する人に

●デロンギ ディスティンタコレクション EOI407J-CP

Image: Amazon.co.jp

トースターの使いやすさと、本格オーブンの機能を持ち合わせたディスティンタコレクション。電力も旧モデル11,00Wから1,200Wにパワーアップ。コンパクトサイズ(8.5L)ながら、細かな温度設定ができるため、オーブン調理にも活躍。
調理機能はオーブン、グリル、保温の3つ。45分のタイマー付きです。スタイリッシュなデザインは、デロンギならでは。同コンセプトモデルの「電気ケトル KBI1200J」「ドリップコーヒーメーカー ICMI011J」を合わせて使うことで、キッチンにスタイリッシュ感が生まれます。

加熱方式 上下ヒーター
一度に焼ける枚数 4枚
温度調節機能 あり 120~220
掃除のしやすさ くず受け

●三菱 ブレッドオーブン TO-ST1

Image: Amazon.co.jp

木目調の本体天面、レトロブラウンの本体側面とそのままダイニングテーブルに置くことができる高いデザイン性が特徴のブレッドオープン。食パン1枚焼き専用にこだわり、焼き立て食パンのおいしさを追求しています。「上下フラットヒーター」と「多層断熱」の仕組みで熱をムラなく食パンに伝えます。水分を逃さないプレート加熱方式とセンシング技術による、繊細な温度管理も特徴のひとつ。

さらにトースト、冷凍トースト、トッピングトースト、フレンチトーストと4種類の調理が選択可能。特におすすめしたいのは、プレート加熱方式の力を存分に発揮したフレンチトーストです。焼き色は5種類から選択、焼き足りないときには延長もO Kです。

加熱方式 上下フラットヒーター・プレート加熱方式
一度に焼ける枚数 1枚(4〜8枚切り)
温度調節機能 焼き色選択(5段階)
掃除のしやすさ 拭くだけでOKのプレート

●シャープ ヘルシオ グリエレンジ ホワイト AX-HR2-W

Image: Amazon.co.jp

ヘルシオグリエの過熱水蒸気+レンジ機能が一台にまとまっているため、スペースをとりません。過熱水蒸気のチカラで、焼き立てのパンのような美味しさを味わえます。また、横幅265mmの庫内は、コンビニの弁当や23cmの本格ピザ、マグカップなどのあたためにも対応。レンジの加熱は「絶対湿度センサー」にお任せ。容器の重さに左右されることなく、食品をあたためることができます。

加熱方式 過熱水蒸気
一度に焼ける枚数 2枚
温度調節機能 あり パワー3段階(弱・中・強)
掃除のしやすさ つゆ、パンくず受け

【トースターのおすすめ】幅広く調理を楽しみたい人に

●バルミューダ K05A (新) K01E (旧)

Image: Amazon.co.jp

高価格帯トースターのパイオニアともいえるバルミューダ。2020年9月24日、BALMUDA The Toasterの最新版「K05A」が発売されました。旧バージョンであるK01Eとの違いは、温度制御の見直しと網やボイラーカバー、取手の形状変更。より美味しさ、使いやすさを追求しています。
スチームを使用する「トースト/チーズトースト/フランスパン/クロワッサン」のモードと、スチームを使用しない「クラシック」のモードを搭載。キッチンとの相性を考え選ばれた新色のベージュも、要チェックです。

加熱方式 ヒーター/スチーム
一度に焼ける枚数 2枚
温度調節機能 あり 170℃/200℃/230℃
掃除のしやすさ 焼きアミ、ボイラーカバー、給水パイプ、パンくずトレイは取り外し可能

●アラジン グラファイトグリル&トースター AGT-G13AG

Image: Amazon.co.jp

本場イタリアのピザ釜をイメージして誕生した、アラジンのグラファイトグリル&トースター。従来のアラジン、石英管式トースター(GET-QP86N)と比べると、おいしさ約22%アップ。付属のグリルパンを使うことで、料理の幅が大きく広がります。焼く、煮る、蒸す、炊く、温め、オーブン料理、油を使用しないヘルシー料理が楽しめます。

加熱方式 上 グラファイトヒーター 下 石英管ヒーター
一度に焼ける枚数 4枚
温度調節機能 あり 100℃~280℃
掃除のしやすさ ステンレス製でお手入れしやすい

●パナソニック トースターコンパクトオーブン NB-DT52

Image: Amazon.co.jp

温度制御はなんと7,200通り。遠近赤外線ダブル加熱の力で、表面はこんがり、中はしっとりを実現。食パンの厚みに合わせた自動焼き上げや、冷凍パン・ピザに対応した冷凍ボタンなど、細かな機能も充実。オートキーが充実しているため、失敗知らず。オーブン調理も予熱不要です。

加熱方式 上 遠赤外線、近赤外線(ダブル加熱) 下 遠赤外線
一度に焼ける枚数 2枚
温度調節機能 あり 120~260℃(8段階)
掃除のしやすさ パンくずトレイ

まとめ

リーズナブルな印象が強かったトースターですが、最近では「いつものトーストをおいしく焼き上げる」ことに加え「丁寧な暮らし」をしたいとのニーズと合致し、高価格帯のモデルが増えています。内部の広さ、一度に焼きたい枚数、予算など、自分にとって必要な機能・条件を整理して選んでみましょう。

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