岩澤

岩澤

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リビングにぶら下がったハンモック、家の中と外をゆるやかに繋ぐ大きなデッキ、生活のいたるところに取り入れられたアウトドアギア……。

最近は頻度が減ったものの、だいたい月に2度はキャンプに行くという沼田さんのお家には、長年に渡って培ってきたキャンプ愛が随所に散りばめられています。

そんな沼田さんに今回ご紹介してもらったのは、ソロキャンプのスタメンたち。

アウトドアギアを選ぶときの基準は、“丈夫で信頼できるブランドの製品である”こと。安価なものは選ばずに、その道の大元と言われているブランドのアイテムを選ぶようにしているんだとか。

さらにソロキャンプのときには、バイクの積み荷に載せられるような、軽くて持ち運びしやすいものであることが条件に加わります。

そんな観点から、キャンプに必須の「食う」「寝る」「焚き火」、それぞれのシーンで活躍する定番のアイテムをご紹介いただきましたよ。

「食う」

キャンプの定番・trangia(トランギア)の「ストームクッカー」セット

沼田さんがキャンプで一番よく使っているというのが、トランギアの「ストームクッカーS・ウルトラライト」

「ストームクッカー」は「メスティン」でおなじみのブランド・トランギアのフラッグシップモデルともいえるクッカーセットで、シンプルな構造ゆえに、10年以上使っても壊れる気配がないという頼れる存在です。

このクッカーで、パスタなどを茹でて食べることが多いそう。

セット内容はアルコールバーナー、クッカーとハンドル、ケトル(別売り)、そしてゴトク兼ウインドシールド(風防)。

沼田さんはそこに、ユニフレームの焼き網とオリーブオイル、醤油をひとつにまとめてキャンプに持って行っているといいます。

コーヒーを淹れるための「sosogu_」

そしてもうひとつ「ストームクッカー」に入れて持って行っているというのが、ケトルの注ぎ口につけるアタッチメント。(写真右下)

「やかんでお湯を沸かしてコーヒーを淹れるときに、注ぎ口が細くないとうまく淹れられないじゃないですか。

だけどこれがあれば、やかんでも注ぎ口が細くなってコーヒーを淹れられるようになるんです。

コーヒー用に別のケトルを持っていかなくてよくなったから、装備が軽くなりましたね」

こちらはsosogu_という商品で、いろいろな口のサイズに合わせて、いくつか種類が展開されているそう。

LODGE(ロッジ)のひとり用スキレットとダッチオーブン

「ストームクッカー」の代わりに持って行くことがあるというのが、ロッジのスキレットとダッチオーブンのセット。

元は別々に販売されている商品ですが、持ち運ぶときには、ダッチオーブンの蓋にスキレットを挟んで収納。コンパクトにまとまるので、ソロキャンプでもかさばりません。

6インチ(15.24cm)だというダッチオーブンは、ひとり分のお米を炊くのにぴったりなんだそう。(「ロッジ キャンプオーヴン 6インチ L6CO3」 ※現在は廃盤)

ダッチオーブンで米を炊いたり汁物をつくったりして、その横でスキレットを使って焼き物をつくっています。

お米は「ななつぼし 賀集 野営米」がおすすめ

煮る、焼く、蒸す、いろいろな用途に適した「ストームクッカー」に比べ、ダッチオーブンのセットはキャンプ場でお米を食べたいときや、朝食にベーコンや目玉焼きをワイルドに焼きたいときなんかにもってこい。

10年ほど使っているというこちら、長持ちさせるポイントは「洗い物を溜めておかない」こと。

特にダッチオーブンは炊いたお米を一晩そのままにしておくとサビができてしまうので、その日のうちのお手入れが必須なんだとか。

4w1hのホットサンドメーカー

そして今年の春、新しく沼田さんのキャンプ道具に加わったのが、昨今人気のホットサンドメーカーから、パン1枚で一人前のホットサンドをつくれるもの。

新潟は燕三条でものづくりをしている4w1hの「ホットサンドソロ」です。

パンを2枚使ったホットサンドはひとりだとちょっと重たいんですが、これならすごくちょうどいいサイズなんです。

Photographed by Shohei Noguchi

広いウッドデッキがある沼田さんのお宅では、過ごしやすい気温の休日には外でお酒を飲むのが定番。

そんな贅沢なおうち時間にも、このホットサンドメーカーが活躍するんだそう。

「寝る」

GOLITE(ゴーライト)のテントとIntegral Design(インテグラルデザイン)のタープ

沼田さんがソロキャンプにいつも持って行くのは、GOLITEの「シャングリラ3」という高さ170cmほどのワンポールテント。(現在は廃盤)

本来は黄色が一般的なモデルですが、こちらはモスグリーンのナチュラルなカラー。

こちらも10年以上連れ添っている相棒で、インテグラルデザインの「シルウイング」のタープと組み合わせて使うのが沼田さんの定番です。

どちらも軽くてコンパクトになるため、ソロキャンプにはもってこい。

GOLITEの「シャングリラ3」は、ワンポールテントの走りででてきたモデルなんです。

大きいテントなら中で動ける楽さもあると思うんだけれど、僕はひとりのときはコンパクトな方が好きで、これを使っています。

構造が簡単だから壊れにくいし、設営撤収もすごく楽なんですよ。

一見倒れやすそうに思えるワンポールテントですが、風に対してはすごく強く、これまでに倒れてしまったことは一度もないんだそう。

ただし、ペグを打てる場所でないと建てられず、つくったあとに場所を決めて移動させたりすることはできないので要注意。

焚き火

Belmont(ベルモント)の焚き火台

そして、キャンプの夜を一層盛り上げてくれる大事な存在が「焚き火」。

ベルモントの「tabi」という焚き火台が、ソロキャンプにもってこいなんだそう。

折りたたみ時にはコンパクトに、組み立てればあっという間に焚き火台が完成します。

焚き火とセットで使うFEUERHAND(フュアーハンド)のランタン

そんな焚き火台とセットで使っているというのが、120年以上の歴史を誇るドイツ発のブランドフュアーハンドの「ハリケーンランタン」

中でもお気に入りのトリコロールカラーのランタンは、7、8年前に偶然見つけて購入したもの。多くのキャンパーたちが愛用する人気のブランドですが、この色のものはなかなかのレアなんだとか。

メインの明かりは利便性を重視してゴールゼロのLEDランタンを使っているんですが、フュアーハンドの灯油ランタンも毎回持っていっています。

やっぱり焚き火のときは雰囲気が大事だから、リアルな火が欲しくなるんですよね。

身軽な装備で大人のソロキャンプに出かけてみては?

Photographed by Shohei Noguchi

重たい荷物を抱えていくことを考えると、億劫に感じてしまうキャンプ。それは撤収や帰るときのことを考えると余計に。

だけど沼田さんがこんなにもフットワーク軽くキャンプを楽しめているのは、丈夫で機能的な相棒たちがいることも大きな要因のはず。

とっておきの頼れるアウトドアギアを揃えれば、さくっと1人でキャンプを楽しむ、贅沢な週末も叶えられそうです。

Photographed by 沼田裕進

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岩澤

好きなものはグレッチのギター、しめ鯖、アンセーニュ・ダングル、ジャックパーセル、『新世紀エヴァンゲリオン』、本屋さんに置いてあるジャンク品。

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