じっくりと使い込んで感じたことを元に記事を書きたいと思っているのですが、2〜3年使っているお気に入りのアイテムを調べてみると、すでに発売されていないことも多々あります。
新しいモノに買い替えましょう、と言われているような気になってしまいます。定番がしっかり尊ばれるようにしていかないとなりませんね。
しかし、そんな心配が無用のザ・定番のアイテムも多数あります。
PORTERのタンカーという定番
そんなザ、定番の中のひとつで、私が長年愛用しているのが、PORTER(ポーター)のTANKER(タンカー)ウォレット。
アメリカ空軍のフライトジャケット、MA-1をモチーフにしたボンディング素材のバッグシリーズとして、1983年にリリースされています。
デザインや縫製のクオリティの高さで、今や世界中にファンを持つ大定番となりました。
吉田カバンのサイトでは、制作の動画も公開されていて、プロの縫製の様子を見ることができますよ。
本家のMA-1よりも長生きするんじゃないかなぁ、とさえ思います。
タンカーシリーズには現在は60以上のアイテムがあり、私も数アイテム愛用しています。
経年変化がデザインされているウォレット
タンカーシリーズには3タイプのウォレットがありますが、私が使用しているのは2つ折りのタイプです。
昨年細部を見直してシリーズがリニューアルされてから、裏地に使われているレスキューオレンジの巾着がオマケとして付属します。
カラーはブラック・セージグリーン・シルバーグレー3色展開。
ファスナーやリングなどの金具類は、経年変化が表れるように、あえて塗装が剥がれるようにしているということです。
ナイロン製は革製に比べて長年の使用感が表れ難いですが、タンカーシリーズは金属パーツに時間が刻まれていきます。
ジッパーの遊び心
裏面ポケット、札入れ、コイン入れの3箇所がジッパーになっていますが、3箇所とも作りを変えてあります。
裏面ポケットは前出の写真にあるように、MA-1オマージュの必要以上に頑丈で装飾的なものです。
札入れは、お札やレシートなど紙類が挟まらない、緻密なプラ製のジッパーです。
そしてコイン入れはベルクロを使った面ファスナー。
分かる人だけ気が付く遊び心であり、適材適所で機能的でもあり気に入っています。
使い心地はもちろんのこと
このタンカーウォレットには、用途が明確になっていない3種類のポケットがあります。
まずは、メインのお札入れの手前にある、もう1つの札入れのようなポケット。
領収書、診察券、昼に飲む薬、ポイントカードなど、なんでも入る万能なスペースです。
2つ目は、カード入れの下にある奥行きが深いポケット。
マイナンバーカードなど、滅多に使わないけど持ち歩きたいカードを収納するのにぴったりです。
3つ目のポケット裏側の頑丈な金属ジッパー付きポケット。
交通系ICカードを入れて、そのままタッチするのがオススメです。
3箇所、明確な使い道を提案されてないポケットなので、愛用しているユーザーならではの使い方がたくさん存在しているのでしょう。
まさに私の定番
最初に入手したのは90年代です。
その後、ビジネスでナイロンウォレットはないかなぁ、という歳になって革製品に変えました。
そして2015年、仕事も変わってまたタンカーのウォレットに戻り、その年に出た限定のアニバーサリーモデルを入手しました。
そして今年、私としては3代目を入手しました、もうウォレットはこれで良いのです。
こだわりのアップデートは歓迎しますが、作り続けていただきたい。
これからも多くの人に使って欲しい
これが、ナイロン素材の2つ折りウォレットの基準だと思っています、納得の使い心地ですよ。
この基準が1万円で購入できます、ぜひ1度は使ってみてください。
プレゼントにも最適なアイテムです、タンカーシリーズは年齢を選ばないので、贈るのも、贈られるのも最高に嬉しいですね。
すでにお気に入りのウォレットがある人には別ですが、まだウォレットが定まっていない方にはプレゼントしてみてください。
すぐに気に入って、定番になってくれるはずですよ。
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